情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[問われれば、遊戯の顛末を語り、
参加したものたちが宴に招かれているとも教える。
地上へ戻るにも、どこへ行くというのにも、
案内の小蛇をつけるだろう。]
遊戯は終了した。
君にも、餞別までとはいかずとも、
なにかひとつくらい願いを聞いてもいいよ。
[そんな風に、機嫌よく告げる。]
— 古城 —
───…
[紅の翼を広げる。
帰還の時。後見する若き吸血鬼達を連れ、
宴の城から、私達の世界、私達の惑いの森へ]
……ふ
[楽しかったよ、と囁いた]
翼を捥がれれば、どれほど日々を快く過ごせるだろう
本当に、心惹かれるのだ。愛しい乱鴉の
なれど
[種火を撒いた。
結束固き闘族に、
滅びの魔獣に、
親なき者達、罪人達に。宴に集いし者達に]
まだ、足りない
私達は強欲───この世のすべてが、欲しいのだよ
[破滅の淵を望む猛禽は、やさしく笑んだ**]
[タクマ、と名を呼んだ彼女の顔が少し赤くなっているように見えて、
自分まで、何故だか胸がどきりとしたように思えた。
指切り、という彼女の方へ、小指を立てて手を差し出す。]
約束、だな。
ローリエ。
[小指と小指を絡めあって、幾度か振る。
この感触は、きっといつまでたっても忘れないだろう。]
[白紗の中から優美に歩み出す白絽侯に一礼する。
頬に伸ばされた指には、わずかに緊張を走らせるものの、そこに怯えはなく、こちらも敬意をこめた不動で応えた。
知りたかったもろもろの事柄について聞き、安堵の色を示す。
機嫌良くつけ加えられた褒美には、そっと微笑んだ。]
随分と親身になっていただき、充分に報われています。
― 出立の日・鴉の巣 ―
[宝玉の杖を振り拍子を取り、
気に入りの交響曲の一節を口遊む。
今日は城を出立し我が家に戻る日ではあるが、
血子は別れの挨拶をしておきたい相手がいると言い、
許しを願い出たので、許可して今は不在だ。
そんな他愛ない我儘を許すのは、
後で折檻する愉しみの為と、
血子の心許した笑顔を見る為。
自分の城に戻ったらどんなふうにアルビンを可愛がろうか……
そんな夢想に唇を綻ばせた。]
― 宴の終わり ―
我が主よ。
俺は今後どうするかという貴方の問いに、まだ答えていませんでした。
今回の試練で、俺の独立が認められた訳ですが。
[一度切って、血親の顔を見上げる]
……認められたのは主に、注意力、知恵、腕力であって、
俺にはまだ足りない物が数多いと思います。
何より、俺は今まで吸血鬼の全てを拒否して、多くを学ぶ機会を逃してきました。
慣習の事、己の能力、血族の事、俺が知るべきことはまだあると思います。
……ところで我が主。
我が主のお城には、影の侍従や命令に服従する下僕は数多いですが、
それなりに力があって利口で躾が出来ていて忠実な近習は、まだいないと思います。
つきましては、我が主、後々は右腕になりそうな近習をひとり雇いませんか?
お代は「知識」で結構です。
彼は学習意欲がありますし、貴方の性癖も嗜好も理解していますし、
貴方に忠実で、酷くされるのも好きですし、
なにより、貴方を愛していますし、
その……閨の供も……出来ます。
お買い得物件だと思うのですが。
[そして、愛しい紅の梟。
手を伸ばし続けて、手に入らぬ、麗しの紅榴石。]
ああ、梟殿。
私の求愛を受けて下さらない貴方が悪いのだからね。
[ククッと喉を鳴らし、
その底知れぬ貪欲を僅かにも満たす為、
上機嫌で次なる企てを練り始めた。*]
ゆーびきった!
[次にローレルがタクマさんと出会うのは、いつになるでしょうか。
絵本作家になるまで、何年かかるかは分かりません。
本が出るまで、どれだけの日々が必要となるか、分かりません。
ローレルがひとりぼっちになるまで、何十年かかるか分かりません。]
[指を切って、ローレルは空を仰ぎました。
青空か、深い夜か、黄昏の空か。
どれであったとしても、ローレルは笑いました。
こんなに寂しくなくて、あたたかくて、
次が楽しみなお別れはない、と思いました。**]
— 十数年後・惑いの森 —
長い雌伏だったな、タクマ──そしてセルウィンよ
評議会の「良識派」の連中も、最早貴方達には構うまい
[紅の梟は優美に組んだ脚を降ろし、
立ち上がって若き吸血鬼達に祝福の抱擁を与えた]
今宵をもって被後見身分を解き、独立したと宣す
旅に出ると言ったか?貴方達の歩む夜に、夜梟の導きを
───…
だけどね
[少しだけ、視線を外して息を吸い、
繕うような常の微笑*]
後見人でなかろうとも、 何かあれば頼るがいい
貴方達の部屋は残しておくのだからね
― 大広間 ―
[白絽侯の遣わした小蛇に案内され、大広間での集いに連なる。
自力で脱出を果たしたというアルビンとツェーザルを言祝いだ。]
血の枯渇を乗り越えて、諦めず、脱出が不可能ではないことを示してくれた。
のみならず──自分だけで一目散に城を離れることもしなかったと聞く。
危機の中での行動は、偽わりなき性根を示す。
おれは尊敬するぞ。
― 宴の終わり>>417 ―
[まっすぐ視線を向けてくる血子を暫し見つめて]
ふむ。
ならば、雇わないという選択はないだろう。
[すいと手を伸ばし、その「忠実な近習」を差し招く。]
おいで。
ただの嬲るための隷や愛でられる血子であれば、
不調法も許されようが、
乱鴉の大公の近習となればそう容易くは行かぬ。
お前に施される躾も
これより更に過酷なものとなると知れ。
[険しい声音ながら、実に愉しげな微笑。]
おいは……おいはこれからどうしようかのう。
[広間でこれからの行く末を問われて、少しの間考えこみ]
ソマリが色々教えてくれるち、言うてくれるけえ、しばらくはこん城におると思うんじゃ。
けんど、落ち着いたら、また旅に出るつもりじゃけえ。
おいは旅に生まれて、旅に生きちょう。
どげぇに居心地の良かところでん、ひとつところに留まったら、おいには死ぬのと同じじゃけえ。
[明るくニカリと笑った。]
― 終宴の時 ―
[過酷な遊戯を潜り抜けたものたちが、大広間に集まってそれぞれに楽しんでいる。
自室の鏡にそれを映しながら、ゆるりと寛いでいた。
実に楽しく、身も心も満たされる遊戯であった。
満足の笑みを浮かべて、鏡へと指を伸ばす。
願わくば、彼らにとっても実り多きものであったように。
祝福を示す一文字を鏡の面に指で書き記した。*]
―城門―
[眠る狐は夢は見ない。
唯、穏やかな風と優しい温もりに包まれる。
独りの方が楽だって、賢しら嘯き微笑んで。
彼の本質は変わらない。
唯、今は安らかな白月の元で眠る。
――あなたの愛をくださいと。
告げる想いは霧の中。
唯、静かに、*眠る*]
ありがとうございます!
ガートルート様――
[独立を言い渡されたセルウィンは、お世話になったガートルートに、お辞儀をして笑顔を見せる]
ねえ、タクマ――
君がいる世界はこうも温かくて、美しいのかな。
タクマがいない世界が嘘のようだよ。
僕は君が側にいてくれたら、何もいらないよ。
ずっとずっと一緒にいようね!
[隣にいる最愛の友にそう決意するように笑った*]
[嬉しそうで困ってそうでもある柔らかな毛並みを思わず撫でながら、]
きっと遊びではすまないな。
[この先、それぞれに進む道は違っても、ここで得た経験は夜を生きる力となる。
そう確信して、新たな一歩を歩み出した。***]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新