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[初手の突破の勢いは一気呵成に中央を食い破られる程ではない。──今は未だ。しかし、]
…まずいな。
[待ち構えていた大波が引きずられた前方戦列を押し返し
──広がりながらも保たれていた、
列の中央右の列が崩れるに苦い声を落とす>>153。]
― 学校跡地・公国側橋前 ―
[やや後方、ドーベルニュ隊の背後に魔器と共に出撃の前。
ラウゼンブルグ隊は、騎兵少数、歩兵多数と共にあった。
動きの良い騎兵は、ソマリの方へと回してある。]
こちらは北側へ突破。出来るだけ相手を押さえ込む。
後方の
向こうへ押し込めれば良いが、無理はするな。
[敵砲台に使えればとも思うが、距離の問題もある。
あるいは崩れそうなところに使うかではあるが。]
[きり、と歯を噛んでから、唇を湿らす。押し込まれる訳にいかないが距離を取られすぎても乱戦に持ち込む狙いは果たされない。]
第四騎馬隊、右翼後方から進めたラインを保持するように、
そのまま後ろから押し上げてやれ!
第三騎兵隊は、そのまま前方へ詰めろ!
前陣歩兵部隊との間を空けるな!
[前方が引きずられた分、薄く開いた距離へ指示を向ける。]
──勢いづいた奴らに、食い破られるなよ!
[指示に呼応した騎馬隊が、やや距離の開いた前方へと脚を進める*。]
―南側戦場―
そう簡単にゃ、やらせてくれねェか…。
[薄まった中央が劣勢と見るや、
竜の左右の翼が迅速に折りたたまれてゆく>>169。
乱戦になって、銃の発砲が抑えられているのが幸いだった。
蜂の巣状態になるのを回避できた帝国騎兵が槍を振り回し、
左右から迫る剣の一閃を牽制する。
火薬銃で大きく胸を穿たれ倒れる仲間を横目にしながら、
己を鼓舞するように大きな怒声をあげて、魔法銃を構える者。
殺傷力の弱い空気弾を敵の眼前に撃ち、相手の体制を崩そうとする。
そのタイミングに踏み込む、味方の槍。
…其処彼処での死闘>>170。
鮮血の終わりは、まだ見えない]
今までよくやってくれた。
お前達と、そして死んだ者らの流した血が、
ようやく報われる時が来る。
…これが最後だ。
今一度、お前達の背後に待つ者らを、
軍人とは何かを思い出せ。
――――行くぞ!
[号令の元、ドーベルニュ隊が切り崩した所をさらに押し広げ北への道を開いた。前線近い兵には盾を持たせ、ぶつかり合っても耐えられるようにしながら、歩兵の群れが北側を攻め入らんと進んでいく。]
[広げられた竜の翼は、獅子を呑まんとして詰められる。
側面から撃つ形になれば、陣は些か有利にもなる。
────が。正面への勢い>>177が想定を僅か超えていた。
帝国騎兵の勢いが止まることはない。
これこそはノトカー・ラムスドルフの遺した勇猛であり、
カレル・フォン・ブラオクヴェレの遺した果敢であったか。
獅子の牙に対し、竜の爪が獰猛に振るわれる。
中央は僅か押されて膨らみながら、尚も混戦の只中にある。
遠く、竜の炎>>123が時折獅子らを横撃するも決定打には未だ遠い]
― 中央戦場 ―
思ったよりも釣れてはくれなかったみたいだな。
あちらも随分と粘りが強い。
[誰と当たるか、予測はしきれなかった。竜騎兵隊が動いているのだから、頬の傷をくれた先輩ではないだろう。
ここまでの駆け引きへの対応で浮かんだのは、秘密を共有した旧友の顔よりも]
……敵には回したくなかったのに。
[褐色の肌に、珍しい
曲芸の如き動き>>3:335までしてのけてカレルの刀を退け、その命を奪っていったという猛者。
懐旧が混じり、唇の端が吊り上がる]
― 中央戦場 ―
構わん。第三班、左方から回れ!
[黒鉄の未確認物を目視した時から、切り札を切る許可を求めること>>180は常に頭にあった。
けれど他に使えるのなら、より「勝利」は得やすくなる]
これ以上の警戒は無意味だ。あれは我々を目標にはしていない。
ならば、後生大事にしてる間に圧力を高めて削れ!
[敵から見れば右方>>179に、三度目の波が押し寄せた。
けれどこれは敵の読みと悪い形で重なったようで。>>181]
……そらッ!!!
[ギィン…]
[振るわれた白刃を、銃剣でしかと受け止めた。
火花散る刀身。柄を握る指先に重い衝撃が走る。
…単なる刃の重さだけではない、形容しがたい重みと共に]
― 出撃前 ―
[全ての準備が整えば執務室に戻り、身支度を整える。
少し前に公国より届いた手紙が卓上に広げたままになっていた。
最後の手入れを終えた剣を腰に確かめながら、一枚紙にもう一度視線を落とす。
それからゆっくりと折りたたみ、上衣内側に収めた。
自邸へ宛てた返信は、出撃の直前に通信兵に手渡した。*]
― 戦場北 ―
少し、距離がある。
………見えるか?
[軍議で決めた通り、北側に隊を布陣させ、
騎兵と歩兵の混成軍にて待ち受ける。
自軍から見て戦場左翼、敵軍からは右翼側にあたる。
敵影を捉えたとの報告により正面を見据えるが、まだ少し遠い。
土煙の距離、騎馬が土踏み鳴らす音から、我彼の距離を測る]
………まだだ。
まだ。十分に引き付けろ。
…、全軍突撃構え。
[すらりと剣を引き抜き、その片腕を空に掲げる。
整然と居並ぶ騎兵の間にぴりとした緊張感が伝播するのを感じる。
悪くない、士気は高い。]
――――かかれ!!!
[空を切るように前方に鬨の声を上げ、馬影が一斉に駆けた。
蹄の音が地を打ち鳴らし、がんがんと響く。
軍馬の嘶き。両端が敵軍と衝突したらしいと識ると同時、]
………ジェフロイさん。
[前方、敵陣の先端で指揮を執る敵将の姿。
会わないとは思っていなかった。…が。
無意識、剣を握る指に力が篭った。]
― 南側戦場 ―
[刃の打ち合わされる、高い音>>187
衝撃が同じく、痺れるように指先から腕へと伝わる。
馬駆け抜ける速度でそのまま一度は行き過ぎ、
すぐに手綱を捌いて馬を返した。
目前の懐かしい顔に、目を細める]
おう。そこ通してくれんのか。
[軽口に先に交わされた挨拶を指す]
― 中央戦場 ―
押し返されて、いる!?
[帝国側は、河を背にしている意味で文字通りの背水の陣だ。
拠点を置いていた学校跡に戻るには橋を渡る必要があり、そこを一気に抜けるには、先の奇襲にも近いような動きが必要なのだ。
撤退戦で行うことは不可能に近い]
……クッ。まだこれ以上下げるな!
機動歩兵、この場で持ちこたえろ。
エド、後方と合わせて支えろ!
[剣を引き抜き、天へと向けた。
後方の歩兵隊には自分を苦手とする者も多い。だから必要な時には副官に指揮を任せてこう動くことを決めていた]
第一斑、もう一度出るぞ!
続け!!
[前方へと振り出して、細く開かれた歩兵隊の間の路へと馬を駆る。
少しでも前へと出ればもうそこは敵兵も混じる場所。
甲高い音が響き、横合いから伸びてきた槍を弾く。
剣は間合いは短いが槍よりも小回りが効く。乱戦ではこちらの方が有利となり、敵の喉をザクリと切り裂いた。
右袖にその緋色を点々と散らして、先へと進む*]
[ディークと戦うこと。
場合によっては……師を、この手に掛けること。
不思議と其処に、焦燥や苦痛は無かった。
師匠として今でも敬愛しているし、
頼りになる先輩としての記憶は変わらず色濃い。
親しくしていた度合いから鑑みれば、
確実に、より近しかったと言える友だろう。
けれど――…
やはりそこは、“師匠”だからかも、しれない。
だから他の旧友への感情とは、何か違うものが滲む]
[追いつきたかった。
…追い越したかった。
自分を律し、強くしなやかで逞しく。
周りに気配りの目を向ける器量があり。
なによりも――…生き輝いていた、彼を。
掴めるものなら、掴みたいと。
――、…不意に。
ダーフィトの箱の話を思い出す。
嗚呼。そうだ。
箱の窓から見た景色には、この琥珀の瞳も力強く在ったのだ…と]
──中央戦場──
[隊の運用法には癖がでる。この動きはソマリではなく、恐らく──ジェフロイでもないだろう。心当たりは一人ある。]
適材適所、──用意周到。
[よく口にされていた成句に、もうひとつの印象を付け加えて呟く。]
ったく、天命かね。
勝ち辛い相手が回ってきたもんだ。
[敵に回したくない相手としては同様の優しげな面持ちの旧友の顔が思い浮かぶ。]
あいつの手は、崩しにくいんだが──
顔を拝むとこまでいけっかね。
[もし、対するのがウェルシュであるのなら。遠距離を得意とする懐にもぐりこむのは一苦労しそうだ。と、思いながら]
― 戦場北 ―
[>>191こちらの進軍に動かない公国兵の様は、士気の高さを伺わせる。空に掲げられた白刃の光に目を細めた。極薄く唇が歪む。
ああやはり自分は戦人なのだと思わされる、緊張を薄い膜のように覆う高揚に満たされて、意気は否応なしに上がる。]
はっ、動かないってんなら、このまま喰らいつくせ。
[すらと腰の剣を抜き放った。]
――――突撃せよ!!
[その号令と共に、兵らが駆ける。
>>192走りこんできた公国兵とぶつかりあう音が響く中、
先ほどの剣の持ち主の姿を見止めて、
この場にはどこか不釣合いな薄く淡い笑みを浮かべた。
驚きはもうない。
どこかで会うだろうと思っていたし、生きている気もしていた。]
本当なら一騎打ちといきたいところだが…
そんな場合でもねぇな。
崩れた所に歩兵回れ!
騎兵は魔法弾で奥を狙い打て!
[笑みは消え、唇を引き結ぶと、初撃で崩れそうになった箇所へとすぐさま命令を飛ばす。
互いに譲らぬように、前線の位置はまだ動かない。]
― 南側戦場 ―
土産か…困ったな。菓子は忘れてきたから、
[肩を竦めて軽口を返す。
未だ戦況は若くあり、雷鳴の閃きも見えはしない。
だから未だ口に出せぬものもあるけど、]
…特別訓練メニューでどうだ?
[剣の柄を握り直して、短く微笑う。
ただすぐに笑みの気配は剥がれ落ち、じっと彼を見つめ直して]
特別? へェ。それはまた。
俺は訓練苦手って、知ってるでしょうに。
[揶揄は、過去を真似して。けれど決して同じになりはしない]
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