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わたくしは、夢を叶えに行きます。
わたくしがこの地へ戻る時まで、どうかお元気で。
Marietta=Wolkenstein
[書斎で借りていた交渉術の本の上に乗せたそれは、ほどなく発見されることだろう。
平然と歩き出そうとする娘に、御者は事態が飲み込めないのか、追い縋ろうとする]
『お、お嬢様。どうか早まらないでくだせえ。
まだお若いのに命を粗末にされては――』
あら、わたくし戦争に行って帰って来ましたのに。
この命を粗末にしたら、精霊がお怒りになってしまいますわ。
[仕上げのように髪を払うと、胸元で蒼の光灯す精霊石が揺れた。
先の申し出は、世を儚んだ娘の死出の旅と誤解され、召使ら総出で押し留められそうになった。
そこをお嬢様はそれほど弱くはないと、海を見ればきっと元気付けられるはずと強固に主張し連れ出したのがこの御者である。
御者の本心がどうであったかはわからないが、結論から言えばどちらも騙した形となる]
――ああ、先程「最後」と申しましたね。
きっと、これが「最後」となりますわ。
憧れても届かぬ場所として、遠い海を眺めるのは。
[ごきげんよう、と、最後に貴族らしい一礼をすると。
踵を返し、駆け出していく。
遠く広がる、水平線へ向かって*]
― 後日>>182 >>183 ―
[とてとてと、呼び出された少女は、ラートリーの天幕へと入る。
(もちろん入る前に声をかけている。)]
いえ、大丈夫です。
[小さく首を左右に振って、促されるまま椅子に座った。]
……理由?
理由、ですか?
[問われたことに、きょと、と少女は目を瞬かせて。]
ええと。
幼馴染だから、助けたかった。
それ以上も、それ以下も、ないです。
[ポツポツと。
けれど、しっかりした声音で言葉を紡いだ*]
― とある日 ―
[ 逡巡の果て小さく紡がれた声に>>331彼は笑みを深める ]
やれば、出来るじゃねえか。
[ からかうような言葉の声音はひどく柔らかい ]
ファミーユ…
[ 彼もまた、普段はあまり呼ばぬ呼び方で少女を呼んで、そっと、紅くなった頬を指先でなぞり、囁いた ]
俺は…生涯、お前を護る。俺の愛しいクイーン…**
― コリルス・酒場 ―
だろうな。
[退くわけがない>>324という言葉に間髪入れずに答える。厳しい状況であれ心が折れなければ道は存在する。それを幾多の戦場で体現する自分たち傭兵が否定することはない。]
こんなとき、『蒼海公』と『蒼氷卿』も何もしてくれそうにない。だから立ちあがっとくべきだ。
[止める理由もないし、止める必要もない。ただこの空間にありし得難いものを、あの時彼を呼んだ呼称に間違いはないと感じていく]
……生き延びろよ。例え、死ぬ間際であっても死なんて考えるな。どんだけ強くても死んだらそこで終わりなんだからな。自分から決して終わるなよ
ってのは俺の師の言葉だ。お前にも送っておく。師もお前にならいいっていうだろうからな。
[だからこそ決まる。まだ夜の女神からも報酬をもらっていないことだしな]
ま、死なせる気もねーけどな。
[暗に参戦するということを匂わせる言葉を吐いて、エールを飲み干した*]
― 海精軍拠点:戦いの翌日 ―
う……そ、そうか。
[>>332仏頂面。思い当たる数々の態度に、言葉は詰まる。
けれども。
攫われる直前の如く身を捉えられ、>>333唇に触れられていた手で支えられ。どう身動き取ればいいかも、解らぬまま。]
……言ったが、どうした。
[>>334……あれ? 何か言葉を間違えただろうか?
細められた眼差しに、狩りを行う獣の気配。
……そう言えば。
先の言葉は即ち、報酬に“自分”を含める事は、否定はしておらず。慌てて、解かれた抱擁のどさくさに紛れ、レイピアを取り戻す。]
――――…………。
……や、……やれる物なら、やってみろ。
[ぎゅ、と。久方ぶりに握りしめたレイピアが、今は少し心強い。
やはりまだ、声は力無いが。
……視線だけは、目の前から、逸らす事はなかった*]
― 海精軍拠点:戦いの翌日 ―
[言質はとったなどといちいちいいはしない。彼女>>349は一度口にしたことをたがえるほど器用ではないだろう。]
ああ、他の何かよりも、俺にとってはそれをやるだけの価値がある。
[そのために命を張る戦場に出る。といってもそれはいつものことであり、今更だ。
レイピアを握りながらこちらに視線を反らさないラートリー>>350に言い切って]
― コリルス・酒場 ―
[ ロー・シェンの紡ぐ言葉は>>346そのまま、彼の…彼らの生き様だ。その言葉と、そこに込められた意思を受け取り、彼は目を細め、頷いた ]
ああ、諦めねえさ。
俺は、一人じゃねえんだしな。
[ 護るべきもの、護る意思、そして隣には、盾持つ
―その後―
[父さんを連れて埋葬に向かう道中、父さんのこと、母さんのこと、そして自分のことを話した]
父さんと母さんの出会いについてはボクも正直深くは知らない。
大恋愛だったらしいけどもね。
まぁ、そうでもなければ母さんが真名を預けるわけがない。
母さんの力を手にいれて…、段々と…いろんなものが調子よく入りすぎて、
父さんは変わってしまったんじゃないかな?
[本当にまだ自分が幼い時にはまだやさしい人だったような気もする]
それに死ぬ最後までも、母さんは父さんを愛していたみたいだよ。
[コンラートが驚くならば]
コンラート君も竜と共に歩むものならわかるんじゃないかい?
竜というものは概ね一途なものだ…
[それは自分も、例外ではないことを示しているのは伝わったかどうか]
― とある日 ―
[小さな声でも彼にはきちんと届いたようで。
笑みと共に柔らかい声>>345が私へと届いた。
次いで呼ばれる、普段はあまり口にされない私の名前。
その声と頬に触れる指先に、鼓動が一つ、高く、鳴った]
ジーク ───……
― 内乱終結後 ―
……そう、か。
それなら……フランツ。私には、お前を止める術はない。
[双王女を掲げ割れた国は、外からの侵略で一応の停戦を迎えた。
……尤も、本当に“一応”と言った程度ではあるが。]
「うん、ごめんなさい姉さん。
姉さんもどうにかしようとしてくれていたし、言いだしにくかったんだけど……。」
[中央の屋敷に戻り、弟と話し合う時間を取った。
……結果はやはり、弟には弟の望みがある、と。そんな話で。]
[口の中だけで呟いた言葉は音としてそれを発することはなく、盾を拾い上げてから一歩二歩と退いて]
やることも残ってるからいく。怪我、養生しろよ
[最後にそう投げて退室を告げた*]
「ボクにはヴィシュヌが居る。
……けど、何時まで経っても幼い姿のままだ。これじゃあ、何時騎竜師を名乗れるようになるかも、解りはしない。
跡は、継ごうと思う。
けれども、家の爵位は全て返上して、本家とも離れようと思ってる。」
[騎竜師の家系として王に使えるにも、当主が出られないのではどうしようもない。
それならば、と。父には告げぬまま、弟はずっと独り、考え込んでいたらしい。]
「お爺様もお婆様も、落ち着いたら来るよう言ってくださってるよ。勿論、姉さんも一緒に。
……ボクは、姉さんの愛したローティスの空を見たい。
いつか、コリルスに居るボクの兄さんにも、逢いに行きたい。」
……フランツ……。
[幼体の竜……ヴィシュヌが、フランツの膝に乗る。
風邪を引かぬようしっかりと掛けられた毛布。座るフランツが握るのは、絵筆。
……そう言えば。
この子はずっと、空の絵ばかりを描いていた。]
「だから、姉さん。
……姉さんももう、家の為に戦わなくてもいいんだよ。」
[弟の言葉は、柔らかく。
……けれども。首を横に振り、笑った。]
ならば。
ローティスは辺境の領。いつ敵国に攻め入られるかも解らない。
……今度は自分の為。自分の、思うまま。
戦って、護ろうと思う。
[刻限。身辺の整理は済んだ。そろそろ発たねば、間に合わない。
弟は、苦笑を浮かべそれ以上は何も告げず。その顔を瞳に焼き付け、部屋を後にした*]
[母を眠る地は場所が場所なだけに、こっそりといくことになるだろうか、
それでも、母さんの眠るその場所は滅多に人のこない静かな場所。
森の中の開けたその地、泉のほとりにひっそりと佇む墓標がひとつ。
父さんをその傍に埋めると、二人に黙祷を捧げる。
死んだ後なら多少母さんの本気を食らっても、まぁ大丈夫だろう]
― コリルス・酒場 ―
……失礼する!
[ばん、と。
方々訪ね回ってようやく探し当てた酒場の扉を、勢いよく開く。]
済まない。
ここに集う者の中に、ロー・シェンという男は……
[時期早、とは思う。
>>334報酬云々言われていたのも、忘れた訳じゃない。
……けれども。
他に攫われる位なら、一刻も早く、と。エールを飲み干す男たちの中、その姿を探す。]
ボクからもお願いしたい。コンラート。
[二人にと、場所を譲るようにしながら彼の隣へと佇む。
頭を撫でられると自然と顔が綻んだ]
[やがて。
その中に、金褐色の姿を見付ければ。]
……久しぶりだな、ロー・シェン。
[その近くまで、歩み寄り。此方から手を伸ばす。]
即金で100、追加の報酬は応相談。
……再び、お前の武を買いたい。
[見つめた瞳の金を、真っ直ぐに見据えた*]
― 3年前 ―
[師匠のところへと向かう道。
いつもと変わらないはずなのに、いつもと違うように見えた。
空は青く眩しく、通りはやけに賑やかで、
――目に映るもの全てが色鮮やかで。
こんな風景を、彼女に見せたいと思った。
だからその手をとって、]
遊ぼう!
[そう言って、外へと連れ出した*]
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