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[>>122蒼い髪の青年の姿が見えた気がした。
いつものそっけない声が聞こえた気がした。
だけど]
……セル様。
[たとえそれが、愛しい人の最後の頼みだったとしても、
叶えてなんかやらない。
自分にとって、その人はやっぱり「セル様」だから]
……ごめんなさい。
[>>124抱えたままのヴェルナーの頭に向かって詫びる。
少し躊躇ってから、小さな蒼い破片を片手で拾い上げた]
フィオンさん……お怪我は?
[>>120巨大な穴を覗き込んでいた彼に、呼びかける]
これで……終わったの、でしょうか。
[任務完了、とヴェルナーは言った>>112。
辺りの瘴気が薄れてゆくのを、確かに感じる]
……ここを、出なければ。
[雪の粉を見る中で、
ぴん、と。
何かが飛び出した]
あ。
[呆けた声をだして、放物線を追う。
それは、まだ蒼く煌めくなにかであったような気がしたけれど。
>>127タチアナが拾い上げた頃には、
蒼いかけらは輝きを失っていて、
吐息と笑みを綯い交ぜにして吐く]
有意提言。
当方はここに残るのが有用である。
この地の瘴気は一度は浄化されども、多くの人の眠る地は再び瘴気を呼び込みやすい。
当方は瘴気を燃料にして動く戦闘兵器。
眠りも食料の補給も必要ない。
見張りとしての性能に自負あり。
[首だけのありさまでそう淡々とのたまう]
僕は、大丈夫。
タチアナさん、怪我ない……うわっ
[>>129タチアナの声に振り返って立ち上がる。
光の剣はいつの間にか消えている。
敵の姿がまだあれば消えたりしないと思うから、
終わった、の問いには頷こうとするのだけど]
ヴェルナーさん!?
[タチアナが抱きかかえる首に目を見開いた]
え……。
[>>131思いがけない提案に、腕の中のヴェルナーをガン見]
そ、それは確かに睡眠も食事も必要無いかも知れませんが、
何かあっても逃げることさえお出来になりませんわ。
>>133
当方には自力修復システムが搭載されている。
何かが起こる時には自力活動可能となるであろう。
[ガン見された視線をやはり無表情に受け止めていた]
[>>131どう見ても大丈夫じゃない。
問いかける隙もないくらい大丈夫じゃない姿だが、
ヴェルナーは淡々と続けていく]
そうだよ。逃げるのも大変そうだし。
……見張りって。
なにかあったらどうやって知らせてくれるの?
[置いていく。
その言葉に理論的に抵抗するには、それくらいの理由しか思いつかずに、タチアナの言葉に頷いた]
フィオン様。
[疲れを労う言葉を検索し]
大義であった。
[えらそうになった]
当方は人間ではない。対魔物用戦闘兵器である。
首だけでも自律活動は可能である。
…………。
[>>136あ、それ王様とかに言われるやつだ。
ぽかんとした顔のままヴェルナーを見る]
じりつ……
[タチアナの手からヴェルナーの首を借りると、
そっと地面に置いてみる。
つついた]
( 未来、か )
( さて、どんな未来を描いていたかなんて、忘れたな )
[そもそも、人間であった時も、未来を描いた事はあっただろうか。
覚醒してからは、欠けた物を満たした時点で、満足して。
その時々で自分の楽しさの追求だけをしていた、気がする。]
( ひと時だが、今までにない程楽しくはあったな )
( ……それでも、ムカつくがな )
[そうして、最後の意識も、闇に閉ざされた。]
[>>137タチアナの視線に腕組みして唸る]
……でも、瘴気の無い所じゃヴェルナーさん動けないのは間違いないし……
ぼくらじゃ直してあげられないし……
[共にあったフレデリカなら、対策も持っていたのかも知れないが、
今になっては尋ねることもできない]
……たまには、ぼくも見回りに来ていいかな?
花火が、打ち上がらなくても。
[散々唸ったあげくに口にしたのは、
自分の最大限の、譲歩。
どうかな、とタチアナにも聞いてみる]
…………。
[フィオンにヴェルナーの頭を預けると>>139
>>140地面に置かれてつつかれた何とも言えない表情を見下ろす。
>>142瘴気が無ければ、というフィオンの言葉に、息を吐く]
……わかりました。
ヴェルさんには、いったん、こちらへ残って頂きましょう。
当面の危険は無くなったようですし。
でも……。
私達、きっと戻って参りますから。
皆さんの亡骸も弔わなければなりませんし。
[フィオンには頷いてみせた]
>>142
当方にはフィオン様の行動を制限する権利はない。
辞書検索。該当する言葉を抽出。
勝手にしろ。誰にも迷惑かけるなよ。
以上である。
>>144
受諾するものである。
[二人を見上げる。珍しく一度瞬きしたが、すぐに無表情に言葉を続けた]
しばしの別れである。
最適な言葉を抽出。
元気で。
[>>146命令権とやらはまだ生きているのだろうか、とちょっと思ったりもしたが]
ええ……。
次にお会いするときまで、どうか、お元気で。
[首だけのヴェルナーを、心配そうに見遣りながら、
それでも、笑顔で別れることにした]
参りましょう、フィオンさん。
[預かっていたゾフィヤの鞄はそのまま自分の肩に掛け。
木の杖を持ち直して。
歩き出そうと、仲間を促した**]
うん。
[>>143真面目な顔をして頷く。
良いことがあったら笑うもんだ、とか。
ヴェルナーさんは笑顔似合うよ、とか。
いろいろ探しだした理由はあったけれど、
自分の今の気持ちを表すように、笑顔を向けてみた]
……。
[>>145向けられる言葉に、一瞬瞳が揺れる]
…………。
勝手にするから迷惑もかける!
[共に歩んでくれる人たちはもう居ない。
思いついた事をごまかすように、ぷうと頬をふくらませ]
[笑顔を向けられても、望まれたように笑い返すのは、ヴェルナーには少し難しい。
いつものような無表情でそれを受け止め、やがて背を向けて、地上へ戻る二人の背をじっと見つめていた*]
そうだね。
みんなのこと、いつまでもここに、置いてはおけないし。
[>>144弔ってあげなくちゃ、と。
タチアナと頷きあって、見上げるのは高い、天井の方。
ヴェルナーからの、最適な別れの言葉に頷く]
――うん。元気でね。
[仰々しい別れの挨拶はいらない。
来たいときに来ればいい。
ここにはもう、立ち入りを拒むモノは何もない。
瘴気も、魔王も、無くなったのだから**]
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