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[魔法使い、特に力のある魔導師との戦いは、いかに歌う隙を与えないかに尽きる。
その定石に則って、息つく暇のない連撃を仕掛けていた。
注意深く見れば、動きの合間、服の胸元から時折見え隠れする淡い光に気づくかもしれない。
メダリオンに隠されていた術式は、いわば歌を通す転移門のようなもの。
同じ術者の手による対の門が近くに存在することで、活性化しているようだ。**]
― 決闘場 ―
[ 魔術士たちは一所に集められ、帝国兵が周囲を固めている。
休息の恩恵を被っているのは、魔術士側だと思われたが、ささいなことだろう。
デメララの住民も壁の上に鈴なりだった。
ファミル、リヒャルト、いずれの武器も彼ら職人の手によるものだから、
彼らにとっては、応援対象は武器なのかもしれない。]
…そういえば、将軍のフランベルジュは何処でしょう。
[ レオンハルトの亡骸に興味はない。
戻ってきたら、埋めた場所にウルを植えてやるくらいはしてやってもいいけど。
剣の方はファミルに頼んで、形見分けしてもらおう。
可愛い慈悲者の二つ名を目指すのも悪くはない。]
[ マンダレーに戻ってから、ファミルにつけられた呪紋を消そうと、温めたり冷やしたり、ウルや塩を揉み込んでみたり、別の紋様を加えてみたりもしたが、無効化できたという自信がなかった。
そうこうするうちにデメララが陥ちて、出撃の刻が来てしまったのだ。
決闘の邪魔をしたくなかったから、声はかけないけれど、
この場にいる魔術師たちを、すぐさま皆殺しにしたいくらい、気持ちが乱れている。]
[胸に受けた魔法の傷は、きょうだいが手を尽くしてくれたけれども消える様子はなかった。
けれども色は薄くなっていたので、そのうち消えるだろうと楽観視していたのだ。
ウルによる肉体の強化は治癒にも及んでいて、刺された傷自体はほとんど治っていたし、魔法もウルの前では無力だろうと思っていた。
今、胸のあたりが疼いてるのは、あきらかにあの魔法のせいだ。
動きが鈍ったりなどは感じないが、不愉快極まる。
魔法など、やはり滅ぼそう。
私の前に二度と現れないように。]
― 観戦の場 ―
[皇帝の斧が風を切り、重量を感じさせない連撃を繰り出す>>81。
光が弾ける僅かな隙に、リヒャルトが大きく後退するのは見えたけれど>>85]
リトっ……!
[胴を掠める刃を見て、悲鳴に近い声を上げる。
無傷で終えられる戦いだとは思っていないけれど、何も出来ないまま傷を増やしていくのを見守るのは、やはり辛い。
帝国兵に睨まれているのを感じながら、食い入るように戦いを見ている*]
……わ、とっ……!
[風呼ぶ歌を紡ぎきったかきらないか、と言う所で飛んでくる土と石の礫。
僅か、動きが止まった頭上に影が差す。
はっと見上げた先には、空の光を背負って降りてくる姿]
……あれ……って、と、とっ!
[逆光の生じさせた影の中、何か光が瞬いたような気がしてひとつ瞬く。
とはいえ、はきと確かめる暇はなく、後ろに大きく飛びずさる動作で振り下ろしの直撃はぎりぎり免れた。
とはいえ距離を開け切る事はできず、振り切られた薙ぎ払いが再度、身を掠める]
あっぶね……。
[風の結界が間に合っていなかったら恐らく直撃、真っ二つだった]
てか、当たると落ちるんだから、死ぬ気で避けんの当たり前だろっての!
[なんて言い返しつつ、気を静めるように胸元に伸びた手が、メダリオンを掴んだ。
何かに共鳴するようなそれは、一体何に呼応しているのか、と。
共鳴自体がこの対峙が始まって以降のものだから、あちらと何か関りがある、というのはわかる。
とはいえ、考えられるのは、先にちらりと見えた光くらいなのだが]
……共鳴してるなら、こっちに何かすれば、あっちにも影響出る?
[繋がっているのだとしたら、そういう事も十分にあり得るか……と思考を巡らせ]
……悩んでても仕方ねぇ、やってみる、か!
[覚悟を決めて、ふよふよと漂う残り二つの光球を突っ込ませる。
光球はくるくると忙しなくファミルの周囲を巡った後、前後から同時に突っ込んだ]
風よ 水よ 今こそ協奏の時。
風は速きを 水は遅きを。
我の 望む ものふたつに。
分かちて宿せ 同じ時にて。
[その間に紡ぐのは、風と水の複合術。
加速と鈍足を同時に、違う対象に向けてかけるもの。
風の加速は自分自身に、水の鈍足はメダリオンにそれぞれ向けつつ。
それまで下げるだけだった加護の剣を手に取った。*]
さっさと死ねば楽なのに。
[周囲を薙いだ斧を、慣性をねじ伏せて引き戻す。
相手の動きが速くなったか。
いらだつ。]
なぜ逃げる?無駄なことを。
[距離を詰めようとすれば、目の前に光球。
うるさく飛び回るそれらに回転の速度を合わせ、斧の柄でそれぞれ叩き潰す。
対処に時間を取られる間にも、相手の歌が聞こえていた。]
黙れ。そんな歌を聞かせるな。
[回転の勢いを止めないまま跳んだ。
体をひねり、上空から斜めに切り下ろすような連撃を放つ。
その時、不意に胸元の違和感が強くなり、周囲の空気が重くなったように感じた。]
……なんだ、これは…?
[明らかに動きが鈍っている。
戸惑いが目に過ぎった。*]
【業務連絡】
0時でシステム上のエピ突入となりますが、
最終局面の決着がつくまでは、どなた様も灰雑談はお控えください。
(メモ利用はこれまでどおり可です。ちょっとした挨拶ならそちらでどうぞ)
24時間経過しても決着がつかない場合は、雑談解禁のアナウンスを入れます。
なお、墓落ちしている方達も、キャラクターロールは可能です。
自分一人の命じゃねぇのに、簡単に死ねるかってぇの!
[楽なのに、という言葉に真っ向言い返す。
今は文字通り、同胞全員の命を背負っている状態。
簡単に投げ出すわけには行かない]
……人の先頭に立つってぇのは、そういうもんだろ!
[その辺りは、養母譲りの持論に基づくもの。
いつか先を担うためにと教えられたものがぽろっと漏れていた]
[黙れと言われて黙る呪歌使いはいない。
声に出す事はないが、そんな気合いを込めて歌い切る。
風は自身に加速をもたらし、そして、水は]
……かかった!?
[光球を叩き潰した後、跳んだファミルの動きが重くなっていた。
振り下ろされた連撃は先よりも軽くよけられた――と言っても、狙いの正確さ故に、やっぱりぎりっぎりだったのだが]
[何がどうしてこうなっているのか、そのからくりはわからない。
予想はできるけれど、仔細を突き詰める暇はない。
ただ、わかるのは]
……学長、感謝……!
[このメダリオンが誰から託されたものかを辿れば、仕掛け人は自ずと察しがつく。
ならば、今は、それと共に託された願いに応えなくては、と。
内で固まるのはそんな決意]
光 集え 我の許へ。
研ぎ澄まされよ 刃の如く。
空を裂いて 疾く翔け征けよ。
我が途阻む者 貫き穿つがため!
[しゃら、と鈴の音響かせつつ、紡ぐのはいつかも紡いだ光の槍を織りなす歌。
槍自体は往なされる可能性が高いが衝撃くらいは与えられるはず、と思いつつ。
呼吸整え次の歌を意識に浮かべる。*]
[ 魔術士たちが集められている方に歩いてゆき、フレデリカに呼びかけて、話があるから来なさいと招く。
見張りについている兵は、ドロシーが言うならと、移動を認めるはずだ。*]
[呪歌による加護が、ぎりぎりで斧の刃をかわさせる>>95。
苦しい攻防の中で、何かを閃いたか、リヒャルトの紡ぐ術の性質が変わった>>96]
……え?
[彼が加護の剣を手にする。
そこまでを見届けた後、ふと皇帝>>98を視界に含めれば、その動きが明らかに鈍っていた]
術が……効いてる……?
[そこには学長の何らかの働きがあったようだが>>101、仕掛けを理解することは出来なかった。
流れに変化が生じた中、リヒャルトが新たに術を紡ぐ様子を固唾を呑んで見守った*]
[ドロシーからの招き>>102があったのは、その時だった]
…………。
私はここで、戦いを見守りたいのですが。
[一応は抵抗の意志を示す。
とはいえ無視は出来ないような予感もしていた*]
黙れ。
[振り払うように斧を振る。
だが、まとわりつく感触は消えない。]
黙れ、黙れ…!
[駆ける。
体が重い。
周囲から見れば少しの差かもしれないが、普段の速さに慣れている身からすれば、水飴の中を走っているようなものだ。]
[斧を届かせる直前、目の前に光の槍が形を為した。
避けるか、払うか、という判断は、頭の中から消し去る。
動きの鈍っている今、そんなことをすればまた逃がす。
構わず、槍に自ら飛び込んでいった。
ごく低い跳躍から、重さを乗せて斧を叩きつける。
その跳躍の中間で槍が胸に突き刺さり、弾けて散った。
体が灼け、息が止まり、視界が白く飛ぶ。
一瞬意識も持って行かれたか、着地しきれずに膝をついた。*]
[ フレデリカの返事を聞いて、唇を歪める。]
手間をかけさせないでください。
あなたが無理やり引っ張られていくのを見たら、彼がどう思います?
私も、勝負がつく瞬間を見逃したくないので、すぐそこまでですよ。
[ エスコートするように、掌を差し伸べた。*]
だから、魔法使いは嫌いなんだ!
だから、
……だから、
[呪具とわかっても、止める術はない。
こえに漏れるのは、苛立ちよりも悔しさが勝る。]
……わかりました。
[ドロシーの、決着を見届けたいという言葉>>108に嘘はないと思えた。
余計な揉め事を起こすのも本意ではなかったので、彼の言葉に従うことにする]
[差し出された掌を取ることはなかったが*]
[ エスコートを受け入れないまでも、フレデリカが傍にやってきたなら、よろしい、というように軽くうなずく。]
まだ表情が硬いです。
信じるって、あまり楽なものではないのでしょうか。
[ かくいうドロシーは、ファミルが光の槍に突っ込んでゆくのを見ても、平然としている。*]
[ドロシーが軽く頷くのが見える>>110。
そして向けられるのは、表情への指摘]
……人が傷つく姿を見るのは、気分のいいものではありませんよ。
[勝ち負けよりはそちらを気にしているという風に答える。
対してドロシーの方は、平然としているようだ]
あなたは、平気なのですか?
[ふと気になったという風に問い返してみる。
その態度は勝利を疑っていないからか、それとも*]
必ず。
――― ああ。滅ぼす。
[そうだ。必ずだ。
こえの響きが心に力を与える。
私には力があると思い出させてくれる。]
やつらを滅ぼすために、ここまで来たんだ。
やってやる……!
[そのためにこそ、ウルがあるのだ。]
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