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…そっちの観測者に挨拶に来ただけだったんだが…。
[投げられた曖昧な問いに、考えるように右手を顎に当てる。
視線は一度少女の方へ。
しかし直ぐにそれは少年へと移り]
その、
別格だと言うことも含めて。
[意図せず口端が持ち上がる*]
「……キミに知れる事で、
断片は、落としてやろう」
[ここで一度、言葉を切り。
『熾天使』はそ、と手を天へと向ける。
その手にふわり、銀色の光が舞い降りた]
「……あれ、は。
ボクや、アルトゥルの『側』にいる」
[その光を愛でるように見やりつつ、淡々と紡がれたのはどこか曖昧な言葉。*]
[ついさっき。>>*200つまりは自分も知る誰かが。
怖れ逃げたことで生まれた現在の状況を知り、胸を押さえる手に力が入った]
……。
[小さな声に>>*201YesともNoとも答えられないまま、ジェフロイの顔を見上げる。
左胸を押さえる手は動かないまま。動かしてしまえば破局が訪れることを、頭ではないどこかが理解していた]
耐え切れそうに、ないから。
兄妹して、酷いことをしてますね。私たちは。
[いっそ楽になれたら。そんな思いも皆無ではなかった。
けれど同じだけ、彼にその苦しさを押し付けたくないとも思う。
6年間、忘れ去られていたわけではないとも知れたから。
眦に何かを湛えて、顔を上げた]
……はい。
戻らなくても前と同じように、なんて。そこまでの我儘は言いません。言えません。
これが、最後、でも。
[忘れる。その一言は重く、胸が苦しかったけれど。
受け入れる、と頷きかけて。
浮かべられた笑顔に途中で止まった]
ジェフィ、さん?
[続いた言葉の内に潜むもの>>*203に、戸惑いが浮かぶ。
それはこの舞踏場に着いた最初にファミルとも話していた、自分にとってはある種の理想の形で]
いつかまた……。
[その時、どう在れるかは分からない。
ただ先延ばしにするだけなのかもしれない、それでも。
覚悟がなければ出来ない約束を示されて、深く息を吸い込んで]
……はい。
[今度こそ、確りと頷く]
次に会うその日まで。
砕けることなく、生きていきます。
[傷ついた核がどこまで耐えてくれるかは分からない。
それに今まで以上に力を取り込むことも必要になるだろう。クレスのように強い精神力を養うことも。その結果、次にどんな答えを返せるかも分からない。それでも。
示された覚悟と向き合う意思は固めて、まっすぐに見詰めた*]
― 『舞踏場』近辺・ビル屋上 ―
[向けた言葉に対する少年の反応を窺う。
返される愉しげな笑み>>41。
どうやら機嫌を損ねるとまでは行かずに済んだらしい]
『蒼神』……それが今の名称か。
[
徐々に明かされる関連することば。
断片を、と言う言葉に聞き逃さぬよう少年の言葉を意識で辿る。
そうして告げられる、新たなる事柄>>42]
[少年の手に舞い降りる銀色の光。
それを見遣る少年の瞳は柔らかくも見えた。
同時、自分を試すようなものがあるようにも感じる]
──…アンタや『あの方』の『側』?
[曖昧な言葉を反芻し、自分の中で噛み砕いた。
目の前の少年や『あの方』がただの人では無いことは一目瞭然。
単純に受け取るならば、同じ位置にあると取れる言葉]
アンタが只者じゃあないことは俺でも分かる。
そのアンタと同じ『側』、か。
[ただでさえとおい存在となっていたように思っている相手。
それが更に離れたように思う]
容易には手の届かない相手、と言う事か。
[『あの方』とも同じ『側』であるならば、ディーク──”影”にとってはそのような位置づけとなる]
見ない間に随分と稀有な存在になっちまったもんだな。
[『神種』についての詳細は知る由も無い。
ただ、話を聞く限りはそんな風に思えて、口に出して小さく笑った。
かと言って探すのを諦めるなんてことはするはずもないが*]
― 舞踏場近辺・ビル屋上 ―
[気まぐれなる『神種』の機嫌が損ねられなかったのは、この場での『種』の生成が滞りなかったから、というのもあるのだが、それは他者には知る術なく。
氷の瞳は、自らが告げた言葉への反応を、静かに見つめ]
「……そういう事、だな。
本来なら、ボクら四人……今は、五人だが。
ともあれ、ボクらはキミらとは関わり合いになる事すら在り得ぬもの」
[容易には手の届かない>>45、という言葉に頷いて。
それから、くく、と愉しげな笑い声をひとつ、落とした]
「ボクが落とせるのは、これまで。
……後は、自分で手繰るがいいさ」
[これ以上、『蒼神』について語る気はない、と言外に告げた後。
『熾天使』は、六翼をゆるく羽ばたかせる]
「……さて。
どうせアルトゥルの事だから、此度の事には関与してはいないだろうが。
キミがあれに沿うモノである以上、少なからず、流れは乱れる。
……ここで、あまり暴れないでもらいたい、とだけは、言っておこう」
[手の上の光をふわり、何処かへ飛ばした後、『熾天使』はため息交じりにこう告げて、それから]
「……ま、あれの気に入りが、他者の話を聞くとは思えないけど」
[ぼそ、と何やら、付け加えた。*]
[酷い事>>*205、と彼女が言う。だけど、その先に「今」があるのだけは事実。
今は重い現実を、どう変えて行くかは、「生きて行く」者だけが決められる事]
……本当に大変なのはこれからだろ、俺も、君も。
[過去は消せないし、取り返す事も出来ない。
前に進むために、そして自分が自分であるために余計なものは封じるだけ。
「忘れる」と言う言葉が、やはり少なからず彼女を傷つけたけれど。
その、本当の意味は今はまだ言えなかった。
言えば、また苦しませてしまうから。だから、笑顔は崩さない]
― 『舞踏場』近辺・ビル屋上 ―
なるほどねぇ。
[肯定とそれに伴う言葉>>46に素直に感心するような声を零す。
今まで知る由もなかったこと。
知れたことに対して不満などあるはずも無い]
ふ…十分な情報を貰った。
ここは感謝するとしよう。
[相手に何かしらの算段があったようだが、その気紛れも含め感謝に足るものを得た。
文句を言うことなくそれ以上聞き出そうとする態度は取らない]
ご名答。
今回のことは俺が独断でやってることだ。
『あの方』の意思は介在してないし、『組織』も関わっちゃいない。
[向けられる言葉>>47に返すのは肯定。
続けられた忠告と付け加えられた言葉が聞こえれば、思わず笑いが込み上げた]
分かってんじゃねぇか。
…ま、この後しばらくは離れるけどな。
俺も”仕事”なんでね、またいつか戻って来るぜ。
[それ以外にも訪れる可能性もあるが、大体は仕事絡みになろう。
そう告げた後、ディークの背には黒い翼が広がる]
長居したな、そろそろ失礼すんぜ。
[ばさりと翼を羽ばたかせると、ディークの姿は崩れ、鴉へと転じ屋上から舞い上がった**]
[いつか、と言う約束は不安定すぎて、リバーサーである自分と『融合体』の彼女には、訪れるかどうかすらあやふやだけれど。
それでも、夢を見るくらいは許されるはずだ。心の自由は誰にも奪えない筈だから]
それじゃ、約束。
[そう言って、右手の小指だけを立てて彼女に差し出す。
昔、昔の約束の印。彼女は覚えているだろうか。
彼女が覚えていたなら印を交わしてすぐに離す。
その時がいつかまで約束は出来ないけれど、なにかの答えがきっと見つかると信じて]
[時間はどれくらい経っていたのだろう、他の仲間はどうしただろう。
ふと見遣れば少し離れた所に佇む姿を見つけ、待たせていたかと苦笑して]
……もう、行かないと。
今回の任務は失敗だから、またすぐに他のハンターが来ると思う。
俺が言っちゃいけない事だけど……気をつけて。
[そう言って、立ち去ろうとして、ふっと思いだして彼女に告げる]
あ、もし「貴人」にあったら伝えて
『やっぱり、向こうに戻る』って。
[それが自分と関わった『融合体』の事だと、暗に伝えて。
そうして、今度こそ背を向けて仲間たちの元に向かおうと*]
― 舞踏場近辺・ビル屋上 ―
[感謝する、という言葉>>48に、口元が歪むのは刹那。
返る肯定>>49に、『熾天使』は大きくため息をつく]
「……なればせめて、ボクの目につかぬ所でやる事だ。
それと……度を越せば、あれの気に入りでも、容赦はしない」
[再びの訪れを示唆する言葉に淡々と告げて、広がる黒の翼を見る。
鴉へと転じ、飛び去る姿を見送ると、『熾天使』は目を閉じた]
……あるじさま。よいのですか。
「……ああ。別に構わん。
思わぬモノを見出せたことだし、此度はよしとする」
[眷属たる娘に返しつつ、『熾天使』は、銀の繭を見やり]
「まさか、アレの血脈が我が子となっていようとはね。
……何がどう作用するやら。
ま……これも、『輪転』の理、廻る流れの在り方……か」
[そんな呟きを、落として。
『熾天使』はゆるく翼を羽ばたかせた。**]
─ 『舞踏場』外 ─
…そうですね。
態勢を立て直すにも、戻らない事には無理でしょう。
[撤退せざるを得ないというディーク>>27に同意し、頷く。
ガートルードにはまだまだ治療が必要だし、リバーサーとなった二人を協会が放っておく訳もない。
撤退した後此処に出直す面子はきっと変わっているだろう。
ともかく今は少しの時間で休息を取る必要があると、身体を休めた]
クレス?
[それは協会へと戻るまでの間、どのタイミングだったか。
私と二人だけとなった時に話しておかなければという彼>>33に首を傾げ。
切り出された話>>35>>36に、見つめていたそれを微か、見開いた]
…クレス。
[>>37とられた指先に触れる唇に、彼の名を呼ぶ。
彼の瞳は伏せられていたか、開いていたか。
私の顔が見えていたなら、どんな事を思われただろう。
嬉しさを隠せない私の、この顔をどう、思うだろう]
私は、辛くなんかなかったよ。
ただ、貴方が何か抱えていたんだってことを知らなかった自分が、情けなかった。
貴方のことを好きで、大好きで、愛しているのに、貴方の胸の内を知ろうとしていなかったんだって。
それが苦しくて、申し訳なかった。
貴方の傍にもいけなくて、貴方に何も出来なくて。
せめて、私が貴方の立場なら何を望むだろうって、それを叶えようって。
その一心で、ここまで来た、から。
[顔を寄せ、額を合わせる。
目を閉じて、彼の息遣いを感じる近さに、安心する]
……そうですね。
[「現在」を変えることは出来ない。
この先にある「未来」を変える努力はすることが出来ても。
流れる滴を振り払い、意識を引き締める]
約束、です。
[右手をあげて、小指を伸ばす。
遠い日の約束の印>>*209。今度こそはと強い思いで。
その思いこそが先へと繋げてくれると信じて]
ジェフィさんも。
[リバーサーとして生きるのがどれだけ大変か、それを理解しきれたとは思わない。それでも容易な道でないことは知れたから、静かに頷いて返した]
……はい、お伝えします。
[そうだったのか、とは心の内に。
それでも態度が変わることはないだろう。他ならぬ当事者がそんな伝言を残してゆくのだから。逆恨みにすらならない感情は約束のためにも不要なものだ。
遠ざかる背中をしばし見送り、目礼すると踵を返す。
近づいてくる気配に向かってゆっくりと歩いていった**]
貴方は意思を守る為に、辛い選択をしたのに。
貴方が私を、手放さないでいてくれたことが、嬉しいんだ。
我が侭は、私のほうだ。
貴方が苦しむと解っていて、貴方に一緒に生きて欲しいと望んでいるんだから。
[そう言って、瞳を開き、間近に見える彼のそれを覗き]
ごめんね。
貴方のことを、手放してはあげられない。
他の何も要らないから、貴方の全てを私に下さい。
私の全てを、もらって下さい。
[心からの笑顔で、永遠を願った**]
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