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[正直、何がどうなっているのかは未だに把握できていない。
だけどこれ以上取り乱した姿を見せるのも嫌だったから、表面上は落ち着いた様子を見せながらアイリと温室を後にする。
二人で温室を出て歩いていると、>>*8ぬいぐるみを抱いた「色付き」の少女がこちらへと向かってくる姿が見えた。
恐らくは彼女がドロシーなのだろう。一瞬、怪訝な表情を向けられたような気がしたが、アイリがこちらの紹介をしたならばにこり笑って予想した通りの名前を少女は名乗った。]
おう、ドロシーの嬢ちゃんにうーちゃんだな!オレはノトカーだ。よろしくな!
[持っているぬいぐるみの紹介まで律儀にしてくれる姿に微笑ましくなり、にかりと笑ってドロシーの差し出した手を握る。もちろん、ぬいぐるみとも。]**
[ぼんやりと薔薇を愛でて歩く最中、届いた通知に目を通す]
……今日は1人、か。
[知らぬ名前の相手とはまだ話も出来ていない。
故に勿体無いと思いつつも投票した、その名前が其処に在った。
知らぬ名前は二つあった、ローレルと、シュナウザー。
名前から恐らく男であるほうを選んだのは、今まさに温室で恐らく「ローレル」と思わしき相手を見掛けたからだ。
どうせなら、話せそうな方と、そう思ったから。
男の方は一目は見た、多分着ぐるみを着て向うの角を曲がったあの一瞬。
けれどそれ以降見掛けて居ないのなら、これからも見掛ける事はないだろうと、諦めてしまったことを……――こうして実際に選ばれたと名前を見て、少しだけ後悔している自分に気付いた]
ま、後ですぐ逢えるでしょ。
[自分に言い聞かせる様呟けば、それ以上は気にせず、観賞の続きを**]
[温室でローレルと過ごしている最中に、スマホが震えるのを感じ取った。
ちょっとゴメンとローレルに断り、電源を入れて新着のメールを確認してみれば、見知らぬ名の・・・恐らく男性だろう。シュナウザーという人物が船倉へ強制送還されたという旨が書かれていた。
そのメールを見て、ある事に気づく。]
(投票結果・・・シュナイザー、3票。 ノトカー、3票・・・
優先順位はわかんねーけど、船倉に送られた奴と同票だ・・・
オレ、そんな票集めるような事したか?いや、そもそもオレがここで知り合ったのはまだ3人だけ・・・
イェンスのにいちゃんはもうリタイアしてるし、オレと一緒に行動してるローレルのおねーさんが、素知らぬ顔でオレに投票したとは考えたくねーし・・・あるとしたらアイリのねーちゃんくらいか?
それでも残り2票は知らねー奴から入れられてんのか・・・
・・・んや、違うな。多分、知らないから入れられたんだ。
顔見知りに投票するのは罪悪感があるから、全然知らない人に投票した・・・それなら納得出来る。
完っ全に出遅れちまったなぁ・・・次辺り、オレの番かな、こりゃ。)
[あまり後ろ向きな事は声に出して言いたくはないから、胸中でそんな事を考えながら頭をガシガシと掻く。
とりあえず、この様子なら知り合いのアイリやローレルが暗く冷たく狭い(多分だけど)船倉にすぐに閉じ込められる事はないだろうと考えれば、少し気が楽になれた。
気持ちを切り替えようとスマホから顔を上げてひとつ大きく伸びをする。
と、>>4知った顔が温室内を歩いている姿が目に入った。]
・・・お、アイリのねーちゃんじゃん!ねーちゃんも散歩に来たのか?
[大きく手を振って、アイリに呼びかける。
もしも彼女とローレルが初対面なら、ついでに紹介でもしてやろうか。]
>>*10>>*11
[主催者ではないから自分も詳しくはわからない。
そう前置きをして始まったアイリの説明は、それでも自分にとっては初めて知る事ばかりだった。]
配役のページ?何ソレ?・・・え、嘘、こっから飛べたの!?わっかりにく!
で、えー・・・あれ!?アイリのねーちゃんとドロシーの嬢ちゃんが狼獣人!?
じゃあ、二人を投票すればオレ達の勝ちって事?
・・・へ?オレが「胡蝶」か「仮面師」?いや、オレの配役は――は、はあぁ!?
[確認しようとスマホの画面を開き、そこに表示されていた文字を見て驚愕の声を出す。]
お・・・オレの配役が変わってる!?ってか狼獣人を勝たせるのが勝利条件って何!?敵味方がまるっきり入れ替わるとかそんなのアリなの!?
[突然の事に狼狽えるが、しかし言われてみれば、この赤い世界は一人だと少々物寂しさはあるものの、こうして他の人と一緒にいる分には、案外悪くない物だと、むしろ居心地がいいとすら思ってしまっている自分もいて・・・
これはつまり、自身の何か「性質」のような物が変わってしまったからなのだと、そう考える事も出来る。]
あー、んー・・・まあでも、なんとなく、フィーリングでだけど、わかった。
・・・で、オレは何すりゃいいわけ?
[急にそう言われてもいまいちピンとは来ず、こてりと首を傾げる。
ドロシーとの挨拶の後、一度離した手を改めてアイリに取られれば、先程抱きしめられた時の事が不意に脳裏に蘇ってきて、今更気恥ずかしくなってしまう。
振りほどきはしない物の、そっぽを向いて顔を合わせようとはしないだろう。]
[頭の中で響いていた声が、唐突に途切れた。]
……シュナウザーさん?
[何度か呼びかけては見たものの返答はない。
もしかして、とスマホを確認すると新着表示がついていた。]
……。
[今日選ばれたのは、彼らしい。]
[――残り六人、被害者はいまだなし。]
[投票画面に並んだ名前を見やる。……本当に、この中に狼獣人はいるのだろうか? ローゼンハイムの壮大な悪ふざけじゃないか――そんな、願望も含めた思考が過る。]
……考えてもしゃーなし、ですね。
[スマホをしまい、船内をぶらぶらと歩き出す。
まずは、まだ会ったことのない彼に会いに行こう。]
[そういえば、とアイリから貰ったクッキーを取り出し、ぱくぱくと口に放り込む。んまい。]
[――こんなうまいものをくれる人はやっぱり狼じゃない気がする。
そんな馬鹿げたことを考えながら、まだ行ったことのない方向へと足を向けた。その途中、誰かと会っただろうか*]
……むぐ。もぐ――は、はい、もしもし。
[ポケットの中で震えるスマホを取り出し、慌てて口の中のクッキーを咀嚼しきって飲み込んでから、かけられた電話>>9に出た。]
[スマホが震え、取り出す。
そこにはシュナウザーが船倉に送還されたと表示されていた。]
あらら、シュナウザーが船倉行きかぁ。
ノトカー君にならなかったか。
[はぁ〜と嘆息し、先ほどと同様にノトカーに投票を入れる。
もしかしたらドロシーも引き続き入れてる可能性も考慮していた。]
ああ、ドロシーちゃん。
……人探し、ですか?
[なんだか昔聞いた怪談みたいな挨拶だな、と笑うが、
続く人物の特徴を聞いて眉をひそめた。]
……ジークさんとイェンスさん?
その二人なら、船倉――船の後ろの方にある、物置っぽいところにいるらしいです。
でも、多分会いに行っても、その二人にはきっと会えないんじゃないかなぁと思いますよ。
[この子はどこまでこのゲームを把握しているのだろう、
そう考えながら簡潔に述べる。]
はい。一番投票を集めてしまった方が――えっと、投票結果っていうのがありますよね?――船倉へ送られるらしいです。
[少女の問い>>15に答えながら、ドロシーに投票してしまったことを思い出して苦く感じる。]
――ドロシーちゃん、いいですか?
投票は「狼獣人だと思う人」にお願いします。……多分ですが、狼獣人さんを投票によって送ることが出来れば、きっとジークさんたちは船倉から帰ってきます。
[恐らく今やっとルールを把握した少女へお願いをする。
可愛らしく甲板を駆けまわっていた少女が狼獣人とも思えない。]
ふむ……そうですね、ドロシーちゃんは怪しい人は見ませんでしたか?
[ついでに、船内を歩き回っていたこの子なら何か怪しい影を見ているかもしれない。そう思って質問した。]
って、きゃ……あ、アイリさん!?
もう、違いますよ!
[話していた内容が内容だけに唐突に声をかけられて驚く。
ぴったりと寄り添うアイリからぱっと距離を取った。]
しかも……彼氏なら小指じゃないんですか?
ドロシーちゃんと話していたんですよー。
[じっとりとした目でアイリを見やり、
スマホを指しながら誰と話していたのかを教える。]
[逃げる彼女に拗ねたように唇を尖らせちょっぴりしょんぼり。
けれどそれ以上追詰める事はせず]
なぁんだ、違うのか。
…あ、小指は彼女だよ、親指が彼。
恋人って意味じゃなくて、手話の話ね。
ドロシーちゃんやっほー、アイリのおねーさんでぇっす。
お話し邪魔してごめんねー。
[スマホの向こうにも聞こえるように少し大きめの声で言えば、シュテラにも、ごめんね、と手を合わせながら小声で、通話の邪魔と驚かせたことへの謝罪を改めて。
呼び止められる事が無ければぶんぶん手を振りそのままぶらぶら何処かへ散策の続きを始めるだろう]
へぇ……なるほど、そうなんですか。
[手話の話にはじめて知った、と感心顔になる。]
あ、ドロシーちゃんごめんね。今アイリさんと会って――
[放置してしまっていたドロシーに気づき、現状を説明しようとしたところにアイリの挨拶がかぶさる。これで、ドロシーにもアイリと出会ったことが伝わっただろうか。]
いえいえー……あ、お菓子美味しかったです。ありがとうございました。
[謝罪を残して去ろうとするアイリにお菓子の感想を伝えて目礼。
去っていくアイリを、ぶんぶんと手を振り返しながら見送った。]
「狼獣人だと思う人」……?
[投票の結果どうなるか、追放と言うのがどういう意味かようやく理解できた。そしてこのゲームに兎が勝つ方法も]
わかったよ、シュテラお姉さん
その人に投票すればお姉さんは助かるのね?
[狼獣人が誰かなんて簡単じゃないか。
お姉さんは見当がついていないのだろうか。
もう残っている兎は少ないんだ。
きっとあの人に投票すればみんな元に戻るだろう]
怪しい人……?いなかったよ?
皆優しい人ばかりだったもの
ね、うーちゃん
[そうだ、優しい人ばかり。
アイリお姉さんをいじめた(と少女が思っている)あの銀髪の人ももしかしたら優しい人なのかもしれない。
早くその人たちを元のところに戻してあげたいな、少女はそう思った]
……アイリお姉さんの声?
アイリお姉さんもそこにいるのね?
うふふ、シュテラお姉さん、ありがとう
[聞くことは聞けた。後は通話を切るだけだ]
ねぇ……今日は誰が噛まれるかな?
また後でね?
[そう言って通話ボタンを少女は切っただろうか]**
[通話を切った少女はすぐさま身支度を整えて部屋を出る]
アイリお姉さんに このロングコート見せに行かなきゃ、ね?
うーちゃん
[もう残り時間も少ないだろう。早めに行かないと間に合わないかもしれない。手元のスマートホンの投票画面を操作しノトカーのところに入れなおす。多分たばこ臭いお兄さんも彼に入れているだろうと見当をつけながら]
アイリおねーさんがダーフィトさん食べたいなら私は今日も別の人にするね
[思い浮かべるのは優しいシュテラお姉さん]
[どちらに行ってもいいように表の自分も投票を変えたのを感じた]**
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