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― 夜・自室 ―
[飛び出していった者達はいつ頃戻ってきたか。
心身共に疲れきっているだろう彼らに
多くの言葉は掛けず、休めとだけ告げる位しか出来なかった]
感情とは…難しいな…。
[時に毒に時に薬になる。
夜になると銀嵐はまた勢力をぶり返した。
その闇を見つめ、潤わない紅茶を喉に流す]
……行こうか…。
[深夜も回り、人の気配が消えた頃。
呼び寄せたもう1人に聲を掛けて、
向かい合ったクララの部屋へと向かった]
[そして議事録に書き込んだのはこのような文面]
『
以下の判定を記す。
ゲルト・ゼルチュルナーは人間である。
ディーター・リントヴルムは人間である』
[ざくざくと銀にも白にも視える雪を踏みしめる。
白い闇の中――ひとりだ。周りに誰もいない]
結構、心細いものなんだな。
銀嵐のまっただなかでひとりぼっち、てのは。
[幼い頃は両親も含めて。今では兄と共に。
銀嵐の中を宿まで歩く時は、いつも傍らに誰かいたから。
この、雪の白幕の奥から迫る、底知れぬ不安を感じたのは始めての事だ]
[リーザは…
死ぬのは怖い。ひとりは怖い。そう不安を表していた。
もし彼女がこの雪の中融けてしまったのだとしたら。
最期にあの子は、こんな不安の中、心淋しく融け消えたのだろうか。
……きゅう、と寒さに身が軋む気がした]
……そう、ですね。
戻りましょう。
もしかしたら……入れ違いで戻ってるかも、ですし。
[レジーナの提案にこくと頷く。]
もう、これ以上の最悪なんかいらない……。
[リーザとアルビン、二人の事を思いながら、ぽつりと零しつ。
ディーターの背中を軽く小突いてから宿の方へと踵を返す。]
[寒い寒い、吹雪が顔を叩き付ける中。
木材で出来た籠…そうだ。パン屋のバスケットだ。
それを両手で握り締めて、吐き出す白い息すら見付けられない中を、とぼとぼと歩いていた気がする]
[雪が冷たい。冷たくて身体が氷付けに凍えそうだった。
風に身体を吹き飛ばされそうで。
両方の肩に圧し掛かり、外套のフードに入り込む雪が、髪を容赦なく冷やした]
[心細かった]
……… ……っか…げほ が、はっ!!
[数日ぶりに器官を拗らせた様な咳が喉から漏れて咽こんだ。
だけどそれは身体が弱くしての風邪じゃない。
何か、忘れていたと言う回想を思い出す事に対する気持ち悪さが生じさせた拒絶反応の様な物]
[あの時、ふと思い出した御伽噺――
『吹雪踊る雪の聖霊の物語』。
あの頃は、よく銀嵐と云う自然現象の奥に、聖霊がいると信じたものだ。
…… …… …… ……いや、訂正する。今でも、まだ少しだけ信じている。
と云うよりも。
今は自分こそが聖霊そのものなのかも知れない。そう苦笑した]
”今ここにヤコブがいなくて良かった。”
[大切な幼馴染に、自分が倒れたと心配をかけさせたくない。
そして、大切な絆のためにも、この決定を受け入れるしかないとも分かっている。
だから。
どんなに辛くたって。
自分の選択は、変わらない。]
[あの御伽噺はどんなお話を辿っていたのだろうか。
雪山で、聖霊様に助けられた男の子。
私が怖くないのか。聖霊がそう聴いた時。
怖くなんてないよ。 とっても綺麗だよ。
そんな言葉から始まる、男の子と聖霊の小さな心の通い。
だけど春が近づくにつれて、聖霊は怒りも悲しみも覚えて。
そして男の子に言うんだ。
『お前も雪になってしまえばいいのに』。
そんな言葉を、聖霊様が悲しみと怒りの雑ぜ雑ぜになった言葉で告げたその時――]
………… ………… ………あ………
[そうだ。何故、聖霊様は"死んだ男の子を"生き返らせる事が出来るんだろう。
それはとても。とても簡単でとても悲しい事だったんだ]
―厨房―
…………。
[やかんを乗せた火をじっと見詰める。
辛い決断をした幼馴染を案ずる気持ちが今は大きい。
けれど、心に微かに引っかかる。
荒れ狂う銀嵐のようなこの胸騒ぎはなんだろうか――。*]
[飛び出して行った者たちへ向けた視線は。
。
出て行った者たちが戻ってくるまで、談話室で待って。
全てが落ち着いても、談話室に残っていた。]
[ゲルトに促されるように、ゆっくりと歩き出す。
だが、しばらく進んだその先で。]
女将さ――…!?
[レジーナの声>>481に、弾かれたように顔を上げ。
そして視線の先を目にした瞬間――…
雪に身を投げるように、走った。]
― 談話室 ―
[探し人は雪の中か。
昼近くになって収穫のない探索は終わり、宿の中へと入る。
カタリナの言葉>>391やレジーナの言葉>>393に周囲の面々を確認して]
…リデル?
もしかして、逸れた、かな。…いや、そんなわけないか。
最後にリデルを見たものは誰だ?
[途中から最終尾に移動したあたりまでは見た記憶ある、と付け加えて。
宿屋から出ていく幾人の姿を目で追って、少し休む時間が欲しいといって椅子に座った]
(何故、弟は元気なのだろうか…。遭難したら探しにいかないと)
[さすがにあれだけ元気だと倒れる心配はしない。迷子になる心配は少々]
……… ……… ……… ……あぁ……
[白がふぶく銀嵐のなかで唯ひとり立ち尽くして。
その時漸く。自分の中に宿されていた力を自覚した。
幽霊の魂が見える霊脳の力でも、吹雪を操る様な力でも無い。自分の異能は…]
……俺は…… ……消える聖霊様にされてたんだな……
[銀嵐の吹雪く、風花の雪山そのものの"洗礼"を受けさせられた者だった*]
あっ、ディーター!
[>>506走り出す青年を追いかける]
[何かまで、さほど距離はない。はぐれることはないだろうが]
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