情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[HK-099を指さすジークフリート>>160
その表情は先程よりも幾分明るく、また体温も上昇傾向にある。
彼は喜んでいるのだ、と推測]
…。ありがとうございます。
[言葉を探すように数瞬の間を開けた後、二人に緩く目礼する。
ジークフリートがHK-099の名前を考えようとしてくれたことと、
そしてトールが名前を与えてくれたことに感謝の言葉を口にする]
[そうして]
私の製作者はアングラメル博士ですが。
HK-099にガンズという名称を与えてくださったのはお二人なので。
お二人は私の
[そんな思考をぽつりと音声にのせて呟く]
……まぁ、考えておいてくれ。
”学習”能力のありそうな機体は、
外に出してみたら色々と面白そうだろう?
[おかしいなぁ、壊しに来たはずなのだけれど。
――でも。興味を持ってしまったのだから仕方がない。
『彼ら』がこの好奇心を満たし続けてくれる限り、
共に旅するのも悪くない、そう思っている自分がいる。
自分の声色を真似て、生き生きと喋り始めたガンちゃん。>>166
もっと色んな言葉、表情を教えていけば、
彼はHK型の枠を超える存在になる…かもしれない。なんて。]
[晴れてガンちゃんになったHK-099が「ガンちゃんって呼んでね」とジークフリートの声そのままで復唱する。>>166
顔も似ていれば声も似ているけれども、圧倒的に違うなにかがものすごい違和感を生み出していて、笑いをこらえるのに苦労した。]
あー。いいけどこう…
[君自身の声で、と言いかけて、真顔or無表情で当該台詞を言われたときの破壊力に思い至る。]
……う、うん。いいんじゃないかな。
もっと唇を上げて、にこやかに笑って、両手を頬に付けたりしながら言うと、なおいいかも。
[なぜか気づけば演技指導もしていた。]
所有権とやらが誰に移るのかは皆目見当もつかないが、
私はココやガンちゃんの今後が気になるんでね。
[博士の状態が判明した今だからこそ思う。
彼の話題が出た時、ココが言い淀んだように見えたのは、
あながち、偶然とも言えないのではと。
もしそうであれば。…そうであれば。
期待、してもいいだろうか。
『彼』の今後に。人と関わり、成長する可能性に。]
[遺言だと告げて、また風の様に去っていくミリアム>>161を見送る。
自分にとって、難解な言葉を使う医師の言葉は解釈しにくい。
ただ、咀嚼するように言葉をAIの中で回転させていく。
修理完了の報は入るか。HK-099に視線を向ける。
この場に2体は不要と判断を下して、口を開く。]
テウティドドリルス号の修理が完了しました。
テストの為、管制塔へ移動します。
[人の思い>>173など、知る由もない。
博士が自ら手配したウィスキー>>156の由来も、
その瓶を飾る絵の意味>>138も、機械は知らぬまま。
部屋を後にして、宇宙港へと向かう。]
[――ここには、人間が少なすぎた。
5年も昏睡していた、人嫌いの博士へ想いを馳せる。
もっと多くの人と、もっと多くの事象と出会えば。
『彼ら』は変わっていくのかもしれない。
そんな期待に胸を膨らませながら、食堂を出ようと。]
あぁ、そうだガンちゃん。
ゴッドファーザーってのも悪くないが、>>170
どうせならパパとでも呼びたまえよ!
[思い付きで、ジョークを投げてみたけれど。
『彼』が冗談を解するかは、また別の問題。]
テウティドドリルス号の準備が整いました。
いつでも、出航可能です。
[D区画から、全域放送を行う。>>174]
そうか…アデルは、ここに残るんだな。>>175
なら、出発前にアデルに顔くらいは見せていこう。
別人かもしれないけど…妹の可能性があるからね。
それからココ、
テストが終わったら、必ず見送りに顔を出すこと。>>174
やー、積載量に余裕があって助かったよ…ふふふ。
[それだけ告げて。今度こそ、食堂を後にした。
研究所に人員の余裕があれば、連れて行こうと心に留めて。]
― テウティドドリルス号・出立の時 ―
[修理の終わった宇宙船は、要望通りに洗浄までされたものか、隅々までぴかぴかに輝いていた。銀色の熱反射板は曇りひとつなく、煤塗れだった内装にも埃ひとつ残っていない。]
船内環境チェック。───オールグリーン。
エンジン及び推進機関チェック。───オールグリーン。
重力波加速装置チェック。───オールグリーン。
[ひとつひとつ船の機器を動かし、異常が無いことを確認していく。
いつも通りの慣れた作業だ。]
[全て異常が無いことを確認し、船内放送をONにする。]
あー、乗員のみなさま、
当船はこれよりタロス宇宙港を出港し、
進路91.176.42、アケルナル星系方面へ向かいます。
たいへん揺れますので、シートベルトのご着用をお願いします。
[いつも通りのおどけた様子でアナウンスを終えて、離陸シークエンスを開始する。
アケルナル。川の流れの終わるところ。
さて、この船旅はどんな流れを産み、どこへ流れていくのだろうか。]
ケンペレン研究所のみなさま、
当船の受け入れと修理に多大な感謝を捧げます。
貴研究所の今後に幸あらんことを。
[船外スピーカーのスイッチを入れて、通り一遍の礼を言い、続けてもっと砕けた言葉で呼びかける。]
アデル、身体に気を付けろよー。
あんまりヴァルにへんなパーツ付けるなよー。
ヴァルはアデルのことよろしくなー。
[言葉の最後にかぶさるようにエンジンが唸りを上げ、船体が徐々に浮かび始める。やがて、タロスの地表に影響がないところまで浮かべば、轟音を響かせてメインエンジンに火が入った。]
[たちまちケンペレン研究所が、小惑星タロスが後ろへ遠ざかり、宇宙に浮かぶ無数の光の一つとなり、それも見えなくなる。
そらを行くイカムシは、新たな地平を目指して泳いでいった。]***
[博士の脳死に纏わる話を、XB-109は悲しげな表情で
ただ聞いていた。
表情変化に容量を割き、言語に感情用語を用い、また人の感情を察するための分析力を蓄え、
すべては「人間とコミュニケーションする」為の機能。
人と関わるために嘘は必要だった]
…アデル
この後 博士を見送る時が来たら、私も側にいて構いませんか
[最後のメンテナンスから博士が眠りにつくまでの記録は、初期化されたXB-109のどこにも残されていない。
もし覚えていたとしても、AIはマスターであるアデルにもそれを伝えないだろう。
自らの魂に尋ね、思い出は 永遠に深奥に抱かれる]
―出立前に―
[手には、食堂を出る前に冷蔵庫から取り出した保冷材を持って。
126秒でこなせなかった依頼を、今こそ達成しに行こう。
その後、アデルを見つけるのに41(999x1)秒かかったけれど。
まぁ細かいことは気にしちゃいけない。]
SG-610デス。
大変お待たせいたしました…冷たいもの、デス。
[なんだか、最後に兄だと明かすのは気恥ずかしくて。
わざとらしい笑みで保冷剤を渡すと、]
パパ、ですか?
[名付け親二人の言葉に>>176>>179
微かに瞠目したような表情。
尤も、注意深く見ていなければ気づかないような、
そんな微かな表情の変化であったが]
君がここに残ると聞いた。
…アンドロイド達のこと、博士のこと、
よろしく頼むよ。
―――……アデル。
[名前を呼んだ時だけ、ようやく人らしく微笑んで。]
>>183
はい、よろしくされました
[セーフモード時に記録されたヴァルキリーという名を、
噛みしめるように音声で応える。
船外スピーカーからの声は途切れ]
どうぞ
またのお越しをお待ちしております
[丁寧に、飛び去る宙船の影へ腰を折った。
規定の角度よりも少し深く**]
また、戻ってくるから。
それまで待っていてくれると嬉しい。
[相手の返事も待たずに、それだけを告げて。
くるりと踵を返して駆け去った。
……恐らく、妹だった。
兄だと告げるのは、またの機会にとっておこう。]*
……。
はい、ではパパ・トールとパパ・ジークフリートと。
お二人のことは、此方の呼称でお呼びしてもよろしいでしょうか?
[先程よりは幾分柔らかな表情で、そう返したか]
うおおおお待って!待ってトール様!!
私を置いて行かないで!!
今取り残されると!恰好がつかないから!!
[叫びながら、走って走って、
どうにか出航に間に合わせる。]
ほら、早く早く!
おまえも乗るんだよ!
―――……
[すぐそこにいた『彼』らを笑顔で手招きして、
―――さぁ、共に旅に出よう。
そしていつか、ここに帰って来るんだ。
私はまだ、青い薔薇の夢を、諦めてはいないから。]*
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新