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― 夜・203号室 ―
[机の上にろうそくを灯し、小さな古ぼけた天秤をその前に設置する。
そして儀式用のアゾット剣を鞘から引き抜いた。
銀色に光るアゾット剣は、ろうそくの揺らめく紅い炎をゆらゆらと映し出していた。]
[“契約”を捧げられるのは、生涯に一人だけ。
護れるのは、唯一人、だけ……。
“勇気と誇りをかけて護る”
その意味を持つ左の耳朶、オズとレジーナが大切にしていた、
薄赤の輝きに、そっと触れる。
まだ捧げられていない、誓いと守護の力を想う。
守護の力は、まだ己の身の裡にある。
それを――…彼に捧げることを、赦されるだろうか…。
護れるのは唯一人だけ…護りたくても、護れない人達を想い、
悔しさと申し訳なさに、唇を噛んで、ぎゅっと瞼を瞑った]
[脳裏に浮かぶのは、どことなく寂しそうな表情をしていたあの少女。
『だったら、リズは。……死ぬのは嫌だよ。』
アゾット剣を構え、額に押し当てて、瞑目した。]
Munda cor meum, ac labia mea, omnipotens Deus, qui labia Isaiae Prophetae calculo mundasti ignito: ita me tua gratia miseratione dignare mundare, ut sanctum Evangelium tuum digne valeam nuntiare Per Christum Dominum nostrum. Amen.
全能の神よ、
イザイア預言者の唇を、燃える石によって浄め給うたように、
私の心と口とを浄め、御慈悲をもって聖くなし給い、
私に、主の聖なる福音を、ふさわしく告げさせ給え。
われらの主キリストによりて。
アメン。
[天秤が傾いたのは――…**]
[フリーデルが、明日からでもと言っていた事など知らず>>668]
[昨日の朝、パメラの部屋で見たもの>>1:121の話がなされているとも知らず]
[昨日のように厨房で身体を動かしていれば、少しは気も紛れるだろうかと、談話室を避けるようにして厨房へ向かった]
― →厨房 ―
[苦笑を浮かべながらも、医師に逆らう事はしない。
ただ…………]
そんなことわたしがするはずないだろう。
[まだ酒で潤せるならマシなのだが。
口に出来る筈もなく、不審な口調で返した後]
……すまん、取り上げられる前に飲んでしまおうかとな。
[そう言う事にしておいた]
― 102号室 ―
[テーブルへ水とグラスを置き。
寝台へと横になる。]
滑稽だな。
[零す言葉は、小さく。
誰に向けての言葉だったか。]
……一人は、寂しいよな。
残されるのも、
[零れる言葉。
首元で認識票が応えるように、ちゃり、と鳴いた。]
[少年が言う、此処は特別な場所だと。
窓の外に広がる銀嵐を見た。激しい氷雪の乱舞、全てを覆い隠す白さは残酷で美しい。
罪も嘘も覆い隠してくれるのなら――、少女はこくりと頷いた。]
そうだね、此処は聖霊様がすむ村だもの。
この風花も吹雪も、全部あなたが起こしてるのね。
優しい聖霊様がまっしろの覆い隠してくれるの、ね。
リズもまもってくれるの?わっ、男の子も!
ありがとう、ありがとう、聖霊様。
[絵本に描かれた聖霊様。を思い浮かべる。
それは何への感謝だったか。
彼を聖霊様だと慕っているが、今の少年の話す事を全て信じている訳ではない。
けれども嘘でも良い、彼の優しい嘘に今は騙されていたい。
少女は謝罪の言葉はいつの間にか笑みに変わっていた。]
そうだね、下に戻ろう。プディング!
好きだな、嬉しい。カタリナが待ってるかな…?
[そして、少女は扉を出る瞬間にペーター笑ってこう言った。
風花の村でみんなと過して来た日常は夢だったのだと、
夢の終わりは近づいているのだと少女は知っていたから。]
ねえ、聖霊様。また遊んでね。
[わたしが雪になって消えてしまったその時は、
また一緒に雪の中で踊ってね。*]
あのね。
今日は、僕のわがまま聞いてもらっていいかな?
[緊張しながら仲間に囁く。]
今日狙う獲物はリーザを。
あの子を、疑われる苦しみから解放してあげたい。
もちろん、他に脅威になる人はいっぱいいることは分かっている。
それでも僕は。
[震えが囁きに乗った。]
[その夜、少女の部屋の扉の鍵は開いていた。そっと開いた扉の向こうに少女は待っていた。
静かに窓辺に寄り添って終わらない風花を眺めていた。
神父の居た最果ての村について少女は何も聞いた事は無い。何を隠しているのか少女は知らない。
ただ、長い間傍らに居た少女は彼が暗く冷たい過去を抱いているのを感じていた。
ずっと、長い間夢を見ていた。神父と優しくて幸せな残酷な夢。]
いつか夢なんて醒めちゃうのにね。
人と人ならざるものが一緒になるなんて無理だったんだね。
[神父が視る者だと分かった今、
少女は夢の綻びに気付いてしまった。
少女は胸に抱いた小鳥に話しかける。
もしも、もしも、ジムゾンがわたしを見つけたらリーザは消えてしまう。
ピッピ、お前を連れていけなくてごめんね。
きっと何も残らないわたしの代わりにカタリナがお前を埋めてくれると思うの。
あの時、言えなかった言葉を伝えられなかったのが悔やまれるけれども。]
[今日したことといえば、そう―――“占い師”と告げたこと。
そこに、カタリナにあんな顔をさせた鍵が眠っているのだろうか。
ならば、占えば分かるのだろうか。
だが今日はディーターを占うと決めたわけで。
たまりつつあるもやもやを、ため息で吹き飛ばそうとした]
……なんでもない。
リーザのところ行ってくる。じゃーね。
[談話室でのリーザとペーターの様子を見ていたクララは、
迷わず先に、ペーターの部屋をノックしたのだった*]
― 談話室 ―
[食事を作り終えてしまえば、後はもう談話室へ運ぶほかなく。]
[ひとつ溜息を吐いてから、台車と共に「ご飯が出来たよ」と言って談話室に入る。]
[その時には、マフラーに関する話はもう終わっていただろうか?>>705]
[ノートを見れば、疑わしい者の名を書き投票箱に入れるべし、という旨の書き込みがあっただろうか。]
[けれど誰かを殺す為の投票など、まだ出来そうになくて……]
[結局、誰かの名を書く事は、出来なかった*]
[ルビーの震える声を聞けば>>*175
ふと、目を細める。]
……ルビーの好きなように。
[その上で、助けが必要ならば動こう。
つらい部分は自分が担おうと、そう心に誓いながら。]
[少女は終わるその時まで歌っていた。
閉ざされた窓が開いて、部屋の中へ雪が舞い込んで来た。
花のように廻って少女を冷たい腕で包む。
わたしが消えたら悲しいと言っていた神父。]
リーザは、貴方の娘でいたかった。
あなたをひとりぼっちにしてしまって、ごめんなさい。
[神父が少女を見つけた時、
雪に攫われて少女は消えてしまう。**]
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