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ヴェルナー、これでいいか?
[どの傷が致命傷になったかは分からないが、崩れ落ち、動かなくなる巨狼を確認すると、ヴェルナーへと声をかける。
術具を使った事に対する自身へのボヤきは後回しにしている。]
ダーフィト殿!
[ 巨狼の背から炎が噴き上がると同時に、飛び降りたダーフィトに向かって>>327騎竜は滑空する。 ]
大丈夫ですか?!
[ どう見ても、火傷のひとつやふたつ増やしていてもおかしくない。そんなタイミングに見えたから、案ずる声を投げた。* ]
!
[背に駆け上がり剣を突き立てたダーフィトを振り落とす勢いで魔狼が巨体を捩る。
じっと見つめる先、抉られた場所から炎が噴き出して目を見張った]
すご、い。
[無事に飛び降りたダーフィトも、その手際も。
動かなくなった巨狼にもまだ警戒は残しつつ、ハァと息を吐いて呟いた*]
お?おー、大丈夫、大丈夫。
ギリギリな。
[心配そうなメレディス>>335に、ヘラリ、と笑い。
国王の加護>>308、>>309により、軽度のもので済んでいるのは、流石に言わない。]
……。
[やがて巨狼は崩れ落ち、動かなくなる。
念の為、前肢を絡める水の鎖はまだ解くことはしないが]
なんとか、なりましたねぇ……
[ほうと息を吐く。
怪我があればまた治癒を、と内心思いつつ、今は守護者の動向を伺った*]
……聖なる祈りによりと鍛えられし、真白の焔。
……我が身に打ち込みし楔を一時、焼き滅ぼせ。
……獣魔、解放!
[言霊が紡がれ、真白の光がふわりと散る。
直後に、黒衣の姿そのものが溶けるように崩れて。
次の瞬間、祭壇の上に降り立ったのはちらちらと瞬く紅い光をまとった漆黒の巨狼。
13年前の戦いの際、一度だけ戦場に現れ、神威を示した黒狼神の姿がそこにあった]
まさか、今んなって神祖の後始末する羽目になるたあ思わんかったが。
……ギンセイを脅かすものになるなら、容赦はできねぇんでな。
あっちの喰い残しとの均衡も取らにゃあならねぇし。
[まだ、いくばくかは力を残しているのか、闇の巨狼が低く唸る。
それに、笑うような唸りを落とした後、漆黒の巨狼は遠慮なく闇に牙を立てる。
闇の塊が千切られ、飲み込まれていくにつれ、瞬く紅い光がその数を増やして。
最後の残滓の一欠けらが飲み込まれた直後、紅い光に飾り立てられた漆黒の巨狼が咆哮し――その響きに打ち消されるように、周囲の瘴気が薄れて行った。*]
ギリギリ、ですか?
[ 笑うダーフィトの様子に、本当に大怪我はしていないようだと、安堵しつつも>>338男は、呆れたような目を向けた。 ]
あなたの「大丈夫」も、少々当てにならない気がしますね。
[ 言葉と同時に、竜の纏う霧氷の一部が、ダーフィトの方へと流れ、火傷があれば、その部分を冷やすように包み込む。 ]
軽傷であっても甘く見るのは厳禁です。あとでちゃんと治療してください。
[ なんだか、先刻どこかの守護者に似たようなことを言われた気がするが、棚にあげておいた。* ]
― 神域最深部 ―
[剣を突き立てられ、更に追い打ちを受けた巨狼が崩れ落ちる。
その様子を、そして、そこに至るまでのそれぞれの動きを翠はしっかりと見つめていた。
――やがて、ダーフィトの呼びかけに、守護者が応じ。
黒狼神への転身と、その後の『鎮め』と。
目を逸らす事なく見届けた――のだが]
いや、だから。
過保護すぎますってば、兄。
[ぽつ、とこんな呟きを落としたのは已む無しか。
ともあれ、気を取り直してゆっくりと結界を解く。
もっとも、しばらくは治癒の効果は継続するが]
……皆、お疲れ様。
ひとまず、これで任務は完了、かな。
一休みしたら、外に戻ろう。
兄も、しばらくはあのままだろうからね。
[祭壇の上の巨狼を見つつ、声をかける。
さて、戻るまでにどのくらいかかるだろう、と。
過ったのは、そんなこと。*]
おー、綺麗だねぇ。
[恐れを抱かず、キラキラと紅い光に飾り立てられた巨狼>>343を見上げ。]
後で石回収しなきゃなぁ。
[ガリ、と首後ろを掻き。]
お前ほどでもないだろー?
[メレディス>>344に軽く言い返しながらも、霧氷の冷たさに「気持ちいいな、コレ」と楽しげに笑った。*]
………………。
それは、知りませんよ。
[ある意味自業自得でしょう、と。
そんな響きを帯びた声音ですぱっと切り捨てた]
……んだよそれ、ひっでぇなぁ……。
んでも、ま。
お疲れさん、ヒース。
………………ありがとな。
[支えてくれて、と。
告げる事のない言葉は、声音に乗って届くもの]
……それは、こちらこそ、ですよ。
ありがとう、
[言われずともその意の伝わる感謝に返すのは、思いを込めた言の葉、ひとつ]
― 神域最深部 ―
[巨狼へ向けて跳ぶ守護者とは逆に、距離を取れ、と言われた通りに後ろへと下がった。
その直後に黒衣が溶け、もう一体の巨狼――闇とは似ていながら異なる、漆黒が姿を現した]
…… はわぁ。
あれが黒狼神様……!
[言葉で『それ』だとは聞いていても、人の身である内は変わらず個人の名前で呼んでいたのだが。
思わず呟いた言葉は当人の耳までは届かなかった……と思いたい。
しばらくの間その姿に見とれていたが]
―― あ、そうでした。
[やがて漆黒が闇を喰らい始めれば、もう必要はないだろうと水精の鎖を解く]
[顕現した紅に輝く漆黒の巨狼。
魔なる存在とは明らかに違う神威に言葉を失い見詰めていた。
けれど、何故だろう。
畏れは確かにあるが、遠き存在とは思えなかった。
唸り声が笑うようだったからか。
黒衣の守護者の笑みが重なって心がどこか温かい]
[ ダーフィトの声に応じたヴェルナーが、双剣を収め、動きを止めた巨狼の元へと跳ぶ。 ]
あれが...黒狼神の、真体、ですか。
[ やがて現れた、紅い光をまとう、漆黒の狼>>343...ここまでに遭遇した黒狼とも、闇の巨狼とも違う、圧倒的な気配に息を呑む。 ]
[ 初めてヴェルナーに会った時に感じた、身の竦むような恐れは、この強大で、深い深淵を体現したような存在に対するものだったのか、と、知らず、拳を握りしめたが ]
...そ、う、ですね...
[ すぐ側で、何の恐れも感じさせぬ声が紡いだ言葉に>>347ふ、と、力が抜けた。 ]
ええ、綺麗です。
[ 闇の狼を喰らい尽くした、その姿は、美しい闇の焔そのものだ、と、男は頷いて、じっと、その姿を見つめた。 ]
……しばらくはあのまま?
[我を取り戻したところで目を瞬く]
ふ、触れることも許される、のかな。
[任務達成の解放感に浸りながら。
最初に思ってしまったのは、そんなこと*]
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