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ー執務室・夕刻ー
[この時間ならば、以前なら執務をほぼ終わらせ街に繰り出しでもしていただろうか。
いくら調べようが書こうが、一向に思考は嵩むばかりで。]
…これもいつ渡せるものかわからないな。
[机の脇、人目に付かない所にシュナウザー宛の書簡。内容は玉座でのドロシー・ブライアンの件について。もう一つはー]
…はい。
アレクシス参謀ですか。お入り下さい。
[…調査の件だとしても、なぜ私の所へ彼が。>>236
軍部の人間だ、一応警戒しておこうか…?
ー書簡のもう一つは、暗殺の件。軍部が絡んでいた場合の話だった。
まあ尤も、ここ数日の動向を見る限り外国は攻め入るにしてもまだ準備不足。最も警戒する北の国でさえ大した動きはない。
軍部の可能性が高いと言えるだろうが。*]
[部屋への侵入>>245に成功すると「おおきに」なんて礼を述べながら足は窓の方へ。
反射するガラス越しに室内を、相手の様子を伺う。
相手の警戒も当然のこと、とにこり笑顔は絶やさぬが、この笑顔で相手の警戒を解けた試しはないのも承知。]
今監査局とも必死こいて文書のことについて
調べてるんですけど…──
駄目ですわー、なんも出てきはりません。
確かな証拠も疑わしい証拠も。
ここまで来たら逆に怪しいん違うかなってくらい
なぁんも出ぇへんのですわ。
そんなん言うてても期限は迫りますやろ?
せやから、外務長官殿にもご協力頂きたい思いまして……。
[そう言うと、勢いよくカーテンを閉める。]
あぁ、あかん。
最近物騒やから、誰が見てるか。
[表面上は気遣う振り。
その真意は、お察しの通り、秘密裏に、というところか。
相手が警戒を強めれば、要件は手早く済ませるに限る、と
近づいてその背後を取ろうとするだろう。
そのころ、男が気付かぬままであった気配>>162も同時に動いたことであろう*]
[相手は声を出したかもしれない。
身体を押さえ付ける利き手には短剣を。
片方の手でその口を塞ぎ]
ちょっとの間、動かんといてもらえます?
できたらこんな形で死んでほしないんで。
[その声のトーンは普段と変わらぬまま
相手の柔らかな頸動脈に沿うように短剣の刃を押し当てる。
刃を立てて、それを引けば…──。
想像するだけで気持ちは躍るというものだが
男にはまだ彼にしてほしいことがあった。
そう、遺書。
さすがに国の権力者が相次いでなくなれば動きづらい。
次を考えればこそ、遺書の存在は必要であった。]
[さて、己の言動に相手は如何様な反応をしたであろうか。
参謀と言えどこちらは軍人。やわな鍛え方はしていないつもりであるが。]
嫌やったら無理にとは言えへんよ。
筋書きを「王殺しという罪を犯してしまった外務長官殿は、事の重大さを憂いて、家族と無理心中を図った」って変えるだけやし。
[従わなければ、一家まとめて葬り去る。
それはどこでも行われているような>>0:29脅し文句。
ちょっと人より強引で傲慢なやり方ではあったが*]
[ローレルとの対話中に新たに現れた人物>>*7を見て、わたしは軽く鼻を鳴らす。
彼とは一ヵ月前にも王都の酒場で会った。
王宮に出入りしている鷹匠、という事くらいしか知らなかったが、趣味で諜報とは]
…エキセントリックな人ね、あなた。
[どうやら、この国の人ではないようで。どこの国にも属さない、という事だけは伝わってきたけれど]
この国の出来事の傍観者?
じゃあ、さすらいの吟遊詩人みたいに、歌でも歌ってみる?
[なんて冗談めかすが、別に受けを狙ったつもりはない。
彼の話を聞いてから、わたしは再びローレルの方へ向き直る。自分と敵対するか、もしくは協力者でなければ、向ける関心は特にない]
[怒ると怖そうと評されたけど、特に訂正を持ち掛けるつもりはない。
いずれは事を構えるにせよ、現段階で相手をするつもりはなかった。
最後に手土産代わりに、と聞かされた内容には、少しだけ驚かされる]
───国王を暗殺したのは、…ふぅん…。
さすがに情報早いね。
[こちらの情報網は、まだそこまで捉えてない。彼女の言ってる事の裏は、直に取れるだろう。
元々外部の犯行は考えにくいから、叛気に駆られた野心家か、あるいは他国に買われた者か。彼女の口ぶりだと、あちらが買ったようでもなさそうだが]
じゃあ、今度こそ行くわ。
[もたらされた情報に、特に礼を述べるでもなく、わたしは踵を返す。
国王暗殺。
決まらない王位継承。
ゾネス要塞に戻る日程は、もう少し先になるかもしれない。*]
[私に調査の協力を求めてくる参謀>>246。]
はぁ…とは言っても、私に協力できることなど無いのでは?
文書について私は何も情報を持っていませんし。私の部下もそう言った事項には疎い。
[…先程から、どうも様子がおかしい。
カーテンも閉める必要性はない>>247。物騒だからといって私が狙われているなら無駄なことであり、また彼が狙われているのであれば部下をこちらに寄越せばいい。
そんなことに頭の回らない男ではないはずだ。]
…一体何が目的です?
── じゃあ聞かせてくれへんか、その土産話!>>243 ──
[いつものように無理矢理に引き連れていった街の酒場。
ガヤガヤした酒場に、まあ貴族様は場違いである、と
からかい半分に芝生を眺めるのが日常であった。
それは王の急逝がある少し前の話か。]
……、ほんで?
どないやったん?
アイリちゃん。
[目の前に美味しい肴があって、何故これに触れずにいられよう。
いつもの笑みよりも感情的な薄笑いだった。
敢えて擬音するなら、ニヤニヤ。
さて、相手からどんな話が聞けただろうか。]
そういや、こないだリーくん言うてたやん?
「持ってないからこそ、自由」って。
確かに俺は持ってへんよ。
[っていうか捨てたし。
と内心苦笑。]
でも、持ってへんことが羨ましいなら
好きな子ぉと駆け落ちでもしたら?
[カラリ
口の広いタンブラーに入った酒が揺れる。
融けた水と濃度の高い酒が混ざり合おうと 妖しくゆらめく。]
ま、出けへん思うけど。
……リーくんは所詮貴族様やわ。
でも、こんな俺と仲良ぉしてくれる
珍しい貴族様やけどな。
[その時は特に何も言わなかったが
本当はイラついたのかもしれない。
普段感情を露わにすることがない故、己の感情に疎い男。
何故こんなことを言ったのだろう、と省みたのは
それから数日後のことであった*]
・・・。
[溜めていた涙は溢れて流れていただろう。
芯の伴わないその発言>>237>>238、嬉しいと言えば会いたくなかったといい、引き返すことを促せば今度は悲しませたくないとも妻として迎えたいとも言う。
曖昧な態度にアイリの許容できる範囲はとっくに超えていた。
引き返せるときは過ぎていき、もう後戻りは出来ない]
お前は私に間違っている、の一言も言えんのか・・・・・・
[漏らした自分の気持ち。憧れではなく自分で選び、芽生えた恋は全て崩れていく。]
お前は私に対しても、国に対しても本気になれぬ卑怯者だ。
フェリクス王子は潔く断言した。真実であれば認めると・・・
しかしお前は国璽が押されるのを見届けながら・・・
監査局長参謀総長が必死に追っている真実すら疑っている。
一番真実に近いものがその態度も示さず、
何を持って責任だと言うのだ・・・
何も知らぬ者達をただ見ているだけで、
勝手にしろと言っているだけではないか
[アイリは軽蔑した。彼なりの気持ちもあっただろう。しかし結局は信念らしきものは見出せなかった。そのまま背を向け扉へと向かう]
[しかし、その違和感に気が付いたときには既に遅かった。]
ぐっ…!?
[首筋に突き付けられた死>>248。声を出そうものなら間違いなく私の命は消える。
彼もまた軍人だ。迂闊だったとしか言えないだろう。
どうにかこの場を切り抜けられないだろうかと必死に思考を巡らせる。
この位置では私の得物にも届かない…。
どうする…どうすればいい…!]
[その男の要求>>249。そうか、彼とて私をその剣で手にかけることは避けたいのか。]
…遺書か。
それを書けば、家族は助かるのか?
[塞がれた口で、周囲に聞こえない声量で。
家族といっても妻しかいないが、こんな奴の都合で死んでいい人ではない。]
…わかった。書こう。
ひとまずその剣を下してくれないか。あんたとしても、それで僕を殺したところで都合は悪いはずだ。
[恐らく、これが最善策。
首を斬られないことを祈りながら。*]
[ラバルの館ではその後どうなっただろう。
隣の客間の出来事はわからぬが、帰る際に私の怒鳴る声くらいは聴こえたかもしれない。
頬を晴らして私は馬に乗り兵舎への帰り道を走っていく。
王宮で暗躍があることなど私は知らない。
ただ真実がきちんとした形で世に出ることを祈っているだけ。
しかし帰る途中に不穏な噂を信じている民衆に道を塞がれ絡まれる。
今は胸の居心地が悪い、喧嘩でも買ってやったら気は晴れるだろうか。それは>>244 王宮へと向かう彼女の近くかもしれない*]
邪魔だ・・・・・消えろ、機嫌が悪いんだ今・・・・・・。
─ 不穏な空気の中で ─
[ 城下のどこか。
歩みを進める先に、一際大きな人だかりと
馬に乗る軍服の姿 >>261 ]
……あれ、は
[ 顔は、知っている。直接話したことはないけれど、
ここ数日の間、王宮界隈でよく見かけた顔だ。 ]
……アイリ・フォールデン総督……?
[ と声を掛けようとするものの彼女の冷たい声に
すっ とそれは掻き消されてしまうわけだけど。
もしそのまま睨みつけられるようものなら
きっとすみません、と頭を下げて去り。
鉄拳が飛んで来るようならば、今回はきっと
左右の屈強な傭兵が、なんらかの動きをしただろう
では、民に手を上げるなら…………?
もし彼女がそのまま馬に乗って去るなら
不穏な空気を帯びたままの民とともに、
その後姿を黙って見送る筈。 *]
― 応接間から出て南の地区へと赴こう ―
[応接間で弟の話を聞き終えたら、早々に応接間から後にする。
廊下を歩きながら、思い出すのは弟の目、そしてあの“視線”。
軍に居る部下がたまに此方に似た様なものを向けていたのはあった。
特に8年前、まだ若い自分が軍を束ねると決まった時に見たソレと重なって見えて感じていたのは確か。
そして当時の自分を思い出し、天井を見遣り吐息に混ぜる様に言葉を漏らす。]
――血は争えない、な。
[それを諌める事が出来る人間は自分しか居ない。
否、自分でも恐らく出来ないのだろう、出来るとすれば亡き父しか居ない。
吐息に重苦しい物を混ぜ、父を喪った重大さに気付き溜息を漏らし、廊下を歩いて行く。
ともあれ、これから南の地区に赴かなければならない。
一先ず私室に戻り視察用の軍服に着替えれば私室を出る。
次は共の者を用意し、いざ視察に出掛けようとし王宮を出れば何やら一騒ぎが起きている様だ>>244>>261
警備に付いている者が騒然としているが、一先ず様子を見ようと、手を上げ制止をし事の成り行きを見守っている*]
[助かるのか、と聞かれれば]
そりゃあ、俺やて人の子ですわ。
[一先ずはそう返事をして]
剣を下ろす…?
それは無理やわ。
[隙を付こうとされても困る、とそれを拒むも
強気な態度に、用件は手短に済ませたい、とその切っ先を首から離す。
いつでも刺せるように、急所の場所を確かめながら。]
― 立ち去る人を見送る前の僅か ―
[ 見解が紡がれるのなら、
相槌を打ちながら聞いて>>230
核心に至る質問を投げかけた、後。 ]
…そう、ですか。
[ 国王は病死であった、と告げた
ヘーゼルの瞳の中には動揺の色はない。
偽ることへの罪悪感も。>>231
…「民を愛し続ける」と
放った言葉への迷いも。
まるで凪いだ海上のように静かな瞳に
何事もなく応えるにはあまりに。
この宮廷画家は多くの嘘を吐き過ぎていた。
そうですか、と、もう一度言って目を伏せる。 ]
[ 信じて欲しいのだと言えること>>165
信じていると言葉にすること。>>231
ローレルには果てなく高い壁を
易々と超えていく強さ。
嘗ては眩しいと眺めるだけだった。>>0:188
けれど、今ではそれすら叶わない。
向けられた視線の一つですら、
耳を掠める囁き声の温度ですら
何においても胸を痛めずには居られないから。
それは罪悪感すら過ぎた深い不安。
全てが終わった後にすら>>232
きっと払われることの二度とない
底なし沼のように果てのない暗い
[ どす黒く渦を巻くいろに蓋をして、
…それでも時折、漏れ出したものが
笑い合っている時にもちくりと刺さる。
何も知らない嘗ての自分で在れたなら。
平穏の失われる恐怖を忘れたままで在れたなら。
そんな後ろ向きに願いごとが
どれほど愚かしいと知っていながらも
たった今、この時だけは。と願う。
騒ぎに決着が着いた後、
きっと二度と訪れることのない時。
もしかしたら最後かもしれないと思えば。 ]
[ 去り行く人を見送った後。
人の気配が無くなった東屋で
宮廷画家は紙袋から茶菓子を一つ取り出して
徐に齧りながら東屋の小棚に手をかけた。 ]
ボクは……
貴方のように人を無条件に信じられない。
…裏切られる前に裏切って生きてきたから。
[ 呟き、取り出すのは
いつか買ってあった小さな小瓶。
誰に使うと決めているわけではない。
只、いつでも使えるように、と
懐奥深くにこっそりと忍ばせ、
茶菓子と画材の補填を終わらせたら
行く宛もなく、東屋を後にしたのだった。* ]
[剣を下ろさせ、彼の言うとおりに遺書を書く。]
…これでいいか?済んだならさっさと殺せ。
[彼の警戒の強さ。これではもう助かる道もない。
…ならば、と私は男が遺書へと目を向けた隙に、デスクの引き出しからデスクの下へとあるものを移動させる。]
[さて、目当ての遺書は書いてもらえただろうか。
己が持ちだしたのは即効性の毒。
堪忍やで。
ダイイングメッセージなんて書かれたらかなんからなあ。
倒れる相手の呼吸を確認した時。扉が開いた。
「レグザ参謀総長…フェリクス王子の命により、処罰する」
確かにそのように聞こえた気がするが…──]
え?
[バサリと、書類が舞う。
それは己が偽造した、外交長官が他国の密偵とやり取りした、と受け取れる文書の数々。
どんどん身体が重くなって意識がもうろうとする。
いつの間にか倒れていた自身の身体はもう既に流れる血で
真っ赤に染まっていて。
いや、違う。
既にこの身は真っ赤に染まっていたはずだ。他人から流れ出た血で。]
― 暗き翳り ―
街に囁かれし 暗き翳り
星に集いし者こそが 我らの安寧奪ったと
邪智の
偉大なる星 射落して
己が歴史を紡がんと
我らが空を 闇に染めしは
どちらの星に 集いし者か
ああ
さらなる翳りに 惑う民
長き平和に身を浸し 馴れぬ翳りに惑う民
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