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[>>192男はマレンマがコーンスープをテーブルに置くのをぼんやりと見ていた。
椅子の上にリュックサックを乗せているところにマレンマの鞄から塗り薬が出て来る。]
…エレンの?
――使ってもいいんですか?
ありがとうございます。
[持ち出した者とは知らず、彼女から買った物なのだろうと考える。
そういえば、暫く彼女の姿を見ていない。
薬を作る事が出来るのは彼女だけだから、無碍にはされないとは思うが、心配になる。]
―地下への階段―
ごめんなさい、マレンマさん。
私には生きる義務がある……義務があるの。義務なのよ。ごめんなさい。
いつも私に笑いかけてくれて、とても、嬉しかった。
ありがとう、マレンマさん。
私、ちゃんと、あなたの分も義務を背負って生きるわ。
だから。
……私には生きる、義務があるの。
[こちらを見る一対の瞳>>199をしっかり見据えながら、私はもう1度、リュックサックを振り下ろそうとします。
誰にも止められなければ、彼が抵抗しなければ、そのまま、彼が動かなくなるまで、何度も、何度もそうするでしょう。]
…そういえば、俺も見てないですね…。
――あの、何もないとは思いますが、気を付けて。
[慌ただしく出ていくマレンマを見送って、椅子に腰を下ろす。
頭を冷やして被害を拡大させない為にも、少し休息を取らねばと思った。]
[ マレンマは……驚いたが… >>203
その姿に感心していた…
ニタリと歪む口…、マレンマは寒さを感じると、薬を差し出した。]
落ち着くんだ…
薬が無いんだろ…?
これを飲むんだ……
[ 霊薬を1つ差し出した…]
―地下への階段―
!?
[差し出された薬>>205に、一瞬、思考が止まりました。
リュクを振り下ろそうとしていた腕が、ピタリと止まります。]
なん、で……。
あなた、ここで死ななくても、薬が全て無くなってしまえば、いずれ死んでしまうんですよ?
分かって、いるんですか?
[半ば呆然と、そう問いました。]
[>>206 >>207]
(確実に助かった)
[クロイツさんの声がすれば、手を上げ、大丈夫と。その後、コンスタンツェさんへ薬を押し付けるように渡した]
生きてこその世界だ…
コンスタンツェさん…
貴女は必要だ…
―地下への階段―
[自分の手に押し付けられた錠剤>>208と目の前の青年の顔を見比べ、私は錠剤を握りしめました。
ここでようやく、自分に向いている厳しい視線>>206にも意識が行きます。]
……あなたが何を考えておいでなのか、私には、分かりません……。
分からないことは、怖い。でも……。
この薬が今私には必要で、あなたに私が必要らしいと……それだけは、分かりました。
[言い、私は錠剤を、口に含んだのです。
それが契約のサインだとでも言いたげに。]
[扉をじっと見つめる。
その時、ふるっと身体に震えがくるのが分かった。
───……寒い……
突然、何かスイッチが切れたように、身体が震える。
咄嗟に思い出し、ハンカチから一つ、薬を取り出した。
ベッド脇の水を手にすれば、それはまた凍り始めている。
冷たすぎる水を口に含み、ぎゅっと目を瞑って錠剤を呑み下した。
───あと1日……
身体の震えが止まる。
そろそろ、ヴェルザンディの行った扉を閉めなければならないだろう……]
ああ、お前!
薬屋の娘!
こんな所に居たの。
ねえお前。
本当はまだ薬はたくさんあるのだよね?
今は無くても、作ったり出来るのだよね?
隠さないで正直にお話し!
[ >>209 コンスタンツェさんが薬を飲んだのを確認する。
マレンマは殴られた痛みを我慢しつつも、笑顔。]
( あの時の…あの目……魔獣のような…
ぼくは知っているぞ……はは)
だはは……はは…
[ クロイツさんの方へ向くと、事情を説明する。]
クロイツさん…
人食い……というのをご存じですか?
[ 血の服装…、傷だらけ…、それでも立ち上がるマレンマは、勝利でも確信したかのように笑顔。]
ぼくは………一度襲われたことがあります。
[この後に及んでもまだ自分が死なないと信じていたかったけれど、手持ちがない事、補充は2個だけだということを聞くと、やっと実感が沸いてきた]
そんな事はないだろう?
ええ? 本当はどっかに隠してるんじゃないかい?
嘘を言うと為にならないよ!
[少女が嘘を言って居ないと分かると、逆に真顔に成って来た]
お前、この薬はどうしてこんなことが出来るんだい?
何かおかしなものじゃないんだろうね?
お前はどうやって作ってるんだい?
[矢継ぎ早の質問に、少女は困ったようで口を噤んだ]
[頬が熱いのは、打たれたところが腫れ始めた所為だろうか。
男はマレンマの残した塗り薬を指で掬う。
凍ってはいないものの、冷えている所為でとても冷たい。]
…てて。
[患部に薬を塗って、ガーゼを当ててテープで固定する。
鏡を見てのものではないので少しずれていたが、気付く事はない。
咥内の出血は何時の間にか止まっていたようだ。]
――ふぅ。
[治療を終えると男は小さく息をついた。
恐らく痣になるだろう。
――それまで生きているかどうかは分からないが。]
―地下への階段―
[笑顔の青年>>212を怪訝に思いつつも、直後聞いた『人食い』の単語にギクリと致しました。]
[知っている? いや、まさか、そんな。
10年前の、それもごく内々に処理されたあの事件を知っている人だなんて、お父様と一部の軍人さん以外……!]
[そしてその後に続く『襲われた』の言葉に、私は心底驚きました。]
[私以外にも……居る?
人の命で、命を繋いだ人間が……?]
この薬が1粒でこれだけの効果があるなら、2粒飲んだら外に出られるくらいにならないかね?
ねえ、あたくしの屋敷の地下にも避難所があるんだよ。
そこから物資を取って来てあげる。
だから、次の補充はあたくしに真っ先に持って来ておくれでないかい?
[だが、2錠飲んだ時の効果>>184を聞くと、チッと舌打ちした]
使えないねえ、ああ、全く!
[やはり、ベルガマスコ少将にくっついてるのが一番安全か。]
いいかい。
あんたがどんな魔法使いだろうと知ったこっちゃないけど、あたくし達を置いて逃げでもしたら、末代まで呪ってやるからね!
[少女が自分一人で逃げ出さないかが心配で、そう脅してから少将の元へ戻る]
[先のクロイツの言葉を思い出す。
───上も下もそう変わらない……
果たして本当にそうだろうか。
部屋を出て行ったきり、カークさんも戻ってこない。
ヴェルザンディは帰ってくる気配もない。
ただ上にはまだ人が居るようだった。
───叔父さまは……
───体調が優れないのならここの方が良いと言ったけれど……]
空腹は余り感じていない。
そもそも余り食事を与えられて居なかったのもあってかなりの少食である。
───上……行ってみようかな……
コートの上に毛布を引っ掛けて、仮眠室から覗いてみる。
其処には誰も居ないようだった。
地上への扉は開いている。
そっと其処へと近付く。]
[ ニィ…と口を歪めると、再びコンスタンツェさんへ向く]
人食いというのは…
一度人を食った人間が…、その"味"の虜になり。
その呪いから逃げられなくなった"人間"。
クロイツさん…、コンスタンツェさんが
ぼくに襲いかかった事は…
他の人には言わないで下さい…
コンスタンツェさんは、ぼく達の"仲間"ですよ…
[その頃には騒動>>212>>215>>218は済んでいたのか、其処には誰も居なかった。
上からは冷気が下りてくる。
───やっぱり地下のがよかった、かな……
そう思いながら一歩、一歩とゆっくり階段を登って行く。]
[ マレンマはパッパッ…と、埃を払う]
コンスタンツェさん、上へ行きましょう…。
寒くなってきました。
クロイツさんはどうします…?
[ そう言いつつ、霊薬を1つ口にする。]
[治療が終わった男は、先程二人の前で大きく開いてみせた所為で乱れたリュックサックの中身を整理し始める。]
…ん?
[内ポケットから出てきたのは、小分けのチョコレートが一袋。
――とはいえ、小さな袋なので中に入っているのは10粒程度だ。
母親が入れておいたのだろうか、賞味期限は後1週間である。]
――ま、ばれた時はばれた時かな。
[提供した食料を平等に出す心算はないだろうから、こっそりと他の人に分けよう。
そう思いながら男は小さく舌を出す。
少なくとも男は、人間的に尊敬出来ない相手に対して敬意を払う事はない。
今は平民と貴族の差が絶対的だった時代ではないのだから。
マレンマはスープを飲みに戻って来るだろうから奪われないように守っておかねば。
紙のカップに触れてみると、少し冷たくなってきている気がした。]
―地下室への階段―
(仲間……?>>221)
[ということは、この方々も……?
いえ、先ほど『襲われた』と仰っておりましたし、そういう訳では無さそうです。それに軍人さんの方は、人食いについて、良く、ご存じないようでした。]
[それにしても……人食い。私はそう呼ばれるものになってしまったのですね。改めて、笑えて来ました。]
[なりたくてなったんじゃない。最初は死ぬほど気持ち悪かった。それでも。
愛しいものは、美味しいのです。これだけが雪に閉ざされた死の世界でも、変わらぬひとつの事実。]
[そんなことを考えていると、また、声がかかりました>>223。]
……そうですね……。
それに少し、眠くなって来てしまいましたし……。
[繋がったのは、今日の命だけ。明日以降、3日分。私はまた……誰かを、犠牲に命を繋ぐのです。]
[私は促されるまま、大広間への道を歩むでしょう。]
……。
[スープを啜りながら、暫く会っていない人々を思い出す。
彼女達は無体な事はされていないだろうか。
ヴェルザンディ。
クロイツ。
コンスタンツェ。
エレオノーレ。
その内の一人が息絶え、
二人がマレンマと契約を結んでいる事を男は知らない。
地下に二人いた事も。]
[体感の時間はどれだけ過ぎたかは分からない。
忘れぬ内に、と男は内ポケットに入った薬を取り出してぬるくなってきたコーンスープで飲み下す。]
…これでおしまい、か。
[命を保証するものはこれでなくなってしまった。
さて、どうするべきか。*]
[>>221マレンマの言葉に頷く]
私としては、危害を加えられることが無いのであれば、さしあたり問題はないが。
その頭の傷と出血の理由を何か作らねばなるまい。適当な理由でも口裏は合わせることは出来るがな。
[>>223上に行くという言葉を聞いて]
私も上へ戻る。あの下衆な司令官殿に報告をせねばなるまい。隙を見て上の3人を制圧するのも良いだろうがな。そのときは力を貸してもらうことになると思うが、まさか反対はしないだろう?
[制圧・・・つまりは口減らしである。]
それに地上は危ないかもしれぬ。予想以上に冷え込みも厳しそうだ。拠点は地下へ移すほうが良いと思っているのだが・・・どうせあの下衆と婦人は地下に移る気はないだろうしな。
[二人に引き続いて、階段を上へとのぼる]
―地下への階段→大広間―
[歩きながら、考えるのです。
仲間と言った彼ら。あの2人で全員としても、全員が生き延びるには、残り3人分が3日分、計9錠の薬が必要になります。]
[私の知る限り、あの軍人さんの所持数が3錠。マレンマさんのものが2錠。3人分減って、チームでの総量が2錠。不足分は7錠。]
[そして各々の持ち分から、今日分がもう失われていると仮定して、この避難所にある薬の総量は……。]
……足りない。
[その声は誰にも届かぬまま泡のように消え、ただ不安だけは、私の胸のうちに留まるのでございました。]
[最低でもこの3人から1人、見捨てられる者が出る計算なのです。]
―地下への階段→大広間―
[思考に沈んだ脳を、問いかけ>>229が呼び起こしました。]
[制圧……上には、フランツさんも、いらっしゃるのですけれど。]
ええ、もちろん。
ご協力致しますわ。
[笑顔でそう、答えました。]
[だって、フランツさんはきっと、……美味しいもの。]
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