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― ハールト付近 ―
ん…。
[>>278ふと見かけた馬の一団は大規模ではないものの、動きはただの民草のそれとは明らかに違った軍人のそれをしていた。]
丁度いい、あれに随行させてもらおうか。
[言うが早いが、老婆は瞬時にその身を竜へと変える。
地を蹴り一度空へと飛んだ後、ゆるやかに羽を動かしていつもよりは低空を駆り、その先頭に立つ指揮官だろう男の元に慎重に近づいた。]
お前、確か…レトと言ったか。
悪いがあんたたちについていく事にするよ。
あたしには軍人の動きは出来ないし、
かといって、あまり勝手をする訳にもいかないからねぇ。
ああ、何かしてほしい事があるなら遠慮なくお言い。
[そう言い、竜はレトら騎馬隊のやや後方を飛び、ついてゆくような形を取る。]
[なんで自分はこのようなことをしているのだろう。
それは弱肉強食のためだ。
そしてあのように自害をするような要因である第二王子がいてはこれからの行動に差しさわりがある。あのように無駄で無為な死へと突き進ませ人を殺す第二王子がいるとやりづらい。]
[戦いにどこか私情を挟んでいる節がある魔軍の連中が理解できない。
名誉のために戦うライナーや、第二王子を執拗に狙う他の面々のことも理解できない。
同時に、賊軍がなぜ戦っているのかも理解できない。
正統な血筋だとか。魔物の支配脱却だとか。聞こえはしたが、その血筋がなにをくれるのか、魔物がいないほうがなにがいいのか理解できない。
そして自害したものたちの思いもまた理解できない。]
[戦いに理由などない。
殺しに理由などない。
いちいちそんなことを口にしなければ戦えない殺せないようなやつらは、初めから戦わず殺し合わなければいいのだ
そんな余裕のある言葉など、ばかばかしいにもほどがあるというのに。
だから、自分とは違う煌めく金の髪>>303の持ち主を探していたのは、今後のことだけでありながら不可思議にざわめく]
アンタが生きてると、大勢死ぬンだよ。
[魔物の支配を打破といいながら、魔物に乗る滑稽な王子を見つけながら、大腿だけで馬に乗り、彼の兄の剣を抜き放ち、漆黒の馬は駆け、王子の右側を駆け抜けんとする
右手のショーテールは大きく横薙ぎに、ハルバードを狙いひっかける。あわよくば鎌状の刃がその身を貫かせようと。それが叶わぬとも次に待つのは、鋭い彼の兄がもっていた剣による胸への刺突という連撃を放った]
[振り下ろしたファルカタが漆黒のダガーと打ち合い>>304、力による競り合いが始まる。
ここまで接近すれば男の方に分があるが、まだ気を抜くのは早い]
名前はちょっと長くてね…。
普段はローランド、と名乗っているよ。
[ギリギリと、ファルカタの柄に血塗れの左手も添え、押し込む力を更に加える]
君の名は?
[命のやり取りをする場でありながら、気安げな口調で相手>>305の名を問い返した]
―グランツェルツ橋―
[呼びかけられた声>>296にエトヴァルトが反応し、魔法の矢を飛ばす>>306、少し前。
部隊を別途進行させ、自身は単騎でグランツェルツ橋へ向かう。
少なくとも、エトヴァルトは善戦、奮戦しているように見える。
矢による斉射とウルフライダー部隊による白兵戦。それにボアチャリオットを用いた撹乱。>>281
兵種の特性をよくわかった運用であることが見て取れた。だが、船の数が予想していたより遥かに多い。
単騎でエトヴァルトへ近づいて、声をかける]
よくやっているようだな、エトヴァルト。
戦中なので手短に話すが、この連中の動き、妙だ。
私はハールト西方面からこちらまでの、敵の陸部隊を警戒しながら向かっていたのだが、陸上からの部隊はほぼなかった。
船での進軍など、察知されずに出来るはずもない。
何か裏があるのかも知れない。というわけでだ。
私自ら、急ぎ空から連中の動きを確認して戻る。
ギィ様からせっかく頂いた、空駆ける馬。役立てねばな。
一先ずはこの戦場、お前に任せる。
じきに我が隊も到着するが、この戦の間はお前の配下にあるよう言い添えてある。
では……武運を。頼むぞ。
[そう言い、透明になった馬と将は単騎で海へと駆けていった*]
[>>314 首元から止めどなく溢れる赤が黒いローブを更に昏く染めていく。]
……ヴェルザンディ。
[名など名乗り合ってるのを少し可笑しく思いながら、一度目を伏せ、開くと眼前の男を強い瞳で見据えた。]
ローランド。
我が王は強い。精々死力を尽くして戦うことだね。勝てやしないだろうけれど。
[笑みすら浮かべてそう言い終えると。
ごぽりと口から赤を吐きだすと同時、すでにその耐用年数が大幅に過ぎていたのをヴェルザンディの魔力でつなぎとめていた魔鏡が粉々に砕け。
ダガーを握る手からはがくりと力が抜けた。]
[けども、直様思い当たる。
王子が行方不明だった2年間、共にいた古の竜であろうと。]
はっ、ありがたく。
ならば、敵の分断を狙いますゆえそのご助力を。
[即座に切り替える。
竜の力がいかほどかまでは正確に知らずとも、人間や下等な魔物が適う訳はないだろう。
また、その存在だけでも、十分に畏怖を与えるだろう。
ならば、多少の無茶も可能だと。]
皆の者、続けっ!
[サーベル抜き放ち、一団となって突っ込んでいく。*]
[「大勢死ぬンだ」と、馬上の男は言った。]
もっと大勢が殺される世界を選ぶことはできない。
[短く答える間にも、両手に煌めく刃が迫る。]
[鎌の曲線を持つ凶悪な武器がハルバートの柄の外側から襲った。
ハルバートの柄を足で蹴ってさの切っ先を逸らす。
だが、同時に兄の剣が胸目がけて突き上げられた。]
──くっ
[かろうじて躱し、脇腹と腕で男の手首を挟みこんで押さえつける。
組み合ったまま、ぎりぎりの拮抗。]
……動きが妙……とは?
[僅か、首を傾いでなされた説明を聞く。
陸からの干渉がほぼなかった……というのは、確かに不可解で]
……了解いたしました。
この場と、後続の部隊、しかとお預かりいたします。
[地上から見えぬものも、空からならば遮られずに見える可能性は高い。
そう、思ったから、返すのは迷いない諾]
……はい。
クレステッド様も、お気をつけて。
[頼む、という言葉に返す声音はごく素直なもの。
姿を消し、空へと消える姿を長々と見送る余裕は、状況にはないが。
向けた視線には、はきとわかる信の色が浮かんでいた。*]
[と、男の背後に、矢をつがえるダークエルフが見えた。
ふたりが動きを留めた今──
シェットラントごと、カレルを射抜くつもりだとわかる。]
──危 、
[刃を交えている当の相手に、同時に警告を発することに、矛盾は感じなかった。
瞬時に両手を離した、一瞬。*]
――エディ、なぜそこにいる!
お前にとって、カレルは光ではなかったのか!
[それでも再び言葉をぶつける。
得意とする交渉でも何でも無く、ただただ疑問だけを。]
決まり事に反したンならしかたねーだろうが!
[ハルバードを退けることはできたが、剣の刺突は成功させることはできずに、むしろ腕>>321が封じられる不意に力が抜けたのを背後から聞こえる風斬り音の前に、あまりにも慣れ親しんた弓の音を聞き過ごすはずもなく]
死ね。
[力が抜けた瞬間。身体を半身にずらすようにして肩をかすめるように矢が飛んでいくなか。左手にある剣をもつ腕を引きぬくと、首を切り取らんと横薙ぎに振るう]
[死の刹那の強い想い>>318。
男が何度も視てきたもの]
勝てない
喩えどんなに魔人が強力でも、私達は諦めない。
…ヴェルザンディ、我が宿敵よ。
さらばだ。
[彼の手から力が抜けると同時、男は渾身の力をファルカタに込めた。
遮るものの無くなった刃は、既に紅く染まったヴェルザンディの首へと食い込み]
[>>319 戦線の後方にいたダークエルフがヴェルザンディの死を目視で確認したと同時。
背後からの奇襲―――しかも竜つきであることに気が付く。
これには流石に舌打ちした。
完全に騎兵により背後をとられたオークやゴブリンたちが屠られてゆく。
応対するために背を向ければ、後ろの賊軍に刃を突き立てられ一体、また一体と数を減らした。
人間の指揮官も、その攻撃で命を落とす。
状況を確認したダークエルフは、他の二人に合図を送ると、交戦している兵はそのままに戦線を離脱、山の中の木々の間の闇に溶けるように消えた。*]
[胴から離れた首が地面へと転がり落ちる。
重々しい音は戦の喧騒に掻き消されたが、強く漂う鉄錆の匂いは辺りへと広まった]
王子! ダークエルフは討ち取ったよ!!
[敵将討ち取りの名乗りなど知らない男は、敵騎馬隊と相対する王子へと声を張り上げる。
それは戦場へと広まり、敵軍の動揺を誘うには十分だった。
王子を狙っていたダークエルフも、ヴェルザンディの死を聞き即座に離脱へと移る]
……何故、か。
お前もあの、使者のおっさんと同じ事言うんだな。
[はあ、と。
零れ落ちるのは、大げさなためいき]
……ああ、確かに光だな。
それは、間違いねぇ。
……だが、あれは、俺とは相容れない。
それを理解した。
だから、相容れる側にいる。
……それだけの事だ。
[淡々と返しつつも、戦況を追う。
クレステッドの部隊がこちらに合流するまでの時間は稼がなくては、と思いつつ。
次なる攻撃の呪を紡ぐべく、左の手の刃を右手に宛がった。*]
[そもそも自分は自分のルールを間違えていたのが毒が体を回る熱の中気付けていない。
だがその身を押して、埒外に振る舞って殺しにいくだろうが、徐々に体は鈍くなっていく。王子の手で死んだのか。周りの兵によって死んだのか]
(弱いやつが…死ぬンだよ)
[...には大した違いはない]
[均衡が崩れて身体が傾ぐ。
落馬する──
刃が振るわれるのが見え、同時に自分が抜き放った剣も、弧を描き、男の身体を薙いでいた。]
[自分が倒れると同時に、馬賊は西へと逃げ出した。交戦を避け、追うものがいれば走射をして散らし王都南西のアジトへと帰るためだ。
山に入り、騎兵は強行をするだろう。
ここに来る前に、飛ばした伝書蝙蝠>>216
別に自分の死期を悟ったわけではない。ただ、
『自分が死んだ後、あの紅い人をトップに据えたままでいいか、聞いた後、弱肉強食をしろ』
その伝言に従って、残った馬賊。そしてここに未練もなく逃げていく馬賊たちは行動するだろう**]
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