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[悲鳴にも似たカスパルの訴え。
そして、外へと出て行ってしまう彼を
声を発するよりも先、褐色のうさぎも追いかけた]
暗い、…そと、危ない。
[ルートと共に、闇雲に森を走るカスパルの後を追った]
[カスパルは、他にも誰か追っていったようだ。
ならば、大丈夫。きっと、大丈夫。
レトの姿があったとは気づけず、そのまま道を外れ
暗い、黒い、森の中。
僅かに赤く染まる月光の中、ゆっくりと歩き始めた**]
[哀しみからなのか、或いは怒りか。
勢いのままに小屋を後にしたカスパルの手を
漸く、掴む事叶い]
……自分の身体も、だいじにして。
哀しむ、から。
[誰が?レトが。
ずっと小屋を空けていたレトが、限りなくオオカミに近い、
そう考えてはいたけれど。
自棄になっているように見えるカスパルを、
彼は見たくないはずだと、…合っているだろうかと
ルートに意見を求めるよう視線を向けた]
[僅かに赤い月明かりが、煌々と照る森を、褐色の彼>>93と走る。(こんなとき、咄嗟に飛び出せるこの異国の兎を、ルートは優しいと思う。)
カラスたちの耳障りな声に、やかまし、とぼやきながら。]
[ブナの群れを抜け、スズランを鳴らし、やっとローがカスパルを捕まえる。
誰とは言わないが、ローの言おうとするところを理解して、こっくりと頷き。]
レトがカスパル君を避けてたんって、ただ嫌いやったから、だけとちゃう気がすんねん。
カスパル君を傷つけへんように、っていうか…。
そやし、ヤケになったら…多分、レトも悲しむて。
[な、とローに同意を求め、ふたたびカスパルをなだめ。
カスパルは、どういう心境でいただろうか。]
[カスパルの気が済むまで傍にいたなら、ローと二人で、彼を連れ帰っただろう。
途中、同じく小屋を出たマレンマに出会えたかどうかは――。**]
― 寝室→露天風呂 ―
[ねぼすけうさぎがベッドから這い出したのは、今日は随分と遅かった。
来客用のふかふかベッドが悪いんだ。だって寝心地が良すぎるから。
ルートヴィヒが起しに来てくれた>>32のは気付いたけれど、尚も瞼が上がらず、
彼に手を伸ばして一緒に寝ようと催促したつもりでいたが、起きたら結局独りだったから、多分振られたんだろう。
一人皆と生活リズムがまるきりずれているけれど、
今更そんな些末事、自分にとっては気にする事でも無かった。
身体を洗い終えて、ゆったりと露天風呂に浸かる。
もうみんな夕食も食べ終えた頃かもしれない、なんて、ふと、今更に気付くが、本当に今更なので取敢えず今は入浴タイムを満喫することにして、のんびりと…]
「みんながここに居れば、大丈夫。」
[直接ローゼンハイムの声を聞いたわけでは無い。
けれど、彼がそう言っていた>>1:#1と、誰かが話していたのを確か、聞いた。]
…さて、「大丈夫」なのは「誰」なのかなぁ?
[自分の拙い言葉、言いたかった事は、ルートが理解してくれた。
カスパルにも伝わるといい。
レトがどう考えているのかなんて、本当のところは
付き合いの浅い自分には、理解出来ていなかったけれど。
今はこうして、代弁してくれるルートが頼もしくも感じられた。
カスパルの思い、小屋を飛び出すほどの強い気持ちを
吐き出してくれる時を待ちながら。
やがて落ち着けば三人で小屋を目指す]
[誰も居ないのを良い事に、伸ばした足でぱしゃぱしゃ水面を蹴る。
舞う飛沫の水音に耳を欹てながら、暖かな湯気の中、深呼吸を一つ]
ローゼンが護りたかったのは、「僕ら」?
それとも、「僕らから」護りたかったのかな…?
[若しくは僕らから、護ることで僕らの心を護ってくれようとしたのかもしれない。
「オオカミさんはウサギさんに戻れる」
つまりオオカミは元はウサギなんだろう。
オオカミになってしまったウサギがウサギを襲う。
オオカミにウサギの心が残っているなら、オオカミだってほんとはウサギを襲いたくなんてないんだろうなぁ、なんて…
「オオカミ」が何かを知らないから、総て憶測でしかないけれど]
― 寝室 ―
[青ざめた表情で寝室に向かったファミル>>92が心配でそっと中に入り、被っている毛布に軽く触れると]
何となくだけど・・・タクマさんやファムの考えてること・・・分かったよ。
自分の大事な人を守りたいから・・・誰かの大事な人は守れない。こんな考え辛いけど・・・、他に方法がないのなら・・・それも仕方ないのかもしれないね。
・・・僕は君を守りたい。
それだけは確かだよ。
[信ずるに足るものなんて何もないのだけど。
自分の信念に縋り付きたかった。
相手は何か答えただろうか、額に軽くキスを落として「おやすみ」と告げて部屋を後にした。]
[誰にともなく零す独り言。
思考を纏めて整理するには、声に出して、
明確な言葉にして現した方がやり易い。]
…つまり、信じる為に疑う行為を正当化できる訳だね。
疑う事無く全員を信じられる筈も無い、けれどそれに罪悪感を覚えたら、
「疑う相手が本当にオオカミなら、彼を楽にしてあげられる。
彼を疑う事は、彼を助ける行為に繋がるかもしれないんだ」と。
そう、自分に言い聞かせる事が、出来る。
[其処まで紡いだ自分の言葉に、忌々しげに鼻で笑った]
……――わぁ、なんて悪趣味。
―小屋―
[小屋から戻り、リビングにファミルの姿が無い事に気づいた。
床一面に敷き詰めた、ふかふかの布団をじっと見つめ
日中の出来事へと思いを馳せる――
布団干しは、ファミルが手伝ってくれた。
重くはなくともかさばるものなので、干しやすいように
移動を手伝って貰えるだけで、充分助かった]
寝床。みんなで、ごろごろできる、場所。
[それに、一人で行うよりもずっと、二人の方が楽しい。
全て干し終え浴室へ向かったファミルとひととき別行動を取るが
取り込む際には此方から、手伝ってくれと
読書中の白金うさぎの顔を覗く]
てきたいしゃ…、って、なんだろう。
[小難しい本のタイトルを、たどたどしく読み上げる。
取り込んだふかふかの布団を積み上げた時、
ファミルの瞳がやけにキラキラと輝いている事に気づき――
布団とファミル、交互に比べるように眺めてから、]
――っ…、わふ…っ
[布団へダイヴしてみせた。きっと、これがやりたかったのだろう。
ファミルも後を追ってダイヴしてくれたような気がする]
ローゼン頼むよー、これで
「実はドッキリでした★みんな余興を愉しんでくれたかな?てへ♥」
とかやられたら僕ほんきでなぐるよ、ぐーでいくよ。力の限り。
…けど、キミはそんなことしないって、取敢えず信じておくよ。
さて、ローゼン、キミの望む侭に、皆で疑い合おうか。
その先に、キミの望む結末が待っている事を信じて。
[すっきり目が覚め今後の方針の思考も纏まった所で、大きく伸びをして、後はくつろぎタイムに戻る。
そろそろのぼせそうな気もするけど、気分屋なうさぎは気にしない、きにしない]
―露天風呂―
[湯気の向こうにうさぎの姿を見つけるよりも早く、
耳に届いたのは、リヒャルトの声だった。
誰かと会話しているのかと首を捻るも、
どうやら、オオカミやオオカミを探す事についての
自論を纏めているようで。それを聞きながら衣服を脱いでいき]
――信じると、疑うは…おなじ?
[呟いた言葉は、更に捲くし立てられるリヒャルトの言葉>>109に
搔き消されてしまったかもしれない。むう、と頬を膨らませ]
…ローゼン、そんなこと、しない。
多分。そんなお茶目な性格ではなかったと。
けれど本当は、そうであればいいとさえ、感じていて。
考えがまとまらず、ざぶりと頭から湯を浴び、
ふるる、と頭を振って湯を散らす]
[誰か来たのに気付いてはいたが、別段聞かれて困る話でも無いので続ける独り言。に、返る声に、少し考え込んで]
…うーん、とね、なんて言えば良いのかな。
疑い合わずして互いを知ることは出来ない、
相手を知らずして互いを信じる事は出来ない、
信じる、は疑って知った先の結論の一つだと、僕は思うな。
一欠けらも疑わずして、知らぬ相手を信じる事がキミには出来る?
ローゼンが、「そんなことをしない」とキミが信じられるのは何故?
キミは、ローゼンの何を知っている?
[頭の中身が湯立ちはじめて、ちょっと自分でも何を言っているのか判らなくなってきた。
けれど、何故だかちょっぴり楽しい気分で、ぶくぶく沈む危険な遊びを始める。
故意に遊んでいるのか、本当に沈んでいるのかの境目は、自分でも、ちょっと、判って居ない]
ああ、…それなら、わかる。
知ってる、けど、…マレンマ。
でも、『オオカミじゃない』言えない。
[この中では、ローゼンに次いでマレンマが一番距離が近いと勝手に感じているけれど、けれど彼が狼では無いとは、
…例えば先のカスパルのように、強く訴える事は出来ない]
ローゼン…、腹減ると、ご飯つくってくれた。
いいひと。 ――それしか、しらない。
[それなのに、そんなことしない、と
そう断言してしまったのは、…カスパルと同じ心境だったのかもしれなくて、
ぐるぐると思案していた矢先、リヒャルトがぶくぶく沈んだ。
最初は遊んでいるのだと思ったのだけれど、不安になって傍へと近づき]
……おぼれたい?
[脇に手を差し入れ、引き上げ膝へ乗せようと画策してみる]
[彼が喋っている辺りまでは耳はぴんとお湯から出ていたので彼の声は届いて居た。
お湯の中に沈んで、ゆらゆらゆれる水面の向こうに見る景色はいつもとは違って見えた。
心地よい眠りに落ちる手前の微睡のような心地よさを覚える。
段々酸素が足りなくなってきた頭が息苦しさを忘れ可笑しな錯覚をしかけていたところで、ほかほか桜色に茹で上がったうさぎはロー・シェンの手によって掬い上げられた。
途端肺に流れ込んでくる酸素に、思わず咳込む]
…っ、…けほっ、…――んか、ふだんと違うものが見えるかな、と思って。
[溺れるつもりはない、と伝える序でにそんな言い訳。
ぐるぐる目が回って彼の膝の上から動けぬ侭に、濡れた肌が夜風に冷やされ心地良くて、瞼を伏せた]
キミが信じるのは、マレンマとローゼン?ならキミは、…誰から疑う?
[自分は、信じる相手も、疑い始める相手も見当たらない。
信じる相手だけでも「この人」と言える彼が少しだけ、羨ましかった]
―ほらあな―
[ローゼンの耳の出血は、直ぐに止まっただろう。
自分だって元々はウサギだ。
舐める事で傷を癒すことが出来る――否、
こうなってしまった今、それが出来るのかは謎だった。
ローゼンハイムは、流れウサギの自分にとても優しくしてくれた。
マレンマの洞穴から自立し、漸く新しい棲家を見つけたローだったが
如何せん、料理が下手で。
温かいものを食べられるのは、ローゼンのお陰だったとも言えた。
そのローゼンの耳を――
はじめて、ウサギの耳を、食料にした]
ごめ…ん
ごめんなさい、ごめんなさい、ああ……
[がくり、入口で膝を落として頭を抱える。
ウサギのローは、同胞の耳を喰らった罪悪感に押し潰されそうになっていて。
その記憶を喰らってから表に出るのが、オオカミのローの最初の仕事だった]
弱いモノは淘汰される。
「お前」も、そのひとつでしか無いんだよ、ロー・シェン。
[昏いほらあなの奥で、赤い眸が細まった]
[それでも、赤い眸にも――罪悪感はあるのかもしれない。
同胞の血で汚れた手で、唇で、
弟のように愛らしいシェイに触れることは叶わぬまま。
それでも、傍によることなく、声を掛ける]
他に、足りないものは?シェイ。
ああ、大丈夫だよ。
小屋では「オオカミがローゼンハイムを襲った」って
大騒ぎになったけれど…、
ここなら、命までは取られないだろう、って事になったんだ。
[嘘だ。
嘘を嘘で塗り固めていく。
どうせ明日になれば、新たな来訪者が訪れて、
――自分の正体など、ばれてしまうかもしれないというのに。
ルートヴィヒの作ったマーマレードとジェノヴェーゼ、
そっとそれを差し出し、彼に触れることなくほらあなを後にした**]
[ざぶり。
大きな音と共に、茹でうさぎを掬い上げた。
咳き込んでいる辺りを見れば、彼が何と言おうと
「自爆していた」ようにしか見えずに。
「普段と違うもの」との言葉に半ば呆れるように溜息をひとつ]
見えた?
[見たかった世界は、そこにあったのだろうか、と。
後ろから抱きかかえつつ、濡れた彼の前髪を指の腹で搔き上げた]
――わからない。けれど…
レトがオオカミさんと、思ってる。
違ったら、カスパルはウサギ…かな、って。
[カスパルが狼なら、仲間ではないレトを庇わず
そのままタクマの意見に同意したのではないかと、
浅知恵を捻っていた]
うーん、あと一歩だった気がするんだけどなぁ。
[何もつかめなかった両手をにぎにぎしつつ、
「残念、ざんねん」なんておどけた調子で笑い交じりに繰り返す。
やたら急ぎ足の心音と、せっかちな呼吸が収まるまで、もう少し
されるがままに彼の胸に背を持たれ掛けて、大人しく]
逆かもよー?
[罪悪感も薄く疑い易いレトを仲間ならばわざわざ庇うまい。そこは同意。皆の前で庇って見せたのは、レトは仲間では無いからこそ、違うと知っているからこそ、ではないか…
…なんて思考が廻った訳では無く、単純に思い付きの冗談だ。
なんせ眠りこけていたねぼすけうさぎは、彼らの間に起った一悶着を知らないのだから]
見えたら、おしえて。
[違う世界が。少しだけ、興味が湧いたらしい。
少し苦しそうに見えるリヒャの様子を横から覗き込む。
茹でうさぎが完成してしまったのだろうか。
――褐色は逆上せるという単語を知らなかった]
……そう、なのか…、
[彼の言うように疑わずして狼を見つけるのは難しいようだと、悟る。
何を手掛かりに疑い、何を手掛かりに信じれば良いのか――]
信じてないけど、…リルを信じたい、な…、
[感情論を別にして、公平に相手を見定める眼を持っている気がした。
…そう感じ始めている自分の感覚を信じていいのかさえ、未だ解らなかったけれど]
出よう。…茹でうさぎに、なってる。
[ざぶり。そのまま横抱きに茹でうさぎを持ち上げて。
立てるようであれば、浴槽外の石畳の上へ下ろそうと]
うーん、見えた後に教えられる状態ならね。
[多分、見えた後は息をしていない気がしなくも無い。
なので見えた瞬間に引き上げて貰えばいい訳だが、
その瞬間を如何相手に伝えるか。そこが最大の難関だろう。
…なんて、如何でもいいことを真剣に悩む]
信じたい、か。いいね。
僕はそういうの、ないや。ちょっぴり羨ましいな…。
[>>105正当化なんてしなくても誰でも罪悪感なく疑える。
誰も信じていない分だけ、きっと、誰にも信用されていないだろう。けれどそれでもよかった。
信じたい相手を疑わなければいけない誰かよりは、
信じる相手に疑われる誰かよりは、きっと、ずっと、楽ちんだ。
湯から上げて貰えば、ちょっぴりへろへろよろけつつも、それでも自分の足で立って、石畳を辿り脱衣所へと戻って行く。
彼も一緒に上がろうとするなら、キミはもう少しゆっくりしなくていいの?なんて、自分を心配してくれているなんて微塵も考えていない顔で、心底不思議そうに尋ねたりしただろう。]
[返答を受け「やっぱりそうなのか」と、別の世界の恐ろしさを知る。
否、彼ならば生命の限界に挑戦し、現世に戻って来れるかも…
とは、敢えて口にはせぬままに。
「羨ましい」と言われて驚きに双眸を瞠らせる。
単純に、目前の相手を信じる事が出来たなら、
そして、彼が狼ではなかったとしたら、
遠回りせずに狼を見つけ、平穏な日々を取り戻せるのではという
――単純なる甘え、だったのかもしれない]
上がるよ、俺も。
[そこそこ身体も温まったし、汗も流せたとばかり。
よろよろ歩む彼を時折腕で支えつつ、衣服を羽織り、
彼がそのまま小屋へ戻るなら、「一緒に寝て」とお強請りを。
拒絶されれば一人、敷き詰めた布団の中心で丸くなって眠り
通り掛った輩を抱き締め眠る暴挙へ出るか。
了承を貰えれば、今夜はリヒャルトを抱きしめ
眠りへと誘われるだろう**]
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