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― 神域への門 ―
[ミーネと守護者の間に氷棘と黒焔が舞う。
揺らめく焔の中に浮き沈みした狼の影。
それを越えられるかが、意志を示すための一つの基準となろうか]
ミーネ……!
[躊躇うことなく黒焔へと飛び込んでいくミーネの姿。
その先で振るったのは ──── 拳]
俺が行くのも面白いんだが、
[ひらり、と手を振って、ツッコミを受けそうな事を軽く言った。]
……あいつ、『鏡』か『反射』の属性持ってねぇ?
[愛憎含めた感情を糧にしているとは知らぬため、個人的な疑問を口にした。]
ふ、 ふふふ、
流石、ですね。
[確かに、彼女は殴ると言っていた。
その方法として、大剣を振るう手段だってあったはずだ。
けれど、彼女が選んだのは自らの拳。
意志を通すのに、これほど相応しいものもないだろう。
守護者の意表もつけたようで、良い結果になったのでは、と小さく笑った*]
[ヴィルへルミネとヴェルナーの一対一はとてもワクワクソワソワした顔で見ていたが]
……最後はステゴロかぁ。
[妙な所で、ヴィルへルミネに逆らわんとこ、の意思を固めるのだった。]
……でも。
その分、がっちり伝わったぜ、お前さんの決意と……それから、皆への信。
これなら、ま。
他の『均衡の守護者』共も、文句は言わねーだろ。
[軽い口調で言って、けらりと笑う。
それから、ひとつ、息を吐いて]
念のため、言っとくが。
俺は別に、ここに来た連中の力を疑ってるわけでも、過剰な心配してるわけでもねぇ。
[それは、先に叩きつけられた言葉への返答ともいえるもの]
……力を認めて、信を持っているからこそ。
神格として、通さなきゃならねぇ筋をきっちり通した。
俺という『個』、そして、『黒狼神』としての存在。
双方で認めたかったから吹っ掛けた。
[静かな口調でそう告げて、それから、天に向けて手を差し上げる。
呼応するように後ろに控えていた狼が天へと吠え、それに応じるように、各自が集めた黒い石――鍵の欠片が、黒焔狼の手へと集い、漆黒の球体へと転じる]
……ま、思ってた以上のもの、見せてもらえたし。
これなら、神代の狂気にも負けやしねぇ、って確信も得られたからな。
……先に、進むとしますかねぇ。
[漆黒の球体――再生された鍵を手の中でくるり、と回しつつ。
告げる口調は、呑気なものだった。*]
[華麗なる一撃とその結末に目が丸くなった。
色々と固まっている所に聞こえてきた傭兵の呟き>>386に虚をつかれ、ジルの方を確かめるように見れば。嬉しげに笑う>>385のが見えて]
……王宮の精霊師仕様?
[個ではなく、そんな風に考えてしまったり]
― 回想 ―
[ 『守護者』に初めて会ったのは、12年前、漸く一人前の騎竜師と認められ、亡き父の後継として北部師団に任命されることとなって、王都に出向いた時だった。
話には聞いていたが、一度も顔を合わせたことのなかった黒衣の剣士の姿を目にした途端、感じたことのない緊張に、体の芯が震え、身が竦んだのを覚えて居る。
周囲の人間には、王の御前で騎竜師としての誓いを述べる為の緊張だと思われていたようだが、親代わりとして同行していた師団長には、恐らく本当の理由はバレていただろう。 ]
……ん?
[ヴェルへルミネとヴェルナーの一対一の間、
こちらへ近付いてきたメレディス>>348の問いに、少々警戒度を上げる。]
ここからめちゃくちゃ遠い、一年の大半が雪の北国だよ。
[いいたくない、とばかりに少しズラした返答に、相手はどう思ったか。]
……聞いた所で、もう
思い出させようとするのは、やめてくれ。
[追求を受ければ、苦い表情で男は、ぎりり、と槍が軋む音がするほど、強く握り込んだ。]
― 神域への門 ―
まったく情けないな...
[ 王に言われるまでもなく>>357自分から避けておいて打ち明けられなかったことに不足を言うなど、無茶振り以前の問題だ。
神と呼ばれる狼の放つ、闇と焔を、文字通り突き破り、素手の拳を真正面から届かせた小さな勇者の姿を目にすれば>>374比べて己の不甲斐なさに目眩がする。 ]
ミーネ、お疲れ様でした。
見事でしたよ。
傷の具合は如何ですか?
[いくらか負傷していたのを見ていたから、そう声をかける。
必要あれば治癒の術を施す心算だ*]
勝負ありましたね。お見事です、ホーラン殿。守護者殿に拳を入れたのは、ギンセイでは、きっと貴方が初めてですよ。
[ それでも十年余の間に、内心を顔には出さぬ業だけは身につけた男は、微笑んで、賛辞を贈り、次いで決着を告げる黒衣の剣士に>>390初めて真っ直ぐに視線を向けた。 ]
おっしゃる事は、解らなくもないですが。貴殿の筋の通し方は、乱暴すぎませんか、守護者殿。
[ 「乱暴」には、物理的な意味以外も含まれるとは、伝わったか。 ]
他の守護者方も、この調子なのでしたら、良い練習にはなったかもしれませんが...
[ それはそれで、面倒だという本音は、未だ上空を舞う相棒の竜を見上げた視線に現れている。* ]
[精霊師でありながら武術にも長ける。一番強いのは素手。
芯の強さも共通項で、そこに覚えるのは敬意なのだが]
あ。お疲れ様です!
黒狼神様も。
[ジルがミーネに声をかけるのを聞いて、遅ればせながらの拍手を送った]
― 神域への門 ―
[先に進むための試練が終わる。
その結末を確かめると、王ははー、と深く、息を吐いた]
本当に、もう。
……お気楽なんですから。
[ぼやくような声が漏れたのは已む無しとしてほしい。
ともあれ、王は同じように何かもの言いたげな白馬の首筋をぽんぽん、と叩いて]
ま、必要以上に傷を負いも負わせもしなかったから、よしとしますか。
[一先ずは、という部分は端折った呟きに、白馬が同意するように鼻を鳴らした。*]
んー?
いや、これが神代の通常だぜ?
[初めて真っ直ぐ向けられた視線。
お、と思いつつも、こちらも真っ向受け止めて]
ん、まあ、ここには守護者に当たるのはいない。
その役目は、黒輝……こいつに、一任してたからな。
[言いつつ、視線を流した先にはいつの間にか傍らに来ていた巨狼]
っても、あの門の先は半分くらい異界と化してるからな……何が出てくるかは、しょーじき、俺にも読めん。
[わかっているのは、狂気と瘴気が濃く残っている事だけ。
門の先で何に出くわすかは、神のみぞどころから、神すら知らぬ、というのが実情だった。*]
...そうですか、話したくないというなら無理には聞きません。本当に失礼しました。
[ 出自を聞いたのは、国や地方によって魔精霊や黒焔狼に対する意識に差異があるからだったが、どうやらそれが、ダーフィトの禁忌に触れる話題だったらしいと知ると>>393男は引き下って謝罪を口にする。
先刻からの彼の言動を見れば、黒焔狼を過剰に恐れ悪しきものと断ずる風には見えなかったから、それを信じることにした。 ]
……ぉー。
[石が集まる様子>>389に、小さく感嘆の声を上げ。]
ま、先に進めるのは、いい事だ。
[呑気な言葉>>390に、先程の硬い声なんてなかったように、軽い声をあげたのだった。**]
あなたの素性や過去を暴こうと言う気はありません。
ただ、提案がひとつあるのです。
ダーフィト・アッカーマン殿、あなたの腕は在野に捨て置くには惜しい。
ギンセイ王国に士官する気はありませんか?
[ 真顔で告げてから、男は一転苦笑を浮かべる。 ]
......と、急に言われても、怪しいだけですね。
ですが、ギンセイ王国、北部師団副師団長として、これは本気の
この調査の間に、出来れば御検討いただきたい。
[ 口止めをするつもりが、こんな形になったのは、多分、ダーフィトという男の中に、覚えのある喪失の影を見たからだった。* ]
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