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[確かに最初から男は己が身体を誇って見せていた。
戦いにおいてもそれを貫くものであろうとも思ってはいたが、流石にここまでとは予想しておらず]
…あぁ、成程のぅ。
それだけの研鑽を重ねたが故の、その出で立ちか。
[言葉で聞いて理解したつもりではいたが、納得は出来ていなかったのだ、と。
>>*53堂々と言い切った男の言葉に、はぐらかしもせず素直な頷きを見せた後]
主に感謝されるは悪い気はせぬのぅ。
これで満足されても困るがな。
[>>*55向けられた笑みに嫣然とした瞳を向ける。
何せこれは契約の儀だ。
まだ舞闘の舞台にすら上がっていないのだから]
主のような童と同じにするでないわ。
年の功というのは伊達ではないのじゃぞ?
[呆れたような口ぶりで返すも、>>*56蔦を操る竜に余裕は無い。
先の一撃で脚を巻き取れなかったのは不覚。
男の動きを封じようと蔓を伸ばしはするものの、此処までの戦いを考えれば不意をつけなかった時点で勝負はついている]
やはりなぁ、
主ならそう来ると思うたわ!
[蔦に絡め捕られるを悪手とせず、むしろ竜へと近付く手段に利用されて。
来い!と強く言い放ったその言葉と、熱を帯びた拳。
それはどちらも、まっすぐに竜の胸へと届き、撃ち抜いた]
っぐぅうううう!!!!
[男を絡めた蔦は、竜の動きも封じるもの。
赤銅が如き拳が胸を彩る翠を焦がし、更に蔦にも炎がともされようか。
それでも翼を羽搏かせれば、まだ空へ逃げる事は出来たはずだが。
男の在り様に倣おうと、竜もまた真正面から男を受け止めようと立ち堪えた*]
[ 竜は天に向け手を伸ばす。
硬く強い碧の爪は、流星のごとく降り来たるランスの鋭い切っ先に確かに触れた。
が...... ]
ぬ、おおっ!
[ 掴み取ろうとした流星は動きを止めず、硬い爪がランスの表面と擦れて甲高い音をたてる。
掌まで覆う鱗は摩擦によって砕け、粒子となって二彩の光輝に溶けた。 ]
は、ははっ...!貫く、か...!
[ 二彩の光を貫き、竜の身を貫かんとする力と、意志を貫く天の色 ]
そうか...それが、お前の力か、メルヒオル!!
[ 竜は翼を大きく広げ、両腕でランスを掴むと、身を捻りながら、押し返すではなく、自らの方へと引き寄せる。]
おおおっ!!
[ 咆哮の如き声と共に、光の渦が輝きを増して、竜神と召喚者の姿を共に包み込む。
そうして、その光の中、二彩の竜はランスの切っ先に穿たれながら、自らを貫いた意志を引き寄せんと、血濡れた腕を、変幻の騎士の肩に伸ばした。* ]
ああ。
万全を持って相対するのが、この場での礼儀……らしいからな。
[返された同意>>48に軽く言いつつ、重ねていた手をそう、と放す。
熱帯びた珊瑚は手の内に握り込みつつ、異空へと繋がる入り口の一つに紫苑色を向けた]
取りあえず、休息場所は用意されている。
準備が整うまでは、あちらで休むか。
[言いつつ、そちらへ向けて歩き出す。
歩みに手を貸す事はしない。
が、立ち上がる時に沿わせた風はそのまま蛇竜の周囲で、歩みを支えるが如くくるりと舞っていた]
― 個別領域 ―
[異空の入り口をくぐり、たどり着いた先は召喚師と竜神のための休息の場所。
その内部は、それぞれの望みや好みに合わせて変化゜ん自在、とは聞いていたが]
……なるほど。
聞いていた通りというか、なんというか。
[たどり着いた先は、小さな島の如き場所。
悠々と広がる水域に囲まれたそこには、座り心地の良さそうな枝を備えた果樹と低木の茂み以外のものはないらしい。
水の中の様子は見て取れないが、恐らくは蛇竜の好みに合った様子になっているだろう。
自身がそうあるように、と求めたままに]
……どれだけの力を場に割いてるんだか……まあ、助かるがな。
[呆れたような感心したような、なんとも言い難い口調と表情でぽつり、と呟いた後]
取りあえず、休むか……。
[ここに来た目的を果たすべく、木の根元に腰を下ろした。*]
当然だ。
[研鑽を積み重ねた力>>*65は、魔族という素養はあったにしても、努力で培ったもの。
それで満足しても困る。というのも理解している。二つの意味>>*66に一つの言葉で返す]
[業炎のような炎術(筋肉の力と空気の摩擦熱)をもち、その蔦も剥ぎとるように燃やし、余熱は彼女の典雅な翼にも痕を残す。]
年の功といっていたわりにはな。
[万能性などは...にとってないのも理解してる。そしてアデルが回避を選ばなかったことも察する。]
この戦いは、俺の舞台に合わせてくれた結果だな。
[愚直>>*68に受け止める気概に、太い笑みを浮かべ、苦悶の声に対するものよりも先に讃える。]
改めていうぞ。
……俺と舞台に上がるために、手をかせ。
[意志をぶつけるための拳は開かれ、今度は契約を契るための手としてエスコートさせろと、差し出された*]
[ランスと爪が奏でる音が耳に届き、目の前で砕けた鱗が周囲を取り巻く光りへと溶けて行く。
押し切る、と貫く意志を込めたランスは確実にツェーザルへと迫っていた]
───!?
[しかし、突如己の意思とは別に、ランスがツェーザルの方へと動く。
見ればツェーザルの両腕がランスを捉えていた。
まだそんな力が、と思う暇も無く引かれたランスは彼の身へと届き、その手応えがランスを介してメルヒオルにも届く。
ランスの柄を離さなかったのは半ば意地。
だがそれは、伸ばされた竜の腕を己の肩に届かせることとなった。
血塗れたツェーザルの腕がメルヒオルの肩へと届く]
[光の奔流はどれほど続いていたか。
己の肩に届いた腕はそのままに、翼の羽ばたきで身を支えてツェーザルの腕を左手で掴む]
………一緒に、闘ってくれるよね。
[ランスに再び魔力を込め、小型化しながらツェーザルの身からランスを抜いた。
向けた言葉は、己の意志を受け取ってくれたと知るが故*]
[こちらが立ち上がった後、召喚主の手は静かに離れた。
自身をこちらへ呼び寄せた石は、彼の手に握られたまま>>49]
あ、はい!
[休息場所へ歩き出した主を、追うように歩き出す。
化身したばかりよりはやや慣れた足取り。
軽さを感じるのは、周囲を舞う風による安心も加わってのことだろうか]
― 個別領域 ―
[異空の入り口の先。
水に囲まれ小島の浮かぶ空間を見て、蛇竜もまた目を円くした]
すごい。
ちゃんと……水場まで用意されているのですね。
[自らの力により確保するまでもなく。
淵に寄り手を浸せば、それは確かに海水であることが力の気配により感じられた。
碧色で透明度の高い水は、覗き込めば適度な岩場や海藻もあり、まさに海を切り抜いたようだ]
[驚きはあるが召喚主の言葉>>51には小さく頷くに留め。
腰を下ろす主を見るともなしに見た後]
では、わたしも……失礼致します。
[ぱしゃん、と小さく水音立て、海中へ。
一潜りして再浮上する頃には、半身は既に白蛇へ変じていた]
やはりこの方が、落ち着きますね。
[本性そのものでないとはいえ、長年を過ごした姿はやはり身に馴染んでいた*]
― 個別領域 ―
水域は必要、と言っていたからな。
[水に驚く様子に、さらり、と告げる]
この領域は、召喚師が望むように『創られる』らしいから、必要と思ったものはあるとみてよさそうだ。
[のんびりと言いながら、治癒の術を紡いで負傷した所に光を当てる。
半身を白蛇へと変えて寛ぐ様子に微か、笑んだ後。
紫苑色が向くのは、自身の右手]
で、だ。
[軽く言いつつ、翳す手は再び竜のそれへと転じる]
ま、一言で言っちまえば、『親譲り』だ。
この、翼共々、な。
[言いつつ、翼をばさりと動かす。
言っている内容は、わりととんでもないのだが。*]
[ 炸裂する光の暴力が収まったその後に、騎士の肩を抱くようにして靠れる竜の姿が現れる。 ]
本当に、強いな。
[ 血濡れた手で、メルヒオルの肩を掴み、耳元に唇を寄せて、竜は囁く。 ]
ちゃんと全力、出し切ったぞ?
[ そうして、ランスを抜いたメルヒオルの言葉を聞けば>>*75小さく笑った。 ]
いいぜ。
[ 相変わらずの軽い口調で ]
― 個別領域 ―
そういえば、そのようなことを話していましたね……。
[召喚主の話に頷く。
聞いてはいたが、予想以上に広々とした空間だったのはやはり驚きだ]
[一度身を海中に潜らせた後、治癒の術を使いつつ語り始めた主>>55へ視線を向ける。
ちなみにこちらは術ではなく自然治癒頼りだが、最適な環境が得られたので問題なく完治するだろう。
そうして語りに耳を傾けていれば、彼の右手は再び竜のものへ変じる]
へ……?
[そして、あっさりと告げられた答え>>56。
すぐには呑み込めず、しばしぽかんとした後]
竜のお子……ということ、ですか……?
[それは翼においてもそうだという。
魔界に住まう種族としての特徴だと思っていたが、どうやら違ったようだ]
それって……ありえるのですか……?
[思わずそう口にしてしまったのは、あまりに信じられなかったため。
異界の行き来を阻む壁は厚い。少なくとも、竜にとっては*]
だからさー、とりあえず、お前の
そうすりゃ、傷も治るからな。
[ 痛えんだよこれ、と、ランスの穿った傷を押さえて、竜は顔をしかめて見せる。
無事に魔力を補給できれば、その傷跡に一箇所だけ、天の色の鱗が顕れたのが目に出来る筈だ* ]
[感嘆と苦言。
双方に返されたのは>>*71簡素な、けれど、ここまでの男の言動を鑑みれば何よりも雄弁な一言。
だからこそ、竜は拳に撃たれ蔓からも伝う炎に燃やされながらも満足げに微笑んだ]
そうさな。
主と力勝負をしようなどとは我ながらちと子供じみておったわ。
[>>*72男から向けられた言葉にも、快活な笑いで応じ。
合わせてくれたという言葉には、言葉では無く視線で応えた]
よしなに頼むぞ。
我が主。
[差し出された手に、竜の翼を重ね。
竜の姿が翠に揺らぎ変じて、最初に見せた人の身が笑顔を返した。
流石に着物は元通りとはいかず、袖や裾が焦げ落ちてしまっていたが*]
さて。
無事に儀式も終わったことじゃし、さっさと舞台を空けねばならぬのぅ。
主よ、もう一度えすこぉとを願えるか?
あちらで茶でも淹れてやる故。
[そう言って個別領域へと続く入り口に視線を向けて。
労いの言葉というには尊大さが隠れない口ぶりで、重ねたままの手から主へと視線を移した**]
― 個別領域 ―
[さらりと告げた言葉はすぐには理解に落ちなかったらしく、次の言葉が紡がれるまで、しばしの間があった。>>58]
ああ、そういう事だ。
いつぞ、この『舞闘会』に挑んだ人の魔導師と、翼持つ竜神の間に生まれた子。
それが、
あり得るのかも何も、実際にここにいるぞ?
[返す口調は、どこか楽し気なもの]
とはいえ……
何せ、生まれる前に竜郷へ戻ったらしいんでな。
ただ、ある程度の時間を魔界で過ごしていたのは確かだ。
[何故戻ったのか、についてははっきりとした事は聞いていない。
ただ、どうしても戻らなければならない何かがあった、という事だけしか知らず、その理由を追求する気もないのだが]
ま、半竜と言っても、竜としての力を振るえるわけじゃない。
だから、そこはあまり気にするな。
[あらゆる意味で、気にしないというのも難しいかも知れないが。
それと知りつつ、軽い口調でさらり、と告げた。*]
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