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[ ファミーユの瞳に過った翳の理由はディークには判らないが、彼女が心から在るべき場所に戻りたがっているであろうことは想像するまでもない。だから、卵の探索に協力するという意志を見せる相手に、どこか気遣わしげな視線を向けた ]
ああ、夢幻竜の卵だ。どうも情報が少ないんだけど、この狐火が探索を手伝ってくれるらしい。
でも、無理に手伝わなくていいんだぜ?俺は...ちょっと責任もあって投げ出せねえ立場なんだけどさ、貴女は巻き込まれただけなんだから。
[ それでも根本原因をなんとかする方が確実だとファミーユが言うなら、卵探しに戻る事に、無論否やはない* ]
[霧の中をゆっくりと歩いて行く。
肩の仔龍は忙しなく周囲を見回し、時折、ぱたりと尾を振っていたが]
……ん。
[不意に上がった短いきゅ、という声に、白狼児は足を止める]
そういや、なんかいる、って言ってたっけ。
[移動前の冥狐の説明を思い出して呟く。
ちなみに、うっかりすっ飛んだ後半部分は、歩いている間に仔龍から聞いていた]
まあ、邪魔される訳にはいかない、し……。
[呼吸整え、右手に意識を凝らす。
紅い光がふわりと舞い散り、金色の爪が具象して]
っせい!
[横薙ぎに振るわれた一閃は、霧の中から滲み出たもの──極彩色のヤスデを捉え、吹っ飛ばす]
………………。
[さすがにちょっと。
今のはキツイ。
なんて思って動きが止まったら、仔龍がきゅー! と甲高く鳴いた]
ぅおっとおっ!?
[その声と近づく気配に何事か、と振り返れば、今吹っ飛ばしたはずのヤスデが再びこちらに向けて近づいてくるのが目に入った]
……叫!(吼えろ!)
[とっさに焔を引き出す言霊を紡ぐ。
生じた火炎は跳びかかって来たヤスデを捉え、その姿は霧の内に焼け落ちた]
……なんつーか。
ここって、物凄く、気疲れる……。
[気配が消えたのを感じて、は、と一つ息を吐く。
同意するように、仔龍がきゅー、と鳴いた。**]
[ 巻き込まれたのも何かの縁だと言うファミーユに>>+28この女性は、やはり心の強い人らしい、と判じて、ディークは頷いた ]
ん、それじゃ一緒に探そう。
[ その言葉に応じるように、ディークの傍に浮かんでいた青い狐火が、ふよふよと動き出す。その後を追うように、ディークもファミーユと共に歩き出した** ]
[意識が途切れたのはほんの一瞬か。
気付くと側にいるのはヤクモだけになっていた。
女は一瞬動揺するもそれ以上取り乱すことは無く]
…そういやあいつ、行くならヤクモと一緒にっつってたもんなぁ。
[出立前の冥狐がわざわざ断りを入れてきた>>47のを思い出し、諦観混じりの溜息を吐いた。
あの言葉は、『こちら』に入る際に散り散りになるという前提があったのだろう。
とは言え今更それが解ってもどうしようもない、幸いと言おうか同行した面々はこちらが心配するのも失礼にあたる程の実力者揃い]
[周囲を改めて見回せば、やはり濃い霧に視界が阻まれる。
動く視線を掠める様にふより漂う青い狐火に、今度は小さく息を吐き出して]
…カナン様達との合流は出来れば重畳ってところだな。
目下の所はあの狐の言ってた卵探しと眠り病に罹った連中を連れ戻すのを優先する…と。
ヤクモ、悪いけどディーと合流できるまでは俺のこと助けてくれな。
[竜と騎竜師の繋がりは何よりも深い。
常ならば互いの気配を頼りに合流するなど造作も無いことだろうが、今のヤクモにはそれが出来ないようだ。
幽霊船に居た時よりも落ち着いているのを見れば、どうやらぼんやりとした所在は感じられている様だが。
本当なら相棒である騎竜師を今すぐ探しに行かせてやりたいが、此処の勝手が解らぬ以上離れるのはまずい。
時間の猶予がどれ程あるかも解らない現状ディーク探しを優先することも出来ないと、申し訳なく思いながら陽竜の背を撫でた]
[ヤクモの反応はどうだったか。
行動を共にとはヤクモからの希望だったこともあり、了承してくれたことは間違いなく]
ありがとな、ヤクモ。
出来るだけ早く、ディーと合流できるように頑張るから。
…それじゃ、そろそろ行くか。
動かんことには何も出来そうに無いし…ん?
[ヤクモの背をもう一度撫でてから歩き出そうとして。
ふ、と視界の端に走る影を捉えて、無意識それを追いかけた先には霧より更に白く濃い靄が在った]
ち…っ!
[靄を散らす様に蹴りを放ち、後ろに飛んで距離を取る。
幸い濃い靄は散り散りに四散して消えていったが]
…ヤクモ。
[何であったかは解らずも警戒には値すると、陽龍を促し狐火が漂い向かう先へとついていこうと**]
[合流を願い進む先に、同じ狐火の光が見えてきた。
その光は同じ場所を往復するように動いているよう>>*24]
あっ、カナン王子!
[その傍にカナンの姿を見つけ、クレステッドは安堵の息を漏らす。
膝をついていることが気になりはしたが、先ずは合流することを目指した。
狐火の導きに従いカナンへと近付いて行く*]
[後数歩でカナンの下、といった辺りまで来た時]
《ヒュン!》
[クレステッドの眼前を鋭い切先>>*37が通り抜けていった]
ぎゃーーーーーーー!
ちょっ、カナン様! 待って!! 俺だって!!!
[諸手を上げ、降参するような姿勢になりながら仲間である主張をする。
カナンの機嫌を損ねたことがある自覚はあるが、いきなり仕掛けてくる人では無かったはずだ。
問答無用な様子を疑問に思えば、クレステッドに少しだけ冷静な思考が戻って来る]
[呼びかけたことでカナンの動きが一瞬止まる>>*42]
さっき夢魔、って言ってたな…。
もしかして、幻覚か何かにかかったか?
[その予測は出来ても、解除法を知っているわけではない。
結果、相手の動きに注視しながら手立てを考えることになるわけだが]
……………!
なろっ!!
[何かに気付き、クレステッドは銃を引き抜きカナンへと向けた。
銃身に風の力が凝縮する]
カナン様伏せろ!
[叫ぶと同時、クレステッドは引鉄を引いた]
[カナンが本当に伏せることが出来たかを確認することは出来なかった。
銃口から放たれたのは2つの鎌鼬。
交差するような軌道で走るそれは鳥型の夢魔の左右から襲来、夢魔を十字に切り裂いていった]
……〜〜〜っぶねぇ…。
って、カナン様大丈夫か!?
[ちゃんと避けられただろうか、と慌ててカナンへと駆け寄る。
こちらへと近付く気配>>+30にはまだ気付かぬまま*]
…どうやら、私は幻を見ていたらしい。
恐らく、先程浴びた得体の知れない何かが原因だろう。
クレステッドも用心してくれ。
[やや疲れた表情で状況を説明し、私は短く息を吐く。
妙に身体がだるく感じる。
これもまた幻を受けたが故の影響なのだろうか]
ユウレン王…!
[軽い調子の声も聞き覚えのあるもの。
確認しなければ、と思っていた人物が見つかったことに、私はほんの僅か安堵した]
良かった、探していたのです。
ここに迷い込んでいるのなら、連れ戻さなければ、と。
[以前会った時よりは歳を重ねたようにも見えるが、今現在ならばこのような雰囲気になっているだろう、と。
年代の差があるとは知らぬまま、私はユウレン王に返していた*]
あー…やっぱそうなんすか。
そう言う風に視覚的に作用する罠みてーなのがあるわけっすね。
…どう用心すりゃ良いのか分かんねーけど、了解っす。
[カナンの言葉*48に、ひとまず事態把握の意を示し、続く提案>>*49にも是を示そうとして。
かけられた声>>+35を聞いて意識をそちらへと向けた]
[が]
…どちら様?
[未だ見たことの無い王の顔を知る由もなく、クレステッドは首を傾ぐ。
傍からカナンの声>>*50が上がれば、へー、と一旦声を漏らし、一拍の後に、えー!と驚きの色を宿して王子と王を交互に見ていた*]
おや、会っちまったか。
[ ぼそり、呟いた冥狐は、肩を竦める ]
ま、存在を隔てた者が邂逅するも夢幻の理...いい刺激にはなるかもねえ。
[ 目を細め、呟く声は笑みを含む* ]
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