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[運び屋トールの注文は豪快だった。
貨幣価値は似たようなもんかと思いながら、運ばれてくる料理の数々に目を輝かせる。
見たことの無い料理ばかりだったが、良い匂いとほかほかの湯気が立っている。間違いない。こいつはまちがいない。うまい。]
それじゃ、端から行かせてもらうぜ。
[変わった形のスプーンを手に、次々並ぶ料理に挑みかかった。]
[油で炒めた米はパラリとして軽やかに、一緒に炒められている卵や菜っ葉にも薄味ながら複雑な味わいをたっぷり含んで、口の中でほろりと崩れる。
とろみのある餡が掛けられた肉はどれだけ煮込んだものか、スプーンで切れるほどに柔らかく、コクのある脂身が酸味のある餡と絡み合って舌の上で溶けるよう。
色の濃い汁で煮られた大きな魚は、ふんわりとした白身の間にうまみを凝縮した煮汁を抱え込み、ほどよい油とスパイスの香りが絡み合って、濃厚かつ爽やかだ。
薄い小麦の皮で包まれた蒸し物は、噛めば驚くほどたっぷりのスープが中から溢れだしてくる。はふはふと言いながら頬張るのがまた美味しい。
合間合間に流し込むのはスパイシーなエールだった。
初めて飲むものだったが、油の多い料理の後味を綺麗に流して、口の中をさっぱりさせてくれる。
ひとくち飲めば、新鮮な気持ちで次の料理に取りかかれるというもの。]
[大いに食べ、飲む合間に、集まってきた連中に暴れ牛の様子や、乗った時の話など語って聞かせ、他にロデオに成功した奴はいないのか?とか、他の遊びのこととか聞いたりする。]
おまえも食えよ。
飯は大人数で食った方が美味いだろ。
お。ちょうどいいや、そこの坊主、
[眺めているトールの方にも皿を押しやって、ついでに彼の近くにいた給仕らしき少年に銀貨一枚、指で弾いて寄越す。]
店にいる奴に、おれから一杯奢りだ。
それで足りなかったら、そこのトールにつけておいてくれ。
[使える奴は使い倒そうという心算だ。*]
おもシロいこと?
んー
[見た目より柔らかい髪(撫で回されてぐちゃぐちゃ)を指で引っ張りながら考える]
……ネジネジ坂のテッペンのオ花屋さんのとこォ
後ろから、こう〜
[指で天井をさして、うねうねうねと床まで軌跡を示す]
下のオン…セン?
のとこまで「滑り台」出来あがっタって!
[ロウを塗るとかいう作業の後で滑らせて貰えるらしいから早速遊びに行くつもり。
日々増築発展更新を繰り返す迷宮めいた都市において、抜け道・ショートカット情報は貴重。
ただし近道スライダーは当然一方通行で、行きは良い良い帰りは烈しい登坂ルート]
オズワルドシ、コンニチハ!
3 びょう?
[連れの人間は美味しそうに食事をしている。机の上の皿数からいってもかなりの健啖家の模様。
少年は、1、2、3?と指を折って数えた]
スゴーい!
[ライドオンがなんだかわからなかったがとにかくあの凄い牛と戦ったらしい。
ツェーザルはあの牛に12(6x3)回遭遇したが、そのうちの3(3x1)回は華麗に轢かれて別のルートまで跳躍ワープしている]
[放物線を描いて飛来した銀のコインを、わーとかあーとか言いながらジャグリングし、空のジョッキでキャッチして]
イッパイおごり?わかった
おバちゃーん!オズワルドシがねェ!
[くるんとターンして厨房へ。
そろそろ宅配すべき料理も出てきそうな気配*]
おう。もうちょっといけそうだったんだがな。
[少年の感嘆の声には、片手を上げて応じた。
彼の言いようを聞いていると、オズワルドシ、までが名前認識された気がする。
まあいいか。必要があれば訂正すれば良いだろう。]
温泉に滑り台とは、また楽しそうじゃねえか。
おれも後で覗いてみるかな。
[たどり着けるかは?だが、その辺の奴に聞けば良いかと思っている。
道のりの複雑怪奇さには想像も及ばず。**]
[すると、途中で洗濯物でも引っかけたか、色とりどりの布を角に纏わせた牛?が土埃を蹴立てて下の道を爆走してくるのが目に入った。
ヒラヒラ舞う布が視界を遮って邪魔くさいらしく、牛?は頭を一振りして、角に絡まっていたそれらを振り払う。
そして、あっという間に五叉路を通り過ぎていった。]
……何じゃあ、あれ。
[呆然と見送る眼前に、風に煽られてシーツが一枚。
先ほど牛がひっかぶっていた洗濯物の一枚が、振り払ったはずみで屋上まで舞い上がったようだ。]
……。
[天の助けと拾い上げ、いそいそと体に巻き付けた。*]
[ 男は盛大にくしゃみをしたが、乾布摩擦をする気はなさそうだった。
まあ、乾布摩擦をしようとすれば腰巻を取らなければならなくなるわけで。]
お、ナイスチャッチですね。
あなたの本日のラッキーアイテムは《シーツ》です。
[ 風に舞ったシーツをゲットして身につけた男に、後出しで言ってみる。]
で、犯人はですねー。
夕暮れ時の川で*労り*そうにしている相手に、
■mediumpurpleの 時計 を持って近づいて*幸せな瞬間*してみてください。
…ううん、やけに細かいな。
で、占い料金…払えます?*
狩人 レト がきたらしいよ(7人目……だったかなあ?)。
あー、しにそ。
ともかく、めしかー。めしだなー。
なんかうまい稼ぎの話、ないかなー。
[この怪しい空間に迷い込んではや3(6x1)日。
出口も見つからなきゃ、依頼の狩猟対象も見つからないので、たいそう弱っていた。
こんな時は飲むに限るかなー、とか思うけれど、懐も心許ない。]
あーー。
早く帰りたいなー。
[物音に敏感に反応してクロスボウを構えてみたけれど、遠くを暴走牛が走り抜けていっただけだった。
くっそー。依頼対象どこだよ。**]
おいが金持っちゅうように見えるがか?
[やけくそ気味に両手を広げてみたりして。
泣いても笑っても現時点での全財産はタオルとシーツが一枚ずつ。]
ちゅうか、勝手に占っといて金払わすちうんは、あくどすぎやせんか。
[少し呆れた眼差し。*]
強奪犯を捕まえたら、あなた大金持ちかもしれないじゃないですか。
後払いでいいんですよぅ
[ 呆れたような眼差しで見られ、しゃあしゃあと言い返す。]
で、自警団に被害届けを出しに行きますか?
自警団詰所まで連れて行ってあげてもいいですけど、
その格好で動き回るのは難しいですかね。
[ ふたたび占い道具をしまいながら、両手を広げた相手を観察する。
そうしていると神像みたいだなあなんて思った。*]
[ オズワルドに誘われたので、一緒に飯を食う。
ツェーザルからの情報もふむふむと聞いた。]
温泉まで滑り台って、なんかトラップみたいだな。
情報サンクス、
機会を見つけて行ってみるよ。
なんなら案内しようか、オズワルド。
闘牛場とかナイトマーケットとかもお勧めだ。
今夜は花火が上がるんじゃなかったかな。
[ 興味を示したオズワルドに声をかけてみる。
いまいち素性のわからない相手だが、気風の良さは感じていた。*]
[おごりと聞きつけた客達が俄に盛り上がる。
果たしてイッパイとは一杯ずつの飲み物なのか、それとも果たしていっぱいたくさん奢ってくれるという意味なのか?
もともと、この奇妙に発展した迷宮都市の職人たちはノリと勢いで生きているみたいなところがある。新参にも他所者にも迷子にも概して距離が近い。
まして、名物暴れ牛の洗礼を受けた武勇伝は明日にはもう界隈に広まる噂となるんだろう]
オズワルドシもトールもオンセン好きかー
[トラップは面白くてワクワクするものだ。少年は保護者とかにそう教わったのである]
[新しい樽を開けて、エールの大盤振る舞いが始まる。
それにダマスカの炭酸湧水や新鮮な水牛のミルクも。
ちなみに水牛は闘牛場でも見ることができる。ロデオもできる。
即席ウェイターが配り終え、宅配用の器がリュックの中に収納される。
「これは汁物が入ってるからね、揺らしたり傾けたり逆さまにしちゃダメだよ!」との注意事項付き]
行っテきまーす!
[ぴょこんと跳ね、てはならない。
そーっとすり足でアルバイト開始*]
案内してくれるってんなら助かる。
この町のことはさっぱり知らねえんだ。
[テーブルの端から端までの料理を順調に片付けつつ、トールの提案に頷く。
似た顔が身近にいるせいか、トール相手には警戒心が起きなかった。
あいつよりは飢えてなさそうだ、とは思うが、まだ本性を見せてないだけかも?]
食ったら腹ごなしに軽く体を動かしたいところだな。
あ。それ食っちまうぞ。
[食休み、という言葉とは無縁だった。]
[くるくるとよく働く少年は、これから配達らしい。
すり足で出て行く姿は、おっかなびっくりな小動物のようで愛嬌がある。]
気をつけて行けよー。
温泉でまた会ったらよろしくな。
[全くもって不確定な未来に言葉を投げかけて見送った。*]
あー、オズワルドは、ダマスカ・ローズに迷い込んだクチかな。
迷ったのではなく、迷い込んだ──そういう人間をちらほら見かけるよ。
あのツェーザルもそう。
[ 宅配に出かけてゆく少年に軽く手をあげて挨拶しながら話す。]
いつの間にか、見なくなった人もいるし、
ずっと居ついている人もいる。
その人にとって、何か得るべきものを得たら帰るんじゃないかとオレは勝手に思ってるけど。
体を動かしたい、か。
ザル君がさっき言ってた、滑り台まで行ってみる?
オレのお勧めルートでいけば、相当、運動になると思うぜ。
[ ほとんどアスレチックみたいなコースなのだった。]
ところで、オズワルドの郷里にも温泉ってあるのか?*
……オンセンでまたアったらよろしくなァって
[ふぅふふ、と笑った。
此処では、他愛ない小さな約束があちこちで柔らかく緩く結ばれている]
ハナビがアがるってェ
[それは楽しいものだ、たぶんきっと]
[さて、と垂直に切り立った壁に足をかけて、首を捻った]
傾け、タラ、だめ?
[背中のリュックを見る。壁を見上げる。
閃いた。この壁登りルートを通るとアルバイト失敗かもしれない]
……えーとォ
カイダンかハシゴ──
[キョロキョロしてから、壁の横にある隙間に体を突っ込んだ。恐らくこれも通り道だろう*]
村の設定が変更されました。
迷い込んだ?
あー。ここじゃ良くあるのか、そういうの。
[慣れているような口ぶりに、どんな町だよ、と思う。
町自体になんかそういう引力があるんだろう。]
ダマスカ・ローズってのか、ここ。
へえ。あいつも。
[出て行った少年も迷い込んだクチらしい。
町にすっかりなじんでいる姿からは信じられないが、多分それがこの町の力だ。いろいろなものがごっちゃに混ざり合っている場所。]
得るものを得たら、な。
あまり長いこと放っておくとヤバい連中がいるから、居着くって訳にもいかねえが…せっかく来たんなら楽しんでけってのもあるな。
[頭の中では既に、こいつ連れて帰ったら面白いことになるな、と考えていたが、今は町そのものを楽しむことにしよう。]
よし。それじゃそのお勧めルートで行こうか。
ん?温泉か?
町にはねえな。保養地に行って入るもんだ、あれは。
[最近行ってねえなー、なんて思う。
自分的には、保養地というか妙な世界に飛んで入るものというか、温泉には大抵、不思議な世界と新しい出会いの記憶がついてくる。*]
やぱし、この格好ヤバいかのう…?
[自分の姿を見下ろしてキョロキョロ。
括ったり巻いたりして、一見どこかの民族衣装にも見えないこともないが、元がシーツなので……まあ。
と、ふと思い出したように、]
あー、そいや折角知り合うたんに名のっとらんかったのう。
おいは、ジェフロイ。
旅から旅の流浪人じゃ。
[フードの青年にニッカと笑いかける。*]
おまさんの名を聞いてもえいか?
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