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― 調査団待機場所 ―
[そうしてしばらく後、何とか待機場所へと戻って来る]
なんかねー、不思議な子がいたのよ。
もりびとだって言ってたわ。
ここにあるものに人は触れるべきではない、って。
[調査団の責任者や参加者に、遭遇した少年についてを伝えて。
どうするかを問えば、調査団の責任者達はしばし話し合いをする模様。
きっと何もせず戻りはしないだろうなー、とユーリエは思っていた*]
― 小島のどこか ―
……るー……。
[霧に紛れて調査団の近くを離れた少年は、はあ、と小さく息を吐く]
調査団……大体、理由はわかるけどー。
[さて、どうしたものか、と思いつつ。
少年は両手を上に翳し、そこに風を集める]
るぅ。
るる、るぅ。
[歌うような声に応じて風は少年の手を離れ、ふわりと何処かへ飛んでいった。*]
― 天霊遺跡前 ―
……ん。
[遺跡の前で微動だにしなかった守り人が、不意に目を開ける。
す、と差し上げる手に舞い降りるのは柔らかな風]
あー……テンガの王命、か。
っとに、相も変わらず石橋叩くのが好きだねぇ、あそこの王家筋は。
[異変や危険に対しては慎重に、動くと決めたら迅速に。
それが、テンガという国に対する私的な印象……というのはさておいて]
しかし、そうなるとどうするか、だな。
……『揺らぎ』の質が、今までにない物ってのを考えても、『変化』を与えてみるのも一つの手……かね。
[この地に眠るものは、人の手に触れるべきではない。
そこを違える心算はないが。
何の変化も与えられぬままの千年を経て、異変が生じているのが現状というのを鑑みたならば、あるいは]
……ま、いずれにしても。
その調査団とやらを待ってみるのも手、かね。
[実際に見えてみない事には判断はできないが。
守り人の内には、これまでとは違う手段が選択肢として浮かんでいた。**]
― 調査団待機場所 ―
もりびと?
[暫くして、恐らく周囲の散策に行っていたのだろう女性がもりびとと名乗る者と交わしたという話が聞こえてきた。
内容的に責任者に報告しているのだろうとは思うのだが]
…触れるべきではないとはまた、穏やかじゃないねぇ。
確か此処の遺跡は神代の頃からあるらしいし、それを護っているのかな?
[各地を点々と旅をしていれば、人ならざる者の存在は良く聞く話。
信憑性の程度の差はあれ、頭ごなしに否定するものでも無いと男は認識している。
もりびとと言われてまず浮かんだ可能性を、誰に聞くともなしに口にした*]
― 待機場所近く ―
ですか。
[気合いを入れた、との言葉>>42に、ほへー、と感心して。]
そうですね。
……不思議な感じがします。
[少年の気配は、友としている精霊に近いものがあったかはわからない。]
はい、そうしましょう。
[ユーリエに頷き、共に待機場と戻る。]
……もりびと、かぁ。
[待機場で聞いた単語に、ナニを護ろうとしてるんだろう?と首をかしげ。]
……調べれば分かるかな。
[興味と不安がないまぜになった表情で呟いた**]
― 調査団待機場所 ―
[話し合いをし始めた人達は放っておいて、ユーリエは休息のターンへと入った]
そーいえばそんな話もあったねー。
霧が厚くて見つけた人はいないような話だったけど。
[遺跡の単語>>49を耳にし、目を輝かせて話題に乗る]
あぁそうだ。
もりびとは一人じゃないような話しぶりでもあったなぁ。
[思い出した話をぽつりと零した*]
― 調査団待機場所 ―
おや。
[男の口から零れた可能性が琴線に触れたらしい女性から、嬉々とした声音で話かけられて軽く瞬き。
どうやら彼女がもりびとと出会った本人だと分かる言い振りに、ふむ、と声を落とした後]
うん。
遺跡を見つけた者が居ないってのが、ね。
確かにこの霧も随分厄介ではあるだろうけれど、そのもりびととやらが妨げになってるってのも有り得るんじゃないかなと思ってねぇ。
一人じゃないなら尚更可能性はあるんじゃないかな。
[彼女が付け加えたそれを聞いて浮かんだ推測を、確信は持てないままに口にした*]
― 調査団待機場所 ―
随分と帰したいみたいだったから、ありそうだなぁそれ。
[続けられた推測>>53を聞いて、少年の態度等を思い出しながら同意を紡ぐ]
んーと、確か……
『この地は、眠るべき者のための地。
そこに人が踏み込むのは、よくない』
とも言ってたかな。
うん、護ってる感じはありありだねぇ。
[少年の言葉を思い出して伝えつつ、改めてうんうんと頷いて見せた**]
― 調査団待機場所 ―
[>>54女性から同意を見るに、こちらの推測は確証は無くとも的外れではなさそうだ。
続いて、より詳しく伝えられたもりびとの言葉を聞くと微かに眉を寄せ]
眠るべき者のため、か。
まるでお墓か何かでもあるみたいだ。
[あるいは本当に何かが眠っているか、という推測は胸に収めたまま率直な感想のみを声に出し。
どちらにせよこの先に向かうのは気が進まないと、表情を曇らせたのだが]
…とはいえ、このまま何もせず引き返すなんてことは無理だろうしね。
出来るだけ失礼にならない様に気を付ける位しか出来ないかな。
[責任者達が話し合っているようだが、これだけ大規模な調査をその場の判断で取り止めるなんて事は早々出来はしないだろう。
気が重くなりつつあるこの先の事を考えて、ため息を落とした**]
6人目、王国兵 トール が参加しました。
― 調査団待機場所 ―
[お偉方の話にも、散策から戻ってきた連中の話にも耳を傾けることなく、黙々と武具の手入れにいそしんでいた。
いずれにせよ、声が掛かれば行くことになる。
遺跡の最深部には莫大な宝が眠っている、という下世話で無責任なうわさ話も聞いたことはあったけれど、本当にあったとして、どのみち自分の懐には入らないものだ。
それより、なにか斬る相手がいればいいな、と、
磨き上げた長柄刀の刃に顔を映して思った。]**
― 調査団待機場所 ―
[溜息をついた所で、調査団に加わっただけの旅人に出来る事はたかが知れている。
なる様になるかと気を取り直して、ふと聞きそびれていたことに気付き]
しかしその、もりびとって言う、子?
子というからには若そうだけども、どんな子だったんだい?
[年の頃は読めるものの、風貌はどうなのだろうと直接会った彼女に問いかける。
詳しく聞けずともこの先に向かっていけば自分も会う事になりそうだしあまり気に留めず礼を言った後]
― 調査団待機場所 ―
しかし、この島に来られるなら珍しい種も見られるかな位のつもりだったんだけど。
出発前から一筋縄じゃ行かなさそうな気配だねぇ。
[名目上は薬師としての参加だから、基本は後方支援で負傷者や調査困難な者の保護位と考えていたのだが。
もりびとの言葉から考えるに、呑気に周りを見ているなんて余裕はなさそうだ]
備えあれば何とやらというし、もう少し薬の補充をしておこうかな。
[苦笑しながら、傍らに置いていた鞄の隣に背に背負ったリュックを下ろし、アンプルを幾つか移し替え始める。
ユーリエが移動するならば、話を聞かせてくれてありがとうと再度礼を言って見送った**]
― 小島のどこか ―
……る。
[風を送った後、周囲を見回していた少年の目が細められる]
また、わいてきた。
……やっぱり、頻度が上がってるのだよ。
[ぽつり、と呟いた後、少年はすい、と手を上に翳す。
その手に翡翠色の光を孕んだ疾風がすい、と纏いついた]
……含有光,做風。
變成刃,隨著舞動跳舞!
[鋭い声に応じるように、風は唸りを上げる刃と転じる。
それは霧の奥に潜むものを切り払い、霧を大きく揺らした]
……るぅ。
[ひとまずは、これで落ち着いた、と。
思った矢先、ふわり、と柔らかな風が届く。
それが守り人たる彼からの言伝なのはわかっているから、特に慌てる事もなく受け取って]
…………るぅー?
[伝わって来たその内容に。
思いっきり、呆れたような声が上がった]
…………いいの、それ。
[ぼやくように呟くものの、意に逆らうつもりは少年にはなく。
くるり、振り返った視線は、ついさっき離れた待機場所の方へと向いた。*]
― 調査団待機場所 ―
[風がうるさい。
手入れを終えた長柄刀を横に立てかけ、今度は腰に吊ってある弩を外して状態を確認する。
いつでも使えるよう矢は装填したままだ。
先ほど、泣き声のような音がしたかと思えば、誰かが叫ぶ声も微かに聞こえた。
あれもこれもすべて、もりびととやらの仕業だとしたら厄介だ。
障害があれば切り拓くのが自分の役割だが、風は斬れない。
魔法の知識のある人間に知恵を借りるべきだろうか。
武器の手入れを終えて立ちあがり、適当な人物がいないかと視線を走らせる。]
7人目、公子 セルウィン が参加しました。
やれやれ、相変わらずだな。
[ 呆れた口調で呟いて、青年は、一歩、足を踏み出した ]
軍議のための軍議をする程、余裕があるのか?まったく。
ここまで来て引き返す選択なぞあるわけないだろうが。
[ 今後の方針を話し合う一団の中に、分け入るようにして、尊大な口調で、一方的に話を打ち切る ]
まだるっこしいにも程がある。まだ揉めるようなら俺だけ先に行くぞ。
[ 慌てて止めようとする士官達には目もくれず、すたすたと歩き出す ]
骨のある奴がいるなら着いて来い。
[ かけられた声に、応じた者は幾人か?* ]
― 待機場所 ―
お墓、なのかなぁ。
その辺りは詳しく聞けなかったよ。
[ローランドの推測>>55に首を傾げて少しばかり思案の態]
そうだね、このまま引き返すってことは無いと思う。
進めないにしても、手を尽してもそうなった、ってことにならない限りは調査はするんじゃないかなー。
[そうでなくば調査団を結成した意味が無い、と。
そんな意味を込めて言う]
うんとねー、私よりも若い感じはしたよ。
ただ、なんていうのかな。
少年の姿をしてるけど、不思議な感じ。
冗談や悪戯でそんな忠告してるようには見えなかったかな。
[問いかけ>>57には感じたことをそのまま伝えた]
私も何か見つかるかなーって思ってきたんだけど。
流石誰も踏み入れたことのない場所って感じ?
[ローランドの言葉>>58に対して楽しそうに言う。
この先何があるのか、その過程ですらも楽しもうとする様子が見て取れるだろう。
話に対する礼には、どう致しましてー、と返し、作業を始めたローランドの傍から離れた*]
翡翠風精 シュテルン が村を出ました。
村の設定が変更されました。
8人目、翡翠風精 シュテルン が参加しました。
― 小島のどこか ―
……るー……。
ほんとにもー。
[仕方ないんだから、と言わんばかりの調子でぶつぶつと呟きつつ、少年はぱん、と両手を打ち鳴らす。
音に応じるように翡翠色の光が舞い散り、それは風に乗って待機場所の方へと流れて行った。
その輝きに気付くものがあれば、誘うように霧の奥へと進む、いわば誘導のためのもの]
どーなっても、知らないのだよ、ぼくは。
[言っても聞かないだろうけど、とは思いつつ。
ぽつり、もらした少年は、守り人たる彼の待つ場所へと向けて歩き出した。*]
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