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― 後夜祭 ―
え?なんでサインするのか、って?
だってほら、僕優勝したし♪
だから、ね?いいでしょう?
ローゼンさんの骨は僕がしっかり拾ってあげるから心配しないで♪
― ユーリエの私室>>9 ―
[あくまでも、満面の笑顔でユーリエは迎え入れた]
”当主様”と聞くのもこれで最期かしらね?
あら。優勝はあなたがもぎ取ったものでしょう。
遠慮しないでいいのよ?
一生飽きずに
夢中になれるもの、ね。
私は何でも叶えるわ?
けれど。ひどく抽象的。
いつも心躍る冒険がしたい?
常に浮き立つようなひとと居たい?
それとも。
人では踏み入れられない
狭間へと行きたい?
― ユーリエの私室>>14 ―
[ かの権力者のとこへでも行けばいいじゃない
などと思っていない
決して思ってない。]
あなたの願いと望みは
本来、人が生きる中では抽象的かつ永遠にさ迷っても見つけられないものよ
幸運に感謝することね、緑
――では、もうひとつ
湖の不思議な存在と共にするのと
私やあの子のような存在と、遭遇出来るようにあなたに呪いの如きものを掛けるのと
――気紛れな猫のように
人の欲望を深く見つめる
私と共にするのとどれがいい
[最後選んだら殺すぞ、と眼が言っているが。
ユーリエは、選んだ相手の願いには逆らえない存在である*]
― ユーリエの私室>>16 ―
呆れた。
言って置くけれど、人の身に余るような力は
あなたの魂に過負荷が起きてよ?
――輪廻出来なくなっても、次なる願いには出来ないわよ。
[緑め、と毒突いたが
願いを授ける相手が選んだもの]
では
あなたが飽きるまでは?
――次は溶岩の中にあるルビーの結晶の洞窟にでも棲もうかしらねぇ
それとも
寒いところの方が嫌いかしら?
[願いを叶えなければいけない代わりに
とっとと追い出そうという魂胆を始めたユーリエがいる*]
― ユーリエの私室>>17 ―
[「魂に過負担が起きる」と言われれば一瞬躊躇したが、世捨て人も同然のような生活を送っていたニコラスは意を決した。]
わかりました、覚悟します。
[もう戻れない――。
しかし、これからの人生が輝いて見え、始まるめくるめく倒錯の世界への期待でいっぱいだったニコラスの瞳はまるで少年のようだった。
旅をし、見知らぬ地、見知らぬ人との出会いを重ねていたのは、深層心理の中に変身願望があったのかもしれない。
(女装したのもそれの現れだろうか。)
生まれ変わるような感覚に昂奮していた。]
溶岩…いえ、せめて溶岩温泉とか岩盤浴くらいにしてください…。
寒いところも…生きられる程度の寒さでお願いします。
[笑顔で言うユーリエに青ざめながら、そんな命へのギリギリのやり取りを思うと『生きている』実感をしなくもなかった。
ニコラスは跪くと、ユーリエの足先に恭しくキスをした。*]
村の更新日が延長されました。
― ユーリエの私室>>18 ―
[来世を望むのは人間の性だと思っていたが。
躊躇いの気配は僅かのみで、呆れ果てた ]
まだ後戻りは出来てよ。
――と言いたいところだけど、無理ねえ。
刻は、満ちてしまっているもの。
ニコラス・ローヴァイン
あなたの願いを叶えてあげましょう。
あなたに飽くることなき、夢中なる生を。
その因果に刻み込みましょう。
――その道筋を選ぶのは
あなたにある。
私に付いて来るも来ないも、あなた次第
離れるのも、勝手よ。
[ユーリエは人を殺すのは
禁忌とされているので意図的には殺せない
ニコラスと知友のローゼンハイムは、ここに残らずユーリエに付いて行くようだ
――彼は死後。鴉となるが
ニコラスの死後は魂の損傷はどうなるか]
あら、そう?
私の可愛い黒い仔達に何かあっても大変だしね。
予定通り異界と繋がっている迷いの森に、居住地移しましょうかね
[愉快そうに告げていると、そこには跪き足元に口付ける
緑の姿]
ユーリエは、淡く微笑み――容赦なくニコラスを蹴り付けた]
何を勝手に忠誠誓うような真似事してるのかしら、この緑。
あなたは私が願いを叶える主人で、私は叶える存在だから逆
従属とか縛り付けるのは嫌いだから、いらないわよ
[きっぱりと吐き捨てるように言う、ふたりのこれからがどうなるかは
――――…今は誰も*知らない*]
[唇の感触に心溺れたまま動けなくなっていた。]
―――。
[カラン]
……あ
[現実に引き戻すような金属音が鳴れば、我に返り目が開く。
音のほうに視線を落とせば、首輪に付いていた南京錠が大広間のタイルの上に落ちていた。]
…僕、”自由”に、なれたんだ……?
[酷く声が震えている。
まだ実感が湧かなくて、自分の手で手間取りながらも首輪をかちゃりと、外した。
首の異物感からの解放。
今度は、先程とは違う涙が次から次へと溢れてきて。
涙の奥に光を取り戻した瞳で、アリーセを見つめた。
想いは言葉になどならない。]
ユーリエと呼んでいいよ。と優しく微笑んでくれた女主人。
思い返しても、甘えたことばかりだった]
『この薬を売ってきなさい。効能は知っている筈だろう?
いいね、全て。付加価値はつけて、必要な人に渡してきなさい。兄達も姉達も、こなしてきたことだ』
下界への数時間とかかる徒歩の旅、列車に揺られた時間。
心細い思いをしてたどり着いた、街。
同年代の少女達が、なんのしがらみもなく今を満喫している世界。
門前払いを幾度なく得て、優しい言葉もかけられて。
減り行く鞄の中と、重くなる皮袋。
罪は、幼少の頃に絵本で読んだ
積荷の重さに耐えられなくて川になだれこんだ振りをしたロバの逸話の所為だったのかもしれない。
[私一人の存在なんて、価値のないことだ。
そう諦めて過ごしていた。
そんな私に届いた、蠟で封印された手紙。
−願いが叶うかも、しれない──
序盤から、もう無理だと諦めていた。
集落から放り出された程度の試練とは格が違う事も気付いていた。
なのになぜか、暖かく接してくれる"敵"達。
ずっとそばにいてくれた鴉も、大広間の中で飛び交う群れのなかの誰だったかも、今のリーゼロッタにはわからない]
(ここは、私が来るべき場所じゃ、なかったんだよね。
右手もある。左手もある。両足も。
…軽くなってしまった皮袋も、一応、ある)
お土産に、樫の木のダイスも。
へへへ。これでとーちゃんとかーちゃん相手に勝負しちゃおうかな。
…上達したもん! バラの品種だって少し、知ったし。
数分だろうか、数秒だったろうか。
いや、それ以上の時間をきっとかけたのだろう。
リーゼロッテは、領収書は幾度と書いてきた。
だが、友人…。特別な人に文字をしたためる経験はなかったのだろう。
何度も書こうとしては躊躇い、結局。
書けた言葉は
『ありがとう、ユーリエ。
楽しかったよ』
それだけ。もって来た便箋の中でも、とっておき。
黄色いガーベラの押し花の便箋に、それだけ書き残した。
(駅はどの方向にあるのかなあ…。まあ、なんとかなるといいな)**
― 妖館の門前 ―
あら。
――…私に挨拶も無しに出ていくの?
この仔も寂しがっているわ。
[>>26は知らないが
ユーリエを慕うように従うようにしている鴉達は
かつて望みの刻になく、願いを吐き出した者達が
死後。ユーリエへの感謝と幸福度合いによって魂が鴉となり、寄り添うようになる>>4:123
リーゼロッテの願望も欲望も
女主人に伝わるほどには強く無く、彼女自身で叶えられるものなのだろう]
ああ。
――…それにしてもこの仔は本当にあなたが好きなのね
人の頃はあなたの知り合いだったのかしらね
[それが友か。血縁者か――定かではない。
単に。かつての恋人などを偲んだだけかもしれない]
さようなら。リーゼロッテ楽しかったわ
どこかで
ま た 会 い ま し ょ う ?
[叶うことなら、その欲を
増やしていますように、と思い。
年若いリーゼロッテを*見送った*]
/*
シェイさんは、サシャさんの指導で弓が上達したんだよね。
草原の民の村に行ったら、髭面のオッサンを狩るのを生業にするのかな。
…リーゼは少女だから、狩っちゃ、駄目だよ?
[アリーセの目の前でどれほどの時間、涙を流し続けただろう。
耐え続けた8年分の感情が詰まった涙を全て流し終えると、彼女に向け深くお辞儀し改めて感謝の意を表し、この館での残りの時間―――後夜祭を心から皆と楽しんだ。
その顔は、館に来た時のように無表情なものではなく笑顔が満ち溢れて―――。]
―後夜祭のあと―
[女主人の私室から出て来たニコラスに駆け寄って]
ニコラスさん。
…あのねニコラスさん、僕、願いを叶えて貰いました。
もう奴隷じゃなくなったんです。
[代償は支払ったんですが…と付けたしながらも、以前より張りのある声で話す。]
ニコラスさんは望みを叶えて貰えたんですか?
……ん。そう、ですか。
ユーリエさんと一緒に行くんですね。
[少ししゅんとしてしまう。(※子供だから上手く隠すとかできない)
彼と共にこれから旅を出来ないのは残念だが、彼の望みが叶ったのだから喜ばしいことだ。
それに”自由”ある限りは―――]
えっとね、僕はこれから世界を見て周ります。
もしかしたらどこかで会えるかもしれません。
……その時を、楽しみにしていますね。
[自由ある限りはまた会える。それはとても嬉しいこと。
ニコラスに笑顔を*向けた。*]
[穢れと退廃を帯びた力はボクの吻を通して相手に流れ込む。
彼の頬へ指を滑らせて、やがては軽く額へと接吻を落とし。]
[カラン]
[夢とも現ともつかぬ表情をしていた
"元"奴隷の子の薄い色の瞳が瞠られる>>23のを見れば、
ボクは彼から顔を離して、悪戯めいた微笑みを、一つ]
[囁きとともに手向けとして彼へ贈った。]
[彼――シェイの声は酷く震えていた。>>24
それは感慨深さからくるものか、開放感からくるものか
ボクには残念ながら知れなかったけれど。]
おめでとう。
そして、ボクとの契約を有難う。シェイ。
これでしばらくはまたあっちの空間も持ちそうだよ。
[ボクは泣きじゃくる彼へ
世界の向こう側、…自らの住処である歪を示して見せたけど、
契約を終えた彼にはどこまでも歪な虚構の空間が見えただろう。
…彼が見ることを望んだならば。
感謝の意を告げられたなら、さすがに謙遜で返したけどね。>>32
笑顔で満ちた彼の顔には後悔は感じられなかったね。⁂]
―それから―
[ユーリエの要請通りに異空間へ遣った者を此方側へ戻し
後夜祭もそこそこに歪な空間へ還ろうかと思っていた
――その時だったね。]
おや、引越しかい?ユーリエ。
[偶々緑の彼との会話>>21が聞こえたものだから、聞いて。]
ボクに頼むのなら、今回の借りと合わせて対価は貰うからね。
ああ…いっそ、キミの頭に猫耳を定着するっていうのもいいかな。
[にこりと笑ってそんな冗談を口にする。
答えがどうでも、冗談だよと笑ってみせれば
次のグリードでまたねと手を振って、歪の罅へと這入り込んだ。
さて、彼女と次に会う事になるのは一体何時に*なるのやら。*]
―それから>>36―
[女主人の麗しき朋友――アリーセは、異空間を療養所へと変えたが彼らの容態はどうだったろうか。
癒しの力を失った友には、人の子を治すことが出来たかはコンスタンツェとアレクシス次第だったろうか。]
ええ。アリーセ。
此処には長く棲みすぎたもの。
そろそろ、私の”正体”に薄々勘付かれるかもしれないからね。
[ユーリエが選別した相手の願いには逆らえないことをアリーセは知っている。
緑の願いが人為らぬユーリエと伴にすることだと聞いてはあちらが離れるまでは、離れられない
――離れたくなるように仕向ける事は出来るが]
[つ、と視線を流したのはシェイの方]
あらあら。先に話を持ち掛けなければ私があなたと契約を持ち掛けたけれど。
案外。これで良かったのかもね。
シェイ。あなたの魂は生まれた時からあなただけのもの。
自由なんてすぐそこにあったのよ。
この子、案外寂しがり屋だから。
――アリーセのことよろしくね。
あなたの選んだものが
悔い無きように?
[近くにいるだろう緑にも意味深に視線を投じた。
緑の選択は後悔させてやろう、という意が込められていた。]
あなたともまた会えそうね? シェイ。
[ シェイに懐いていた小さな黒い仔が
別れを惜しむようにシェイへとすり寄る ]
[ ぱさり ]
[主たるユーリエの元へと戻る前に、黒い羽根が堕ちたのは、意図的だったか偶然だったかはわからない
そうして旅路へと向かう者を*見送った*]
お調子者 クラリッサは、http://wolfsbane.jp/?m=pc&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=4454
―それから>>38―
[後夜祭の後。別れの時が来て、各々挨拶を交わしていただろうか。
女主人と目が合えば、相手の方から話し掛けられる。
ユーリエが契約を考えていたことなど露知らず、えっと驚きながら続く言葉を聞いた。]
僕だけのもの……うん。
ありがとう、ユーリエさん。
アリーセさんとは仲良くします。
[己の全ては己のものだと、噛み締めるように呟いた後しっかりと頷く。
ユーリエがニコラスの方を、意味深に見ている理由は察せないまま。]
……僕はこの村に良い思い出が一つもありませんでした…。
でも、最後に皆との楽しい時間をくれて本当にありがとう。
[この村での辛かった記憶を塗り替えるように、擦り寄って来た鴉に頬を寄せ優しく頭を撫でる。
心癒されれば、鴉は一枚の羽を落として主の方へと飛び立っていった。
まるで餞別のような黒い羽根を拾い上げ]
…ユーリエさん。
また、会いましょうね。
[嬉しそうににっこりと微笑めば、夢のような時間をくれた館から広い世界に向けて*旅立った*]
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