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[涙を流すのは、悲しいからじゃない。嬉しすぎて感極まって泣いているのだ。
もう幸せすぎて怖いとすら思えるぐらい、ラフィと一緒に居れるのが嬉しくて堪らない。
キスしてもらえただけで涙が溢れて止まりそうも無いのに、ラフィが目元に唇を落としてきたら、余計涙が出そうになって。]
うれ、嬉しいんですぅ……この気持ちぃ、どうしようもないぐらい、嬉しくて嬉しくてぇ……。
ふえっ、うっ……ぐっ。
[これからラフィと離れ、例のあの人の所に行かなければならない、と思うと、彼と絶対に離れたくなくて、ギュッとしがみついて離れようとはしない。]
離れたくない、ですぅ……ラフィさんとぉ、一緒にっ……うぇっ、イヤですぅ……。
また会えるってぇ、分かってもぉ……っ、行きたく、ないっ……うわ、あぁぁっ。
[押さえ込んでいた感情が一気にあふれ出し、幼子のように泣きじゃくり、大好きなラフィに縋り泣き叫んだ。]
ユーリエ……ボクも、離れたくない。
一緒にいたいよ。ずっと、一緒に。
[本格的に泣いてしまったユーリエを抱き締めて、髪を撫でる。
愛しい人を手放したくなくて。
奴がいる場所になどやりたくなくて。
きつく、きつく抱き締める]
……一緒に、行けたらいいのに。
[フレデリカがしたように。
けれど、ロヴィンが同じようにしたいと言ったときは断られたとも聞いていた]
[廊下に出ると、人を探す。通りかかった自警団員を呼び止めると ]
これを、病院に持っていって欲しいのだが、頼めないだろうか?
え?違う違う!
アーヴァイン氏への見舞い品など手作りする訳ないだろう?
[あーそうですよねと納得する自警団員に苦笑して]
奥ひ……奥田美ィアさんに届けて欲しい。
[何とか通じると黄色と緑の組紐ブレスレットを託した]
………ダメだって言われるかもしれないけど、ボクも一緒にいけないか訊いてみる。
どうしてもダメだって言われたら……それでも、できるだけ早く会いに行くから。
[まぶたに、頬に、額に。
ユーリエの顔のあちらこちらに、幾度もキスを落として囁く]
……大好き、だよ。ユーリエ。
[そうささやいて、もう一度唇にキスを]
― 夜の中庭 ―
『あのー、すいません』
[そんな感じでユーリエと二人の世界を展開してたら、空気の読めない自警団員に声をかけられた]
『これ、アラカワタクマさんに、マリエッタさん経由で渡してほしいって言われたんですがー……』
…………………………。
[ユーリエはどんな反応をしていたか。
大きくため息を吐いて、それを受け取り]
ユーリエ。
ここにいつまでもいたら、からだ冷えちゃうよ。
中にもどろう?
[と声をかけて。
建物内に入ったら、ついでにタクマの姿を探してみることに]
[息苦しさを覚えるぐらい強く抱きしめられ「一緒に、行けたらいいのに」と囁くラフィに申し訳ない気持ちが出てきて。]
ごめんなさいですぅ……っく。
[一緒に行くことが難しいと分かっているのに、離れたくない、とわがままを言って彼を困らせた様な罪悪感を抱いてしまった。
それでもラフィは何とかお願いしてみる、と。出来るだけ早く会いに行く、と。
その言葉に力が篭ってると感じれば、それを信じたくなり、勇気が湧き出てきた。]
……私もぉ、大好きぃ……ですぅ。
[再び唇を重ねて貰った――このキスはとっても甘くて。苦い。]
[唇と唇が離れれば、恥ずかしさが残るのか、一旦視線を伏せれば。
溢れ出た涙を手で拭い、いつもの様な明るい笑顔を見せようとし。]
…………。
[絶妙とも微妙とも取れる沈黙の中、空気が読めていない自警団員がやって来た様で。
その声に驚き、体をビクッと震わせ、声の主へ視線を向けた。
話を聞くに。どうやら、タクマがラフィに経由して渡したい物があったらしい。
この状況をどうしたら良いのか分からない上に、今さっきキスした事を見られたと思えば、カーッと顔を赤く染めた。]
えっ、えっとぉ……。
[おたおたしそうになった時、ラフィが室内に入ろうと促せば、それを拒む理由は無く。
彼と一緒にタクマを探そうとするだろう。]
―中庭→廊下―
[ラフィと共に廊下に入れば、自警団員の姿は見えなくなるだろうか。
その頃を見計らって、ラフィに一つ尋ねたい事があるので、聞いてみようと。]
何でぇ、ラフィさん経由でぇ、ヴィアさんに渡せるのですぅ?
[そう言えば、自警団員はラフィに物を渡す様お願いしていた。
自警団員はラフィが病院に行ける事を何故知っているのだろうか、という疑問が沸いてきたので、一体どういう事なのだろうか、と。]
― 中庭 → 廊下 ―
空気の読めないゴキもどきの部下って、上司に似ちゃうものなのかなー。
[先ほどの自警団員のことでそんな呟きをこぼしてから、ユーリエと一緒に屋内に戻り、個室の並んでいるあたりに向かいながら]
え、ヴィアさんに?
………あ、そっか。違うよ、これはヴィアさん『から』タクマさん『に』渡す物だよ。
[ユーリエ>>26の疑問に、一瞬こちらも首をかしげ。
そういえばさっきの自警団員は、誰からかを言わなかったから、勘違いされたんだな――と苦笑した。
預かったその紐は、袋に入っているなどの包装はされていただろうか]
ボクも一応、軍学校出身の准尉待遇だからね。
軍から通信機支給されてるんだけど、あの病院で使ってる業務用の通信機とも、この距離ならつながるんだ。
[そう言って示したのは、両耳についている碧玉に似た通信石。
軍幹部の親戚ということもあって、最先端技術を使った試作品を支給されているが、機密維持のため軍の施設でしか取り外しができない構造になっており、ほかの人に貸し出しなどができない代物だ。
なぜかオクタヴィアも同じ周波数の通信機を持っていたが、多分病院か軍かの手違いで彼女の元に渡ったのだろう]
それで、ヴィアさんから伝言頼まれたの。
………ユーリエがローレルさんに相談に乗ってもらったみたいに、ボクもちょっと相談に乗ってもらったりしてたから。
[そんな話をしている間に、タクマの姿は見つけられるだろうか]
あ、タクマさーん。
[部屋の並んでいる方角へ歩いていれば、廊下を歩いているタクマを見つける事ができただろうか。
それとも、部屋を訪れて空振りしてから、適当に広間などを探して歩いていたところで遭遇しただろうか。
いずれにせよ、タクマの姿を見つければ、声を掛けて歩み寄る]
[どうやら、単純に勘違いしていたらしく>>27、状況を飲み込めるようになれば、すみませんと反射的に謝るだろう。]
そうだったんですかぁ……ラフィさんも軍人さんですからぁ、そういうのを持っていてもぅ、不思議じゃないんですねぇ。
[通信機を持っている事情を聞けば>>28、両耳についている碧玉に似た通信石へと視線を向けるだろう。
それはラフィの瞳の色に似た様に見える綺麗な碧色をした石。
元々簡単に着脱出来る代物ではないだろうし、取る気もさらさら無いのだが、綺麗な石だったので触ってみたいな、と思い手を伸ばしてしまい。
伝言の話が出たら、一旦手を引っ込めてしまうだろう。]
伝言? それはぁ、タクマさんにですよねぇ。
相談してたんですぅ? 相談でしたらぁ、私も乗りましたのにぃ……。
[相談する事があれば、自分にも相談しても良かったのに、と思ったら。
先程から、ローレルの声が聞こえなくなっている事に気づけば。
何故聞こえなくなってしまったのか、と考えている内に、ラフィがタクマを見つけるのだろうか。
それともタクマが此方を見つけるのだろうか。]
オクタヴィアさんからの伝言持って来たよー。
[立ち止まり振り返ったタクマ>>30に歩み寄れば、まず真っ先にしたのは{5}(1〜5…藤色の紐が入った灰色の和紙の包みを差し出す 6…『あったら抱きしめて』と『伝えて』の後半を聞き間違えて、とりあえずタクマを抱きしめてみる)ことだったろう]
[間違えて自分がタクマを抱きしめる、という事態には陥らなかったようだ。
灰色の和紙で包まれたそれは、オクタヴィアが作った、日本紫で染めた羽織紐である]
これ、オクタヴィアさんからのプレゼントらしいよ。
『待ってます』と、『あったらぎゅって抱きしめて下さい』って伝言。
確かに伝えたよー?
― 少し前 ―
ん。触ってみる?
[タクマを見つける少し前。
ユーリエの手>>31が自分の耳に伸びてくれば、小さく笑って顔を近づけた]
え、いやそれは……だって、ユーリエの事で、相談に乗ってもらってたんだし。
[私ものりましたのにぃ…と言う声>>32には、赤くなって頬を掻いただろう]
[マリエッタたちに一礼すると、少し離れて包みの中を確認して]
これは…
[早速羽織の紐を取り替え]
ぎゅ…ですか……
[触ってみる?と言って顔を近づけて貰えたら>>35、嬉しそうに微笑を浮かべ、指先さけ通信石に触れた。
と、実は自分の事で相談していた、と言って顔を赤くするのを見たら、つられて此方も赤くなってしまい。]
……えっ? 私のぅ、事でしたぁ?
あのぅ……そのぅ……。
[ラフィからの返答に戸惑ったり、ローレルの声が聞こえなくなった事を考えている内にタクマが見つかったみたいだ。
ラフィがヴィアからの伝言とプレセントをタクマへ託したら>>34。
先程中庭で頼み事>>9していた自警団員が、赤い放射線状の形をした赤い花束を持ってきながら、此方に話しかけて来た。
頼み事をしていたのは、持って来て貰った花束を用意してもらう事だったのだ。
改めてそれを受け取れば、ラフィと一時的とはいえ離れ離れになる、という現実を突きつけられて。]
タクマさんも、ヴィアさんに早く会いたいよねー……
病院に行ったらあのゴキもどき、バルサンか何かで撃退してやらなきゃね。
[包みをわたし、頼まれた伝言も伝えて。
深々と頭を下げるタクマ>>36に、そんなことを零した]
それじゃあ、また後で?
[包みの中身を確認しているらしいタクマ>>37はオクタヴィアに想いを馳せているのだろうし、邪魔しちゃ悪いかなー…と、特に引き止められる事がなければその場を離れて広間にでも向かおうと]
[その場を離れようと思って、ユーリエを振り返れば。
いつの間にやら、赤い花束>>39を手にしていた]
あれ、ユーリエ。
それどうしたの?
[きょとりと瞬きながら、声を掛ける]
彼岸花……ああ、リコリスか。
それって、球根は薬にもなるけど毒草だよね………。
[とまで言った所で、誰宛かは想像がついた。
面白くなさそうに、むすーっとした表情になる]
あ、うん。そろそろ時間だもんね。
………ボクも一緒に行けるといいけど。
[その場にいた自警団員に尋ねるが、即座に却下された]
………むー。
[食い下がっても却下され続け、しょんぼりしつつ。
ユーリエに向き直り、じーっとその顔と手の花束を見比べる]
[一緒に行けない事にしょんもりしているラフィ。
共に居たいのに、それが出来ぬジレンマに苛まれながら、彼を励まそうと。]
私ぃ、待ってますからぁ……ラフィさんがぁ迎えに来てくれるのを、待ってますからぁ。
[にっこりと微笑めば、タクマには一礼をし、改めて礼を言おう。]
タクマさん、色々とぉ、ありがとうございましたぁ。
私もぉ、一刻も早くヴィアさんと一緒に居られる様にぃ、祈っていますぅ。
[と、挨拶を済ませれば、ラフィと一緒に自室へ向かい、荷物を整理した後病院へ向かうだろう。]
……ね、ユーリエ。
そのリコリス、ボクにくれない、かな?
[そう頼んでみたのは、荷物をまとめに行くだろうユーリエを部屋に送りながらだったろうか]
毒でもなんでも、ユーリエが他の男に花束持って行くとか、やだな………
[離れるのも寂しいが、そこも引っかかってる男心]
[旅館の玄関近くまで行けば。
一旦歩みを止め、ラフィの顔をじーと見つめた後、スッと背伸びをし、今度は自分からキスをしようと。]
私はぁ、大丈夫ですからぁ、ね?
[別れるその時まで、にこにこと笑顔は絶やす事無いだろう*]
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