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[弓騎兵隊がいなかった背景には、旧体制が残っていた、というのがあるが、それはともかくとして]
戦場での貴方の手腕、見事なものだった。
率いている兵の錬度も高い。
指導が行き届いている証拠だ。
貴方にお願いしたい。
[弓騎兵隊の設立に関してはそう補足し、是を貰えたなら笑みを浮かべて頷いた]
[続く過去の話>>222を聞けば、一度目を円くし]
そんなことが。
それならば来訪の際は我が領地を存分に堪能を。
騎士団領という特色上、目立った名産等はないが……。
教会本部にある壁画やステンドグラスは観光の目玉の一つとなっている。
是非訪れて欲しい。
[再び笑みを浮かべ、そう告げた**]
[ ノーラにすまなかったと言われれば>>227ナイジェルは少しばかり泳いでいた視線を伏せた。
続く、彼の覚悟と思いを告げる言の葉を聞けば>>228その視線を上げて、困ったように笑う。 ]
知っています。ええ、あなたは無責任に命を投げ出すような方ではない。
二人分、いえ、それ以上の命を背負って、それでも己を無くさず、駆け巡る風、のような人ですから。
[ その話を打ち明けられた時の驚きと、そんな話をしてくれたことへの嬉しさとは、今も忘れてはいない。 ]
だからこそ、貴方に背を押されて、私も前に進むことができた。
[ ふ、と小さく吐息をついて、ナイジェルは、ノーラの肩に、その手を置いた。 ]
礼など言わないで下さい。
私が貴方を案じるのは、ただ、私自身が貴方を失う事に耐えられないからです。
[ ぎゅ、とノーラの肩を掴む手に力が一度込められ、ようやく視線を合わせて笑う。 ]
生きてますね......生きていてくれて嬉しいですよ、ノーラ。
待っていました。お帰りなさい。
[ 蜂蜜色の瞳が僅かに滲んで揺れていたのは、できれば見なかった事にしてほしい、と、心の奥底でナイジェルは願っていた。* ]
― 会談中 ―
[円くした瞳はやがて柔らかく変化し、にこやかな顔の友>>226に向けて小さく頷く]
ラルスは俺が一番信頼している友であり騎士だ。
諸処を渡り歩いた経験もあり、目も良く利く。
俺も彼なら任せられる。
[ローランドの志願を受けて、後押しする言葉を紡いだ**]
― お風呂の歌 ―
[この戦乱の間、ついぞ顔を合せなかったナイジェルに会えたのは、戦争終結が宣言された後のことだ。
だからというわけではないが、第一声はとても平和なものだった。]
ナイジェル!ナイジェル!
風呂!すっっっっごく良かった!!
[《猿》のみんなも喜んでいただの、あの滑り台はよかっただの、しばらくは切れ目なく言葉が溢れ出す。]
───だからさ、ちゃんと礼を言わないとって思って。
ありがとう。
[最後に告げた言葉は、他の全ての言葉を合わせたよりもなお、想いが籠っていた。]
そうそう。
お風呂の歌も作ったんだ。聞いてよ。
[そう前置きして歌い始めた歌は、風呂の楽しさ素晴らしさを讃えるもので、やれ傷もすぐ治るだの、やれ喧嘩もすぐ収まるだの、太古の神殿に残された設計図がどうたら、神の祝福を受けた湯がこうたらいうものだった。
折々に湯の麗人やら白い花の佳人やらも登場するのである。
あるいは、もしかたら、
ブリュノーで出来上がる温浴施設でなぜか流行る、などということがあるかもしれない*]
― 鎮魂の歌 ―
[その日、仲間たちと共に訪れたのは、野営地より少し南に入った高台だった。
数人がかりで大きな樽を運び、他の何人かは穴を掘る道具を携えている。
単調な太鼓のリズムと低いウードの音色が響く中、適当な場所に穴が掘られ、樽が納められ、花や酒や馬のたてがみが振り入れられ、土が被せられた。
最後にレトが大きな石を運んで置き、皆が一つずつ石を積んで小さな塚を作る。]
勇敢にして誇り高き男イサクが、約束の地へと旅立つ。
彼の旅が終わることを喜び、祝おう。
[命落としたものへ捧げる言葉の後、彼の墓を囲んで宴会が始まった。]
[放浪の民にとっては、命を終えた場所が眠る場所だ。
そして死は悲劇ではなく、苦難の路から解放される喜びだった。
死者について語らいながら一晩を踊り歌い、翌日には旅立つ。
その後は墓を訪れる者もなく、いずれは忘れ去られて埋もれるだろう。
それでいいのだ。]
流れた血が花を咲かせ 花は種を飛ばし
種は根付いて地を覆い 草原を風が渡る
風が吹くたび思い出そう
ここで血を流したおまえのことを
世界の片隅に生きたおまえが
世界を形作っていることを
[ウードを爪弾きながら歌う声が、風と共に流れていった。***]
― 王国軍野営地 ―
[時間がかかる件についての了承>>229に、ほっと安堵の息を漏らす。
その辺りを理解していない人物ではないだろう、というのはあったけれど、一応、ここは言質を取っておかねばならない所だった]
おやま。
実際に相対した御仁にそこまで言っていただけるとは、武人としての誉。
ならばこちらも、全力を持って応えさせていただきますよ。
[補足された言葉>>231は素直に受け取れる響きを帯びていたから、こちらも居住まい正してこう返し]
ええ、旅路の思い出のひとつです。
[誰との思い出かは、口にはしないがそう言って頷いて]
おう、そういや騎士団は教会とご縁ありましたっけ。
それでは、その楽しみのためにも、まずは体調万全に整えますので、そちらの方でもしばしご猶予を。
[一からの立ち上げとなれば時間もかかるし、当然、こちらも身体が資本となるから。
きっちり身体治さんとなあ、なんて思いながら笑ってみせた。**]
― その後・リンデマンス王国 ―
[ドゥーハン王から妹姫の嫁ぎ話>>179をされて、最初に連想したのは当然『嫁を用意する』と宣言したナネッテの顔だったし、ドゥーハン王にもすぐさま種明かし>>181された。]
あのぅ… 俺はですねぇ、別に、
無理に嫁をとらなくてもですね…?
[出てきた胃薬を申し訳なさげに見遣りつつ、無理しなくてもいいんですよアピールをしておく。
妹姫が大事であれば、傍に置きたいと思うのも兄心というやつだろう。]
― 後日 ―
[孫も無事に生まれた。
戦後処理も終えた。
それまでの間に、中堅どころから次代を担う若手騎士の育成にも力を注いだ。
実子の商売も軌道にのっている。
これだけしたのだ。もういいだろう。時代は変わったのだもの。と、今の地位に固執することなくあっさりと引退を表明したのだが
時代の流れが変わっても変わらないものもある。だとか。
流れが変わるからこそ、しっかりと根を張らすような経験者が必要だ。とか
結局なんやかんやあり、自国も含めての軍事顧問ということで、比較的自由に連邦内からブリュノーまで足を運ぶことになったりするのだが]
[だがどうも、胃薬の理由は大事だというだけではなかったらしい。
主従は尚も妹姫の人となりを説明してゆく。]
…はぁ。憧れ……
とある女騎士………
…………、はぁ。はい、…
[名前が出ずとも誰かは明らかだった。つまり────そういうことだ。婆様2号。ちょっと怖い想像が浮かんでしまって、浮かべた笑みが愛想笑いに近いものになった。…はははぁ。]
……ま、あ。
それは確かに───… 俺も、危惧するところでは、ありますよぉ。
[世継ぎの騒乱については、今回のブリュノーの件で痛感した。ただでさえリンデマンスは3年前に一度混乱に陥っている。これ以上の不安を民に抱かせてしまうのは得策ではないだろう。それは分かっている。…分かっているのだ。]
まったく、孫がアタシの顔を忘れたらどうするんだい。
[愚痴るようにいう。
リンデマンスの軍事力を高めるため。とか、ブリュノーで請願騎士をしてるラルスを見に行くだとか。後処理に奔走してるクリフに会いにいく。とかは自由ではあるが]
さて、どこからいこうかしらね。
[結局彼女は、孫が自我が芽生え、婆ちゃんが働くとこもっとみてたい!という甘えるような声もあり、まだ20年ばかし第一線で働くこととなるのだが、この時にはきっと誰も予想してなかったとおもわれる・・・・・・多分*]
そうですねぇ…
俺のようなのんびり屋のところだと
そのような気性の妹姫では退屈なさるかもしれませんが
まぁ、あの、はい、……
まずはお会いしてみましょう ですか、ねぇ。
はははぁ…
[婆様の顔を立てないと、あとからやばい。──というのはちゃんと理解していた。
後日。
婆様2号という事前イメージに比べたら充分可愛げのあった妹姫に対して「婆様に比べたら全然お可愛らしいですねぇ」と正直に伝えたら、頬を赤くしてばしばし叩かれてしまった…というのはまた別の話。]
国家元首を…?
さぁ、クリフ殿がどうかは俺には分かりかねますけどねぇ。
俺は──そんな器じゃありません、よぉ。
[今後連邦が変わってゆくのは確かだろう。そのための道筋を、今回、クリフたちと作ったという自負はある。]
はっははぁ。
さすがはドゥーハン王、視野が広くあられますねぇ。
[国家元首を狙っていると宣言した相手へ、穏やかに微笑みかける。]
次の国家元首選挙を迎える時、貴方が相応しいと思えば──俺は其れに沿う行動をしますよぉ。
でも、今、約束はできません。
国が変われば、人は変わります。
これから連邦の方針が変わってゆけば──… 新たな景色が現れる。
それはきっと、────新しい時代です。
だから俺は、新しい風を感じてから選びたいんですよねぇ。
今ここで、決めてしまうのは違うという気がして。
[あるいはさっきの話──ドゥーハンの妹姫を娶る未来が確定すれば、それもまた新しい
連邦の未来のための最善手を選びたいのは、
俺も、ドゥーハン王も、同じ想いのはずですからねぇ。
[王様のしたたかさを少しずつ身に着けつつある男は、そんな訳なのでお返事はお待ちくださいねぇ、と明言を避けたのだった。*]
レト殿。ご無事で...
[ 何よりでした、と、続ける前に、飛び出して来た言葉のそれこそ跳ねるような響きに思わず笑みが溢れる。>>236 ]
気に入っていただけたなら何よりです。
作った甲斐がありました。
[ 撫でるようなことこそしなかったが、次々と言葉を紡ぎ出すレトに、いちいち頷きながら笑っている様は、相手に家族愛めいたものを感じているのが傍目にも丸わかりだったろう。 ]
[ そうして、最後に告げられた言葉に>>237蜂蜜色の瞳を一度瞬いて ]
いいえ......貴方達の笑顔を見られる事が、私の喜びでもありますから。
[ だから、こちらこそです、と、返して笑う。 ]
なんというか、やはり、レト殿は存在そのものが音楽なのでしょうねえ。
[ やがて披露された「お風呂の歌」>>238は、なかなかに個性的で、感心しつつも、真似できないな、などと思っていたが。
ある日、温浴中に、うっかり歌っている自分に気づいて愕然としたのだとか** ]
[少年の頃、それまでは誰にも教える事のなかった『姉上』の事を話したのは。
自分とは真逆の気質の少年と時間を共有するのが楽しくて、彼になら教えてもいい、と、ごく自然にそんな気持ちになっていたから。
誰かに話して聞いてもらいたい、リンザール家の『もう一人』の事を覚えていてもらいたい──そんな願いを無自覚、託すくらいには気を許していた、とは、当時は気づく由もなかったけれど]
……ったく。
わかってるなら、わざわざ言うなよ。
[今はそれと理解しているから、向ける言葉はどこまでも気安いもの]
って、それはそれでどうなんだよ。
[案ずる理由にはつい、そんな突っ込みを飛ばしていた。
肩に手が乗り力が込められる。
その感触に、ああ、戻って来たな、と改めて感じつつ]
おう、ちゃんと生きてるぜ。
お前さんも、無事で何よりだ、ナイジェル。
……ただいま。
[ようやく視線を合わせての言葉に、笑ってこう返す。
蜂蜜色の奥に見えたものには気づいていたけれど、そこには触れる事はなかった。*]
― 会談中 ―
… ありがとう。
不肖なれど、このラルス・ローランド。
守護騎士の請願を立て、心より務めさせて頂く所存にて。
[心からの礼を、ごく短い言葉で友に向け。
胸元に片手を置いてその場に静かに深く、頭を*下げた*]
─ 会談 ─
[請願守護騎士という大役を引き受けたローランド>>255の、決意に満ちた横顔を見守る。これからブリュノーには多くの困難があろうが、彼なら間違いなく上手にすべてを守ってゆけることだろう。それに、]
幼い王子さまは成長してゆく中で
沢山のことを学ばれる必要があるでしょうし、ねぇ。
そういう意味でも、旦那はうってつけですよぉ。
旦那の教え方はピカ一ですもん。
生徒の俺が保証しますって。
[乗馬や兵法の師として彼から多くを学んだ男は、つまりはブリュノーの新王が生徒仲間になるのかなぁなんて楽しい想像をして朗らかに笑った。**]
─ ある日 ─
『…………わかった!!
おば様、私がんばる…!』
[ナネッテから伝授された方策>>223を、熱心な眼差しで聴くユーリエ。]
『おば様、本当にいろいろなことにお詳しいのね。
もしかしておば様も、ご結婚するまでに色々なことをなさったの?』
[なんて過去話を聞いてみたりなんぞもしつつ。]
『えっっ、きせい、……
そそそそそそそ、れは、あの、〜〜〜〜!!?』
[赤くなった頬はむにむにされるがままだ。いくら親愛なるおば様のアドバイスでも、流石にできることとできないことがある。]
『王国にも協力…? 難しいけど、そうなの、かしら…?
────でも、兄様から聞いたの。
王国にも素敵な方が沢山いらっしゃるんですって。
だから、機会があればお会いしてみたいわ。
ふふっ。
こうやって、会いたいから会おう…なんて。
そう言えるのも、ブリュノーの一件があったからだわ。
兄様が捕虜になったり、兵の犠牲も多くあったけれど…
それでもこうして普通の顔をしながら
マルール王国へのお出かけについてお話できるなんて
…やっぱり素晴らしい実りを手に入れられたって。思うの。』
[困難を乗り越えれば良き実りが得られる──そんな前例を胸に。]
『ええ。私がんばる。
ありがとうおば様。 …────大好き!』
[と、ユーリエはナネッテに抱きついたのだった。**]
かくしてブリュノー王の崩御から始まった戦乱は終結を見る。
ブリュノー、マルール、ティルカン、三国の関係は以前とは少し変わり、対立する二大国の間で立ち回るブリュノー、という図式から、ブリュノーを介して二大国が交流を試みる形が作られようとしていた。
積年の対立構造がすぐに解消するわけではない。
だが人も国も変わるものだ。
ブリュノーの戦いを端緒とする一連の出来事は、対立から融和へ舵を取る国家の一例として―――
── Benedikt Selvidge 『ブリュノーの戦い』 終章
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