情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[...は歩く。
まるで、親に呼ばれる幼児のように。
右の壁から、
左の壁へ、
また右の壁へとぶつかっても、
足を止めない。]*
―船内のあちこち―
カークにゃんからの伝言にゃん。
ノトにゃんが、様子がおかしくて、
カークにゃんに発砲して、
船内を逃走してるにゃん。
破壊衝動のある人狼の可能性もあるから、
気を付けてって。
[白い猫は、船内の人間たちに、そう知らせて回った]
[しかし駆け出すと同時に、肩に鋭い痛みが走り、倒れる。
発砲音が二つ。
うち一つは、肩に命中したらしい。>>258]
の、ノトカー?
[何かに思い詰めたように、銃を発砲する様子に、舌打ちを。
先程のエレの悲鳴は、これが原因かと、ノトカーを睨んだが、フラリと姿を消してしまう。
痛いんだよ、ばか!
不機嫌が一回りして、口が悪くなっていることなど気付かず。
グッと、足を踏ん張って、立ち上がった。
自室にダーフィトがいることはバレていない。
…なら、彼は安全だろう。
そして、同時にとても嫌な予感がした。
……胸に巣食うざわめきに、急かされるようにして、自分の持ち得る全速力で走る。
……無事でいてくれ、エレ!シメオン!!
そう祈らずにはいられなかった。*]
[『ガルー』と名乗る『その人』>>255を見て、寄生生物のそれを指すのかは分からないけれど。
旧い友(―もしくはそれを模したもの―)だというなら、きっと初めからシメオンは…。
瞳を閉じる前、]
「あ……エレオ、ノーレ……?」
[聞こえた声に、口元の笑みを深くする。
最後に『その人』じゃなくて、シメオンの声を聞けて良かったな。
目を閉じればすぐ、一瞬だけ痛みがやってきたけれど。
それを認識する前に、...の意識は暗い海の中へと消えた。]
……くそ、時間か。
ハダリーか、ノトカーか…。
[ノトカーにやられた右脇腹の血を抑えながら、
ふらつく足で立ち上がる。
47時間際であると気づき、茶色いウサギを呼び出して、
一番「人狼」の可能性があると考える者の名を告げた]
[斃れ伏したその女の亡骸からは、命の名残の赤がとめどなく流れだしていた。
女の頬に残るそれは、涙と呼ばれるものだったろうか。>>250
その目は閉じられている。
傷口に、牙を――…
――…
ぎしり、と、軋むような痛みに。
女の身体に触れることはなく、私は立ち上がる。
動くもののない通路には、星のあかりすらない闇のみが、窓の向こうに揺らめく。
“生き残る”
“たとえだれが”
“一人でも”
幾度目になるだろう、私は、戒めのようにお前に向けて呟く。
水のある場所は、知っている。
手の血の跡を洗い流し、駆けまわる者たちの足音をはるか遠くに聞きながら。]
―船内のあちこち―
47時ですにゃん。
ニンゲン達、ニンゲン達、
現時点で、一番「人狼」の可能性が高いと考える人
の名を、システムに教えてくださいにゃん。
[白い猫は、船内をふわふわと漂いながら、
緊迫した空気と血の匂いの強まる船内に哀し気に
碧い瞳を歪めて。ニンゲンの意見に耳を傾ける]
―― 第二エリア・通路 ――
[やがて、私はお前は足を止め――]
――ここ、は…?
[『お前は』『女と共に』『医務室を出て』『しかし』
お前は耳鳴りを感じ。
女のエレオノーレの姿がないことに、慌てたように辺りを見回して。
走りだそうとするならば、
ぐらりと、視界が、揺れ――]
[通路の片隅に、ひとり、斃れこんだ]**
[走ってる最中、スノウがフワリと肩に舞い降りる。聞けばノトカーが発砲し、人狼の可能性があるとのことで。
(ああ、知ってるよ、痛いんだから。)
幸い、黒のシャツだったので、酷く目立ちはしないものの、ジワリジワリと染み込み、肌に張り付く面積を広げている。
止血とか、悠長なことを言っている時間はないのだ。
しかし、そんな一刻を争う事態だと言うのに、スノウは非常にも時間を告げる。]
決まってるじゃないですか。
ノトカー!!!
[大声で告げる。
エレを撃ったと勘違いしているままで。]
[生きたいと願う気持ちが、ガルーを呼び寄せたのかもしれない。
タイガをNルームへ連れて行ったのは、もしかしてオレの中に巣くう人狼がやらせたことなのかもしれない。
発砲したのは、人狼の破壊衝動かもしれない。
――――次、誰かに会ったら殺すかもしれない。
誰かを殺すぐらいなら、人間の意識がある内に、自分を眠らせてしまおうかと。震える声で、呟く。]
――――オレ。ノトカー。
―船内のどこか―
ニンゲンとシステムにより、
貴方が現時点で、
最も「人狼」の可能性が高いと判断されました。
………【ノトカー】
[白い猫は、銃を手にする青年を見つけたなら、
哀し気に碧い瞳を潤ませて、そう告げた]
よって、宇宙連邦 防疫隔離規定第3771条により
貴方の身柄はこれより、冷凍睡眠装置に送られます。
どなたか宛てに伝言や、
言い残したことがあれば、承りますにゃ。
[昨日の「人狼」のタイガには告げなかった
その言葉を。「人間」であるノトカーには告げる。
白い猫は知っている。
ノトカーが「人間」であることを。
ちりん、ちりん…白い猫の首の鈴の音が、
常にもまして、密やかに哀し気に響き渡る*]
[だが、...の意識はそこに向かない。
倒れた細い人影に気づくと、...はひたすらそこを目指す。
不確かな足取りで。
精一杯急いで。
...は近づく。]
[続いてこの場に駆けつけた者は、
意識を失った...を発見するだろう。
揺すっても叩いても目を覚まさない...の腕から
エレオノーレの亡骸を外すのに、酷く苦労するだろう。]**
やめろ! 離せ!!
[手を大きく振って手を離させようとするが、ドロイドと人間では力の差は歴然。
離れない手を振り解こうとしているうちに、背後に来たドロイドの腕が首筋に充てられる。]
――――っ!!
[充てられた腕先が青白く光る。
スタンガン、そう思った時には遅かった。
バチンっ!と大きな音が聞こえたかと思うと同時にその場に崩れ落ちる。]
[ああ、誰かに言わなきゃ。
後悔してももう遅い。
でも、オレの言うこと、信じてくれる奴、いるかな。
自分が招いた結果。自業自得。
誰かを信じていれば、教えられたのかな。
教えたところで、どうにかなるのだろうか。
ああ、オレは最期の最後まで――――。]
―通路―
[スノウの「ノトカー」という決定を聴き、
脱力したように、通路の壁を背に、頽れた。
じくじくと熱を帯びて痛む脇腹から滲む血を、
左手できつく押さえる。
あとはスノウの命を受けたロドイド達が、あいつを捕まえてくれる]
……ダーフィ? おい、ダーフィ!?
[船内を歩き回っているハダリー。
これからハダリーと会うと告げていた、ダーフィ。
二人の間で何があったのかは未だ知る由もないが。
あのダーフィの疑い様で、この状況で、ハダリーを無罪放免と
自由にさせるとも思いにくい。]
――-……生きてる、か?
[何度か呼びかけても応答のない様子の、乗員通信。
自室で倒れたところを、
発見したトールに寝かされているとは思いもよらず。
数度目かの囁きにも似た呼びかけは、微かに震えを帯びて**]
―記憶の泡沫―
[臨界を迎えた意識は束の間の夢を見る。]
[誰かに似ていた貌]
[猪があしらわれた家紋]
[自身を慮る声>>254すら聞こえず]
[眠りを欲した躰は意識をより深くへと沈めて]
[激しい音>>258も]
[惨劇の顛末>>256も知らないまま]
[覚醒が齎されるのは]
[きっと全てが終わった、後。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新