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>>34
[ノトカーの顔色が悪いのは何故だろうか。
鈍い男は残念ながら気づけぬまま、「ありがとう」と微笑んだ。
勿論、チラリズムの事実にも気づいておらず]
ノトカーは、船を降りたらどうするの?
[魔法学園の学生、くらいの知識はあったように思う。
今までの暮らしに戻るのだろうか、なんとなく気になって聞いてみる。
――イェンスのこれからも、とても気になっていた為
ちらり、イェンスの横顔も一瞥し]
―帰港直前:自分の部屋―
[楽しいパーティも終わり、帰り支度をするために自分の部屋に戻っていた]
ん〜荷物はこれだけだよ、ね?
うーちゃん忘れ物ないかな?
[そう言って、ぬいぐるみの背中を開けて中を確かめる]
……あ。
[ふと、ポロリと背中から落ちてきた物は、小さい白い箱。
アイリからもらった非常食……の空箱だ。
つい、お腹がすいた時に食べきってしまったのだ]
……もう、無くなっちゃったんだ……
[食べ物だから無くなってしまうのは当然だが、それを食べつくして無くしてしまうと、
アイリお姉さんたちと過ごした時間も無かったことになってしまいそうで少女は怖くなってしまう]
……あれ?
[ふと、足元にリボンのかけられた小箱が一つ落ちているのに気付く。
その箱は、アイリお姉さんからもらった箱と同じくらいの大きさで……]
中身なんだろうね、うーちゃん?
……わぁ……
[中身が気になり箱の蓋を開けると、甘く美味しそうな匂いがあたりに香る]
これ、アイリお姉さんからもらったクッキーだ!
[まるで、あの時貰った物をそのまま持ってきたかのようなデザインのクッキー。それがぎっしり詰まっていた]
[テーブルに突っ伏して頭を抱えていると聞こえた祝福の言葉>>29に、羞恥心からうぐっと、押し黙る。
笑いながら耳を撫でるジーク>>32には、そのまま耳をパタパタと動かし叩いて、無言の抵抗を示す]
うぁあ、もう……。
[なんでサラっと重大な事を言ったんだ!とガバリと顔を上げてジークを見ると嬉しそうな表情で]
〜〜っ!あ、ありが、とう……。
[結局何も言えずダーフィトに渡されたグラスの中身を飲み干して、ノトカーのお祝いの言葉>>34にお礼を言った]
>>37
・・・ん、オレか?オレは・・・また、学園に戻って今まで通りやってくよ。
[今後はどうするか。ジークにそう聞かれ、少し悩むような素振りを見せてからそう答える。
正直、魔法学園は自分にとっては居ても楽しい所ではないが・・・それでも、目標が出来たから。]
そんで、バリバリ勉強して、いつかはさ。
ローゼンの大将みたいな、すっげえ魔法使いになる。
[人によってはハタ迷惑でしかなかった催し物だったけれど、それでも自分にとっては忘れられない思い出になったから。ずっと欲しかったものを、得ることが出来たから。
いつか、彼のような立派な魔法使いになるのだと、そう心に決めていた。]
1個だけならいいよ、ね?
[そう言って少女はぎっしり詰まったクッキーを一つ取り出し口に運ぶ]
……やっぱり美味しい
[一口食べれば甘さが口の中に広がり、過ごした時間が戻って来たような気持ちにもなり]
……帰りたくないよぉ……
[涙が出てきた。
帰れば、少女を待つのは家にほとんどいない父親に自分を厄介者と思っている使用人だけだ。
そんな彼女にとって、この船で出会った人たちとのゲームはとても楽しい出来事だったのだ。
帰れば、いずれこの出来事は思い出になり、やがて風化して無くなってしまうだろう。
それが少女にはとてつもなく嫌だった]
[だが、帰らなくてはいけない。
船が戻り、しばらくすれば居場所を嗅ぎつけた使用人がこぞってやってきて連れ戻すだろう。
あまり我がままを言ってしまっては他の人に迷惑がかかる。
それも、少女にとっては嫌な事だ]
帰ろっか、うーちゃん……
[せめて、このクッキーは大切に食べようと心に決める。出来るだけ、思い出が色あせないように。
少女は帰港の合図である汽笛を聞きながら、船の出口へと足を向けた*]
[これからどうするか、という話>>37>>41を、遠い目をしながら聞いていた。
俺は、どうするんだろう。
家に帰って、また魔法薬を売って細々と生きていくのだろうか。何の変哲も無い毎日に。
ノトカーの目標を聞いて、自分との違いにため息をついた]
ノトカーは偉いな…。俺は、どうするかなー…。
[とりあえず家に帰って、婆さんに土下座をしなきゃいけないけれど。そこから先の未来設計なんて、考えて無かったのだ]
[>>40眼よりも多くを語る耳をさわさわと撫でながら
彼の、その耳へと唇を近づけ]
……気持ち悪いって思われなくて、良かった…ね。
[変に隠す方が余計な詮索を受けるだろうとか、
小難しく考えていたわけではないけれど。
最初に、女性陣に見つかった時の事が脳裏に引っ掛っていたようで。
社交辞令だったとしても、祝って貰えるのは嬉しいと。
そんな気持ちが伝われば良いな、とイェンスを見つめ]
>>41
そっかあ。「目標」……かっこいいね。
イェンスの家は魔法薬を作って売ってるらしいから
何処かで協力したり出来たらいいね。
[「ローゼンの大将みたいに」と夢を語る彼が眩しい。
ノトカーも、イェンスも、きっとローゼンハイムのような魔法使いや、魔法薬師になれるだろう。
――俺は?
ふと脳内で自問自答してしまう。
ある時まではひたすらに、メディアで見かけたIT長者ローゼンハイムに憧れていた。
仕事を通じて距離を狭めることが出来てからというもの、ローゼンを恋愛対象とばかり見ていて、何も成長していなかったように思えていて]
……俺も、頑張れるかなあ…
[今からでも間に合うだろうか。そんな独り言をぽつりと零す]
>>45>>47
へー、魔法薬!じゃあさ、今度オレにも色々見せてくれよ!
[ジークの言葉を聞けば、イェンスにそんなお願いをしてみたり。
また会える保証なんてないけれど、きっとまた会えると、今はそう信じたかったから。]
今やりたい事がないんなら、これから見つければいいじゃん!二人とも、オレから見てもまだまだ若いんだからさ!
[どこか遠い目をする二人にはそう言って、余り二人の邪魔をするのもなんだろうと、しばらく話し込んだ後は彼らとは別れるだろうか。]
[囁かれた言葉>>46に、耳を揺らして]
……うん。
[少しの沈黙の後、肯定の言葉を。
横目で見たジークが、嬉しそうな顔で此方を見ていたことに気が付いて。つられて、目を細めた。
あ、でも、人前で引っ付くのは恥ずかしいから禁止な、という言葉をポツリと呟いて]
―甲板―
[長らく続いた
水平線に日の出が顔を出せば、汽笛が鳴りてこの旅の終わりを告げる。
気温は氷点下を指しているであろう中、少年は外に出て甲板の手すりに両肘を付きながら昇りゆく朝日を眺めていた。
その手には、ローゼンからのプレゼントである小箱が握られていた。
振ればカラコロと軽くて固い音が鳴る事から、何かしらは入っているのだろう。
だけど、その箱を開けるつもりは無かった。
欲しい物はもう、ここで既に手に入れたのだから。
別れが名残惜しくないと言えば嘘になる。でも、もしかしたら、また来年もここで会えるかもしれないから。]
・・・さよならは言わねえ。またな、皆。
[小箱は手すりに残したまま、甲板を後にする。そろそろ部屋に戻って、帰り支度を始めようか。]
[ノトカーの言葉に気を良くし、「そうしなよ」とイェンスを促す。
彼は「商人」らしいから、魔法薬師としての腕を磨くには
時間が掛かるのかも知れない。
そんな彼を支えつつ、自分のウェブデザイナーとしての仕事ももっと頑張っていこうかなと考えていた矢先、]
……君がそれを言うのか、…あはは。
でもそうだよね。うん、頑張ろうかな。
[まだ十代であろう彼からの激励が、胸に染みる。
席を立つノトカーへ「ありがとう」と謝意を伝えた*]
[やがて、自主的パーティは静かに幕を下ろす。
誰も居なくなってしまった大広間、少しの寂しさを胸に抱くまま
イェンスの肩をぐい、と引き寄せ]
――寝てていいよ、……疲れてるだろ?
着いたら、起こしてあげるから。
[膝枕をしてみようかな、なんて。
どんな未来を描くにせよ、船を降りれば一時の別れが待つだろう。
それを考えたくない、そんな複雑な気持ちで微笑んでいた]
[…足許に、視線を落とす。
クローゼットに用意されていた、薔薇の飾りの赤い靴を穿いた、足元。
ふと思い出して、思わず笑った。
昔膝の上で読んで貰った懐かしい記憶…]
>>48
…ん、じゃあ連絡先、渡しておく。
[船員に紙とペンを借りて、その場で連絡先を書いて、ノトカーに渡した]
そしたら俺は、ノトカーから連絡が来るまでにもっと難しい薬を研究してみようかな。
…そろそろ、本腰入れて取り組みたい、し。
[本来は家の女の人が受け継いで来た、魔法薬。男には別の、魔法道具を作るという仕事があったのだが、貧弱な自分はそれを受け継ぐ事ができなかった。だから、趣味の延長のような魔法薬作りをしてきたのだ]
婆さんに土下座ついでだ、田舎を出る許可を取ってみる。
もっと魔法薬の事を学んで、どっかの研究室にでも入れて貰おうかな。
[そして外で学んだ技術と、家の技術を合わせていつか新しい薬が作れたらいい、なんて思った]
……っと、ごめん、痛かったね!!
[『それでは窒息してしまうよ?』と笑うローゼンさんの声に窘められて腕を解けば、コートのお披露目が再開されただろうか。
可愛いおねだりには、嬉しそうに微笑んで笑顔で応えて手を差し伸べる]
勿論!一緒に行こう!!
ふふっ、ご馳走あるかな?ドロシーはなにが好き?
[彼の腕を離れ、小さな手を取り歩き出す姿を優しく見守る視線を背に、パーティ会場へと、共に。
パーティが終わるまで、まるで仲の良い姉妹の様にずっと彼女の傍で過ごしただろう。
それは少女の願いでもあり、自身の望みでもあった。
傍に居て欲しいと願い、独りぼっちの自身の前に現れてくれた、あの日の、お返しができれば、と*]
[立ち去るノトカーに別れを告げて。二人きりの大広間には聖者が広がった。
ジークに引き寄せられ、そのまま肩に顔をうずめる]
ん…、いや、寝るのはなんだか勿体ない…。から、もう少しこのままで。
なぁ、ジーク。俺達お互いどこに住んでるのか、連絡先も知らないよな。
[ずるり、と頭がジークの膝へと降りて]
…船、降りたら。取り敢えず連絡先、交換しようか。
[そう呟いて、夢の世界へ。
目が覚めたときにはもう、港へ着いているだろう*]
―月日は流れ―
[長い船旅が終われば、船上で共に過ごした人達はそれぞれの生活へと戻って行く。
その後も変わりなく過ごす者。それからの生活に大きな変化があった者。人によって様々だっただろうが、いずれにせよ等しく時間は流れていく。
それから数年の月日が経ち、ここでの出来事が遠い日の思い出となった頃。
かつての参加者達の元に、一通の招待状が届くだろう。
当時アルバイトをしていた緑髪の少女には、正式な客として、
父の招待状を盗んだお転婆なお嬢様には、ちゃんと少女本人へ、
もちろん、たまたま迷い込んだ商人の青年にも。]
[>>44出口へと向かう少女の姿を見つけて、声を上げる]
ドロシー!お願い、ちょっと待って!!!
[叫ぶと同時、大広間の階段の手摺をショートカットで滑り降りるお転婆に、階段の上のローゼンさんが呆れ交じりに笑ってる、然して息を乱すでも無く、追いつくのはすぐの事]
これ、……僕とローゼンさんから、
遅くなったけど、クリスマスプレゼント!
[そう言って、差し出すリボンを掛けた大きな箱。
綺麗に包装されたその中には、少女と同じ名前の主人公のあの絵本と、パーティの夜から履いている薔薇の飾りの赤い靴と、揃いの靴。
魔法が込められたその靴は、少女の成長に合わせてこれからもサイズを変えて行くだろう]
「そう、君の友達も皆、連れておいで。
僕の船で一週間、クリスマスパーティを愉しもうじゃないか。
船の中で楽しめるよう、催しも考えておくよ。」
[そんな言葉が添えられた招待状。
その差出人は―――]
…ふふ、イェンスはまず、着いたらスマホ買った方がいいんじゃない?
[なんて笑いながら。
連絡先も知らない間柄なのに、色々深く知ってしまったな、なんて
ぼんやりと馳せるまま。
彼がうつら夢の世界をたゆたえば
己は、彼へ歌を歌おう]
逢いたくなったら、いつでも遊びにおいでって。
もう一つの我が家だと、そう思うと良いって。
[興奮気味に話すから、言葉が大分足りない。
そんな説明で伝わる筈はないと、遅れてのんびり追いついたローゼンさんが説明を足してくれるだろう。
絵本の中の少女のように、踵を3回鳴らして呪文を唱えれば、赤い世界の少女と、アイリが、何時でもローゼンの屋敷で再び逢う事が出来ると。
少女の返事を聞くより先に、膝を付いてぎゅっと小さな身体を抱き締める]
僕、ドロシーが居ないと寂しくて死んじゃうから、
偶に遊びに来てね!きっとだよ!!
あと、これ、僕の連絡先入ってるから!
何時でも連絡して来てね!!
[此処で少女が使っていたスマホをそのまま、少女に渡す。
ぜったいだからね!と泣き出しそうな顔で縋れば、どちらが大人か判らない、赤い世界で初めて逢ったあの時の記憶が、二人に蘇ったかもしれない*]
Promenons-nous dans les Glosbe
(温室へお散歩へ行きましょう)
Pendant que le Monsieur.Rosenheim n’y est pas.
(ローゼンさんがいないうちに)
Si le Monsieur.Rosenheim y était
(ローゼンさんがいたら)
Il nous mangerait
(私達を食べてしまうでしょう)
Mais comme il n’y est pas,
(でも、いないから)
Il nous mangera pas.
(私達は食べられないでしょう)
Monsieur.Rosenheim y es-tu ?
(ローゼンさん、どこにいるの?)
……
Mon petit lapin y es-tu ?
(かわいいうさぎちゃん、どこにいるの?)
Entends-tu ? ――…Ma chérie.
(聞こえてる? 俺の愛しい人)
/*
というわけで皆さんありがとうです。
ゆるがちやランダ村ゆるRPえろぐろRP辺りを
立てたり潜ったりしてますので
何処かで見かけたらまた是非遊んでくださいな。
イェンスは長々エロルにつき合わせてしまってごめんね、ありがとう。
ではまた、どこかで!
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