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現在の生存者は、さすらいの家庭教師 ヴェルザンディ、休暇中 タクマ、釣り客 ルートヴィヒ、神父 アルビン、舞い手 ゾフィヤの5名。
― 宴会場 ―
トールなら、ひと足先に帰りましたよ。
あの方も、忙しい方ですから。
[タクマに問われて、微笑みと共に答える。>>3:49
国で問題が起きたとはタクマには一応秘密にしておくべきことだったが、聡い相手だから気づかれてしまうかもしれない。
もっとも、どんな問題であれトールならすぐに片づけられる、ということも理解されているだろうから、結局のところはどちらでもよかった。]
私はもうしばらくこちらで休暇です。
いえ。
あの方は休暇でのんびりするよりも、忙しくしている方がお好きな方ですから。
[同情への謝意を仕草で伝えながら、口にした言葉もやはり本心だ。]
[それから、タクマとはやはり懐かしさもあり近況を知りたくもあり、危険な男に対しては正体を探る必要もあり、でしばらく話をしただろう。
気づけば、かなり遅い時間だ。
他の客もずいぶんと姿を消している。]
さすがに眠いですね。
私はそろそろ部屋に下がろうかと思います。
[欠伸を噛み殺しながら、辞去の意を告げた**]
[ 遊ぶ気満々に見えていたから、多分緊急呼び出しの類だろうなとの予測程度はついたが、政治向きのトラブルは男の範疇外だ。
ルートヴィヒの考えた通り、あの皇帝なら瞬く間に処理するだろうとも思ったから、湯治の中断を気の毒がるだけで終わる ]
あ、電気ウナギの湯...
[ そういえば入らず仕舞いになったんだな、と、思ったが、それは彼の太陽の運なのか不運なのか...?]
[ その後は些少の縁を結んだ者達、特に上官と留学先で彼にも世話になった息子の近況は幾らか詳しく話しただろう ]
あいつが可愛い娘を連れて帰った時には驚いたがね。ああ、最近の写真見るか?
[ わざわざ高い金を払って撮影した「息子の嫁」の写真を、にこにこと見せようとする辺り、すっかり親馬鹿丸出しだ ]
[ そんな話をしながらも、ルートヴィヒが、もう1人の男に密かな警戒心を抱いている様子なのは、なんとなく感じていた ]
(無理もないか)
[ どう見ても只者ではないうえに、ルートヴィヒに対して先程彼が見せた鋭い気配は、警戒心を余計に煽った事だろう ]
ああ、すっかり遅くなったな...おやすみ。
[ やがてルートヴィヒが部屋に戻るというのを見送り ]
俺はひと風呂浴びてから寝るとしよう。
それじゃ...また。
[ オズワルドと、黒い獣(獣はまだ神父の方に構っていたかもしれない)に告げて、向かったのは1(6x1) ]
1.ある意味危険なアロマ香る赤薔薇ワインの湯
2.泥パックもできる火山灰薔薇の湯
3.うっかり疲労回復に電気ウナギの湯
4.白濁炭酸白薔薇の湯
5.肌に優しい青薔薇の湯
6.硫黄たっぷり黄薔薇の湯
[ その夜、赤薔薇ワインの湯で、上機嫌に歌っていた男の破壊的美声が、いつ、誰によって強制終了させられたかは...
本人も覚えていない** ]
[近付く黒の四つ足>>3:21に警戒が高まる。
彼(?)が取った距離感は“無力な神父様”にはなんとも絶妙で、一先ずの心配は無いやら気が休まらないやら。
注ぐ視線は元々悪い目付きを更に悪くしていたのかもしれない。]
……っ ?!
[男はその瞬間目を見開き、まず最初にアルコールの過剰摂取を疑った。弱くは無かった筈なのだが。
今、こいつ、笑った?……それもにこやかに。
はて、普通の犬狼とは笑うものであったか。
普通でないモノのほうが馴染み深いせいでどうも……こんなことを考えている時点で、混乱しているのか。]
ゔ ぇ っ
[例えば、そう、例え話でしか無いが。
もし男がヒトの姿をしておらず、この黒色と同じような獣であったのならば。
ぶわりと毛を逆立たせ、唸り声でも向けていたのだろう。
漏れた声は、普通の人間には動物嫌いか気分を悪くした酔っ払いとしか思えない筈。]
[実情としては、
互いに宿敵と認識し合う種の姿をした生き物に笑みを向けられたことへ、本能的にそんな反応をした。
こいつは何なのか、何故宿に連れて来ているのか。主らしき客に問い掛ける気にはならない。
それは彼が今破壊的な歌声の男と話しているからではない。
何故そこまで気にするか説明出来ないからだ。]
ご主人サマのところに戻りな。
オレは喰えねえぞ。
[ステキな笑顔に対するこちらは作り笑顔すら浮かべずにしっしっ、と払うような仕草。
声は潜めたが、誰かに聞こえてもまあいい。
四つ足は素直に帰ったか、どうか。
上手くいけば肩を下ろして安堵するような様子を見せただろうが。
どちらにしてもやがて一人と一匹は宴の席を辞すこととなる。]
[何故、そうしたか。
説明するのは難しい。
他にも出ていく者はいたか。
まだ彼等のように去る気はないが、立ち上がり、一度扉を潜る。
そして声を掛けるでもそれ以上追い掛けるでもなく、
二つの背を見えなくなるまで見つめていた。
もし、四つ足が未だ聖性を偽り纏う男を気にすることがあれば、一度でも一瞬でも振り返れば
廊下に佇む男、その一角だけが仄暗い。
浮かび上がる影は瞬く程の間、異形の姿、
……例えば黒色と同じ四つ足の何かに映ったやも知れない。]
[そのまま宴会場には戻らず、進む足は去った客らとは違う方向。
さてこの宿に喫煙所はあるのか。**]
はー……やっぱり薔薇が多いわけか。
こういうのは女受けがいいんだよなぁ。
[そして翌日
食い入るように売店で立ち並ぶ品々を眺めている。買う様子はちっとも無く。
何の為?勉強です。今後の為の。
盗むわけじゃないのだからいいだろう。
昨夜先に宴会場から出ていった客達が、宿からも去ったことを男はまだ知らない。**]
― 赤薔薇ワインの湯 ―
ええと、ワイン風呂は鮮やかな湯色でロマンチックな空間を演出するだけでなく、豊富なミネラルがお肌に作用して活性化させ、タンニンなどの引き締め成分が肌を瑞々しく保って、美肌効果をUP?
華やかなアロマの中でリラックスしながらゆっくりお湯につかればリフレッシュ効果もUP?
[旅のしおりと掛かれた手書きの紙きれを読んでみる。
けれども防水じゃなかったので、すぐによれよれになった。]
うーん。
効能とか気にしなくても別にいいわよね。
あー、効きそうー。
すっごく効きそうー。
― 売店 ―
今後の為の勉強というと、商売でもなさっているんですか?
[食い入るように商品を見つめている神父>>12に声を掛けつつ横を通り抜け、自分も品物を物色し始める。
手に取ったのは薔薇の花弁を詰めた香袋や、薔薇の花弁を樹脂に封入したブローチなどだ。]
せっかくですから温泉饅頭も買っていきましょうか。
すみませんが、こちらの在庫はいくつありますか?
そうですね。100個ほど欲しいのですが。
[注文を聞いた売店の担当が、慌てて倉庫に確認に走っていった。]
えー。
私、無欲で清廉な神父様ですよ。商売なんてしてる訳ないじゃないですかあ。
[売店に新しく客が現れる、一緒に宴会場へ向かった一人だ。>>14
顔を上げ横を通り過ぎる姿を視線で追い、
向けられた言葉には笑顔と声を作りすっとぼける。わざとらしいおふざけ。
彼が手に取っている商品も中々良いものだ。
しっかり頭に叩き込んで帰ろう。相手を見ているようでそれらを目に留めていた。]
いや、お前……
何だよその量。そりゃ慌てるわ。
[張り付けた営業スマイルを消し素に戻ったのは、売店の担当が走って行ったその時。
ただの旅行客というにはお土産が多すぎやしないか、こいつは一体何者だ。
……どうもこの宿には一般人からは浮く気配の持ち主が多いとは、感じていたけれど。*]
[気がついたら朝だった]
ええと……?
宴会場でお酒を飲んで、楽しくおしゃべりして、それから……どうしたんだったかしら。
お部屋を間違えたりはしてないみたいだけど。
[白と黒でまとめられていて、パンダのクッションがある部屋。
自分が借りている「統一占いの間」で間違いないだろう]
皆さんにおやすみなさいも言ってなかったわねえ。
[シルキーが既に旅館を後にしたらしいことに気づくのは、もう少し後**]
う〜
[ 世が明けたら、何故か裸で布団に簀巻き状態で寝ていたが、何が起こったのかは判らない ]
俺、何かやらかしましたか?
[ 朝食を運んできた仲居さんに尋ねてみたが、曖昧に笑って誤摩化された。とりあえず宿に損害賠償を求められることはなさそうだ ]
[ 聞けば臨時便で、また何人か宿をたったという ]
そうですか。皆忙しいんですねえ。
[ どうやら昨夜語り合ったオズワルドもいなくなったらしい ]
何か緊急事態かな?
[ 色々とありそうな人物だったから、なんとなくそんな気がした ]
うちの方は大丈夫かな...
[ コエは特に届いていない。と、いう事は、手が必要な程の事態は起きていないのだろうけれど ]
土産でも探すか...
[ 引換券の土産だけではとても足りないのは確かだから、食事を済ませると土産物屋へと足を向けた ]
無欲で清廉な神父様には、こちらなどお似合いですよ。
[わざとらしいおふざけには、そこにあった飾りをつまみ上げて振ってみせる。
前に泊まった子供が置いていったのだろう、折り紙の手裏剣だ。
なんとなく十字に見えないこともない。
大量買いにつっこみを入れられれば、肩をすくめてみせた。]
うちは大所帯なもので。
[これくらいは普通ですよ、とばかりに微笑む。]
[結局、温泉饅頭だけでは数が足りなかったので、温泉羊羹や温泉クッキーも合わせて買うことにした。
全部は買い占めていない、はず。]
遅かった、というと...
[ 土産物屋の店員が、売切れの札を見本品の上に置いていくのが目に入り、なるほど、と頷いた ]
確かに、遅かったのかな。
[ 上官への土産は酒にしようと思っていたから、なんとかなるとして、友人や部下への土産は足りるかどうか微妙かもしれない ]
いっそ全員に『青薔薇温泉の素』というのも有りか。
[ ぼっそり呟いた顔は、この男には珍しく悪戯めいた表情だ。たまの休暇で少し気分が若返っているのかもしれなかった ]
アサシンが使う?
ああ、そうだったんですね。
[こちらはむしろ手裏剣に縁がなかったので、しげしげと手にした折り紙を眺める。
納得した風の呟き>>22にはとくには反応しないが、当たらずとも遠からず、というところだ。
軍人というよりは何でもやる課?に近いだろうけれど]
おはようございます、タクマ・ナギ。
あなたも買い物ですか。
[小切手にサインしながら、後から現れた男>>21に視線をやる。]
あなたの「娘さん」にも、お土産ですか?
[昨日、さんざん写真を見せられた「息子の嫁」のことなども、口に乗せた。]
ああ、おはよう。
[ ルートヴィヒにも挨拶を返し、小切手を切るのを横目でみる。成る程買い占め犯は、この男かと納得したが、追及はしないでおいた ]
ああ、母以外の女性への土産はあまり選んだ事がなくて、なかなか見当がつき辛い。
[ 若い娘と、軍人の女性では、また趣味も違うだろうしな、と、いうのは内心の台詞 ]
そちらは、小鴉達への土産かな?
[ 先に皇帝が戻った以上、そういった手配は後に残った彼のやりそうなことだと、口にする ]
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