565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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羊飼い カタリナ
あはは、いいね二人の未来！
それでいこう。じゃあ……
これからもずっといっしょにいようね
2人の未来に乾杯！
［ 二人の未来！ なんて素晴らしい響きだろう。
ベタでもいい、
いやこういうのはそういうものじゃない
王道というのだ。
夜空に打ち上げる最期の言の葉
密やかにその身を燃やしながら見下ろす
星々に向けて、私たちは声を上げる。
ここに二人が生きた証を刻みつけるように ］
羊飼い カタリナ
［ 薬の効果はてきめんだった。
すぐに視界がぼやけ始め、自身の呼吸が
鼓膜の中で反響する。
座っていることすら億劫になり
支えなしではその身を保つことも困難になった ］
……手握って
［ やがて心の中に夜の帳が降りるように
意識が混濁してきた。
思うように動かない身体と手を彷徨わせて
彼女を探す。
すぐ近くにいるはずなのに
途方もなく遠く感じる心と心 体と体
なんとかたどり着けば、押し付けるように
身を預け抱きしめ、貪るように腕を手繰り
離すまいと指を絡めた。
額と額がぶつかるくらいに顔を寄せる。
こうしないともう彼女の顔が見えないからだ。
薬のせいなのだろう。途切れ途切れの吐息が
互いの頬を震わせ、浮き上がった汗が
髪を湿らせ蠱惑的な艶を魅せていた ］
羊飼い カタリナ
ありがとう。リーザ
出会ってくれて …連れてきてくれて
一緒に……逝かせてくれて…
［ 絶え絶えになった息遣いで彼女の名を呼ぶ。
こんな幸せな旅立ちがあっていいのだろうか？
果報に過ぎる最期に身震いする
この人狼騒動が始まった時、本当はもっと凄惨な
死を予感していた。いや、そういう死を望んでいた。
村人たちに吊るし上げられ呪詛を喚き散らしながら
絞首台の梅雨と消える最期があると思った───
あの忌々しい月が現れて
奪われるくらいならいっそと目ん玉抉り取って
叩きつけながら死ぬ最期を見た。
絶望の淵で苦悩に塗れた未来こそ、
自分にはふさわしいと思った。
だけど、そのどれもが私には訪れず
優しいゆりかごのようなぬくもり
最期の刻を授けてくれた ］
羊飼い カタリナ
［ 今はもう彼女の顔も見えない
声も聞こえない。
私の手もピクリとも動かない。
闇に溶けてしまったかのように
すべての感覚が消えていく
最期に瞬いた残光 それは ］
羊飼い カタリナ
さあ太陽となって彼方を目指そう
空よりも 月よりも遠い
あの星を目指して
私たちは太陽 星の光も追い越して
互いを照らし 重なり結び
光の中に 溶けていこう
決してその手を離さずに──
羊飼い カタリナ
［ やがて日は昇る
生きとし生けるもの
そして旅立ち離れた抜け殻にも
その躯は血に塗れていただろうか
凶刃に蹂躙された痕があっただろうか
けれど、離さないものはある
人と
何物にも壊されることもなく
貴女の顔は見えないけれど
私の顔は きっと満たされたように
笑っていただろう ］**
少女 リーザ
2人の未来に乾杯！
［2人の新たな出発を祝う鐘を鳴らす。
合わせて放った言葉は
いったいどこまで響き渡っただろう。
言い終えればすぐにカップの中身を飲み干した。
少量なら薬、大量なら────］
少女 リーザ
［視界がぼやける。思った以上に効き目が早い。
立っていることもままならなくなって彼女の手を握る。
そのまま2人で倒れ込んで星空に捕らえられたなら
急に不安に襲われて彼女の温もりを探した。
────どこにもいかないで、そばにいて。
視界は歪み、霞み。
体も酷く重くて。
指を絡めた感覚さえ、やがては失われていく。
互いの息遣いがこだまする中で
彼女の言葉を聞いたなら、
額を当ようとするけれど、
もう、どうなっているのか自分でもわからない。］
旅人 ニコラス
― 教会 ―
[投票の結果が発表された後で、エルナの体が宿屋で安置されていた場合、僕がやると宣言して、仕立て屋を教会へ連れていく。
せめてもの償い……という訳でもないけど、少なくとも彼の死のきっかけを作った自分がやるべきと判断したのだった。
もしかしたら誰かが手伝ってくれたかもしれないが、その場合は”少しゲルトに報告したいことがある”と告げて、教会に一人で残った。]
……。
[昨日ぶりの友人の顔を見つめながら、その右手を取って頬に当てる。彼が倒れて話ができなくなってから何日も経った気がして、とても悲しかった。
冷たい手。もう二度と動かない手。
リーザへ投げつけた罵倒>>327はガチでマジだ。自分だけは彼女を永遠に許さない。]
旅人 ニコラス
ねぇ、ゲルト。聞いて聞いて。
[いつも旅の話を始めるときのフレーズを口にしながら―ただし今回はいつもと違い、暗くて沈んだ口調だったし、辺りをはばかって小さい低い声だった―目をぎゅっとつぶった。]
今日僕は、
本当だったら、何があっても生きていて欲しいと、生きて幸せをつかんで欲しいと思うのが人として正しいはずなのに。
[泣きたいのをこらえているせいで、途切れがちになる言葉は、恐らく懺悔にしか聞こえないだろう。]
旅人 ニコラス
そろそろ宿屋に戻らなくちゃ。
[自分の目論見が正しく働くならば、今夜守護の手は自分の元へ来てくれるはずと、誰にも聞こえないように呟いた。
人狼は多分来ないから、睡眠不足と戦っている>>195と知ったなら、”明日に備えて眠っていていいよ。”と言えるのだろうが、生憎それをどうやって伝言したらいいか分からない。というか、そもそも守護が誰か知らない。]
人生なるようになる。でもせめて僕が死ぬときは、その前にゲルトの埋葬だけはきちんと済ませたいな。――あ、もちろん他の人もですけど！
[願いを口にしたところで、抜けてはならない重要事項を思い出し、慌てて付け足した。
ゲルトの手を名残惜し気に離すと、教会を後にする。]
旅人 ニコラス
― 談話室 ―
[議事録を取り出して、次の記述を行う。]
・リーザ・トムトソフが、ゲルト・ノイモントとシモンを殺したのは自分だと告白、人狼と名乗り出た
・ニコラス・リーベスヴィッセンが狼占の眼と名乗り出た。
本日の結果 シモン 人間
・本日の最多票者 リーザ・トムトソフ
[匿名で議事録書いてもいいって、自分が使う前提で言い出したけど、結局使わなかったなと苦笑しながら、議事録と筆記用具を置いて、早々に宿屋⑦に戻った。
さてこれから、する前から結果が見えている占いをしなくてはいけない。**]
旅人 ニコラス
― 宿屋⑦の部屋 ―
[占いの道具を整えてろうそくに火を灯そうとしたところで、あいつが話しかけてきた。
”今日の占い、俺がサポートしてやってもいいぜ。”
僕が反射的に動きを止めて、”なんで？！”と驚くと。
”いいからとっととろうそくつけろ。あと、俺はこう見えてせっかちだから、一度しか助けてやれねぇぜ。今回で完璧に覚えろ！ この俺様みてぇにな！”と返ってくる。
呆然となったあとで急におかしくなってきた。一度って……狼占の眼として名乗り出たからには、今回しか占いできない可能性は高いのに。
そうだったな、お前はいつだって自己中だったけど、人狼騒動でどんな辛い目に遭っても歯を食いしばって立ち上がってきたな。
”頼む。”と告げて、そのありがたい提案を受ける。]
～～～。
[部屋に響く声は一人分。だけど自分としては二人で揃えてまじないを唱えている気持ちだった。
最初はぎこちなかったそれが、だんだんと揃ってくる。そして無事終了させることができた。]
旅人 ニコラス
大切な人に生きていて欲しい。例え自分が犠牲になっても。
それは良く聞く話だよね。……でも僕、今日起きたことを思い返して、それって本当に大切な人が救いだと感じるのかな？ って疑問に感じたんだ。
相手にとって自分がとても大切な存在だったら、そりゃもらった命を存分に生かすって頑張れる人もいるかもしれない。でも、一番傍にいて欲しい人が己のために命を落としたら――もう死んでしまいたいって絶望する人も、中にはいる気がする。
そういう人たちにとって、”死”はむしろ”救済”だと思う。
僕だってもし今すぐゲルトの傍へ連れて行ってやろうって言われたら、喜んで従うよ。
[ただしゲルトの予言とか、狼占いの眼としての役割とかを放棄するつもりならね、と口の中で呟いた。
何故ならそれだけは駄目だろとの思いがあるからだ。]
旅人 ニコラス
[目を閉じた途端、急速に訪れる眠気の中で、明日クララに会えたら尋ねたいことを頭の中で繰り返していた。]
”もしかしたらこの村で命を落とさなければ、あなたはまた人狼騒動に巻き込まれるかもしれない。それでもたった一人残されてでも生き延びたいと、本気でそう思う？”**
パン屋 オットー
[爪先を濡らす赤。挟まる肉。
その芳醇な匂いに、クラリとする。
本能が、囁く。
もう既に死んでいるのだ。
一口ぐらい、食べても問題ないだろう？
それだけ美味しそうなんだもの。]
パン屋 オットー
[一口。
口の中に甘い血の味が広がる。
チーズを渡したときの、自慢げな顔が>>0:822
二口。
背徳感が脳を刺激する。
旅から戻ってきたときの、気を許してくれていたことが>>0:977
三口。
恍惚感が心を満たしていく。
宿屋のみんなへふわふわのケーキを焼いてほしいと。
そう願った彼女の優しさが>>0:978
食べだしたら止まらない。
6年前から続く飢餓。それを満たすものがあるのだから。
一口進むごとに、あったはずの思い出が消えていく。
彼女のストールを取り、服を剥ぎ、いつ獣化したかもわからないほど。
途中でストールが落ちたことにも気付かずに、夢中になって食べ尽くす。]
パン屋 オットー
[露わになった
最後に何を口にしたのかわからないけど、本能的に食べてはいけないものだと感じたから。
その頃には、残っていたのは顔と両手両足ぐらいだった。
その辺は骨が多いから、食べようと思えなくて。]
…………。
[だからまだ、全然満たされていないけれど。
何となく彼女の服を元に戻して、整えて、その場を後にした。
ともかく、食べるのに夢中で汚くなってしまった顔を洗いたくて。
どうせだから、一回温泉にでも入ろうかな、と思いながら。
僅かでも満たされたことに、上機嫌になりながら。]
天のお告げ（村建て人）
■シルバー・メリー号へのご乗船、誠にありがとうございます。
本艦は本日11：00に４ｄ突入予定です。
開始直後に天声を投下しますので、暫くお待ちください。**
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