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― 中庭 ―
あぁ、ミヒャエル・トロムリッツだ。
こちらはイシュケ。
[>>263顔を合わせれば、綿菓子の屋台にいた子だと気付く。
あの時には名乗り損ねていたなと思いながら自己紹介をして。]
どういたしまして。
[祝いの言葉には素直な返事が返ってくる。
それには微笑ましく思いながら頷いてみせた。
彼女と屋台の前で会った時よりもその表情は明るかっただろう。*]
― 中庭 ―
どういたしまして。
ありがとう。先輩達のお陰だ。
君もあの後も地上で頑張ってくれていたんだろう。
お疲れ様。
[>>265笑顔で頭を下げる後輩に笑みを向ける。]
……そうか、それは良かった。
その子が元気に育ってどんな力に目覚めるのか楽しみだな。
[仔竜が騎乗できる大きさになった頃にはこちらも卒業が近いかもしれないが。
リーゼロッテは努力家のようだし、きっといい騎竜師になる筈だ。
そう思いながら、将来が楽しみな後輩達に笑みを向けた。*]
― 中庭 ―
[二人への寿ぎの後。]
あの、
これ、良かったら皆で食べてくれないか。
[そう言ってその場にいた面々に渡すのはポップコーンの袋だ。
塩味とキャラメル味の二種がそれぞれ入っている。
イベントのお疲れ様の気持ちと、
本部前で話した三人にはシエルの事を言わないままだった事へのお詫びも込めて。*]
― 後日 ―
[祭りは無事に終わり、養成学校は日常を取り戻していた。
そんなある日、青年は同好会に宛がわれた部屋でダーフィトに屋台から消えた時の事情を聞いていた。
あの時の屋台の面子はダーフィトに飲み物を奢って貰ったが、その時には理由を教えて貰えなかったからだ。
最終学年にも関わらず、ダーフィトは設営から裏方まで精力的に熟していた。
当日は自由に過ごしても良かったのではないかと青年は思ったのだが。]
「それはありえんだろ。だって、お前らとこうして過ごせるのももうすぐ終わるんだぞ?」
……それなら、誰かとシフトを交代して貰えば良かったじゃないですか。
[青年が自分のシフトを終えてこの部屋まで荷物を取りに行ったのはコンサートが始まってからだった。
シフトを調整していれば、最初からコンサートを見る事が出来た筈。]
「そりゃあ俺だって調整できんか考えたさ。お前らに頼んだら代わってくれるだろうとは思ったけど、それって先輩って立場を使うみたいで嫌だったんだよ。フランツは弟の出し物を見に行く予定だったし、リヒャルトとウルズはデートだし。」
[端から後輩に代わって貰う心算はなかったのだという。
そして同期も一通り考えたが、当日になっても代替案は思い浮かばなかった。
彼女の歌を聞けば、新規ファンの参入も見込める。
自分はまだ見ぬ同志にコンサートに参加できるチャンスを譲ったと思って、最後まで屋台の当番を全うする心算ではあっただと。]
「遠くから聞こえる歌声で我慢しようと思ってたんだが、いざ推しのステージが始まったら居ても立っても居られなくなってつい動いてた。すまん!」
[ダーフィトは勢いよく頭を下げる。
ここまで潔いと苦笑するしかない。]
……俺だって、先輩が彼女のファンだって事は知ってましたし。
先に言っておいてくれれば、穴を埋めましたよ。
俺達は先輩にだって楽しんで欲しかったんですから。
「楽しんだとも。お前らと屋台が出来たし、女神の歌声は存分に堪能したし、お声までかけて貰えたんだぞ。
兄貴さんに叱咤して貰ったりしてな。
俺もファンとして努力を重ねなければと改めて思わされた。」
[筋トレ同好会と兼部する事になったのだと聞かされれば、跪いていた姿を思い出す。
不思議な光景だったが、堪能したというのならいいのだろう。]
先輩が楽しかったのならいいですよ。
……あ、それと。
[視線を逸らし、今思いついたように言葉を添える。]
バルト先輩から聞きましたよ。伝言。
その……、ありがとうございました。
[普段、目付け役のような事をしているからか、素直に感謝を告げるのは気恥ずかしく。
ちらりと様子を窺えばダーフィトのにやけ顔があった。]
「何だー?照れてんのか?可愛い奴め。」
ちょっとやめて下さい!
先輩だって面と向かって言えなかったんでしょう!
[わしゃわしゃとダーフィトに頭を撫でられ、それに抵抗する。
数年間続けていたやり取りも、もうすぐ終わりを迎えると思うと寂しくもあった。**]
[ そのあとは、名前を知らない同士の自己紹介や、屋台の食べ物を分け合ったりと、賑やかな時間が過ぎたろう。
そんな祭りらしいひとときも一段落した頃、青年は、仔竜のために力を使って、まだ疲れが残る風なリーゼロッテに話しかけた。 ]
改めてだけど、お疲れ様、そしておめでとう。
[ そう口にしながら差し出したのは、銀の砂がさらさらと流れる小さな砂時計。 ]
ノアのブレスの砂を入れて作った砂時計なんだ。
屋台で売りたいって同期に頼まれて少し砂を提供したら、いくつか試作品を貰って。
砂が流れると、地属性の精霊力が少しだけど生まれるから、その子がもう少し育つまでは助けになると思う。
[ 生まれたばかりでは不安定になりがちな力の補助や、騎竜師側の負担の軽減、或いは単純に仔竜のおもちゃとしてでも、と、いう説明と共に ]
君と、その子の絆に天地の祝福がありますように。
[ 心からの言祝ぎを贈った。* ]
― 中庭 ―
シエルちゃん、とても楽しそうでした。
先輩がああやって近くに行ったからこそですよね。
[>>271慎み深い先輩に微笑み返しながら言ってみる。
きっとシエルが原因だと聞いても無理強いするのは気が進まなかったと思うし、知った上で意思を尊重もしようとしていたこの先輩には尊敬の想いしか浮かばなくて]
はいっ。
先輩達みたいに上手に引き出してあげられるよう、頑張ります!
[仔竜も唱和するようにリュウ!と鳴いた*]
― 少し後の事 ―
[ローランドとのやり取りの後、また少しうとうとしたりしていたが。
目を覚ました仔竜がぴぃぴぃ、と鳴く声で目を覚ました。
本部の外に行きたい、と訴える声に何事? と思いつつ外に出て]
……リーゼロッテくん……と。
その仔、は。
[呼びかける声>>269にそちらを振り返り。
手を挙げる姿と、その腕の中で前脚を上げる浅緑に気づいてひとつ瞬いた。
そんなこちらの戸惑いには全く構わず、仔竜は虹色の煌めきを散らしながらぱたぱたとリーゼロッテたちに駆け寄って。
『ありがとね、力、かしてくれてありがとね!』との意を込めたぴぃぃ、ぴぃぴぃという鳴き声を上げていた。*]
― 時は流れて ミスコン会場 ―
[それからしばらくの時が過ぎ、催しものも再開されるにいたった。
この辺りの対応力は学校ならではだろう。そもそも騎竜だの精霊だの未だに未知なことが多いものなのは学校のことを理解していればわかることだ。
そうして祭りが再稼働されていき、自分はといえば会場に訪れていた。
妹たちの頑張る姿を見に来たのだ。
そうして推薦者立候補者含めて、その魅力をアピールする。よく調べたのだろうと思える内容であった。ただファンたちの思いの先にあるもの―――推しの出場しやすい状況作りという点ではどうだろうか。
今のところ参加者の中にヴェルザンディはいないのも事前発表からわかったこと。
まぁ、勝手にやっていることなので致し方ないだろう。それにもめげずにがんばるものたちを私は見守っていよう。と思っていたのだが、急遽参加者が増えたのだ。
それは彼ら彼女らが望む人の姿>>247であった。]
[結局色々な要素も加わってミスコンは盛り上がった。
妹のがんばりも見れたので兄はその成長に涙を禁じ得ない。ぐすん。
よい筋肉だぞーという言葉を送って自分もヴェルザンディ含む出場者を盛り上げていこう。などという時間が過ぎていき]
お疲れ様。ヴェルザンディ。
まさか出るとは思わなかったな。
[参加者としての出場を終えたヴェルザンディへと労いの言葉をかける。
急遽出場となったのはファンたちの熱意によったのだろう。
彼女が人の心を動かすように、それに影響を持った者たちが誰かの心を動かす。そんな循環には内心驚きもあったが、それ以上に少し驚くような困った気持ちもある]
……しかしヴェルザンディは参加しないと思って紹介文の下書きを書いたのだが、当人に聞かれるとは思わなかったな。
[ヴェルザンディの紹介文だけは、推しのことはどうしても過剰に書いてしまう!というファンたちのこともあり「お兄ちゃんやって」といわれて書いた。と事情があったのもありバルタザールはミスコンの観客にきたという事情もあるのであった**]
― 中庭 ―
ありがとうございます。
[クリフ>>277から声を掛けられて、またペコリと頭を下げる。疲労はあるけれど、共に喜んでくれる人がいる嬉しさで補われていた]
これも素敵ですね。
ノアちゃんの砂ですか。
[貴重品だなと思い、見せてもらうだけのつもりで受け取ったら、お祝いと言われて目を丸くする]
[流れ込んでくる地属性の力>>278は、特に親しむ属性と同じで緩やかに疲労も流していってくれる。
浅緑も気になるようで、でも大切そうにそっと前肢で触れていた]
あ、ありがとう、ございます…!
大切に、大切にしますっ!
[貰っていいのかと思うより、その想いが嬉しすぎて素直に受け取り。深く頭を下げて礼を言う]
先輩とノアちゃんにも。
祝福がありますように。
[仔竜がリュゥと響く声をあげ。
自然とそこに大地の力が寄り添った。
形のない思いなれど、もう卒業試験に挑むだろう先輩達の力になれたら嬉しいと思う*]
― 少し後で ―
はい。
シエルちゃんのおかげで、絆を確かに出来ました。
樹竜のヴィータ、です。
[父母竜と属性が違う特異例。卵の状態では何故だか判別しきらなかった属性と共に。
戸惑うアルビン>>283へ、先程つけた名前を伝える]
やっぱり他の仔とは少し違うところもありそうで。
色々とお聞きすることになりそうです。
[精霊師の視点も必要になるだろうという予感からそんなことを言いつつ]
これからも、よろしくお願いします。
[笑顔のままで深く一礼した*]
― 数年後 ―
[白く、ふわふわとした羽毛の背にまたがる。
ホルスターから抜いた槍を右手に。
軽鎧の脇にある金具へ、柄を引っ掛けるようにして安定させる。
正面を見据え、大きな深呼吸をひとつ]
それでは、お願いします!
[一礼と同時に、ココンへ合図を送る。
大きな翼は風を孕み、空を打ってその身を上昇させた]
[空が、近付く]
[けれど、それを見上げることはしない]
――アヴァンサル教官!
[征くべき先は、前だ**]
―― 中庭 ――
[壮観だ、という声が聞こえた。
声のする方に向けるのは清々しい笑顔だった。
ミヒャエルならこういうことを言うだろうなんて勝手に期待していたけれど、
どうやらその通りになったみたいだ。
手を振って向かった先、アイリにリーゼロッテも、
彼女たちなりの言葉で、感想を伝えてくれた。
照れを隠すべく口元を押さえるしかなかった。
特に、ウンブラとの連携プレイについて言及されればなおのこと]
あ、ありがとう……。
[リーゼロッテの言っていた「この子」が気になってまじまじとみれば、浅緑がいるではないか]
― 中庭 ―
いや、俺達も名乗り遅れてしまってすまない。
よろしく、ダンプフェン、ココン。
[>>279青年も軽く頭を下げる。
彼女はクリフのサポートを受けていたようだ。
二人が話すようなら一歩引いて。]
[>>280驚きの声と共に先刻の、と言った彼女の瞳は先達に向けられるようなもので]
ん?
あ、あぁ……。
先輩達のお陰で何とかなったんだ。
[リーゼロッテに答えたように応じた。
あれは自分の心に従った行動。
一人だったら、あの時に起きた事象に対応できていた気はしない。
>>281そうして差し出したポップコーンは無事に受け取って貰えたようでほっとして。]
勿論だ。
[詫びの気持ちも籠っているので、リーゼロッテ達にも勧めていた。*]
そうか、生まれたんだ! おめでとう。
[ウンブラも、祝福を告げるように、
鞄から飛び出してきゅう、と鳴いた]
― 中庭 ―
そうだったら、嬉しいな。
[>>282楽しそうだった、と聞けば、ほっとしたように息をつく。
彼女達に騒動にシエルの関わっている事を知らせない事を選択した事に後悔はないが、もし知らせていたら違うアイデアを貰えたかもしれない。
何年か後であれば、また違った答えが出るかもしれず。]
ありがとう。俺達も頑張らないとな。
[口端を上げて相棒の方を見上げれば。イシュケはクルル、と鳴いた。
背筋の伸びる思いがした。
先程のクリフも同じような気持ちだったのだろうか。
いつかは後輩達にアドバイスを与えられるようになりたいと思った。*]
― 少し後の事 ―
そうですか……いえ、ぼくとシエルも、この子には助けられましたから、そこはお互い様ですよ。
[この仔の声も確かに力を与えてくれていたのだと。
それは、虹の仔竜の様子を見れば伝わるもの]
樹竜の、ヴィータ、ですね。
[伝えられた名を復唱する横で、虹の仔竜がぴぃぴぃと鳴く。
こちらもこちらで教えられた名を呼んでいるらしい]
ぼくでよければ……ええと、喜んで。
[相棒を描いて欲しいと頼んだ先輩にもそう告げた。
内心びっくりだったけど、でもやる気に満ちあふれて。
学生である時間は短い、らしい。
それでもできることがあるならば。
こうして手を伸ばし続けるんだろう**]
……はい、勿論。
ぼくで力になれる事なら、遠慮なく。
[笑顔の一礼に返すのは、こちらも穏やかな笑み]
こちらこそ、よろしくお願いしますね。
[竜との生き方を模索するのはこちらも同じだから、と。
その意味を伝える事になるのは、もう少し先の事。**]
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