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って、アイリ!?
……いづっ!
[それに対するアイリの言葉。>>237
ついひっくり返った声を上げるものの、その先はすぐには続かなかった。
まだ塞がっていない傷に大声あげたのが響いて、しばしその場で固まった後]
……実は、俺も、アイリの事情は今初めて聞いたんだよ、ね。
メル様……ウチの宰相様から、出向の直前に、乗船させるように、って指示が来て。
[カナンの問いかけ>>239に、ようやく出せるようになった声で、ゆっくりと答える]
南東群島からの旅人なのと、旅の目的は聞いてたけれど、それ以外は、初めて聞いた事ばっかりで……実のとこ、俺も戸惑ってる、けど。
……ただ、さ。
俺は……願えるなら、『個』を見てほしい、って、思う。
カナン殿は、俺が半妖だって知った時。
妖の血を引くから、とか、人じゃないから、って理由で、拒絶はしなかったよね?
それと同じように。
南東群島連合に所属する国の出だから、ってだけで、拒絶しないでくれたら、俺としては、嬉しい。
[少し落ち着いた声で綴るのは素の、そして、心からの願い]
少なくとも、あの時……私掠艦隊と出くわした時の、アイリの様子は。
艦隊の横暴に対する怒り方は、俺には演技には見えなかった。
だから、俺は、アイリを信じてる。
アイリ、っていう、『個』の存在を……『仲間』として、ね。
そして、おんなじように、カナン殿や、この船団の皆も信頼してる。
同じものを見たいって願うもの同士として。
──…”保留”だ。
[長く思考の海を漂い、導き出した結論]
『個』を見るにしても、私は彼女のことを良く知らない。
ここでどうするかの結論は出せぬ。
[それから王女──アイリへと視線を向けて]
簡単には信は置けぬ。
だが出自だけで判断はせぬ。
貴女のことはこの目で見て、感じ取ったものから判断させてもらう。
[この場では斬らぬと言う宣。
この後も行動を共にすると言う宣。
受け入れるにはまだ抵抗がある。
信じきれぬのは国の印象と裏切る可能性。
それを払拭することが出来たなら、あるいは───]
─ 島 砂浜 ─
[少し休んだらすぐに戻るつもりで居たのに、副艦長から見張りを付けられ強制的に休まされる事になり。
その為、女が立ち去った後ゲルトがバロンを下した事は報告でしか知る事はできず、アイリの身上についてはこちらの耳にまだ届いてもいなかった]
…あー、もう。
[他の皆が戦っているのに自分一人休むのはどうも落ち着かなくて、苛立ってしまう。
休んでいる間に何で精霊が応えてくれなかったのかを考えろと言われたのだが、未だそれも解らないままで。
がじ、と頭を掻いて簡易寝台に倒れかけたところで、腰に微かな違和を感じて起き上がり。
ポケットから取り出した桃の砂糖漬け>>212を見て、ふと彼女の言っていた言葉を思い出した]
─ 島 砂浜 ─
困った時はお互いさま、か。
[甘い物嫌いじゃなかったら、と差し出してきたそれ>>213を受け取ったのは彼女の心遣いが嬉しかったから。
ありがとうと、仲間を頼む。先に向かう彼女へ言葉に託す事はそれだけしかできなかったなと思いながら濃厚な甘さを口に含む。
それを見た見張りにユウレンの者から貰ったと言うと、彼らはあまり色好い顔をしなかったけれど]
ユウレンの思惑は解らんが、今回に限っては警戒は要らねーよ。
考えてみろ、多少艦が逸れちまってる今でも俺らの方が戦力は高いんだぜ?
明らかに捨て駒な連中ならともかく、シュタイフェ・ブリーゼの人員は主力級が揃ってる。
そんな連中捨て駒にするような国ならそもそも警戒する必要ねーし、逆に捨て駒に出来る程人員が豊富なら警戒した所で勝ち目なんざねーよ。
変に警戒して関係悪くするより相手信用して頼る方がよっぽど建設的だ。
─ 島 砂浜 ─
[一口齧った桃の砂糖漬けを手に、見張り相手に持論を述べる。
正しいか否か確認する術は此処に無いが、信用に値する仮定だと自分では思う。
こちらからだけでなく、相手からの信用も得られているならいいのだがとも思った所でふと、自分と精霊の在り方にも似てるような気がした]
…頼りすぎた、か?
[精霊達を休ませる事無く行使してきた自分の浅慮に、今更気付いて声に落とす。
今までは義父や義兄がそれとなく休ませてくれていたから、ここまで消耗しなかっただけとはまだ気付けていないけれど。
副艦長に確認しようと思い立ち上がると、見張りに断って砂浜へと向かった]
― 島 草原 ―
あー、へーき、へーき。
[案ずる声を上げるアイリ>>245に、手……は振れないから、ぱたぱたと尻尾を振って答えた]
ん、まあ、そういう事情じゃねぇ……。
気軽に話せるものでもないのはわかるから、そこは気にしなくていいよー。
[返す口調は軽いけれど。
そこにあるのは素の思い]
[こちらの言葉をカナンがどう感じるか、どう受け止めるか。
ある種の賭けだが、分の悪いものとは思ってはいなかった。
それは、彼に対する抱く信故に]
……うん。
今すぐ、結論出せる事じゃないのは、俺もわかってる。
[保留、という判断。>>250
それは、今この場で出せる最善だと思った。
斬り捨ててしまうのは簡単だけれど、それで失うものもある。
だから、そうならなかったことに、ほっとして。
知らず、安堵の息を漏らした後]
……ありがと、ね。
それから……ごめん、もっと早く相談しなくて。
[今浮かんだ素の思いと、ずっと抱えて来たものと。
砂浜へと向かう背>>252に投げた言葉は、届いたか。
いずれにせよ、次の瞬間には力が抜けて、その場にへしょり、と伏せる事になるのだが]
─ 島 砂浜 ─
[副艦長の思惑は、考える時間を与える事で女を休息させる事だったから、答えが出なくとも問題は無かった。
義父である艦長自身率先して前に出る戦いをする為に若い頃は同じ症状に良く陥っていたのだが、娘は今までこうなった事が無かった為に注意を失念していたらしい。
砂浜に出てきた女の姿に、副艦長はまだ休んでいろ、と言いかけたのだが]
あのさ、言われたこと考えてきたんだ。
聞いてくれるか?
[そう言うと、開きかけた口を閉じて頷かれた。
それに笑顔を返して、唇を開きかけたその時。
ぞくり、背筋を走る何かに咄嗟、後ろを振り向いた]
─ バロン討伐前・草原 ─
ふむ、そういう物…という訳か。
[>>199リュカが肩を竦める様に、
より上位の存在である事を男は知る。
彼女の素性は知らないままだったが、
その瞳の色の変化に目を細める。]
お主も妖の類か。
[そう低く呟くも、彼女の言葉を信じぬ訳ではなく、
また手も出さないとしてその場は下がった。]
─ バロン討伐後 ─
[討伐確認後、男は>>188主君の姿を見止め、
その傍らに控えるように立った。
傷が癒えている事に気づけば薄く笑みもし。]
若を治癒したのはお主か?
ならば礼を言うぞ。
[何処会話の合間、そうウルズに声をかけ、
男は緩く頭を下げた。]
─ バロン討伐後 ─
[アイリの出自に関して、
南方出だというのは解っていたものの、
王族だという名乗りには目を細める。]
………
ただの南方出だと言うのならば
まだ理解もあろうが。
[王族が敵対国へと乗り込んできたような物。
責務等を重んじる男にとって、
それは簡単には納得出来ない物だったが、
男は武人。彼女が王族であるからこそ、
政事に関わる恐れのある事には口を挟まなかった。
それを判断するのは、この隊シンシャ側の頭である主君のみ。]
何、だ?
[背後の海から感じたのは、大きな力。
精霊のものとも違うそれは、水に親しむ己にまで恐怖を与える程で]
──っ、すぐここから離れろ!
くるぞ!!
[叫んだとほぼ同時、海から大きな音をあげた波が襲ってきた]
驚くだけでは済まんだろうに…。
[>>240やたらと明るい声や、
>>247お姫様、王子様の括りには
悪い方の意味を込めて男は眼を細めた。]
…若がそう申されるならば。
[>>250保留の判断が出れば、それ以上何を言う事もなく、
男は従うように船への道へと続いた。]
……先程の言葉、感謝する。
自分を見失わずに済んだ。
[ぽつりと零した声はとても小さなもの。
しかし獣の姿であるファサン殿ならば、拾うことも出来たかも知れない。
身体の向きを戻すことで浮かんだ表情を隠し、私は砂浜へと戻っていった]
頼む! 皆を護ってくれ!!
[砂浜に手を付き、強く願うと土精が応え、砂を盛り上げ簡易の防波堤を作り上げてくれた。
だが、自分はその手前に居た為に波に飲まれてしまい。
水に恐怖を抱くのは初めてで、こんな思いをいつもウルはしてんだな、なんて思いながらせめてと声を張り上げた]
カナン様とファサン殿に、伝えろ!
俺は多分ディーがいるとこに行くはずだから心配要らない!
出航するなら、蛟も滞りなく進むように!
[それだけ言い残すと、女は海の波へと飲み込まれた**]
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