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[ごそごそと探し物をしながら、お嬢は楽しげにくすくす笑う]
でも、意外ですわ。
フェリクス様も、そんなうっかりをなさることがあるなんて。
[基本的にいつもうっかりしているお嬢は、少し探し物の手を止めて、フェリクスに顔を向けてまた笑った]
少し、安心しましたのよ。
[少し恥ずかしそうに、そんな呟きを落とす。
それから10(10x1)分後、無事目当ての品は見つかって、ありましたわ、と声を上げようとした時、その話>>142ははじまった]
………………。
[黙ってそうっとグラスを二つ並べて。花束は花瓶へ。
しろうさぎを抱えると、向かいに座ろうか、隣りに座ろうか、少し悩んで]
……お隣り、よろしいですかしら?
[穏やかに問いかけた]
[ぽつりと一言だけ、つらいと。
それが今までと全然違っていて、何故だかとても危うく見えて。]
……ウェルシュ、さん。
[名前を呟いて、一度伸ばしかけた手は、触れていいのか分からなくて宙を掴んで終わった。]
………私、すごく無神経なことを、聞いてしまうかもしれないわ。
…もしかしたら、今の質問が既にそうかもしれないけれど。
[彼の手に、恐る恐る軽く触れる自分の手は少しだけ震えていたかもしれない。
踏み込んで嫌われたくないけれど、彼の抱えているものが知りたくて。彼を、分かりたくて。]
……どうして、つらいのに、そうしているの?
[もう片方の手は無意識に、自分の服をぎゅうっと掴んでいた。]
それを言うな!
[キッと歯を剥き出しながら、赤い顔で反論する。
それは格好付けたかったのに、上手く出来ず恥ずかしかったのと、年上だというプライドがそうさせて。]
……俺だって未熟な部分はあるさ。
[認めたくは無かったが、素直にそれを認めざる得ない。
10分掛かって探し物が見つかったみたいだ。
その間、一緒に探させてくれたか否か。
グラスや花瓶が見つかったならば、ポケットからソムリエナイフを取り出し慣れた手付きで栓を抜けば置かれたグラスに白いワインを注ぎ、ボトルをテーブルの上に置いた。
そして、少し悩んだ様子で隣に座って良いかと問われたら、黙って一度だけ頷く。]
[バティーニュ嬢が隣に座ってくれたなら、グラスを取って回しながらワインの香りを堪能した。
甘くて優しくて、どこかホッとして。]
親父が死んだ後は、……お袋は苦労しただろうな。
妹も騒動に巻き込まれたから。
[父親が死んだ後、組織は混乱し、家族である母や自分や妹が命を狙われた、とポツリポツリと壮絶な思い出話を続けていく。]
妹は年が離れているせいか、俺になついてたし、可愛かったな。
何でも聞いて来たりしてさ……そう、バティーニュ嬢みたいな感じだ。
[バティーニュ嬢が眩しいと思っていたのは、妹と重なって見えてたから。
くくっ、と含み笑いをしながら触り心地が良さそうな髪に触れてみようとして。]
そんな、無神経なことなんて、アイリさんにされたこと、
……あれ、本当にないな。なんでだろ。
[疑問符を浮かべながら、アイリの言葉の返事を探すべく、自分の半年足らずの記憶を漁る。やめろ、と叫んでいるのに。]
きれいな言葉で飾っていればみんながいい気持ちになれ
[違う、それは疑心暗鬼。]
飾り立てておけば誰も蔑まな
[違う、それは余録。]
おだてあげればみんないろいろしてくれ
[違う、それは後付の理由。]
持ちあげるだけ持ち上げて落として奈落に
[違う、それは恐怖の裏表。]
[結局、たったひとつの理由しかない。]
……ああ、そっか。
それしか生き延びる方法知らなかっただけなんだ、俺。
―広間 ―
[ローゼンハイムで懲りたのか自警団員が身柄を確保しに来た]
お見舞いですか?大丈夫です。
逃げも暴れもしませんから。
[淡々と返事をすれば小さなバックを抱えて]
もう一人…ハーランさんも一緒の筈ですが…
[きょろきょろと広間を確認して]
[赤い顔で反論する様子も、いつもより幼く見える。
内心、少し可愛いなんて思ったけれど、口に出すのはやめておいた。
もう言いませんわ、なんて言ってくすくす笑って]
大丈夫ですから、座ってらして。ここはわたくしのお部屋ですもの。
[その代わり、手伝いは断って、一人で見つけ出してみせた。
フェリクスのミスをフォローできたような、そんな小さな満足感。
座っていいかとの問いかけに、フェリクスが頷いたのを確認すると、そっと隣りに腰掛ける。
なんでもない風を装って。だけど本当は、とても心臓が落ち着かなかった]
[思い出話を語るフェリクスに、掛ける言葉は見つからない。お嬢は、何の苦労もなく育ってきたから。
掛ける言葉は見つからないけれど、聞いていると伝えるように、小さく頷きながら耳を傾ける。
妹の話をする時のフェリクスは、少しだけ表情が和らいだように見えた。
伸ばされた手。それを避けることはしなかったけれど、ちくりと痛む胸]
……わたくしは。
[その言葉の続きは、言葉にならない]
(わたくしは、妹さんの代わり?)
(それでもいい)(それでは嫌)
(わたくしは、フェリクス様の妹さんじゃありませんの)
(代わりでもいい)(代わりは、嫌)
[声にならない呟きは、泡のように弾けて消える。
こんな時に自分のことを考えている自分に、こっそり落ち込んだ]
[広間にはハーランの姿は無く]
どこに居るんだろう?
探しに行ってぇ
[探しに行こうとすれば逃げるのかと腕を捕まれる]
だから、逃げないって言ってるじゃない!
そんなに信用しないなら、自分たちで探してくればいい。
[ぷくっと膨れるとバックを抱えたままソファに座って]
[彼の言葉を、ただ黙って聞いていた。
生き延びる、方法。何もしなくたって平然と生きていけるような生活を当たり前のように受け入れていた自分は、彼の苦悩を、理解しようなんておこがましい立場にいるのかもしれない。]
……私、は…
[彼の一人称が変わっていたことに、気付いてはいたけれど、今は気にする余裕がなくて。
生きる為に彼がしてきたことは、お世辞にも良いことだなんて言えないことだけど。]
……っ…
[今までそんな苦しみをほとんど経験しなかった自分が何を言っていいのか分からない。
聞いたくせに何も返せなくて、情けなくて――目の前がぼんやり霞んだ。]
[その表情をみて。
するりと、身を離した。その手だけを、ゆるくゆるく握って。]
大丈夫。アイリさん、なにも悪くないよ。
アイリは、なにも間違ってないよ。
[笑う。いつもと違って、明るくではないけれど、素直に。]
ごめんな。俺、ろくでもない男らしいよ、やっぱり。
……うん。いまのうちに、見捨てときな。
[その言葉を、晴れやかに。]
[今まで近くにいたのに、体が離れて。
悪くないと、間違ってないと言う彼の顔は笑っていた]
…それは、いや。いやだわ。
[ゆるゆると首を横に振って、嫌だという。
まるでなにか、駄々をこねる子供のような動作で。]
だって、本当にろくでもないなら、私は今ウェルシュと一緒にいたいなんてきっと、思ってないもの。
[涙がこぼれそうになるのを耐えながら、そう言って、ウェルシュの瞳を見つめた。]
……ばっかだなあ。
ろくなことにならないのに。
[空いた手で、ぽすりとその頭を撫でる。わずかに目線をさげて、瞳の高さを同じにした。]
本当にろくでもないかもよ?
錯覚かもよ?
後悔するかもよ?
[くすりと笑って、みせる。いつもの笑みではなく、
けれどいつもの、自分の笑顔を。]
まあ、もう後悔しても遅いんだけどな。
[頭を撫でられて、今まで少し高かった目線が同じ高さになる。]
…錯覚でもないし、後悔だってしないわ。
[さっきのような笑顔ではない、別の笑顔が彼の顔に浮かんで。
初めて彼の本当の笑顔が見れたような、気がして。]
……喋り方、…それが本当のウェルシュ?
[少し笑いながら、本当の彼が見れたのかとどこか嬉しそうな声で。]
─広間─
[部屋にフェリクスから届いたものを運び入れて隠した後、広間に顔を出せばシュテルンが身柄を確保されているのが視界に入った。]
──ローゼンハイムが逃げまわったからな。
[隣で苦笑する兄の言葉に軽く頷いて中に入る。
彼はまだ、上半身裸のままだ。]
本当の。
本当の、ってなんだろうな。
[ふっと。黙りこんで。
一息吐いて。]
どうだろうね。本当かもしれないし嘘かもしれない。
でもまあ、仮面をかぶってないって意味じゃ「いつもの」俺か。
……記憶を失う前がどうだったのか、はしらないけどな。
そっちは意外と、本当に紳士だったかも。
[と、自分の言葉に、けらけらと笑って。]
ないな。絶対ない。
[妹の話をしていたら、段々落ち込んでいる様に表情に翳りの色を見せ始めたバティーニュ嬢。
何故落ち込んでしまってるのか、と考える為に、暫く思考を巡らせ黙る。
そして、自分なりにだが、バティーニュ嬢は妹代わりに見られてるのでは?と思っているのでは、と思い始め。]
ばーか、バティーニュ嬢を妹と同じにしか見てねぇんだったら、ずっと避けるわ。
妹守れなかったトラウマを自分から思い出したくねぇよ。
[きっ、と眉間に皺を寄せ歯を剥き出しながら、容赦無く反論したら、半ば強引に細い腕を鷲掴みし、荒々しく抱き締めようと。]
最初は妹みたいだって思って距離を取りたかったさ。
でもな、やっぱり妹とは違うんだよ、ずっと気になって気になって仕方無かったんだよ。
一緒に居て、話をしていて安心するんだよ、ホッとするんだよ。
妹にそんな想いなんて抱かねぇ。
シルキーと妹は全然違う。違うぜ。
[弾丸をフルオートでぶっぱなす勢いで自分の気持ちを全て暴露しながら腕の力を強め、離そうとはしない。]
何度押し倒して俺の女にしようと思ったか……。
妹としてじゃなく、「女」として見ていた俺の気持ち位少しは考えろ。
[最後の方は、かなり無茶でワガママな事を言い放つそれは、妹には決して言わないだろう。
それは、紛れもなく嘘偽りもない素直な言葉だった**]
―広間 ―
[>>160ディークたちが広間に入ってくればぺこりと頭を下げて]
逃げも暴れもしないって言ったんですけどね。
ハーランさんも探しに行きたいのに、逃げるとか疑われていけないんです。
[肩をすくめて見せた]
……そういわれると、定義が難しいわね。
[偽りのないこと、が一般認知だろうか。
けらけら笑う様子につられるように、くすりと笑ってじっと見つめる。]
…どっちでも、私は好きだわ。
[なんて呟いて]
……記憶が戻ったら、どうなるのでしょうね。
小説では、無くしてる間のことを忘れたりするけど……私のこと、忘れちゃうのかしら。
[記憶について彼がいえば、そう寂しそうに零した。
もしそうなったら自分はどうなるだろうか。きっと毎日泣きそうだなんて考える。]
― 広間 ―
[ご飯を食べ終えた後も、しばらくぼんやりと広間に居た。
自警団たちに見張られてるシュテルンが大変そうだなーと思うが、自分には何もできずに、身の置き場に困って食器を片付けたり洗ったりしていたら、聞こえてきた声に振り返る]
ディークさん、さっきはありがとうございました。
……その格好、寒くありませんか?
[まだ上半身裸>>160なのを見て、先ほど借りた上着の入った紙袋をおずおずと差し出す]
本当は、洗って返すべきなんでしょうけど…
まだ暖かいといっても、その格好でいたら風邪ひかないかと。
[ちらりと時計を確認すれば、控えている自警団員に ]
そろそろ行きましょうか?ハーランさんも行くのでしょ?
ぼ…私だけ少し先でも構いません。
[自分から行こうとすれば自警団員に驚かれて、視線を落として]
大丈夫って約束したから。
だから、大丈夫です。
[そう告げれば荷物を手に病院へと向かおうと。ハーランとは別に向かった]
忘れないな、それは。
[寂しそうにこぼれた言葉を掬い上げ、正面から返す。
そんなことはありえない、と。ゆっくりと首を振って。]
思い出したとしても、隣にいるんだろ。
いなかったら、また体を壊す真似に走るかもしれないぜ。それでもいいってんなら止めないけど。
[その瞳をみて、真顔で声をかける。]
まあそれに?
たとえ忘れても間違いなく惚れるしな。もう一度。
[こっそり落ち込んでいたつもりだったのに、フェリクスにはお見通しだったらしい。
声にならずに弾けて消えるだけだったしゃぼん玉は、「ばーか」という言葉と一緒に舞い上がって飛んでいく。
フェリクスは、眉間に皺を寄せて、怖い顔をしているのに、なぜだかちっとも怖いとは思えなくて。
呆然とフェリクスを見つめて、語られる言葉を聞いていることしかできなかったのだけれど]
きゃ、
[強引に腕を引かれ、なすすべもなくそのままフェリクスの胸に埋められた。
抱きしめられていることに気づいた途端、かあっと顔が熱くなる]
[心臓がバクバクうるさくて、フェリクスの声が聞こえなくなるんじゃないかと思う。
一言も聞き漏らさないように、まくし立てられる言葉に耳を澄ませて。
シルキー、と名前を呼ばれると、心が震えた]
だっ、て、わたくし、ずっと……きっと、お兄様みたいな気持ちで、わたくしのこと、気にかけてくださってるんじゃって、思ってたんですもの……。
妹さんのお話を伺って、ああやっぱりそうですのね、って……。
[強められる腕の力は、少し痛いくらいだけれど、これがフェリクスの想いの強さだと思うと、嬉しくもあって。
そうっとフェリクスの背中に腕を回して、小さな声で囁いた]
[ゆっくり首が振られて、忘れないという言葉が聞こえ。
無性に安心して、こちらも頷いた。]
隣にいるわ、きっと。
……体を壊すのはダメ、私が悲しいもの。
[良くないというように首をふるふると横に振った。
笑顔ではなく真顔で返される言葉に、ふわっと安心したような笑みをようやく見せた。]
……私も、もう一度好きになって貰えるように頑張るわ。
[もう寂しそうな様子はどこにもなかった。]
[シュテルン>>164になんと言おうか迷って居ると、名前を呼ばれて振り返れば、フレデリカ>>166が。紙袋を差し出すその姿に苦笑しながら紙袋を受け取って中の服を着る。]
おう。服の方は残念だったが、まああんたが無事で何よりだ。
[あまりにも時間のズレた言葉だが、本人はさして気にしていないようで。]
[その声に、今度はもう少し早く首をふる。]
きっと?
必ず、っていってくれよな、そこは。
[わずかにむくれて、肩をすくめる。
けれど、続く言葉に。]
頑張らなくていいわ、それは。
そんなことしなくても、勝手に惚れて、勝手に口説くから。
[いつものような雰囲気はどこにもなく、心の底から安堵した声で。]
[少しむくれた様子で肩をすくめたウェルシュに、ちょっとだけ慌てたかもしれない。]
必ず、ね。
じゃあ、一日中そばにいようかしら。
[冗談めかしていうと、次に聞こえた言葉に一瞬ぽかんとウェルシュを見つめた。
やがて嬉しそうに笑って]
私が恥ずかしさと照れで、死んじゃいそうね。
[本心混じりのそんな言葉を言った。]
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