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戦いはいよいよ現実のものとなった。
吹き上がる戦火は、人々に選択を迫る。
自ら望んで戦いに身を投じるもの。
守るもののため、武器を手にするもの。
才覚一つで、戦乱の時を乗り越えようとするもの。
戦火に紛れ、己の目的を果たそうとするもの。
戦いを見守り、あるいは止めようとするもの。
己の思惑を果たせるのは誰か。
思いの剣が交錯する先へ、歴史は進む。
どうやらこの中には、村人が3名、人狼が1名いるようだ。
[ 水音の響く浴室。
目の前の鏡に自分の姿が映っていない。]
……。
[ キュッキュッとこすってみるが、曇りの問題ではないようだった。]
村の更新日が延長されました。
………。
[ついさきほどまで会話していた相手の姿が見えないことを訝しむ。
視界から消えさるほどの時間は立っていない。
相手の気配はある。]
……もしや。
[水面を鏡に己を見下ろし、姿が映らないことに気づいた。
認識は間違っていないらしい。]
[湯の面が漣立って、何かが起こったことを知らせる。
直後、水音と共に湯が揺れ、ぺたぺたいう足音が湯船から離れた。
乾いた地面についた足跡は、どう見ても大きな肉食獣の肉球の形をしている。*]
おいおい、なにごとだ?
[ 軽い打擲音。
そして、脱衣カゴの中のLLサイズの服が不意に消えたかと思うと、代わりにバスタオルが出現して収まる。
バスタオルがもう一度消え、また現れる。 ]
なるほど…?
わけはわからんが状況は見えてきたな。
[ 露天風呂へ続く扉がひらき、閉じ、しばらくして今度は廊下に続く方の扉が開いて閉じる。 ]
[ ドライヤーで髪を乾かす。
触れている質感も、熱風も感じるのに、そこにあるはずのものが見えない。
見えないけど、案外と身体は自分の動きがわかっているようで、掴もうとするものを外すことはなかった。
面白い発見だ。]
[ それにしても、これはいったいどういう事態なのか。]
疲れてるのか…?
[ けっこうな時間、砂漠を歩いたし。
夢ならいいな、などと現実逃避して、ベッドに潜り込んだ。 ]
[フロントの前、絨毯の長い毛足が柔らかく窪んでいた。
4つの丸い窪みは点々と位置を変える。
微かに鼻を鳴らすような音が混ざった。
やがて窪みは階段に向かって移動し、絨毯が途切れたところで見えなくなった。]
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