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[物珍しさ故か、騎士達の興は水精から逸れ、己に注がれる。
逃れる同種の行方を一瞥で確かめ、一秒と置かず、立ち塞がる夫の背に視線を戻す。
加護を――と振り翳した掌は、寸前で思い留まる。
背反の性を具える彼には、無益を過ぎて害を及ぼしかねない]
……ッ、お願い、どうか――…
[無理をしないで。傷つかないで。込み上げる懼れが喉を押し塞ぐ。
数で劣ろうと、闇の長たる彼が引けをとるとは思わないが、それでも]
― 狂気の研究施設 ―
[術式について>>665は頷くことで了承を伝えて。
中へ入っての第一声>>666で、アデルもこの建物の異常さを知ったと知る]
…ろくでもねぇ研究なのは確かだな。
色んな魔物掛け合わせた剥製とか、瓶詰めされた得体の知れ無いものとか。
訳分かんねぇ器具だらけだぜ。
[垣間見たものを口にして、警戒しながら先へと進んだ。
通路のあちこちに扉があり、その一つ一つが禍々しい気配を持つ]
なんか、気になるところはあるか?
[こう言う時アデルは魔法による探知を行うのを知っているため、それに引っ掛かるものがあるかと問いかける。
時折聞こえる怨嗟の声に、不快そうに眉を寄せたりした*]
[指し示されたその脚に、ふと眉根を寄せる。
どういうことだろう、だってその脚はあの時の。
>>586 もっとも自分がそんな顔をしたのは一瞬で、
すぐに挙動不審になったリエヴルじぃっと見上げる。
だって、彼のこんな様子を見るのは珍しい]
えー、なんでそんなしり込みするの?
責任とって!とかまではまだ言ってないよー?
[くちびるとがらせたりするその視界に、ぽふっと頭乗っけられた。]
とりあえず、ここから逃げたほうがいい、かな?
でもどうやって元に戻るとか、検討つかないっていうか……、
リエちゃんどうやってきたの?
なんかそれっぽいところあった?
落ちると女になる泉とか……
[のっかられ体勢のまま、もふーと考えるのであったが、
所詮なんとかの考えであったので、休むに似たりというやつである
[妻の前に一歩出る男は、彼女を下がらせ、魔の眷属と対峙。
優男然とした風貌に、下卑た瘴気が温い大気に混じった。
細やかに漏らした妻の制止の声は、魔物等の腹を満たす。>>654
気丈な女性、傷付き易い魂、慮る心を穢すのは、美酒に等しい。
その本質が、己の不興を買うとも知らず。]
―――……、
[浅く空気を吸い込むと、霧靄の中へと踏み込む長躯。
戦士らしい屈強さも持たぬ代わりに、柔軟な器を用い、
一足目に地を、二足目に、伸びた闇手を蹴って伸び上がる。
忍び寄る闇色は音も伴わず、先ずは一閃。
到底、届かぬ位置から齎せた一撃を嗤う伽藍堂の声。]
[されど、己は戦士ではなく、騎士でない。
しんと波打つような死の夜を司る闇精であった。
初撃で切り裂くは空間、刈取るは命の灯火。
幽けし軍馬だけがその危険性に気付いて嘶きを迸らせるが、―――致命的に、遅い。
ギィンッ、と硬い鎧を闇で熔かすように裂いた一太刀。
近接攻撃の届く距離ではないが、物理法則を超え、
断罪の刃は確かに首無しを胴無しに変えた。
彼女を嘲った魔物の一を、刹那で屠り、大鎌を翻す。
白霧の中で靡く黒衣は、自らの手で夜を拡げるよう。
急遽として対する己の力量を把握した残党二匹は濃霧に逃れ、体勢を立て直す。
白靄の中、ゴトン、と重く落ちた音を妻に聞かせ、
三足目も闇で編んだ足場を蹴り、彼女の視界から消えてしまうか。
彼女の足元に蟠る闇影は、歩みを阻むように泥めく靄を散らし。
己の身を案じる献身的な妻に寄り添っていた。>>664]
― 狂気の研究施設 ―
魔物を掛け合わせた剥製に、瓶詰……。
単純に考えれば、異種を掛け合わせての強化合体……とも、取れますが。
[聞かされた話>>671を元に推論を検証しつつ、ふる、と頭を振る]
……ん……妙なノイズが多くて、探知が上手く回りませんね。
この場の特有のものだけではなく……それとは異なる、力の残滓が幾つか感じ取れるんですが。
その交差もあって、こちらの力は乱されるようです。
[陽と月を導と成す一族の血は、光や聖なる属による。
場に立ち込めるそれとは相反するためか、探査の魔力もかき乱されるようで。
これ、ここで魔法使うの苦しいかも、なんて予測がちらりと過った。*]
― 浮遊する群島 ―
[結界を伝って燻る炎を断ち割り、重い金属塊が降ってくる。
騎手が振るった長柄の斧を躱せたのは、どちらかと言えば直感と僥倖の賜物だろう。
魔物討伐の最前線に立つ半身と比べれば、肉体の鍛錬はそれほど積んでいない。
一撃を仕損じた飛竜の騎士が上空に駆け上がって再度突撃の体勢を作る。
その間隙に、兄弟の声が鋭く届いた。]
──────!
[空を馳せる怪鳥の背から伸ばされる手。
機会はおそらく一度きり。
失敗すれば虚空をどこまでも落ちていくだろう一歩を、強く蹴り出した。
魂の片割れを信じて飛び、手を伸ばす。]
― 魔王の城・中庭 ―
[炎の妖精が消えてしまったあとを眺め、その空を見る。
眉を寄せたのはあ、何か大きな暗雲が、いや、雷雨とかでなく、その空のもと、よくないようなものが押し寄せる気配がしたからだ。]
ここは、あまりいてはいけない気がする。
[フレデリクの様子はどうだっただろうか。]
− 魔王城 −
[魔王城から霞めいた黒い塊が溢れ出し、空へと舞い上がる。
それは、無数の蝶の群れだった。
狩りの刻を乗り越えたものたちの元へ、蝶ははばたく。
その黒い翅には、明滅するメッセージが託されていた。
【魔王城にて宴をひらく】と。
新しい余興の告知らしい。
行けばなんらかの騒ぎに巻き込まれるのは予想に難くない。
だが、得られるものもあるやもしれぬ──
参加するもしないも自由だ。]
[開いた先にあったのは拷問具にも似た実験器具の数々。
使用済みをそのままにしていたりと、形状の不気味さに加え嗅覚でも不快さを漂わせていた]
うへぇ……気持ち悪ぃ。
[開けて直ぐの場所で一時停止。
アデルが見ようとするなら隙間から覗くことが出来るが、そうじゃないならある程度は視界を覆える場所*]
[何時か夫を失う時を、想像しなかった訳ではない。
けれど、尽きぬ力を傍近くで見てきた故か。
――彼を喪う日は、夢にも案じたことがなかった。
生まれ落ちて以来、どの瞬間より恐ろしく堪え難い時が続く。
無音で空を裂いた大鎌は、静かに、確実に死を齎した。
既に首を欠く魔物の胴は、真っ二つに分かたれ、霧の奥へと消える。
闇を統べる男の斬撃に無駄な所作は一つとしてなく、
鮮烈なまでに容赦を持たない]
――…、……
[夫の身体は、纏う黒衣に乱れさえなく無事に在る。
逃げをうつ魔物達の姿を視界の端に捉えつつも、
一心に目を凝らしていた黒衣の背が、白靄の向こうへ跳躍し]
[>>678 リエヴルが眉を寄せるような気配については、
当然0感知である、感知するようだったら禍々しい魔王像を、
鈍器になどしていないだろう。
落ちたリエヴルの杖を拾い上げる。
そこにいる石もなんか綺麗なの、としか認識できないのは、
ある種の生まれ持った才能ではあるのだが]
俺に頭使わせていいの?
えーっと、戻る方法探す為には……、
中に入ってみた方がいいのかな。
っていうか、俺どうやって着替えたんだろ……。
[ひらっとドレスめくりあげる、謎である。]
[逃れるものを追うのは本来、趣味ではない。
妻を求めて彷徨うならいざ知らず、羽虫退治とは億劫限りない。
されども、妻へ敵意を向けた手合を許せる筈もなく、
追い立てるように真横に掻いた一閃は、幽馬の腱を潰し、
獣の咆哮が濃霧の中で響き渡る。
正しく、狩場と言うに相応しい惨状の喧騒。
瞬間的な攻撃性は火精に劣り、舞うが如くの迅速は風精に劣るが、
自身は死を招く術を知る夜影の住人。
力を揮うのは、心細く鳴く愛妻が唯一人の為。>>670]
[途中二手に別れた二匹目の撃墜は、初撃よりも易くあった。
軍馬の機動力を削いでしまえば、騎兵など兎狩りと大差ない。
無事を願う妻の想いを杞憂に変え、
大鎌は首の欠けた鎧の内に潜む魔力を断つ。
身体の一部のように添わせて翻し、扱う鎌は自由自在。
反撃に繰り出される衝撃も、巨大な闇手が薙ぎ払う。]
―――…我が妻への狼藉、大罪と知り、
滅して不敬を悔いるが良い。
[薄っすらと撓る唇が、言葉を滑らせるが、聞く者はもう居ない。
ずぶずぶと燻る塵芥が沼淵へと堕ちていく。
そのまま、己も重力に従い、一旦水草の群生地に着地。
さて、後一匹。
と、事も無げに呟いて、濃霧の中に軌跡を刻んで身を翻した。]
…………。
[扉を開けてすぐに感じた不快さに、へにゃり、と眉が落ちた。
室内の様子は遮られていて見通せないが、飛び交うノイズの一つである怨嗟の声が、より大きくなったような心地がする]
……面白がって、だというなら、そうっとうに、趣味が悪いですね。
いや……こういったものを、力と成せる存在がいる……とでも見るべきでしょうか。
[そんな事を呟いて、ふる、と首を横に振る。
それ、実在したら悪趣味通り越して……などと思いつつ、魔導書を抱える手に力を込めた。*]
― 浮遊する群島 ―
[迷いは奈落に通じる。
充分な重さを伴った竜騎士の一撃を、羽根のごとき軽さで刹那に躱した彼は、呼ぶ声に応えて躊躇いなく空へと跳んだ。
信じる力。
伸ばされた手と手が結ばれる。
慣れぬ手綱を操りながら、その華奢な身体を傍らへ──魔に属する猛禽の背へと引き上げた。]
おまえがわたしを強くする。
[索敵を彼に任せ、自分は化鳥を操ることに専念した。]
こちらにひきつけよう。
[まともな武器もないが、逃げ惑うものたちをいくらかでも助けんと画策する。]
[咄嗟に踏み出した脚は、寄り添う影に掬われ、
傾ぐ身体ごと搦めとられる>>675
柔らかく巻きつく、抗うことを許さぬ力]
―――…嫌、行かないで…っ
[夫の気を削ぐまいと思うのに、喉を突き上げ迸る懇願。
強張る身を繋ぎ留める影、一度は突き放しかけた腕で
闇を掻き抱く]
私なら大丈夫、だから――ルートの処へ行って!
[…どうか護って、と囁く声音に震えが混じる]
[自身が沼地の傍で、残滓の始末をする間に、
頭部無くとも智を回す残り一匹は、狙いをか弱き光精に絞る。
己の執着こそ、最大の弱点と看破し、兇刃が妻へと迫っていた。]
[>>684 さらっと返された、
物理的に脱がされて着せられたのだとしたら、
それは由々しき問題であるような気がする]
えっ、そんなさらっと言わないでよ!
そしたら俺の貞操すでに失われてる可能性……、
[はい、と杖を渡しつつ、捲り上げたスカートは動きやすいように改めて縛りなおす。足は素足のままだが、これはどうしようもない。とりあえず焼け焦げた中庭を見回す、渡り廊下やらバルコニーやら、城内に入るのは簡単そうだが、脱出に悩みそうなのは悩ましいところだ]
[フレデリクから杖を渡されれば、
その石を自分の脚に近づけて…やや眉を寄せる。]
どうやら、
この脚は、この世界のものみたいだな。
[違和がひどい。
それは痛みとかではなく、別の
そう、少し、わかっていた。
フレデリクを助けた魔の力がその脚に取り付いたこと。]
― 狂気の研究施設 ―
……そこは、全力で同意します。
[主張は理解できない、という言葉>>693に一つ、頷いて]
……大丈夫です……と、言いたいところですが。
これが続くとなると、探索以前に倒れるかもしれません。
……合わないみたいです、どうも。
[いつもならここまでの拒絶反応は出ないはずだか、やはり、魔界という事で何か違うのか。
相反するものがざわめく感触に、早々に白旗を上げた。
そんな様子は、リスク無視して突き進んでいたいつもとはだいぶかけ離れて見えるかも知れないが、そこまで意識は回らず]
……建物の外でなら、普通に魔法も使えそうですし。
結果が出るまで時間がかかってしまいますが、魔力探査の陣を張っておいて、他を回ってみましょうか。
[提案したのは、今の自分に無理なくできそうな方法、ひとつ。*]
― 浮遊する群島 ―
[浮遊する島の端から跳びあがり、空に身を躍らせる。
翼無き身体は放物線を描き、頂点を超えて無限の落下を始める。
その刹那を掬い上げ、引き寄せる力強い腕。]
あなたを信じています。
あなたの強さを。想いを。
[信仰告白と同じ重さで口にされる、信愛の発露。]
[ひきつけようと言う提案に頷いて微笑む。
こちらの想いを汲んでくれたことを嬉しく思う。]
起きよ、光を放て。
あなたを照らす光は昇り. 主の栄光はあなたの上に輝く。
[言葉とともに、掲げた手の先に光が生まれた。
眩く清冽な光は魔界にあって異質なもの。
狩猟に興じる魔の目を惹きつけるには十分だろう。]
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