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[暫し書類を読むのに夢中になってたら、何かしらの音が聞こえた様なそうじゃない様な>>360。
書類に向けていた注意が逸れた時に誰かが話し掛けている様だ>>395。
流石に自分の近くに他の誰かが居る気配を察知し此方から静かに歩み寄る。
ある程度近付けば金髪の女軍人と、先程広場で見かけた女性が話をしている事に改めて気付く。
弟の傍らにいた女性は此方に畏まった様な警戒感を持っていた様に見えたのは記憶に新しい>>275。
が、見覚えの有る女性よりも、もう一人の女性の方に気が向く。
それも仕方が無い、頬に湿布を貼られた状態で有れば其方に目が行くのだ。]
一体何があった?
[別段争っている雰囲気なので大きな声を上げる事は無く二人に話し掛けて見よう。
彼女らが此方に注意が向けばチラリと頬の湿布に視線を向けつつ、返答を待つ*]
…………。
[僕としては嫌味を言ったつもりだったのだけれど。
>>402そう素直に返されると少々調子が狂う、と頭を掻いて。]
……若くして集団のリーダーになった際、
もっとも面倒な存在の一つが"年上の部下"だよ。
特に軍曹といえば多くは叩き上げのベテラン。
君を若輩と謗り、従おうとしない者もいるだろうからね。
[僕も局長就任当初は、そういった部下の統制に苦労したものだ。
まあ、当時僕に従わなかった愚か者どもは"もういない"。
今いる監査官たちは皆、僕の手足となって働く有能で有用な部下たちだ。]
――アレクシスと別れ・尚書長官執務室――
[アレクシスとどれくらい話しただろう。
もしかしたら、どこかに連れていかれたりしたかもしれない。
その後、一旦執務室に戻った。
先ほど寄った時に護衛用の細い剣を置き忘れていたようで、
机に立てかけ、椅子に座った。
長官は不在のようで、胸ポケットからだされれば、こっそり残ったお菓子をくれる]
正直、私は羨ましいですよ。
出来るなら平民に生まれたかった。
リッターだって私と一緒じゃ、息苦しいでしょうに。
[そんなことはないと加えたお菓子を持ち上げてみる。
三代目リッターとしては先代の考えることはわからないが誰も息苦しいとは思ってなかったんじゃないかな。
一つ不満があるなら――側に置くことで貴族以外を理解した気持ちにならないでほしい。こんな小さな存在に何の意味があるのだろう。
彼は根っからの貴族生まれ、染まりきった考えはなかなか抜けることはできないだろう]
父上が亡くなる前にこっそり見せてくれた
あなたを引き取って早10年。
と言ってももう3匹目ですよね。
猫は死期が近づくと人から離れるといいますが
ネズミもそうなんて知りませんでしたよ。
いなくなったと思っても、少し立てば二回りほど小柄に
なって帰ってきますよね。
[そう言われてもまだいなくなっていないからピン来ない。
彼のもとになぜきたかと言っても答えられないけど]
ものはついでだから、ここは僕がひとつ、
新任の君に軍人としての心構えを教授してあげよう。
[そこでようやく、彼女の方に向き直り。]
――軍人というのは、道具だ。
王命によってのみ放たれる一本の矢のようなもの。
折れてしまえばそのまま使い捨てられるだけの道具。
特に下級の兵卒になればなるほど、
その命は紙切れよりも軽く、一切れのパンよりも安い。
だから君は、ただ陛下の命令にのみ忠実な道具であり、
効率的に部下を死なせる方法を考えていればいいのさ。
[冷たく持論を言い放つ。
多分に棘が含まれた理論ではあるが、決して暴論ではない。]*
[シャクシャクとお菓子を食べ終われば、ドアがコンコンとなる。
慌てて、彼の座るデスクの引き出しに飛び込んだ]
はい。
[入ってきたのは長官かと思ったけど、違うようだ。
彼は入ってきた人物から受け取った手紙を開き見て、神妙な面持ちをしている]
長官かと思いましたが、あの方も最近忙しいようですね。
[冷静になるために違う話をするのはそれは逃げだと思う。
彼は椅子に深く腰掛け、机に手紙を置いた。
その手紙の内容に息をのむ]
これは困ったことになりましたね。
結婚をしないつもりはないんです。
ですが……。
[ラバル家に縛られるのが嫌なんだろう。
深く深くその身を埋めているのに]
いつも母上のほうが一枚上手です。
私が30になる前に決めたかったのでしょうね。
[もう断れないのかと首を傾げてみたが、それは無理なようだ。
心配が伝わったのか優しく撫でられる*]
[キツイと言いつつ心の底からの言葉でないように
素っ気なく返す相手の言葉は不機嫌そうに思えるが
しっかりと返事は返す。>>344
それは傍目には仲良くも仲悪くも映るのだろう。]
せやんな。それがリーくんの愛やねんもんな。
[意地悪そうな顔に、少し機嫌も直ったかと]
しゃかりきにお菓子って…、お菓子はあくまで間食。
しゃかりきに食べんのは肉と粉モンやな。
[何故、己はそんなにお菓子大好きだと思われているのだろう。
と内心首を傾げる。
庭園の先客の絶えぬ供給のおかげで
いつしかサボリとお菓子は切っても切り離せなくなっていたようだ。]
― 王宮・廊下で ―
[ ブライアン尉官とそれから、
いくらか話をした後だっただろうか。
豪奢な柱が多いその廊下が
どこだったか、なんて
すっかりと失念していた画家だった。
奇しくもそこは執務室の傍であったらしい。>>404
いつかぶりに見かける第一王子その人の顔が
唐突に現れれば再び口を開く羽目になる。 ]
…ボクが少々粗相をして
助けて頂いたところ、ですよ。
ブロイアン尉官…そちらの女性の
顔にどんな事故が起きたのかは生憎存じませんが。
[ この廊下で起きたことは簡潔に説明をして、
此方に向けられる視線の行方を追えば
付け足すように言葉をつないだ。
怪我は日常茶飯事と彼女の口から聞いた故>>396
画家が尋ねることはなかったけれど、
答えが返るようならば聞き届けようかと。* ]
─ 若人らが生まれる前のこと ─
私、この国を出ていくことにしたの。
[黒髪の少女は、数少ないご贔屓である商人の青年にそう告げて、朗らかに歌い出した。
人気のまばらな街中の広場、人々の足並みはどこかせわしなく、翳りを浮かべているものも多い。少女が一人歌ったところで奇異の目でみられるだけだが構いはしない。だってこんなにいい天気、歌ったら気持ちがいいに決まっている。]
[ ほんの少し、間があった。
それは、”調子が狂ったから”とは知らず
続く言葉を待って、から。 >>405 ]
………なる、ほど。
[ 軍曹のこと、面倒な存在のこと、
そういう経験をこの人もしたのだろうかと
ほんの少しその瞳の奥を覗き込むが
冷たく見える光には何も映らないままで。
さらに次の言葉に、また、
息を飲むことになるのだけれど。 ]
[ドレスと呼ぶにはいささかくたびれている服の裾をつまみあげ、恭しくお辞儀をすれば、柔らかい拍手で迎えられた。]
家のこと?別にいいのよ。
伯母さまはきっと、私がいない方が喜ぶでしょうし。
[幼い時分に父母を亡くし、名目上の当主ということになってはいたけれど。慎ましいながら父母が守っていた屋敷も財も、後見についた伯母が思うがままに浪費している。どうせたいしたものはないのだ。それに、想い出はこの胸の中にある。]
ー玉座の間ー
…はい、此度の訪問につきましての報告は以上でございます。現状では脅威となり得る事象はないかと。
[国王陛下への報告をすること。これだけは何度目であろうとも慣れないものだ。いや、慣れはするのだが恐れ多いと言うべきなのだろうか。]
…陛下、王位継承についての奏上をさせて頂いてもよろしいでしょうか。
[陛下に奏上はしやすい立場だったが、このように自分から何かを申し上げることは初めてだった。
外部ではあのように曖昧な態度を取りながら、陛下には自分の意見を通そうとするなど傲慢だ、と言われるだろうか。
そんな考えは巡らず、ただ私の感じる軍部の増長に対する危機感、そして使命感のためだけに口を動かしていた。]
西方からのキャラバンが来ているでしょう?
隊長さんが私の歌を褒めてくれてね、一緒にこないかって誘ってくれたの。
西の彼方の人達は歌を喜ぶし、劇団や詩人のギルドもあるからそこで仕事を探すといいって。
出発は明日の朝よ。
ねえ、あなたも一緒に行かない?
珍しいものもきっとたくさんあるわ。商売には困らないんじゃないかしら。
[目を輝かせ問いかければ、青年は困ったような笑みを浮かべ首を横に振る。]
道具……ですか。
[ こちらをようやく向いたその人から
零れ出たのは有り難くて、冷たい心構え。
生命の軽さ、使い捨ての道具。
陛下の命令に忠実に、はその通りだけれど
効率的に 云々 ──
それを「そうですね」と
頷けるほどの覚悟もなければ
かといって「でもそれは」と
反論できるほどの持論も強さも今はない。
ただひとつ、胸に抱くとすれば
「祖父は、そんな信念を抱いていなかった」
ただ。それだけのこと。
だけどそれを自分の信念としてしまうには
まだ、余りにも、経験が浅すぎたのだ ]
……そう、残念ね。
じゃあ、いつか私の歌を届けてあげる。
あなたが好きな、駒鳥と王様の歌みたいに。
[そうして長らく異国の地を回り、名声を手に入れて。
没落貴族の放蕩娘を街の人々が忘れた頃。
そう、ちょうど暁の国に二人目の王子が生まれたくらいの頃だろうか。
王城のサロンに招かれて漸く、ご贔屓だった青年が商人ではなかったことを知る。
名乗る言葉は必要ない。
青年が好んでねだった歌を歌えば、あの日と変わらぬ眼差しがそこにあった。**]
……あた、しは。
[ それでも何かを紡ごうと必死に唇は動く
このまま息とともに飲み込んでしまっては
チェンバレン家の名が廃るだろうと
若いながらに必死に 紡いだ答えは ]
あたしは、……あ、いえ、わたくしは。
そんな、道具には、成りません。
[ それは、忠告への反発と捉えられるのか
それとも、「使う側になる」という
意気込みのひとつに捉えられるのか。
それとも、それとも?
相手がどう捉えたのかは知らないけれど
あたしは ── どっちだろうか。
紡がれた言葉は案外、
何も意識せぬ、無の裡から。
ただ反射的に出てきたといっても過言ではない *]
―ある日 森の怪物退治―
[500の白狼騎士団を引き連れたアイリ、王都へと攻め込むとも誤解されかねないこれだけの数まで動員したのは意図があった。
もちろんこの動員は使者を出して王宮側へも伝えているが、近隣の村や街の知らない者から見れば異様な光景だったかもしれない。]
これより報告にあがった森に着く、
各自、森への四方の道を塞ぎ誰も森には入れさせるな!!
[騎士団は森の近くに到着すると、100人隊ずつに分かれ森の東西南北道らしき道へと向かって入り口を塞ぐ。
怪物退治と言う訓練には持ってこいの状況、存在を知らしめるに絶好の機会に邪魔などさせたくないアイリの命令を受けてのことだ。
彼女らは例えそれが王子でも、道を簡単には譲ろうとはしないだろう。]
ー尚書長官執務室ー
[ドアをノックすると、長官…ではなく、補佐である彼の声が返ってきた。]
長官は…いないみたいだな。
やあ、リヒャルト。久しぶりだね。
[執務室にいた彼>>406に、普段は使わない口調で声を掛ける。彼とは歳も近く、また仕事の関係上頻繁に顔を合わせることもある。話す機会も必然的に多く、仲は良かった。]
長官に話があったんだが…後から伝えてもらうこと、できるかい?
[せっかく彼と会ったのだから、少し世間話でもして行こうか、などと考えつつ。]
……申し訳ありません。
柱がしゃべったように見えたのです。
[無礼を重ねて詫びつつ、差し出された手を取って引く。>>400
自分を知っているらしい理由については、不意を突かれて思わず赤面した]
そのようなこと、……こ、光栄です。
[軍功ではなく、髪の事で称賛されてしまった。素直に喜んでいいのかどうか。ここがゾネス要塞だったら、気合が足りぬと再び洗礼を受けたかもしれないが、幸いここは王宮内だ。
慣れぬ称賛に戸惑っていると、相手の名を聞く]
ああ、ロロンド様…存じております。
宮廷画家、でしたね。
[ここでようやく、元から知っている名前と目の前の人物がつながる。
城の中庭の東屋で、作品を描く画家がいるという話を思い出した。
畏まらないでと言われても難しい。宮廷画家といえば、王室が招き入れた客ではないか。たとえ似たような年頃の女性だとしても、軍人としての精神を根から叩き込まれてきた自分としては、やれと言われてすぐに砕けた物言いが出来るものでもない]
失礼、……お怪我は、大丈夫ですか?
[少し身を屈めて、額の辺りを見ようとする。
出血はないだろうか。貼れていたら手当をしたいが、生憎自分が頬に貼ってる湿布しかない。まさか、これを剥がして施すわけにもいかないだろう]
[…などと考えていると、ここへ来た目的について尋ねられる]
……そうだ、
実はわが主より、フェリクス殿下への親書を預かってきたのです。
殿下にお会いしたいのですが、いずこにいらっしゃるかご存知ですか?
[などと尋ねた時だろうか。新たな人物がここに現れる。>>404
その方こそまさしく、自分がたずねようとしていた人物だった。*]
―ある日 森の怪物退治A―
これより怪物を見かけたならすぐに報告せよ!
生け捕りにして我が騎士団の存在を国中に知らしめる!
[本隊精鋭となる100人が森に入り、森の中でさらに5隊へと分けられ怪物の捜索が始まった。
怪物に対する恐れも懸念もない、武人としての自負と騎士団に対する過信がアイリの中にはあった。
何が現れようと怪物など我らの敵では無い
そんな思いがアイリにはあった。
程無くしてその怪物の正体を自身が見ることとなる。
実際にいた怪物は報告よりさらに大きく、見たことないほど巨大で凶暴な動物であった。]
・・・こ、これは・・・・・・
[知見のあるものならばそれが象であることは気づけたかもしれない。しかしアイリはその存在を始めてみる。
目の前の怪物は大勢の侵入者を前に興奮し、馬はその巨体の圧倒的な迫力を前に怖気づき、隊は乱れる。
分けに分けた20人までなっている騎士団目掛けて象は突進してくる。乱れた馬に振り落とされる団員達、隊は混乱に陥った。*]
[またドアが叩かれると彼は慌てて、手紙を引き出しにしまった。>>420
そして、定位置の胸ポケットに少し乱暴いれられる]
はい、どなたでしょうか。
[その声色は少し焦りが混じっていた。]
あぁ、フィオン様。
お久しぶりです。
遠方から戻られたのですね。
[少し年上の長官に立ち上がり軽くお辞儀をする。
胸ポケットに手をあてるのを忘れたせいで、
がんばってしがみつくことになってしまった]
そうですね、長官は最近お忙しいようです。
この時間ならそのまま帰路についていると思いますので
明日になりますが大丈夫でしょうか。
[執務室はドアの前に長官の席があり、その横に彼の席があった。
そして、隅には来客用のソファと小さなテーブルがある。
そして、外務長官をソフォに誘導しただろう*]
[>>418返ってきたのは肯定はなく否定の言葉。
けれど僕は、それに驚くでも眉を顰めるでも無く。]
そうか。
[とだけ、短く返した。
彼女が何を思い、何を考えたかなんて分からないし、興味もない。
先程の僕の言葉だって、特に理由があって忠告した訳じゃない。
ただなんとなく、そんな気分になっただけだ。]
じゃあ、僕はもう失礼するよ。
君もやることがないならさっさと帰るといい。
[そう言って、立ち去ろうとして。
少し離れた所で、ぴたりと立ち止まり。]
……ああ、言い忘れていたね。
僕は監査局長のシュナウザーだ。
君が僕の"監査"の対象にならないような、
清廉潔白な士であることを願っているよ。
[それだけを言い残すと、
今度こそ彼女の前から去っていくのだった。
――最後の言葉もまた、嫌味のような言い方だったけれど。
それは僕にしては珍しく、偽りのない本心から放った言葉。
彼女が有象無象の俗物や、あるいは僕のように、
不正に手を染める人間にならなければ良いのだけど、と。]*
― 王宮の廊下 ―
はっ、フェリクス殿下!
[振り返ってその姿を確認すると、わたしはその場に慌てて跪いた。
問われた内容には、傍らにいるローレルが先に答えてくれた。>>410
顔の怪我について問われると、わたしは顔を上げて被りをゆるく、一つ振る]
これは、武闘訓練の際に誤って拵えた傷です。
ご心配には及びません。
[毅然と伝えると、改めて名乗った]
わたしは白狼騎士団の尉官、ドロシー・ブライアンです。
このたびはフェリクス殿下宛に、アイリ・フォールデン総督からの親書を預かってまいりました。
どうぞ、お受け取りください。
[そう言って、預かった恭しく差し出す。
ここは廊下だが、この際許していただこう。*]
―― 自宅 ――
[その後、家へと帰ってくれば。]
やあ、ただいま。
遅くなってしまってすまないね、ユーリエ。
[出迎えてくれた妻の名を呼んで軽く抱擁する。
結婚してから早くも三年が経つが、出掛ける際のキスと帰宅の際のハグを僕は一度たりとも欠かしたことは無かった。]
子供たちはもう寝てしまったのかな。
……それじゃあ久方ぶりに、君と二人で夫婦水入らずといこうか。
[家族以外には見せないような笑顔を浮かべて。
そうして僕の平和な夜は更けていく。
この僅か一月後に、ラメールを未曾有の動乱が襲うなんて――今の僕には知る由もないのだった。]*
[ 返ってきたのは短い返事。
内心、ほんの少しホッとしてしまったのは
きっとそれ以上問われても、
あたしの頭で考えて出てくる言葉は
どれもしっくりこないものになったから。
ぴり、と張りつめた空気。
先程よりも風は冷たくなっているような
そんな気も、しつつ。
彼が立ち去ろうとするなら
今度こそ、ゆっくり部屋へと戻ろうと し]
……かしこまりました。
シュナウザー監査局長さま。
士官候補生リーゼロッテ・チェンバレン。
王国軍の名に恥じぬような、
清廉潔白な士であるよう、努めます。
[ 相手が「局長」であるのに改めて驚くのは
実は相手が立ち去ったあとのこと。
今はただ、相手の背に。
聞こえているかはわからないけれど
自分の背負う名と、決意を。
ただ、ただ、告げて見送るのみで。 *]
――執務室その後――
[外務長官が帰れば、真っ暗な月夜を窓から眺めてる。
アンニョイな気持ちになるのもわからなくないが
独り言……、二人言が捗ってしまうんじゃないか。
返す言葉がないほうとしてはとてもムズムズする]
ねぇ、リッター。
私も君みたいに騎士になれるでしょうか。
[いつから騎士になったのか知らないけれど、
別の国では、リッターは騎士というらしい。
肯定か否定かなんて彼には伝わらないだろうけど、
一言鳴いてみせる。
……――チュウ。
これから先がどうなるかなんて今は想像もつかなかった**]
ー回想・10年前ー
[ー5年程前のことだっただろうか。
遠い国の1つが、我が国の隣国に落とされた。
あの国はさほど好戦的な国家ではなく、また戦争を仕掛けられるような理由もあまりなかったはずなのだ。しかし戦争をした。そして敗れ、国家は消えた。一方的な物だったという。
周囲の者は、関係がないと言いながら、すぐにその出来事は忘れ去った。
しかし私は、あの国のことを一度たりとも忘れたことはない。一方的な侵略を受け、無慈悲にも消え去ったあの国を。]
ー現在・執務室ー
…あんなことは、繰り返させるべきじゃないんだ。
[言い聞かせるように、呟く。*]
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