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― イベント会場/バトルフィールド ―
[ 模擬戦のためのバトルフィールドは、イベントのメイン会場であるドックの外に設けられている。
観客の安全に配慮して、フィールドの周囲には不可視の電磁ネットが張り巡らされ、万一機動兵器が破損して部品が飛んで来るような事態になっても、ネットによって客席は守られるような仕組みだ ]
『あと五分で、イベント開始です。整理券をお持ちの方はお急ぎくださーい!』
[ 声を張り上げる若い兵士の促しに従って、観客席には多くの人が集まりつつあった ]
─ 探査衛星展示ブース ─
ふふ、そんなになのね。
それは見逃せないわ。
それじゃあ先に模擬戦見てくるわね。
また後で来るわ。
[観覧順を勧められて>>84、先に模擬戦を見に行くことに。
籠の茶兎と共にゾフィヤへ手を振ると、整理券を貰いに向かった]
― イベント会場 ―
おぅ、今朝こっち着いたとこでな。
って、や、お前もか。
言われんでもちゃんと顔出しはするっつーか何で皆同じ事聞くかな。
[鉄板を前にして顔を赤くしている同期の友人を見つけ差し入れを渡せば、返ってきたのは礼とやはり恒例の問いかけ。
久方振りの帰還なのだからもっと聞くことあるだろうと若干げんなりした顔を向けると、友人からは仕方ないだろと笑われた]
仕方ないて…まぁいーけど。
それよりそっちこそどーよ、なんや変わりとかあるん?
[良くも悪くもゾフィヤは注目を集める存在だとは、軍に入ってから知ったことだ。
とりたてて目立つ所の無い自分より彼女に比重が傾くのは確かに仕方なかろう。
実際はハンスも入隊の切欠やら何やらで一部からは目をつけられていたりするのだがその辺り気付かないのは生来の鈍さからとは余談だが、ともかく会話は他愛ない世間話に移行していった]
― イベント会場/バトルフィールド ―
[少し早めに休憩を貰い、バトルフィールドへと足を向ける。
顔を覗かせたのは観覧席ではなく、スタッフが待機する一画]
お邪魔しても良い?
…う、うん、そうなの。
[「休憩ー?」やら「彼氏見に来たかー?」なんて声を受けて是を返しつつ、場所を譲ってくれた人に感謝して前の方へ]
カーク…
[この時ばかりは階級ではなく彼の名を呼ぶ*]
― イベント会場/バトルフィールド ―
『御来場の皆様、お待たせしました!只今より本日のメインイベント、新型機動兵器RT-Uタイプ001『グライフ』及びRT-Gタイプ002『フェニークス』による、模擬格闘戦の公開演習を開始いたします!』
[ 定刻になると、ぽーん、と上がった花火とともに、アナウンスが流れて機動兵器ドックの入口が開く。
最前列に陣取った子供達から真っ先に歓声が上がった ]
─ イベント会場/バトルフィールド ─
あらあら、随分集まったわねぇ。
[メインイベントである模擬戦には観客も集中しており、ひしめき合うほどとなっていた。
整理券は辛うじてもらえたものの、これは後ろの方になりそうだ、と思いながら案内に従いシェットラントも並ぶ]
ラヴが直接見るのは難しそうかしら…。
こっちで見せてあげるわね。
[頭の上にでも乗せれば見れそうではあるが、落としてしまっては大変。
そう考えて、茶兎に自分の瞳を示して中継する旨を伝えた。
シェットラントの瞳には特殊なコンタクトレンズが入っていて、電脳世界を視覚で把握したり、見たものをデータとして取り込む機能が備わっている。
これにより電脳兎である茶兎ともデータを共有出来るようになっていた。
籠の中で茶兎が小さく頷く]
― 探査衛星展示ブース ―
はあい、行ってらっしゃい。
また後でねぇ。
[また後で、と手を振るシェットラントと茶兎>>95を見送った後。
手に取るのは、自身の専用端末]
さぁて、それじゃあお仕事がてら観戦といきますかぁ。
[呟く瞳に、僅かにさすのは淡い銀色]
……『Geist System』リンク。
『レルヒェ』機動。
[小さく紡ぐのは、乗機の遠隔起動。
機動兵器ドッグ奥まった位置に立つ細身の機動兵器の内部に光が灯る]
……シンクロスタート。
『ロートケールヒェン』起動。
フルコンタクトセンサー、スタート。
[ぶつぶつと呟くのは、『ロートケールヒェン』と名付けられたシステム──全方位レーダー。
模擬戦の間、これを利用して周辺警戒を、というのは予め与えられていた任務。
そして、これを応用すると]
[そうこうしているうちにアナウンスが流れ>>99、周囲から歓声が沸きあがった]
いよいよね。
[遠隔シートでデータ共有の設定を行いつつ、瞳をバトルフィールドへと向ける]
……ん、感度良好!
[くるん、と動かした手が無空間に質量を生み出す。
現れたのは、起動させたレーダーからの画像情報を映し出すモニターで。
そこには、熱気渦巻くバトルフィールドの様子が映し出されていた。*]
[ちなみにこの方法。
現時点では疲労度を軽減する手段が余りないため、物凄く疲れる。
更に、バトルフィールドにのみ注力もできないので、ほんとに個人用の観戦裏技となっていた]
……あ、と。
カークさんとメレさんに頼まれてるのも、ちゃんと見とかんとねぇ。
[呟きながら、『Geist System』の探知履歴も辿るのは、忘れない]
……ほんと、なーんもなければいいんだけど。
難しかしらねぇ……。
っしゃ!出るぞ!
[ ドアが開き切ると同時、バトルフィールドへと歩いて出る。
『フェニークス』の塗装は、青く輝く『グライフ』とは対照的な深紅で、脚部と上腕部には、炎を思わせる紅から緋色、黄へと変化するグラデーションが施されていた ]
[ その左腕から、丸い形のミニシールドが扇が開くように展開し、更に、右腕に格納部から射出されたダガーが受け止められて握り込まれる ]
[ そのままぐるりと、フィールドを見渡すように動くのは、観客へのサービスが半分、対戦相手の出方と位置取りを探る目的が半分といったところ ]
[ 男がこういった対戦で、先手を取ろうと動くことは稀だ。
落ち着きの無い普段の性格とは裏腹に、相手の出方を見て受け流し、反撃へと移る...その癖は、メレディスにも馴染みの動きの筈だった* ]
[上がる花火の音と、開始を告げるアナウンスと。
は、と一つ息を吐き、前を見据える]
……RT-Uタイプ001『グライフ』、カルディナールロート、出るぜ!
[ドッグの扉が開き、光が射し込んでくる。
フィールドへと進み出ると、蒼を縁取る銀がその光を弾いた。
一見すると無手の様子は観客たちにはどう見えるか。
ざわめきを聞きつつ、腰部に取りつけられた電磁ナックルを装着し、胸の前で両の拳を合わせる。
蒼色の火花がばちり、と音を立てて飛び散った]
さって、と。
いつものパターンが該当するなら、先手はとらされるだろーが。
[小さく呟き、距離を測る。
こちらは防御手なし、あちらはシールドあり。
そこに真っ向勝負を仕掛ける気は、ない]
それならそれで。
こないだシミュレートした機動のテストと洒落こみますか、ね!
[元より、データ収集もこの模擬戦の目的の一つ。
ならばやりたい事はやる、という訳で]
いよっし……行くぜ、相棒!
[宣言に応じるように、機動兵器の両の瞳に光が走る。
蒼が地を蹴り、真紅へと駆けた。
踏み込みの途中から腰を低く落とし、初手で繰り出すのは下から上への拳の一撃。*]
― イベント会場 ―
へー、そんな事あったんか。
やっぱ基地おらんと解らんことって出るなぁ。
あ、そういや今日の模擬戦のパイロットの…ケルナー少尉?って前どこ居たん?
ん、元々特務部やったって前見たこと無…あぁ、民間戻ってたんに復帰っつーことか。
[友人との世間話に興じる中、話題にあげたのは始まりを告げられたイベントの主役の一方。
見慣れぬ名に首を傾げていたのだが、友人から理由を聞けば納得してバトルフィールドの方へと視線を向け]
それで模擬戦のパイロット務めてってなるとやっぱすげぇパイロットなんだろな。
…なぁ、今から裏からこっそり見るんって大丈夫かな。
[一般客に混ざって観るのはどうだろうと遠慮はしていたが、話を聞けば聞く程興味に駆られてしまう。
地を駆け回る方が性に合っているけれど、機体を駆る彼らに憧れる気持ちは今も変わらずある。
そんな思いが表に出た顔に友人は苦笑し、スタッフ待機口から覗けるか行ってみてみろと背を押してくれて。
感謝を込めて手を振ると、すぐさまバトルフィールドの方へと駆け出していった。
中に入れたならスタッフ達の後ろからひそりと、止められれば外から中の熱気、空気だけでも感じようと空を見上げた*]
[ 一気に懐まで飛び込んできた『グライフ』は、一度その身を沈み込ませ、エネルギーを溜めた拳を、下から上への軌道で振り上げる ]
そう、簡単に...
[ その狙い所は、予想外だったが、踏み込まれるまで男も遊んでいたわけではない。相手が身を沈めようとしているのは、脚部の動きで先に読み取れたが故に、瞬時に手にしたダガーを逆手に持ち替え、突き上げてくる拳を前方に弾くようにして、払おうと試みた ]
取らせるかって!
[ 同時、左腕を上から下へと振り下ろし、防御に使うはずのシールドを、武器に変えて『グライフ』の右肩関節部辺りを打ち据えようとする* ]
村の設定が変更されました。
っと!
[振り上げた拳、先んじた右は持ち替えられたダガーに弾かれる。
僅か浮いた状態からでは振り下ろされるシールドを往なせない、との判断は早い]
無茶、するよなあっ!
[可能な限り直撃は避けよう、と機体を捻らせる事で一撃は右上腕部を打ち据えるに止まった]
……反応速度、ちょいおそ……っと!
[機体状況を分析しつつ、低い姿勢のまま左の拳を腹部に向けて繰り出す。
とはいえ不安定な態勢を強引にスラスターで保たせている状態、威力が落ちるのは否めないが。*]
(pi--------!)
[ 人型機動兵器の模擬戦に、イベント会場の殆どの人の意識が向いている頃、くまぐるみの部屋のモニタは、激しく波形を乱し、やがて甲高い警告音と共に沈黙する ]
[ やがて、異常に気付いたモニタリング担当官がKUMAroomに駆け込んだ時、部屋のシステムは全てダウンし、くまぐるみの姿は、跡形も無く消えていた** ]
ち...やーっぱ、諦めわりーな、レディっ!!
[ ダガーで防御、シールドで攻撃という荒技は、多少は通用したようだが、やはり、思い切りの踏み込みを跳ね返せるほどの威力はない ]
おわっ!!
[ シールドの一撃も上腕で受け止められ、寸刻を置かず腹部へと拳が繰り出される。
バチリ、と一瞬火花が散る程鋭い一撃は、もし相手がバランスを崩した状態でなければ『フェニークス』を地に倒していたかもしれなかったが、なんとか踏みとどまって、背後へと下がる ]
― バトルフィールド/スタッフ待機所 ―
[ミリアムがバトルフィールドを注視する中、後方から声が聞こえる。
「坊主も見に来たのか?」と年嵩のある上官がハンス>>112に声をかけていたと知るのは後のこと。
是が返るなら、ハンスも中で見物することが出来るはずだ*]
はは...やっぱまっしぐら、だよ、なあ。
[ 距離を取り、なんとか体勢を立て直そうとダガーをシールドの裏に隠すようして構えながら、男はコクピットの内で、笑みを浮かべる ]
そうでなくちゃ...!
[ 酷く愉しげな、その顔が、次の瞬間、固まった ]
[ 突如バトルフィールドに現れた、羊の大群が、蒼と紅の機体の間を、元気に鳴きながら、駆け抜けていく ]
[ ぴょんぴょん飛び跳ねながら走る羊達は、そのまま観客席に飛び込みそうな勢いだったが、電磁網に接触すると、その網に溶け込むように消えていった** ]
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