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− 浴室 −
[硬直した黒い蓑虫状態のまま広い浴槽に入れられれ、驚愕のあまり、湯を跳ね散らかして暴れる。
そもそも年間を通じて気温の高いベリアンの郷里では温浴の習慣はない。]
何をする、 やめ──
[くぐもった悲鳴が響き渡った。]
―天使の鳥籠―
[一見、貴族の邸宅の様な、そんな格調高いお屋敷の入口で。
チンピラもどきの男と、
半裸の上にジャケットを羽織っただけの異国の少女が
何やら漫才を繰り広げていた]
おま……っ、何べん逃げ出そうとすりゃ気が済むんだよ……!
[敷地内に入り、ようやく彼女を地面へと下ろす。
ここに辿り着くまで、少女は何度も大脱出を試み、
その度に短くない距離の鬼ごっこを繰り広げていた]
お前なぁ、その格好で、一人でこの辺彷徨いて、
どうなるかとか判らんのか……!
[敵国の軍服、乱れた着衣、そして幼いながらも整った顔立ち――――
けして先程の兵士二人が特殊な訳では無い。
少女へと向き直ると、ポケットへと手を突っ込んだ]
マリエッタ……って、長いな。 マリーで良いか。
マリー、良い物をあげよう。
ちょい目ぇ瞑ってみ?
[再度の追いかけっこは御免だとばかりに、
片手は彼女の顎を捉え。
ほんの少し屈み込み、目線を合わせる。
満面の笑みをマリーへと向けて]
よぅし、良い子だ……
[彼女が瞳を閉じたのならば、その細い首筋へと――――…
レザーの首輪をプレゼントした。
光沢のある黒が、白い肌に映えて]
は、はい。
[>>52で手を取るように部屋へと促されれば、中へと入る。
鍵の閉まる音に疑問符が浮かぶが気にしないでおこうと思った。]
えっと、これですか?わかりました。
[薄手の白いローブを指差されればそれに従いローブに着替えた]
―天使の鳥籠―
[>>51ぷくーっと膨らんだ頬。
涙目交じりの大きな瞳に映るのは、
この館に連れてきたディタと名乗る男の姿。
両手で数えきれなくなったほどの脱走劇を終え、
とっ捕まっての押し問答中である。
非常に騒がしいのは言うまでもない]
う、うるさいですね!
逃げないなんて、バカのすることじゃねーですか!
[だが、さすがに疲れも重なって。
降ろされた場所で子供がふてくされたように
ぷいっと横を向くのが精々の反抗であり、唇を尖らせている]
じゃ……服をよこすといいです。
この国はレディの扱いがなってないのですよ……ふぁ?
I can't believe it! You're the worst!
[首に巻かれた感触に、
それを確かめて零れた言葉は祖国のもので。
両手があがってどんどんとディタの胸板を叩き抗議の意を示す。
離せ、という意味も含めたそれは段々と力が籠り――]
ば、ばかー!
[最終的には、こんな拙い罵倒となった……けれど]
よし、いいね。じゃあ次は後ろを向いて。
[後ろを向いた少女に素早く首輪を付ける。]
さて、まずは口からだ。
[首輪についている綱を引っ張り、強引に唇を奪う。
舌を彼女の口内に捩じ込み、その小さな舌に自身の舌を絡ませる]
はい…。
[素直に後ろを向けば、首輪をつけられていた。驚く間も無く首輪の綱を引っ張られ強引に唇を奪われる。]
んうぅ…⁉︎
[舌が絡めあえば、変な感覚が躰を駆け巡る。それが嫌で彼の下唇に少しだけ噛み付いた]
っ!…こらっ!
[反抗的な態度に少し小振りだが丸く女性的なお尻を力を込めてぺちんぺちんと2回強めに平手で叩く。]
自分でここに来たんだろう?
諦めなさい。
[更にもう一度、口内を蹂躙する。今度は口蓋を舌でさすったりもしてみた]
自由……?
[懐かしい言葉に、
強固だった壁が崩れたかのような素直な響き。
翡翠の大きな瞳を瞬いて、じっと抱かれるまま館を見つめながら]
……ホントーです?
[――問いかけはどんな響きを滲ませていただろうか。
とっても素直な、年相応よりは少し子供らしい――…]
[――と、思いきや。
内面の少女はこの上なく悪い顔をしていた]
(従ったフリをしとけば、逃げ出せるかもしれねーですね。
この男……たぶん、お人好しですぅ!)
[売られるなんて真っ平御免の上、
良い暮らしには惹かれるけれどそれは自国でなくては意味がなく。
自分たちの暮らしを壊した、
唯一だった家族たちを壊したこの国の人間の言うことなど、
聞いてたまるかの心情をありありと映した表情で]
……し、しかたねーですね。
生き延びる為ならなんだってしてやるです。
[ある意味素直な言葉で、ディーターへと応じた]
はいはい、えらいえらい。
じゃあまずは、……軽い身体検査からかね。
[少女の内心を知ってか知らずか、
するするとネクタイを彼女の手首から解き。
その先端を、首輪へと結び付けた。
反対の端を、手のひらに巻き付けながら握り締め]
…――――ほら、おいで?
[ぐい、と、子犬の散歩の様に引っ張った]
生き延びる為なら、なんだってやるんだろう?
[口元に笑みを浮かべ。
少女が大人しく着いてくるのであれば、
鳥籠の一室、己の部屋へと向かうだろう]
[>>68開放感と、さらなる解放を目指して、
内なる闘志を密やかに()燃やしかけたその時。
再び抱き寄せられ、零れかけた悲鳴を辛うじて飲み込むと]
……っく……セ、セクハ――…
[そんな文句はやっぱり祖国の言葉で打ち消され。
反芻するかのようにパクパクと唇が音もなく言葉を綴る。
自由に――本当に、自由に……自由に“してもらえる”?]
……なにしやがる、ですか。
[>>69自分なりの低い声に、尖った唇。
首輪へ伸びた指がネクタイを結びつけるのを冷やかに見つめ……
……冷やかと言い張るには、ぷるぷるとした震えてはいたけれど]
そう、何だってやってやるです!
たとえば…………
――――とーう!
[歩きはじめたその瞬間を狙って、
膝をかくんと折るように蹴りの一撃を。
そうしてディタが姿勢を崩せば、
その隙を突いて屋敷の外へと逃げだそうとして。
それでも手放そうとしてなかったらしいネクタイから、
首輪に負荷がかかって床へビターンするまで時間にして数秒。
それが、屋敷到達して初めての、
自由への逃亡チャレンジの結果であった]
―ディーターの部屋―
……お前さ、もーちょっと自分を大事にしような?
[転んだ時にできた擦り傷に、消毒液を塗りこみながら、
ディーターの説教はなおも続いていた……
鳥籠の二階にあるその部屋では、
大きめの窓から差し込む日差しが、
大量の書物や薬瓶の数々を照らし出している。
基本的には物の多過ぎる、雑然とした部屋であったが、
唯一、中央のベッド周囲だけは片付けられていて。
少女は今、その端に座らせられていた]
―ディーターの部屋―
うー。
[鼻の頭がひりひりする。
胸も思いっきり打って、痛いなんて話じゃない。
ついでに言えば足も捻ったか、腫れている気もする。
これが自由への挑戦の代償であり――
転がった身体を肩に担ぎあげられ、
マリーからすれば乱暴に部屋へと連れてこられて。
説教が始まって、もう1時間は経過しただろうか。
腫れていた足首には冷たい湿布が。
胸はどうしようもないので放置されたまま、
今は正面に座ったディタが、鼻の頭を治療している]
大事にしまくってますよ?
[拗ねて横を向くのができない上に、逃げ足は封じられている。
(※主に自分のせいで)
その上、部屋に担ぎ込まれての説教で、
頭の中が慣れない言語との戦いで疲弊しきってもいた。
(※主に自分のせいで)]
ところで、そんなことはどうでもいいです!
大事にするから服を寄越せ−なのです。
[埃にまみれた軍服はともかくとして、
下着がわりのさらしが切り裂かれたままだ。
抑えつけていないと動き難いみたいなそんな表情で、
逃げる気満々を隠しもせず]
風邪ひきたくねーですから!
[大事にしてるだろう、とドヤ顔で胸を張ってみせた]
……良いか?
お前は雛鳥。身体が資本だ。
無茶だけはしてくれるなよ?
[はい終了と、消毒液を染み込ませた脱脂綿を仕舞い込み、
おもむろに立ち上がる。
ネクタイこそは取り外したが、
革の首輪は未だ、マリーの喉を黒く縁取っていて。
内側から鍵をかけられるこの部屋の構造とともに、
ゆるやかに、しかし確実に彼女を拘束していた]
[>>76しかし、自分も多少は膝を擦り剥いたが、
何故この子はこんなにも満身創痍になっているのだろう……
全力過ぎるだろうおいというツッコミを心の中に仕舞い込み]
……ん? いや……
[服を寄越せと言うマリーの言葉に、首を振る。
胸を張る度に、ジャケットの奥に垣間見える胸元が、
魅力的に弾むことにこの子は気付いているのだろうか。
ベッドの端に腰を掛ける彼女へと手を伸ばし。
そのジャケットの後襟を、まるで猫の子をつまむ様に持ち上げた]
――――むしろ、脱ごうか。
身体検査するっつたろ?
ま、安心しろ。測るもの測ったら、新しいさらしを用意してやるから。
[笑顔で告げるディーターの手には、
彼女を測る為のメジャーが握られていた……]
村の設定が変更されました。
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