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[クラスメイトの好葉がこちらに向けて苦笑している>>112のには気づかないままに、玲緒はもう一度視線を景色流れる窓へと向けようとした。
亜梨沙の手元を見ていると、戻れない出会った頃の事を思い出して、胸の奥がきゅっと締め付けられた様な痛みを覚えてしまうから]
(ほんとうは、見ていたけど)
[忘れてしまった手のあたたかさ。
見ていれば思い出せそうに錯覚するから、つい視線で追ってしまう。
さすがに隣の席では何度もそうしていると気づかれるだろうと思い、無理やりに視線を景色に向けさせようとしたのだ。
と、その時。
人の気配を感じ、玲緒はもう一度好葉の方の座席へと顔を向けた。
タイミングは、ちょうど亜梨沙と同じ頃だったか>>166]
わた……は知らないけどさ、
晴明さまと比べるとか、ちょっとありえなくない?
ほらー。晴明神社も行くんだからさあ。
駒王も、もうちょっとなんていうの?
神様の威厳ってのを見習った方がいいって。
[さりげなくひどい台詞で、足元のなにかと会話中。]
[そこへ車内販売が近づいてきて、あ、という顔になる。
ぺしぺしと膝の上のものを邪険に払ってから手を挙げた。]
すいませーん。冷凍ミカンくださいなー。
…えー!無いんですか!?
じゃ、じゃあなにかアイスとか…
あと、飴玉ってありますか?
[向こう>>160から回ってきた車内販売のお姉さんを呼び止めて、おやつ購入。しめて280円なり。]
[好葉に向けて聖前がお静かにのポーズ>>125をばっちり決めているのを目撃して、小さな頷きをひとつだけした]
イケメンにだけ許されるってやつ。
[厳しい修練のせいで、友人を作っても淋しい思いをするだけだった幼ない日々。
そのせいで現在の玲緒はよく言えば誰にでも分け隔てなく接すると評され、悪く言えばどこにも属す事はしないクールぶりっこと評されていた。
そんな彼女の耳にも、クラスメイトの聖前が女子にどういった評(>>156)を受けているのかは届いている。
あのポーズ、あの注意を受けたくて、わざと図書室で騒ごうと画策しようと盛り上がる女子もいるくらいで。
聖前のお静かにが好きな子達は皆、あれはイケメンだから許されると口々に言っていた。
初めてそれを見る玲緒は、以前聞いた言葉をオウム返しする様に小さく落としていた]
駒王、飴食べる?
[床の上の狐に餌付けしつつ、目に入るのはうろうろしている外国人の女の子>>168]
あれ。
あの子、ちょっと前くらいに近所に越して来た子だよね。
ほら、角の氏子さんの、あれ。佐藤さんだっけ。
あのおばちゃんが、この間アメリカのひとに部屋貸したとかいう…
なんて言ったっけ。たしかえーと、リリ…エンベルグさん?
[残念。いろいろ違う。]
[とことこ。とことこ。学校外の車両までうっかり探検してしまって慌てて後戻りしたのはここだけの秘密。
さて、次はどこに探検しに行こう。そう考えたときに流れるアナウンスの声>>#4。
ふと、今いる車両前方の電光掲示に流れる文を読めば、もうすぐ京都へ到着するとのこと。
Hurry,hurry!急いで自分の席まで戻らねば。
そこまで考えてやっと気づく。]
せき、どこ……?
[乗車時に席を探して迷ったことをすっかり忘れていた。
慌てて券を確認する車掌さんに切符を見せて、自分の席へと案内してもらうのだった。
あぁ恥ずかしい。顔の温度が上がるのを実感しながら、京都への到着を待つ。**]
形式上言ったまでです。
…ちゃんと聞いてくれたら楽しい修学旅行になると思うんですけどね。
[分かりたくないですけど、と開き直る彼>>176に冷静な声を向ける。
彼が何を思ったのか、こちらへ身を寄せてきて]
…ありがとう、いただきます。
っと…お金は払いますよ、お小遣いから出させる訳にもいきませんから。
[素直にコーヒーを受け取り、ミルクと砂糖を一つずつ入れて啜る。
コーヒーの暖かさに、少しだけ身体の力を抜いた]
[>>184興味を示してくれた聖前に気をよくして、]
好きなのもあるけど、俺の場合は歴史に興味ないヤツが多くて…。
[そこを纏めた理由は小声で説明する。]
いいよな、寺巡り。
実際、世界文化遺産めぐりなんて贅沢だよな。
[>>189聖前が示してくれたコースはいくつかあって、その殆どは歴史に触れる事を重視したものばかりだ。
出来るなら自分は、彼の作ったコースの方を巡りたい。]
― 現在 ―
[今日の装いに兄が向けた言葉も、家族会議の顛末を思い出させるばかり>>136
何時になく歯切れ悪い口調を揶揄する兄に、一度は緩めた眉間を再び顰め>>169
堂々とした宣言に続く彼の行動を見てとれば、刻まれる皺はますます深くなる]
………、幸久。
[まれな呼称も声音も、苛立ちを隠さず]
そういえば、女子は何処行くんだろ……
[行き先は女子の足の向かう先、というアバウトさだけに
その目的地は非常に気になるところだ。
幸いというか何というか、クラスには然程浮いた雰囲気が
見えない女子が複数居る為に、きっと落ち着いた場所を
選んでくれると信じている。]
もしかしたら行き先重なるかも―――――…!?
[通路に何かが通っているのは、周りの声から察してはいたが
>>128自分がその通る道を塞いでいることまでは気が回らず。
それを避けるような言葉も無く突然腕を引かれ、>>183
力の方向に逆らわずに…足を縺れさせ、身は天倉の方へと
傾いて行った。]
[噂のイケメンにだけ許された仕種を拝み終え、そうしてひっそりと聖前の背中を見送る。後に、ふと隣の亜梨沙の呟きを拾った>>166]
確か班長さんが聖前さんのファンだから、彼が担当したコース、だったと思うよ。
それがどのコースまでかは、判らないけど。
[そうやって聖前くんと話す口実を作るんだー。
なんて楽しく語っていた班長の彼女を思い出す]
俺の班は一応、このコースを回るようなこと言ってたけど…。
実際どうなるかな……。
[>>192聖前に言葉に苦笑を向ける。
実際にきちんと巡るかわからないからこその微妙な笑みだった。]
パンフレットにあと写真な、わかった。
余すと来なく納めてやるから、任せておけ。
[些細な情報を望む聖前の様子に、本当に彼は歴史物が大好きなのだなと思いながら。
旅行から帰った後も彼と交流を持つには絶好の機会に、満面の笑みで答える。]
[異性に向ける恋愛感情といったものは今まで感じた事はないし、理解も出来ないでいたけれど。
話す口実を作る算段を楽しげに披露してくれた彼女の姿に、玲緒はひっそりと己を重ねた。
たまたま人数の少なかった班に入れてもらい、それならばと、浮き足立つ気持ちで亜梨沙との隣席を希望したのだ。
班長さんにはきちんと口止めして、そうして今の状況を得た。
事情を訊かれれば、口止め料は彼女が最近悩まされていた、生霊祓い無料サービスでどうにかなったのだけど]
(ストーカーみたいなの、かな。たまにいるんだよね、背負ってる子)
[修練みたいなものだと思い、そういった憑き物をこっそり祓ったり退治したりしているせいで、知る人は知るという小さな噂程度に玲緒にそういった力があるという事は知られていた]
そういえば、天倉くんもこれ書いてたんだっけ。
[手に持っていたしおりを片付けようとして、
ふと万里の言葉>>92を思い出す。]
………………みんな、凄いなぁ……。
[自分は今から迷わないかの心配ばかりである。]
…少し、見回りしてきます。
[そう言い置いて、席を立つ。楽しそうに話す生徒に写真を撮ったり、「お菓子あげる」という生徒からお菓子を分けてもらったりしながら、問題が無いかを見回る。
と、制服姿の中に、目立つ違和感>>74]
ああ…分かりました。
大丈夫です、お気になさらず。
[私服もダメという訳ではありませんから、と女生徒に頷いて見回りを済ませ、元の席へ戻るだろう]
[その後も作業を続け、気が付けば町並みは数年前に来た様相へなっていて]
そろそろ、でしょうか。
[荷物をまとめ、外を見る。
前途多難な修学旅行。吉と出るか凶と出るか**]
だと、いいな――っと…
[>>207もしかしたら……と、そんな希望を口にしかけた聖前の腕を取り。
バランスを崩した彼をそのまま自分の膝に乗せる。]
あ……大丈夫か……?
[自分でやっておきながら、彼の腰を両手でしっかりとホールドしつつ。
気遣う言葉をかける。]
巫女服なんて着るわけないでしょー。
あんなん、持ってきてないよ。かさばるもん。
[音符のついてる駒王の台詞をにべもなく切り捨てながら、駒王のために飴玉の包装を剥いてやる。]
[ぺろんと出てきた飴玉は、はたから見たらいきなり消えたように見えるんじゃないかな。]
あっ!
もう、駒王ってば、
そういう、犬みたいな食べ方やめてよー。
[ぷるぷる、と指を振ってみたり。]
[>>#4そんな触れ合いも、時間にしてみればほんのわずか。
車内に定刻通りのアナウンスが流れる頃には、名残しげに彼を見送っただろう。*]
[用を足した後、車内販売を探して通路を進行方向と逆に歩く。
もうすぐ京都に着くというアナウンス>>#4はあったが、販売員を見つけてから買って戻るまでの時間くらいはあるだろう。
浮き立つ生徒達の間を通り抜け、A組の車両からD組の車両までと結構な距離を歩いたが何とか目的の人物を見つける。]
飲みモン……えーと、じゃあ緑茶で。
それとグミ。ピーチ味あります?
[ついでにもう一つ適当な菓子を買い、元来た道を引き返す。
400円と少額だったが、わざわざここで買う必要性もない。
それでも何だかむしゃくしゃした気持ちを、金を使い、腹を満たして治めようという魂胆だった。]
[帰り道すがら。誰もいない空間に話しかける一人の女生徒の声に、ちらりと視線を投げかける。
名前までは知らなかったが、神社の娘だとか、いつもあんな風に独り言を話しているという噂だけは知っていた。
友達がいない寂しさから架空の友達と話しているのか。
それとも自分には見えないが存在する何かと話しているのか。
どちらにせよ、進んで関わる相手でもないだろう。
視線を進行方向に戻し、袋を開けてグミを頬張りつつ足早に自分の席へと帰る。戻る前に、大河には見られないようグミとお菓子はポケットに詰め込んで。
新幹線が止まったら、級友がごった返すのを見送ってから悠々と外へと荷物を運び出した。]
[口元に差し出される、綺麗に半分欠けたポッキー>>169
彼を睨みつけながら浅く咥え、唇で受け取る。
丁寧に先端を摘むと、ポキリと小気味よい音を立て、
更に半分に噛み砕き]
芯、折れたけど。たった今。
[18年貫き通された、彼の真髄。
妹ではなかったと知った今も変わらぬ、見事なまでのシスコンぶり。
苦りきった顔で、ぽりぽりと残骸を咀嚼する]
[そうこうしているうちにアナウンス>>#4 が流れて]
ああほら、もうすぐ着くって。
荷物下ろすからちょっとそこどいて。
[降りる準備を始めるのだった]
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