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─ クレイエラの森 炭焼き小屋 ─
[時折短い休息を挟みながら、私達は森を目指し馬を進める。
ジーク殿が言っていた炭焼き小屋へと辿り着いたのは、もう陽が暮れる頃となっていた]
ここか。
[愛馬から降り、今夜の宿場となる炭焼き小屋を見遣る]
……………
[上等とは言えない建物の造りに、あまり良い印象を抱いていないと言うのは顔に表れていた。
ここ以外に屋根のある場所な無いようだから、口から文句は出さなかったけれど]
[問いながら、気遣わし気な視線は彼女の首輪へと。
先程空を飛んでいる時に、ごく近くから感じた力の波紋は、その首輪が発していたものだろう>>395。
病という楔から自身を"解き放った"術と違い、その首輪に籠められたのは竜人の少女を"縛る"術のようだ]
(……それとも。もしかしたら、自らの意志ではなく……?)
[命懸けの戦場にありながらそのような戒めを受けた姿である事は、一目見た時から気になってはいた。
しかし世間知らずの少女が踏み込んでよい事なのかと、不安はあり]
すみません。不愉快なお話でしたら、忘れてくださいね。
[竜人の少女と、彼女の傍らに常に居る青年の顔を、ちらりと見て瞳を伏せた]
先に入っていてくれ。
少し風に当たってから入る。
[ジーク殿達にそう告げて、私は愛馬を木に繋ぐとその場で空を見上げた]
一緒に、星の下まで………
[そう約束した、のに。
果たされぬ約束は胸に抱いたまま]
戦争が終われば、会えるだろうか…。
[何も出来なかったあの時とは違う。
ある程度は、自分の思う通りに動けるようになったはずだ。
淡い願いを抱きながら、
― ミリカ村への途上・空 ―
[騎馬で先んじた三人より遅れて出立した褐色は、高くなく、低くなく、の高度を滑るように飛ぶ。
夜間哨戒に勝手に出ている事もあり、音もなく風を捉えて滑空するのは慣れたもの]
……ほんと、こんな時じゃなきゃなあ。
[つい、口をつくのはこんな愚痴。
それでも、飛ぶ機会を得られた事は、純粋にありがたかった。
例え他に目的があるのだとしても、そうしている間は、抱えた苛立ちやもやもやを忘れていられるから]
― 出発前 ―
[シュテルンのとばっちりで偵察へと狩り出す事にしたレトへの連絡は通信ではなく伝令係の少年に頼んだ。>>451
竜の方が速度が出る以上、こちらが先行して出発する必要があったし、問答無用の内容に文句を言おうにも、相手が命令通りに伝言しただけと判っていれば逆らいようがないだろうと謀っての事だ]
「偵察任務が第一なのは忘れるな」て、必ず伝えろよ?
[彼がこの戦況に一種の焦りを抱いている事は感じている。騎竜師という大きな力を担う存在である以上、それは無理からぬことと言えるし、相応の実力を持つという点は信頼もしているが…時々釘を刺しておかないと、どうにも不安なのも確かだ]
騎竜師てのは、みんなああなのかねえ…空に放すとどこまでもかっ飛んで行きそうで危ないったらねえし。
[伝令を出した後、ぼそりと呟いた言葉が、彼自身の性癖を棚上げ状態なのは、ある意味お約束だった]
─ クレイエラの森 炭焼き小屋傍 ─
[愛馬の首を絞めすぎないように抱き締めて、額をその肌へと合わせる。
愛馬と触れることで揺らいだ感情を整えて、いつも通り皆と顔を合わせることが出来るように、と。
どれだけそうして居ただろう。
ようやく落ち着いたところで顔を上げて、愛馬の首を撫でてから炭焼き小屋へと向かおうとした時。
遅れて到着したレト>>462が小屋の近くまで来ていたことに気付いた]
追いついたか。
[先程までの姿は見られていたのかどうか。
その可能性は頭から抜けたまま、何事も無かったように私はレトへと声をかけた]
― 炭焼き小屋 ―
[>>461通信で詳しい行程を連絡したのは彼だったから、出発後には、レトにも今回の首謀者は知れていたことだろう]
それじゃあ、見張りはシュテルンに一晩中頑張ってもらって、俺はのんびりさせてもらうか。
[シュテルンの名乗り上げ>>432に、ファミル同様異を唱えなかったのは、単に面白がってのこと。無論、様子は見るつもりだったが、居眠りでもしていたら、後で思い切りツッコミ入れる気も満々だ]
― クレイエラの森 炭焼き小屋傍 ―
[歩きながら、ふと思うのは二年前に別れた師匠のこと。
最後の試練に打ち勝った少年に『閃影』の号と太刀を授けた後、彼の人はまた宛てない旅に戻って行った]
……今のこの国の状況見たら。
師匠、なんて言うんだろーな。
[考えても詮無い事が、つい、声になって零れ落ちる。
それから、ふるふる、と数回首を横に振って過ぎったものを振り落とした。
そんな感じで自分の内面に意識が行っていたから、ファミルと愛馬の様子>>460には気づく事もなく。
呼びかける声>>464に、淡い紅をひとつ、瞬いた]
ああ、ただいま到着、ってね。
ここに来るまで、上は落ち着いてたよ。
[それから、軽い口調で、視認の結果を報告する]
― 炭焼き小屋 ―
[風に当たりたいというファミルには、>>458気をつけろ、と声をかけただけで、言われた通りに先に小屋に入り]
うっは、やーっぱ埃だらけだな。
とりあえず寝床だけは確保するぞ、手伝えシュテルン。
[まず始めたのは掃除だった]
― 回想:戦場 ―
あいにく、死ぬ寸前でも死ぬことを考えるなって教えを受けて育ったんでね。…はしたないと思うか?
[>>416笑みを返しながらも、目は一切の侮辱を許さぬように研ぎ澄まされる。
こちらに向ける切っ先に合わせるように槍の穂先を向ける。とはいえここから逃げるにせよなんにせよ、如何にするかは一か八か。命をかけるには無責任なものでしかないのは自覚していたため、 その提案>>416一蹴することもできず、ゆだねるような問い>>417にこたえるにはしばしの沈黙を要した]
………誇りは……縛るためにあるものじゃないな。
[静かにつぶやく言葉は彼女の耳まで届いたかわからず、油断なく構える人と威容を示す竜を交互に見つめた後…向けていた穂先。パルチザンを握っていた手を開き、武器を落とした。疑わしくもある。だが逃げるのも心許ない。天秤が傾いたのは、直接刃を混じらせたという僅かな理由であるがそれは口にせずに]
ロー・シェン。傭兵だ。俺は……いや、俺たちは、その提案を受け入れる。
[名と職業を名乗り、そして抜け目なく自分以外のものも混ぜていう乗ると答えると、前面に構えていた盾ゆっくりと横下ろした*]
―― 深夜:クレイエラの森・狩猟小屋 ――
[二人はもう寝ていただろうか。
一度二人へと視線を投げ、それからそっと扉を開けて外へと出る。]
どう、様子は。
[外で待機していたネージュへと小さく話し掛ける。
未だ緊張した様子でミリカ村の方へと見ていたがそれだけで。
どうもまだ村よりは離れた位置にいるようだ。
そのまま村へは近づかずに離れてくれればいいのだが。
そうはならないだろうと思う一つの根拠があった。
生まれ故郷であるミリカ村だから村人以外の気配に気づく事が出来る。
それにしてもネージュの警戒が強いのはおそらく。]
―――…騎竜がいるんかな。
[もしそれが以前に見かけた幼い頃の親友に似た人物なら。]
……一人先に行って確認……は怒られっかな。
[ここから飛ばして姿を見て引き返してきて小屋まで戻る。
どう考えても明け方までにこっそりやってくるというのは無理があった。]
……置き手紙でもすればいいかな。
[悩みながらぶつぶつと独り言を呟き、空を見上げる。
静かなこの森では抑えた声とはいえ、小屋の中にまで聞こえていたに違いなかった。]
― 炭焼き小屋 ―
ん…?
[外に近付く気配>>462を感じたのは、あらかた中が片付いて、そろそろファミルを呼びに行くべきかと思った頃]
ああ、レトか。
[一瞬、緊張に引き締められた表情は外から聞こえた声>>466に、すぐに緩んだ]
― クレイエラの森/炭焼き小屋 ―
うわー……。
[長年使われていなかったと思しきその小屋はほこりだらけ。
とくれば寝るためには掃除をしなければならないことは嫌でもわかるわけで。
ジークムント>>467からの手伝い要請に思わずげんなりした声をあげた後、]
が……がんばるっ!
こんなの港のぼろい倉庫掃除した時に比べれば百倍マシなんだからな!
[気を取り直して掃除に取り掛かった。
コリルス漁港の長年使われていなかった倉庫を掃除した経験がなくとも、
ファミルとジークムント、双方から見張りを任された>>455>>465少年は、
何事においても張り切っていた]
─ クレイエラの森 炭焼き小屋傍 ─
そうか、ひとまずは落ち着いて休息が取れそうだな。
[結果報告>>466を聞いて、レトに頷きを返す。
上が騒がしくないと言うことは、敵の騎竜師は近くに居ないと言うことだろう。
森に潜む野生の獣の懸念はあったが、敵の気配が無いと言うだけでも僥倖だ]
工程の予定は聞いているな?
今日はここで休んで明日の朝出立する。
[改めて工程を口にして、足を小屋へと向ける。
ここで立ち話をするよりはジーク殿達も交えて確認した方が良いと判じてのこと。
レトへは「来い」と視線で指示を出した]
― 現在:クラタエグス砦・食堂 ―
[やや口ごもりながらいう言葉に鷹揚にうなずいて>>418返す。一度は刃を交えた存在が、こうして話し相手になることなどさして珍しくもない。
別に憎みあっていたわけではないのだ。
それに相手に隔意があるならばともかく、そうでないものにまでいちいち角をだしてはやっていられない。
それが傭兵にとって、生きるため狩猟や農耕をするのと変わらない普通だ。]
何かあれば雇用主に従うが、起こさないでくれることを願ってるぜ
[ラートリー>>419にもウェルシュにも別れを告げて食堂を出でて向かうのは傭兵が一纏めにおかれている兵舎へと向かっていった。]
― 回想:戦場 ―
……どんな状況であれ。
自ら命を絶つほどの愚か者ならば。今はこの場で、剣の錆にすれば良いまでだ。
[>>468握る剣と同様剣呑な光を帯びたままの瞳に、緩く頭を振る。]
……正規の兵や将ならともかく。傭兵では、人質としても弱い。
何より。これより先激戦区に割かれるであろう人員を思えば、人手は大いに越した事がない。
……恐らく……いや。間違いなく、そういう話も出るだろう。
誇りは、人を縛る物ではないが。権威もまた、人を縛る物ではあるまい。続きは、砦で。
[とはいえ、己に権限があるワケでも無かったが。捕縛した後の処遇は、そうそう非人道的な物でもない。
>>469盾を下ろす青年に、一つ頷いて。]
ロー・シェン、か。
……砦までは、捕縛の格好を取らせて貰おう。
[合図と共に、残る兵は散会し。
同様に武器を下ろす傭兵達を囲み、連行の様相に。]
今は胸を張っておけ。
あの方を仕留める程だ。少なくとも、お前の腕は、高く買われるだろう。
[そう述べれば背を向けて。
戦場の宿営地に向け、部隊を進めた。
……砦の要人との交渉の結果。
どんな経緯があってか、部隊長を引き継いだ己の元に青年が配属されるのは。もう少し、後の話*]
― 竜舎 ―
……ウシャス。
待たせて済まない、ほら……
[>>476ローとウェルシュに別れを告げ竜舎に入れば、隣のネージュは既に出払った後で。
赤い愛竜は、自分の姿を見付け低く空気を震わせた。
……あたかも、自らの身を縮め、隠れようとする仕草で。]
……ウシャス? なにかあったのか?
[その仕草に。食事を差し出す手を止め、鱗を撫でて。]
――――…………。
[低く震える空気に、愛竜の聲を察し。]
……済まないな、ウシャス。
それは、もう少し後になりそうだ。
[なるべく柔らかに。なるべく、笑みを濃く浮かべて。彼女は、竜を撫でた。
……竜はただ、黒い大きな瞳で、じっとラートリーを見つめるだけ。]
大丈夫。お前に、人は殺させない。……前は済まなかったな。
[一般的に気性が荒いと称される炎竜の中で、この竜は酷く臆病で。……人が、好きすぎた。
以前、ローを捕える折に放たせた炎も。あの後「何故人に向かって炎を放たねばならないのか」と、随分と困惑されてしまい。兵士の軽口一つにも、怯える様相だった。]
……大丈夫。大丈夫、だから。
[その首に腕を回し、竜を抱きしめた。
……竜がそれを望むのか、己がそうしたいのか。
それは、考えるまでも無かった*]
――何か、気になる事でもおありですか?
[声の届く距離まで歩み寄り、コンラートに話し掛ける。
アリーセはどうしていただろうか、寝ていたなら一先ずは起こさぬよう気を遣いつつ]
ここで単独で動くのは、さすがに見過ごせませんわ。
急ぎであれば騎竜師単独の方が速いとは、承知しているつもりですが……。
[騎竜にそう簡単に手出しする者があるとも思えないが、互いに攻めあぐねている状況、敵が打開のため無理矢理にでも動く可能性は消しきれない]
せめて、朝になるまで――
いえ、わたくしたちも、共に行ってはなりませんか?
[アリーセはその時どうしていただろうか。
自分が動くとなれば彼女を置いていく訳にもいかないだろう。
アリーセの方にも視線を送りつつ、コンラートに問う]
― 炭焼き小屋 ―
[ファミルとレトが、こちらに向かう気配に、先立って戸を開ける]
よう、ちっと埃っぽいけど、これでも掃除したんだ。我慢しろよ。
[満面の笑顔付きで、開口一番の挨拶代わりがそれだった]
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