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― 円卓会議・翌日 ―
[参列者全員への挨拶を先に済ませる。ローゼンハイムが、息子を連れてきたことが、ある意味昨日引き伸ばした議題の回答である。
その時、ガートルードへの挨拶では殊勝にしていたが、実のところじっと彼女の眸を見つめる目は少し笑った。
まぁこういうコトです、というやつである]
先の戦いで半島の南半分を失ったのは、指揮官として言い訳のできぬ失態です。
本来ならば、私が殿を務め最後まで守護職を全うすべきでしたが――辛くも生き残ってしまいました。
――2度は同じ失態は繰り返しません。
是非、私に再戦の機会を。
[頭を垂れて、騎士団の歴史に希う。
殊勝に見えて、――その脳裏にあったのは。
ようやっと名を聞くことができた、あの男のことであった]
― ペンホールズ・出撃 ―
[魔軍の侵攻が思った以上に疾い。
前方で支えていた軍と入れ替わる形で、ペンホールズ・カレン中流の全軍がカレン東の平原に集うこととなった。
ファミルに融通してもらった物資は、海路よりカレン入りする騎士らにふりわけられることとなり。
民兵の編成は、ペンホールズに残る副団長にゆだねられる形となった]
[整列した騎士団の前に立つ、ローゼンハイム・クロイス騎士団長。
今もその眼光は衰えを知らなかったが。鎧を着て立たずむだけで、どれだけの命が消耗されているのか――哀れむことすら許さなかった。
そして、今まで誰にも見せることのなかった、華美だが古めかしい装飾がされた長剣を携えていた。幾重の金の輪が絡まりあい、魔力を封じる黒い石が嵌められている]
― 芽生えた能力のお話 ―
[正確にはヤコブと会ったのは初めてではなかった。
大人になったヤコブと初めて会ったので、自分の知っているヤコブその人とすぐには気づかなかったのだった。
あれは10年ほど前。
母方の伯父がティレル村に行く用事があって、彼にくっついて一緒にティレル村に数日間ほど滞在したことがあった。
その時にヤコブ・バルドと「友達」になったのだった。
ほんの少し年上のヤコブと村で遊んだ時間は、カレンの街にいては到底出来ないような刺激的な体験で。
すっかり彼に懐いて、いざ街に帰る時には帰りたくないと駄々を捏ねまくった。
とはいっても甥っ子を置いていっては、伯父は彼の妹にものすごく責め立てられるだろう。
困った顔をしながら半ば引きずるようにして、シュテルンを街に連れ帰った]
[それから数日後。
そんなに彼と仲良くしていたいのなら、文通でもしたらどうだ。
しょげかえる甥っ子を見ていた伯父は、そう言って紙とペンを机の上に置いて部屋を出て行った。
その時だった。
不思議な不思議な力が芽生えたのは――]
「クレイグモア騎士団の精鋭たちよ。
この戦いは、ティレル、アニーズを人の手に取り戻す戦いだけではない。
人類の家畜化を阻止する為の戦いである」
[封じられた長剣が、騎士団長の手から、隣に立つソマリアードの手へと。
その剣を、ソマリアードはよく見えるように、天を貫くよう持ち上げた]
−ホートン砦・テオドールと−
[おずおずと話しかけてきた部下の男について行けば奥の方にある部屋へと通される。元々ここの防衛隊長のものだったらしいそこに探し人はおり、にこにこと持っていた斧を掲げた]
テオテオー、おつかいしてきたよ
[>>372狂人、なんてそんな光栄なお言葉をと笑みを返せば呆れられたか。刃こぼれを指摘されればまぁ新しいものに変えればいいかともう興味を失ったようにそれを地面に下ろした]
はーい。わかりましたー。
…じゃあ極上の一品をテオテオの元に届けるね?
[出動許可も貰えて上機嫌に踵を返す。
ついでに笑みのまま答えたそれは、実行すれば四半刻後にはこの部屋を人間と魔物の活き造りで埋めテオドールを困らせたであろうが、冗談で止めておくぐらいには我慢も効きそうだ。
どうせこの男に届けるならこちらを打ち倒そうとする眩しい光の方がいい。それに打ち倒されるのもよしとするくらいの眩しい、人間そのものといっていい光。
今度はそれに会えるといいなと期待に胸膨らませる。ご褒美の前には我慢我慢。まずは斧を新調しようとまた砦内部を斧を引きずってあるき回った**]
― 夜・クロイス邸にて ―
[昼間の復讐もとい復習の成果はいかんなく発揮され、振り抜いた木剣が乾いた良い音と手ごたえを寄越す。>>498
お見事、とアランに褒められても、あまり嬉しくない顔になってしまった。]
そりゃ、おんなじ動きされたら誰だって勝てるだろー。
こんなんで勝ったなんて言えねーし。
[とは言うものの、過去に幾度か似たような教育的指導を受けて、ちゃんと勝てていたのは半分ほどか。
最近はちゃんと復習する癖がついたから、勝率は上がってはいるけれど。]
マリーによろしくされた?
…ちぇ。
[幼馴染の名前を聞いて、首の後ろを掻く。
昼間のことは、まあちょっと悪いことをしたと思ってるのだ。]
うわぁ、凄い告白だねぇ。僕ドキドキしちゃう。
[態とらしい、だがその顔の何処かには確かに己に走る恍惚が窺い知れるだろう表情で唇が三日月を彩る]
心配せずとも。僕は貴方を意外と信用していますよ。魔王、テオドール様
[期待しています、そう愉悦に言葉を乗せて吐き出す。
これだからこの男といるのは飽きない。光ではないのに輝いている男。テオドール・グラムワーグ。僕の飼い主たる男。
僕を殺せるかもしれない、男]
我らクレイグモア騎士団は!
人類守護の最強の盾であり、異界の者らへの最強の矛とならん!
たとえ命果てるとて、人の世の未来を繋ぐ礎たれ!
俺だっていつでもアランの味方だし、
尊敬してるんだからな。
[まっすぐアランを見つめて、少し怒ったように言って、]
…うん。おやすみ。
[館に戻る彼を見送ったあと、珍しく考える顔でクロイス邸を後にした。*]
友よ! 古の王と――"鍵"のご加護あれ!
[そう。
この天に掲げられた古めかしい長剣こそが――代々クロイス家に伝わる"鍵"であった]
― 三年前・魔境にて ―
[ローズマリーの旋律に、強化の呪言を乗せる。
正確に手早く編み上げた呪は、ごく初歩的なもの。
故に、余裕があった。
呪を向けられた相手を観察しておくだけの余裕が。
魔法への防御を持っていない。あれは───人、だ>>401]
選べ。
俺が所望するのは、
クレイグモア騎士団の所有する鍵と、
このグラムワーグ大陸、我が家名を持つこの大地に住まう人間、その半数の命だ。
人間に裏切られた王の怒りは、人間でしか晴らされぬ。
[目を細め、敵の様子をしかと目に収める。
ソマリアランは良く対しているが、
魔法を受けてなお、かの敵の様子は強大だ。
と、彼が何かに気を取られたように見えた>>404
馬首を巡らせたのは彼の意思だ。
自分達の救いとなる何かが起きたのだろうと察せられた]
( … 門 )
[警告>>406を心の裡に反芻する。
それは即ち、門で何かが起きているという事実の裏づけであり、
先のソマリアランの危惧が正しいことを示していると思われた]
[敵が去り、暫し。ソマリアランががくりと地に膝を突く>>407
同じく、ローズマリーも力を失って崩れたと見えた。
…いや、こちらはへたり込んでしまったか]
ローズマリー、
[ソマリからの礼を受け、僅かに首を横に振って娘へと目を向ける。
先の功労者は彼女だと思っていた。
恐怖に負けて、震えて縮こまっていても不思議はなかったのに]
良く、やってくれた。
[首傾けて歌い手の娘へと送るのは、感謝。
そうして息をつくソマリアランへと歩み寄った。
支えるように手を添えて近く、顔を覗きこむようにして]
ソマリアラン、
[呼びかけは常のように。
先ほどはうっかり、昔の呼び名を呼んでしまったけれども]
…。門が開くのは早まるのかも知れない。
今のが警告であるなら、恐らく。
[自分たちが襲撃されたのはそのためだろうと。
よもや敵がヤコブを狙ったのだとは知らずに、推論を口にした]
[年若い騎士の弔いは、簡易な形になった。
彼も見知らぬ顔ではない。
ただ、戦いの最中に果てるとはこういうことなのだと思った。
だから沈痛な顔はすれども、涙を落とすことはなかった。
いつか自分も、こうして地に横たわる日が来るのだろう。
死者の手を組ませて、聖印を切る。
安らかな眠りを願う祈りを、黙って捧げた。
遠い日の思い出である。
遠く───何かの始まりであったかも知れない日のこと*]
[相手のぼやき>>511を、しれっと片手で払って捨てる]
本気で厭ならぁ、鍵があるでしょぉ。
それともリエ君の鍵は役立たずぅ?
[ふ。と鼻先に笑い、遠慮せず勝手知ったる部屋に足を踏み入れた。
自室と比べると大変に整理された小奇麗な室内である。
今は部屋の端に、先日まで過剰労働を強いられていたであろう
くたびれた武装が置いてあった]
ほぉらほら。おつかれさまぁを言いに、ね?
[手土産の酒瓶を卓に置き、瓶を軽く爪先で弾く]
あと酒の肴にぃ――
本人の口からぁ、敵さんの感想を聞きたぁいなって。
[今度の魔物は今までと違う――…その感触を、知りたいと*]
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