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―――…おやすみなさい、“ロウ”。
[別れの挨拶代わりの言葉に、小さく微笑み返して。
もう、血まみれの悪夢を見ることもなく、どうか安らかに――…。
そう願いながら、そっと抱きしめる。]
[“あなた”を失う恐怖と絶望に負けないように。
あなたを守るこの手が、震えないように。
血の滲むほど、きつくきつく唇を噛んで堪える。
左手でさぐった骨を避けて、
右手の空色の石の嵌った短剣を、
背中から“あなた”の最期の鼓動を刻む、心臓の奥へ―…。** ]
・
――僕は君に感謝しなくちゃいけない。
僕がどんなに恐ろしい言葉を並べても、
君は怖がらないで受け止めてくれた。
僕がこんなおぞましいケダモノだと知ってもなお、
僕を慕ってくれた。微笑んでくれた。
僕は――君の笑顔に救われたんだ。
[――強くて優しい人、君は決して『役立たず』なんかじゃない]
[肩に手を置いて向かい合い、今度は真っ直ぐに彼女を瞳を見つめた]
――ヴィクトリア、君は自分の名前がどんな意味が知ってるかい?
VictoriaとはVictory…つまり《勝利》という言葉から来た名前だ。
《勝利》は《幸福》と《未来》を運んでくる。
強くてかっこよくて、素敵な名前だよ。
君の笑顔は素敵だ。君の笑顔は周りの人を《幸せ》にしてくれる。
――その力があると信じてる。
ひとときだけでも僕を幸せにしてくれたから
だから、これからも…――
[言おうとして、思わず言葉が詰まる。]
――今度こそ本当に、サヨナラだ
これからも、ずっと笑顔で居ておくれ。 約束だよ?
[そう言って小指を彼女の前に差し出しただろう*]
きゅう……
[ここまで生き残った人間2人と人狼1人。
メイン・サロンで繰り広げられる、死闘と呼ぶにはどこか悲しい闘いの最中
茶色い毛玉は遠目から大人しく見守るのみ。
止めに入りたい気持ちは山々だけど
毛玉が介入しても出来る事はない。
それに、この闘いは見守るべきだろうと毛玉なりに判断したのだ。]
悲しいのぜ……悲しいのぜ……
[ぺちぺち、ぷるぷる
白い猫と、長い間この船を守ってくれている警備員の元の様子も気にしながら
茶色い毛玉は闘いの結末をしっかり見届ける。
白い猫のように、人間達の事を色々知っている訳ではないけれど
人間達は、皆大好きだから。**]
[ 自分の痛みも苦しみも、
最期まで独りで抱えるつもりだった。
その為に嘘まで吐いて"約束"をしたのに。 ]
……本当に 大莫迦だな… 君は、
[ 繕った笑顔の嘘も暴いてしまうような。
閉ざし続けてきた心の鍵を開けてしまうような。
何処までも愚かしくて温かい言葉が>>86
考古学者の貌から最後の嘘の毛皮一枚を剥ぎ取る。 ]
[ 目の奥が熱くなって、頬を温かな滴が濡らした。 ]
僕が、 …僕の"約束"の意味が
わからなかったわけじゃ…ないだろうに
[ 出した声はみっともなく震えていて、
それを隠すように喉奥に込み上げる血塊を飲み込んで、
…口を開いては逡巡するけれど――それは、一時。 ]
僕だって君を…! …愛しているんだ…サーラ。
本当は…君ともっと一緒にいたい …いたかった
それに…死にたくなんてない、君に、……また、
大切な人間を殺させるようなことをさせたくなかった…っ
[ 莫迦な男と自称する学者が隠していた言葉を、
彼女と再会してから抑え続けてきた気持ちを、
……もう、とどめておくことは出来なかった。 ]
君と出来ることならこの先も生きたいのに――…
どうして――僕は、…………っ
[ 君を傷付けられずには生きられないんだろう。
言葉は言葉に成りきらず、赤い嗚咽となって漏れるだけ。
幼い子供のような感情の発露は暫く、続いたけれど。
…それでも学者は、自分自身がすべきことをわかっていた。
一度は"約束"をしてまで終わらせようとしていたが故に。よく。 ]
[ 独りで生きて、独りで死んでいくつもりだった。
深い闇の底のような、孤独な時間の中で。
それなのに、独りではないのだと伝えられたから。>>88
自分自身の意思で死にたくないと願ってしまう。
けれど。学者がこのまま生きていれば感染の危険があると。
自分自身の経験の上で――痛いほどに理解をしていた。 ]
[ だから、作り物めいた綺麗な笑みではなくて、
流れ落ちる涙を拭いもせずに微かな笑みを浮かべて
まるで眠りの前に交わす挨拶のような言葉をかけて。 ]
[ おやすみなさい。>>89と返る声にふ。と。吐息を溢したら ]
ありがとう、サーラ
[ 最期の声が伝わったかどうか、それはわからないまま。
柔らかな温かさに包まれたような感覚の――すぐ後に
命を刺し貫く鋭い一撃で
[ "また"という言葉を繰り返して
彼はその右眼から、キラリと光る雫をこぼす。>>+82
どうして泣いているのだろう。
首をかしげた直後に抱きしめられた。 ]
ひゃっ……?!
[ 肩が震えているのがわかる。
彼は今、きっと泣いているのだ。
ふと、カレル様に抱きしめられた時のことを思い出す。
あの時確かカレル様は────
右手をゆっくりと持ち上げて彼の頭に触れようとするけれど
そこまで手が上がらない。
だから、彼の背中を撫でた。
大丈夫、大丈夫だから、泣かないでとでも言うかのように。
彼の涙の訳に私は気づけない。 ]
[ かんしゃ……?すくわれた……?>>+83
────私に? ]
そんな……私は何も………
[ 何もしていない。
ただ、彼が話してくれた事実を知って
胸のつかえが取れた気がして
何より、"本当の貴方"を知れた事が嬉しかったから。
だから、微笑んだ。
それだけだった。
────でも、ウォルター様は
"救われた"と仰って下さるのですね。 ]
[ まっすぐに見つめられる瞳。>>+84
私の名前の意味を知っているかと問われれば
"いいえ"と首を横に振る。
すると彼は
数日前に知った名前。
もしかしたら数日前につけられた名前かも知れないそれの
前向きな意味を知ったなら、わぁ、と目を輝かせる。
私の笑顔に力があると彼が"信じる"のなら私も"信じ"よう。
そして差し出された小指には自分の小指を絡めて ]
やくそく、です…!
[ もう、彼に会えないのではないか。
ふと沸き起こった不安を消すように優しい顔で笑おう。 ]
……にっあわねえ、綺麗な《聲》しやがって
……よかった
[口では嫌味を言っても、浮かべた表情は安堵。
最期ぐらい、素直にしてやってもいいか、と。咥えてた煙草に火を点ける。]
おやすみ、ロー・シェン
[呼ぶのは、彼が生きてる間。
終ぞ呼ぶことのなかったフルネーム。]
[“本当に大莫迦だな”、と言われれば>>92。
むしょうに泣きたくなって、”お互い様でしょう?”と
苦笑にまぎらせようとした。いつかの彼のように。
心の何処かで――…知っていた。
あなたが、わたしのことばかり守ろうとして、自分の痛みも苦しみも、
独りで抱えて独りで生きて…独りで死ぬつもりだったことを。
“わたし”が、“サーラ”としての赤い悪夢や血まみれの手を
誰にも…“あなた”にすら話そうとせず、独りで抱えて。
この先の一生を“ソール”として、独りで生きて独りで死ぬ覚悟を
していたように。>>3:286。]
……っ、わたしも、
“あなた”と一緒に、生きたかった…っ。
あなたと、もっと一緒に…
一分でも一秒でもいいから、もっと……あなたを愛したかった
[嘘も偽りもないと分かる、
彼の心からの迸るような慟哭めいた言葉と共に
堪えていた気持ちが溢れるように、その頬が濡れる>>93.
彼を殺すと決めた右手が震え、
空色の瞳からも止めようのない涙が零れて… ]
[お互いに殺し合うしかない こんな状況で…
生きたかった人達の無残な死の上で。
彼の手もわたしの手も、多くの血に穢れているのに。
それでも――…“愛している”と、一緒に生きたいと望んで貰えた、
あまりに切なすぎる胸奥の喜びの苦しみと痛みに。
一瞬だけ、泣き笑いのように微笑んだ。]
[
[そんな言葉を教えてくれたのは、たしか白い猫。
とてもよく似た境遇の、孤独と暗闇を抱えたふたりが出逢い、
惹かれあったことが、“さだめ”の始まりなのだとしたら。
“わたし”が“あなた”を愛することも、死をもって守ろうとすることも、
きっと…避けられない“さだめ”だったのだろうか。――…。]
・
[生きたいと願いながら死んでいった人達を、想った。
守りたかった大切な人達を、夢を語ってくれた人を、
きっと誰かの大切な人だったのだろう人達を。
―――…神など、とうに信じてはいない。
兄に殺され、彼を殺したあの夜から。
そして、多くの人の死の上に、“あなた”を殺した今は――…もう。]
[けれどもし、そんな。
“さだめ”を見守る存在があるのなら…
その神様は、きっと 少しだけ優しくて
―――…そしてあまりに残酷だろう。
それでも―…
いつかのまたの“さだめ”を、願わずにはいられずに。
零れ落ちる一雫の“ひかり”と共に、
“わたし”は、祈るように空色の瞳を閉じる―――…。**]
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