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ねえよ!!!断じてんな望みはねぇよ!!!!
仕舞って…ってどうやって仕舞うんだこれ!
っ、似合ってたまるかふざけんなこのボケ死ね!もう一度生き返って無惨に死ね!!むしろ俺が殺す!!
[ひーひーと言葉が出ないほどに笑い続けるディーター>>25にますます激昂し、ぎゃんぎゃんと怒鳴る。
自分でもどうしてこんな状態になっているのか分からないだけに余計感情の行き場がなかった。
と、彼が側に居るシモンに声をかける>>26のを見れば一瞬ぎょっと動揺しぶすっとした顔で]
見なくていい。
こっち見んな。ぜってぇ見んな。ついでに暫くこっちくんな。
てめーはせいぜい長生きしろや。
[そんな憎まれ口を叩きながら。
ディーターに倣いシモンにげしげしと蹴りを入れるのだった]
おま、いっ……しらねぇ……!!
っやれ、やって、ころ、ころっっ ひぃ だめだ、むっ、ひひ、
ひゃーはっはっはっはっは!!
[お前が言ったんだろうが、仕舞い方なんて知らねぇよ。
やれるもんならやってみやがれ、次は簡単に殺されねえぞ。
笑ってなかったらそんな言葉が飛び出ていたはずだ。
それなのにジムゾンが怒れば怒るほど男の笑いを誘う。
>>28リーザも嬉しそうだし、とても良い状況ではないのだろうか。]
いや見るべき……おま、俺の視界にはいるなっっっ!!
[隣でシモンにげしげしと蹴りを入れるジムゾンに背を向けて、
男はふるふると全身を震わせて笑い続けた。
こんなに笑ったのは、いつ以来だろうか。
思わず目の端から涙が零れていた。**]
うおっ!!だからさわんなっっつってんだろ!
[こちらの動揺をよそに、笑いながらもふもふふかふかと尻尾をなで繰り回すリーザ>>28にも気が散って仕方がない。
そちらも窘めつつディーターの反論――ですらない爆笑>>29――にキッと睨みつける]
あーーもうお前うるせえ!!何言ってんのかわかんねえよボケッ!!!
視界入るなとか無茶言うな!!じゃあてめえが消えろや!!
[ついに耐え兼ねたのかシモンを蹴るのをやめ、ばしばしと渾身の力でディーターを殴りつけようとする。
――男がこの姿になった理由。それが親友たちに人狼という己の存在を赦され、心の枷がなくなったからだと言うことに気づくのは、もう少し後のことになりそうだった**]
[ゲラゲラと腹を抱えていれば、ジムゾンが睨みつけながら反論をしているが>>30
揺れる背中ではその様子は見えない。
しかし声を荒げる様子に、大体どんな顔をしているのかは想像する事が出来た。
こんなんでも悪意はなく、純粋に楽しくて笑っているのだが
余計にそれがジムゾンの神経を逆撫でしていそうだと思っても、こみ上げる笑いはなかなか止めることは出来ずに居た。]
だ、おま、ンな──…。
[しかし、消えろと聞こえれば男はピタリと笑うのをやめる。
背中にばしばしと殴られる感触を暫く受けた後、くるりと振り返る]
消えたらまたお前が泣くから消えねぇよ。
[少し、目尻に涙を残したまま、困ったような微笑みを向ける。
ジムゾンの耳と耳の間をぽふぽふと撫で、その後]
でも、やっぱその格好は、 ふっ…… 笑っちまうっ くくく……っ
[先ほどよりは酷くないが、肩を揺らしてふるふると笑い出した。*]
―いつか、還る時―
[何度、あの事件の犠牲者の元を訪れ、
何度、花を手向けただろう。
あの時、失った足に義足を履いて、
体はだいぶ身軽になった。
それから、十年、二十年、――…、
人狼事件など、人々の記憶から薄くなってきた頃]
――なんだ、見つかってしまったか。
[今まで誰にも会わずに花を手向けていたのに、その日に限って、生き残った『彼』に見つかってしまった。
皺の深くなった目元を細め、ひとこと、ふたこと、言葉を交わし――
男は村を後にした]
[数日後、男は眠るようにして息を引き取った。
暖かく柔らかな日差しが、硬く降り積もった雪を解かしていく。
――まるで、春の訪れを告げるように*]
[教会に光が差し込むのを、ヴァルターは外から、遠目に見ていた。
どこか柔らかいその光に、何となく「終わったのか」と悟った。>>4]
[自分を殺した獣に、刺すような一言を言ってやろうかとも思っていたのだが、そんな気は前日に失せていた。
かと言って、温かい言葉をかける義理はないし、その役目は、どこかから聞こえる笑い声の主たちに任せた方が良いだろうし、何より優しい自分なんてキモイ。]
……ま、俺が最期に言った通りにはなったよなぁ?
ざまーみろ。
[くっ、と笑う。嘲笑というよりは、負け惜しみの通りになった事に対して喜んでいるだけのことば。]
……さて、もういいよな?
騒動の結末は見届けたんだから。
[晴れた空を見ながら、雪崩で塞がれた村の出入口へと足を進める。雪崩は、氷の壁と化して、生者を阻むだろうか。けれど、春が来れば、氷を溶かすことだろう。春までじっと耐え忍ぶ、それが雪国の民。
だが、既に死者の自分なら。今ならば、乗り越えていける気がする。村を、出られる気がする。]
………。
[皆からの揉め事や相談事を受ける「村長」、なんて職業をやっていると。
どこそこの家が不仲だとか、ご近所問題の仲裁とか、浮気による離婚だのその後の子供の親権のごたごただので、かなり人間の黒い面を見る機会が多かった。だから、ヴァルターは人間に対して、理想を抱いていない。
自分自身、どうしても、実の弟へのコンプレックスを消せなかった口だ。…たった一人の弟が残した、忘れ形見の姪にどう接したらいいか困って、結局避けて、疎んじて、歩み寄ることが出来なかった、面倒がりで、頑固で、不器用な小者でしかない。
せいぜい村から逃げ出さなかっただけが取り柄だ。面倒がりながらも投げ出さなかったのは、村を出た弟に張り合う為の、意地でしかなかった。]
ま…いい加減解放されてもいいよな?
今度があるなら、もっと自由に生きられるといいんだがな。
[もう少しマシな人間になれたら良い。願望。
願うだけならタダである。
振り返ることもなく、片手をあげて、村の全てに別れを告げて。
歩みを止めぬまま、村を出る男の姿は、
太陽の光の中へと消えていった。**]
[ ―――銀雪の村の人狼騒動はそうして終結した。
しかし全ての人狼が退治されても失われたものは決して戻らない。日常も命も、心の正常も。 ]
じぶんがおはかに入るとこ、見ることになるとはおもわなかったなあ…
[ そこでパメラが聴くのは、懺悔だろうか嘆きだろうか嗚咽だろうか謝罪だろうか。それとも決意だったか。 ]
[ 自分の死への嘆きはない。あるのは苦しむ生者への憐憫のみ。
生き延びた者には、まだ長くある余生にこの事件は暗い影を落とすだろうから。 ]
ごめんね。いっしょに苦しんであげることもできないよ。
[ そのことは少し悔しかった。 ]
―そして―
ああ、いたいた。
……なんだよ、お前らまだ成仏してなかったのか?
[最後の出兵直前の姿で、男は、親友と娘に片手を挙げた。
あの一件以降、悪夢も見なくなり、聲も次第に聞こえなくなっていた。
それでも、その気配は時折感じていたから、
きっと、傍で見守っていてくれるのだろうと思ってはいたけれど。
……本当にいてくれたのだと思ったら、真っ先に飛び出したのは昔と変わらない軽口]
……へへ、
悪いな、待たせた。
[それでも、親友や娘の顔を見渡すと、くしゃり、どこか気恥ずかしそうな笑顔を浮かべて。
かれらの元に、足を踏み出した**]
でも。
[ 立ち上がったとき、彼女の姿は18の娘のそれになっていた。 ]
おかげで、そんなに悪い人生でもなかったんだってわかった!
…死んでわかるなんてずいぶんな皮肉だけど。
行こう。
それとね、決めた。私、次に生まれ変わることがあるなら、思いっきり走り回って遊ぶような子ども時代を過ごすことにする!
[ いつも身近に見て、決して混ざることのできなかった、羨ましいあの姿たちを思い出しながら。 ]
[ 微笑むと…やがて視界も、僅かに残っていた遺識も、光に白く塗りつぶされていった… ]**
[そういえばそうだ。
今の今まで忘れていたが、死に際にこいつには――シモンとはまた別の意味で――随分とみっともない所を見られた、ような。そして言ったような。]
………………
[目の前の相手がしごく真面目なだけに、先ほどとは違う意味で非常に居たたまれない。
何と言っていいか分からず口をぱくぱくと開き、真っ赤な顔を覆った。そのままゆるゆると撫でられていると、またディーターがくくくと笑い出す声が聞こえ。]
…もう、勝手にしろ。
[なんだか投げやりにそう呟いた*]
─ 村の近く ─
[ 村を見下ろす小高い場所に立っている。
差し込む光は明るく、
やっと全てが終わったのだと思った。
長いようで、短い6日間だった。
失われた物はあまりに多く、もう元には戻らないだろう。 ]
それじゃ行くかの。
[ ごく軽く言うと、モーリッツは手を伸ばした。
その手に、淡く消えそうな白い手がつながれた。 ]
いい人生じゃったの。
なあ、ばあさんや。
[ モーリッツの姿も淡く淡くなり、
最初から誰も居なかったように、足跡ひとつない銀雪だけが残った。 ]*
─ いつか ─
[シモンとは死に別れてから随分と経つ。
霊の聲が聞こえると言っていたシモンは、あの日から少しずつ聲が届かなくなっていった。
少し寂しい気もしたが、いつかを待って、
何が出来るわけでもないのに男は時折シモンの様子を見ていた。
男とは違い、鼓動を重ね、肌に皺を刻んだシモンは、その日、息を引き取った>>34。]
…よぉ、お疲れさん。
待っててやったのに感謝の言葉は出ねぇのか?
[変わらぬ軽口に男も悪態で返す。
その姿は未だに死んだ直後のまま、20前後の姿をしている。
そして、こちらにやってきたシモンも、同じくらいの背格好をしていた。]
この写真の所為で時が止まっちまったみてぇだな。
[死後にもかかわらず、未だに持っている写真をひらひらと見せる。]
なかなか来ねぇから迎えに行くところだったぜ?
……にしても、やっとこれで揃ったな。
ここらで酒盛りの一つでもしようや。
[酒なんてどこにもないけど、それでもまた会えた事に素直に喜びを示す。
気恥ずかしそうに笑うシモンを、男はもう一人の親友と、
彼の娘とともに笑顔で迎え入れた。*]
―朝―
[宿に戻れば、それまでとどこか空気が違っていて。
すべてが終わったのだと悟る。]
…終わったんだ…
[ただそれだけ、ぽつりと呟いた。]
―いつか―
[あれから、シモンの言葉通り、ディーターとジムゾンが一緒にいてくれた。
シモンに聲が届かなくなった後も、2人はいろんな意味でかわいがってくれた。
気がついたら自分の外見がシモンに引き取られた、その頃のものになっていたけれど、2人のどちらか―あるいは両方が―がずっと手を引いてくれていた。
息を引き取ったシモンがこちらに手を振る姿>>40を目にして、ディーターとジムゾンの手を離してたまらず駆け出し、シモンに飛びつく。]
パパー!
[シモンは飛び込む娘の姿に驚いただろうか?
シモンの腕に抱きかかえられ、はじける笑顔を向けた。**]
─いつか─
[友人たちの元に歩き出そうとして、不意に、違和感に気づく]
足!?
俺、足ある!?
[あの日、失ったはずの
あの日、動かなくなったはずの
左足が元に戻っていた。ぺたぺたと顔に触れると、皺もない。
あの、戦争に行く前、3人で写真を撮った頃の姿まで、若返っていた]
すっっっげー!
足だ! 足ある!!
[屈伸したり飛び跳ねたり、疾うに忘れた懐かしい感覚にはしゃぐ。
悪友のひとりと同じような反応を示している事は、当然知らない]
……ああ、
久しぶりに、飲むか。
[同じように若返った親友に、何故か獣の耳と尾の生えた親友を見てくしゃくしゃに笑い]
リーザ!!
[パパ、そう呼んで飛びついてきた娘を抱き留め、肩に乗せる。
あの頃には、決してしてやれなかった事を]
いい子にしてたか?
パパはな――…
[肩の上にいる娘に、離れていた間のことを語り出した**]
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