情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
― 南側戦場 ―
[刃の打ち合わされる、高い音>>187
衝撃が同じく、痺れるように指先から腕へと伝わる。
馬駆け抜ける速度でそのまま一度は行き過ぎ、
すぐに手綱を捌いて馬を返した。
目前の懐かしい顔に、目を細める]
おう。そこ通してくれんのか。
[軽口に先に交わされた挨拶を指す]
― 中央戦場 ―
押し返されて、いる!?
[帝国側は、河を背にしている意味で文字通りの背水の陣だ。
拠点を置いていた学校跡に戻るには橋を渡る必要があり、そこを一気に抜けるには、先の奇襲にも近いような動きが必要なのだ。
撤退戦で行うことは不可能に近い]
……クッ。まだこれ以上下げるな!
機動歩兵、この場で持ちこたえろ。
エド、後方と合わせて支えろ!
[剣を引き抜き、天へと向けた。
後方の歩兵隊には自分を苦手とする者も多い。だから必要な時には副官に指揮を任せてこう動くことを決めていた]
第一斑、もう一度出るぞ!
続け!!
[前方へと振り出して、細く開かれた歩兵隊の間の路へと馬を駆る。
少しでも前へと出ればもうそこは敵兵も混じる場所。
甲高い音が響き、横合いから伸びてきた槍を弾く。
剣は間合いは短いが槍よりも小回りが効く。乱戦ではこちらの方が有利となり、敵の喉をザクリと切り裂いた。
右袖にその緋色を点々と散らして、先へと進む*]
[刃を交えるソマリとディーク。
その側に影となって付き従い、
彼らの戦いへ水を差そうとするものを打ち払う。
彼ら同士の戦いがどう推移しようとも、
そこへ干渉するつもりなど無かった。
全身全霊をかけた戦いの末に、どちらかが斃れるならば、
それが運命というものだろう。
残された側が、斃れた者の意志と共に生きていく。
自分の心を、彼らが確かに継いでくれたように。
どちらが生き残ろうとも、必ず相手の心を受け止める。
それは、信じて見ていられた。]
[ディークと戦うこと。
場合によっては……師を、この手に掛けること。
不思議と其処に、焦燥や苦痛は無かった。
師匠として今でも敬愛しているし、
頼りになる先輩としての記憶は変わらず色濃い。
親しくしていた度合いから鑑みれば、
確実に、より近しかったと言える友だろう。
けれど――…
やはりそこは、“師匠”だからかも、しれない。
だから他の旧友への感情とは、何か違うものが滲む]
[ それでも
願わくば、二人とも生きていてほしい。
生きて、未来を掴んでほしい。
切なる願いを抱きしめて、二人の戦いを見守る**]
……ここにいる、ってことは、先輩も…先輩も、もう…?
[涙で濡れた目で見上げた後、彼の服装に視線を落として]
…その服。先輩も、戦っていたんですね。軍人として……。
ああ…フレデリカにも、先輩にも…会いたくなかったのに…
どうして嬉しいんだろう。嬉しいなんて思っちゃいけないのに…。
…3人でまた会えるなんて。
思ってなかったから…。
[ヴィンセントと、フレデリカの背を抱きしめれば、再び涙が溢れた*]
[追いつきたかった。
…追い越したかった。
自分を律し、強くしなやかで逞しく。
周りに気配りの目を向ける器量があり。
なによりも――…生き輝いていた、彼を。
掴めるものなら、掴みたいと。
――、…不意に。
ダーフィトの箱の話を思い出す。
嗚呼。そうだ。
箱の窓から見た景色には、この琥珀の瞳も力強く在ったのだ…と]
[>>+277 カークがあげる声に、軽く手をあげる]
……久しぶり、カーク。
そっか、あまし膨らまなくていいから、何入れても大丈夫なのか。
[ふむふむ、と頷きつつ、飴色になった玉葱の様子を見計らいつつ、
がつがつと切った肉、野菜を鍋にぶち込んで、ぐるぐると掻き混ぜる。
家庭料理なので、普通に炒めて煮ればよかろう的な]
いいね、菓子。こっち落ち着いたら、そっち手伝いたい。
──中央戦場──
[隊の運用法には癖がでる。この動きはソマリではなく、恐らく──ジェフロイでもないだろう。心当たりは一人ある。]
適材適所、──用意周到。
[よく口にされていた成句に、もうひとつの印象を付け加えて呟く。]
ったく、天命かね。
勝ち辛い相手が回ってきたもんだ。
[敵に回したくない相手としては同様の優しげな面持ちの旧友の顔が思い浮かぶ。]
あいつの手は、崩しにくいんだが──
顔を拝むとこまでいけっかね。
[もし、対するのがウェルシュであるのなら。遠距離を得意とする懐にもぐりこむのは一苦労しそうだ。と、思いながら]
― どこか ―
[ 風に枝葉を戦がせる木の下で、小さな暁色の花が揺れている。 ]
……「最後の戦い」……?
[ 幹に背を添わせるようにして草叢に座り込んでいたのが、風に乗って聞こえてきた《声》に耳を澄ませる。
立ち上がり、彼方に目を凝らす。 ]
ああ、
みんな、
あんなにボロボロになって、でも、
……最後にするため、終わらせるためにって、まだ……
《終わる》
……
終われるものなら終わってほしい、
けれど、
この戦いで奪われたもの、失われたものは、もう戻らない。
それでも、まだ生きている彼らの為に、
この焼け野原の果てに、
終わりの向こうに、明日があってほしいと思う。
『 俺に、貴方といる資格が――…あるので、しょう……か……。』
[意識が浮かび上がる直前に聞こえたリエヴルの声が、耳に木霊する
資格なんてあるはずがない。
だって他ならぬ自分が彼と共に居たいのだ。
それなのにどうして資格なんて必要だと思うのだろう。
それは彼が自分を信じていないということではないか]
[現実ではない出来事なのに、
それが彼の心を暗示している気がして。
こうして寄り添っていても、
心の奥底で彼は自分を――
そう思った時、思わず手が伸び、
パンと乾いた音とともに、手が彼の頬を打っていた]
ヴィー……。
俺は、お前からそんな言葉を聞くために
今まで戦ってきたのか?
俺たちは互いに命を賭けたのに。
それなのに、今更資格なんて訊くのか?
一緒にいる資格がないのなら、お前と直接戦ったりはしない。
お前の相手なんかしないで、部下に撃たせればいいだけだ。
そうしなかったのはお前を殺すなら俺の手でって思ったし、
殺されるならお前にって思ってた。
俺にはお前だけなんだ。
他の誰でもお前の代わりはつとまらない。
― 戦場北 ―
[>>191こちらの進軍に動かない公国兵の様は、士気の高さを伺わせる。空に掲げられた白刃の光に目を細めた。極薄く唇が歪む。
ああやはり自分は戦人なのだと思わされる、緊張を薄い膜のように覆う高揚に満たされて、意気は否応なしに上がる。]
はっ、動かないってんなら、このまま喰らいつくせ。
[すらと腰の剣を抜き放った。]
――――突撃せよ!!
[その号令と共に、兵らが駆ける。
>>192走りこんできた公国兵とぶつかりあう音が響く中、
先ほどの剣の持ち主の姿を見止めて、
この場にはどこか不釣合いな薄く淡い笑みを浮かべた。
驚きはもうない。
どこかで会うだろうと思っていたし、生きている気もしていた。]
本当なら一騎打ちといきたいところだが…
そんな場合でもねぇな。
崩れた所に歩兵回れ!
騎兵は魔法弾で奥を狙い打て!
[笑みは消え、唇を引き結ぶと、初撃で崩れそうになった箇所へとすぐさま命令を飛ばす。
互いに譲らぬように、前線の位置はまだ動かない。]
― 南側戦場 ―
土産か…困ったな。菓子は忘れてきたから、
[肩を竦めて軽口を返す。
未だ戦況は若くあり、雷鳴の閃きも見えはしない。
だから未だ口に出せぬものもあるけど、]
…特別訓練メニューでどうだ?
[剣の柄を握り直して、短く微笑う。
ただすぐに笑みの気配は剥がれ落ち、じっと彼を見つめ直して]
特別? へェ。それはまた。
俺は訓練苦手って、知ってるでしょうに。
[揶揄は、過去を真似して。けれど決して同じになりはしない]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新