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―部屋―
[テーブルに配膳を終えて座ったら、フェリクスに言われたとおりにナイフを構えて。
恐る恐るナイフを入れると、とろとろのオムレツが出てくる様子に歓声を上げた]
わあ! 金色の、とろとろ!
とっても美味しそうですの!
[鈍感なので、熱々の方を回してもらったことには気づいていない。そのあたりはまだまだである]
いただきますわね!
……ふわぁ。
[一口食べて、至福の顔]
わたくし、こんな美味しいオムレツ、初めて食べましたの!
本当にフェリクスさまは、魔法使いですのね!
[顔を輝かせてそんな感想を伝えれば、「自分で頑張って作ったもの」と言われて。瞬いた後、また笑顔になる]
わたくしも、作りましたの?
わたくし、少しはお役に立てましたかしら。
えへへ。
[照れてふにゃふにゃになりながら、熱々のオムレツを頬張った]
[顔を輝かせながら、本当の魔法使いみたいだ、と感想を聞けば、此方も照れてしまい、咳を一つ零した。]
シェフが作ってくれる料理も良いが、自分で作ったもんはうめぇよ。
シルキーも料理出来る様になったら、多分、分かる。
大丈夫、多分お袋が教えてくれるだろうから、すぐに出来るようになるさ。
[実は料理を出来るようになったのは、母親のスパルタ教育にの賜物だった。
母親の厳しさにどこか遠い目をしてしまうが、褒めるのも上手い人だから、きっと大丈夫だろう、と思ってみて。]
そうだよ、シルキーが卵割らなきゃオムレツは作れなかっただろ。
それにケチャップ掛けは仕上げだし、どれも大事な事だと思わねぇ?
[大事な所は手伝ってもらった、とちゃんと伝わればシルキーの自信は付いてくれるだろうか。
うさぎさんの絵を描かれたオムレツを、あっという間にペロリと完食してしまえば、ポツリと呟いて。]
こういう、「休暇」は良いねぇ……今までのより全然楽しい。
[色々と刺激的で享楽的な休暇を楽しんできた自分にとって、こんな暖かくて穏やかな休暇は楽しんだ事は無く、こんな朗らかな休日を楽しむ事が心地良いとは知らなかったし、また同じ様に過ごしたいと思い始めてくる。]
[もぐもぐとオムレツを消費しながら、自分にも出来るようになると聞けば、お嬢は目を輝かせる]
本当に? わたくしにもできるようになりますの!?
わあ、それは楽しみですの!
そうしたら、今度はわたくしが、フェリクスさまにごちそうしますわね!
[弾んだ声でそんなことを言って、サラダももぐもぐ。
お手伝いのことを言われると]
で、でも、卵を割るのは、フェリクスさまの方がずっと速くてお上手でしたの。
ケチャップも、探すのに時間がかかってしまいましたの。
[ちょっと反省するも、大事なお手伝いだと言われれば、嬉しいものは嬉しい]
今まで?
[食事の後、ぽつりとフェリクスが零した言葉を聞きとがめる。
フェリクスが、今までどんな風に時間を過ごしてきたのか、お嬢は全く知らない。
お嬢よりずっと年上で、広い世界のことを色々知っているフェリクスは、きっと自分の想像もつかないような経験をいっぱいしてきたのだろうと思う]
うふふ。
わたくしも、こんなに楽しくて幸せな時間は、初めてですの。
でも、これから、いっぱいいっぱい、そういう時間を過ごしましょう?
[そう言って、お嬢は幸せそうにへにゃっと笑った]
[目を輝かせながら自分に馳走を振舞ってくれる、と言われたら、嬉しくてこそばゆかった。]
俺、それを楽しみにしてるから。
そして、俺だけじゃなくて子供にもそうしてくれる事を期待しているぞ。
[シルキーが自分の為に食事を準備しているのを想像したら、寄り道など出来ずに真っ直ぐ帰ってくるだろうな、とぼんやり思っていたところに、自分の傍らで小さいのが一緒にシルキーの食事を取っているのが思い浮かんで。]
最初は誰だって上手くいかねぇよ。
俺だって今の様には出来なかったぞ。グシャって潰してたんだから、最初は。
そーやって上手くなっていくもんだと思うけど。
[反省しているシルキーを慰めながら、次の対策を考える事の大事さを教えようと。]
[疑問系で返答した辺り、大人の休暇の過ごし方は知らない、といった雰囲気を感じ取れば、まぁ分からないのは仕方ないな、と。]
そうだな、仕事の休みとかはそういう風に過ごしたいものだ。
次の仕事が頑張れそうだからな。
[幸せそうにへにゃっと笑ってるシルキーの肩を寄せて、少しだけ声のトーンを落としつつ甘く囁いてみよう。
反対側の手はそっとシルキーの脚の上に添えるだけにし、悪戯っぽい笑みを浮かべながら良からぬワガママを言い放つ。]
今、シルキーと別のやり方で楽しみたい事があるんだが……。
――……抱きたい。抱かせろ。
[まだ夜の帳は下りていないのだが、彼女には「女の悦び」というのも教えたくなって、シルキーにとってはとんでもない爆弾発言になりうるかも知れない。
ウブな嫁は恥ずかしがってしまう事ぐらいは分かっているし、強引に抱こうとは思わないのだが、やはりシルキーと肌を重ねたい気持ちは偽れないのだ。]
子供。
[フェリクスの言葉を反芻するように繰り返して、頬を染める]
ええ、そうですわね。……いつかは。
でも、もうしばらくはフェリクスさまと二人きりの時間を過ごしたい気もいたしますの。
……だって、まだまだわたくし、子供ですもの。
[まだまだ子供のお嬢としては、フェリクスをひとり占めしていたい気持ちもあって。
ささやかな独占欲をにじませながら、そんなことを照れながら主張してみたり。
フェリクスの料理失敗談には目を丸くして]
まあ、フェリクスさまが?
とても想像できませんわ。
[鮮やかなフェリクスの手際を思い出す。それならいつか、自分もあんなふうにできるようになるだろうか、なんて、高すぎる希望を持ってしまいそうだ]
[肩を抱き寄せられると、心臓がどきりと跳ねる。やっぱりいつまでたっても慣れそうにない。
そっと触れられただけの足も、ぴくりと震えてしまう]
ど、どうなさいましたの?
[これはいよいよ膝枕か、それとも胸に顔を埋めるという約束かと緊張したお嬢に、落とされる囁き]
抱く、って、あの、それは。
[ぎゅうってハグするあの抱くってことではどうやらなさそうで。
お嬢はまだまだ子供だけれど、意味がわからないくらい子供ではない。……既に一回体験しているし。
真っ赤に頬を染めて、お嬢はフェリクスの視線を避けるように顔を背けて。
消え入りそうな声で返事をした]
……せっかく、服、着せていただきましたのに。
脱がせていただかなくては、いけませんわ……?
[二人きりの時間を過ごしたい気もいたしますの、と自分を独占したい、と思っている様に見えるシルキー。]
子供は天からの授かり物らしいからな、いつ出来るかは分からねぇ。
けど、一緒に居る夢は見てみたいなーって。
[まだまだ先の夢物語。されど、一緒に夢を見てみるのも悪くは無いとは思ってみる。
勿論、シルキーの願いも無碍にする気などさらさら無くて。]
子供が居ても二人っきりの時間を作ろうぜ。
無いなら作ってしまえホトトギスってか? くくっ。
[自分が失敗する所は想像出来ない、と言われたら、あぁ今の自分はここまで成長出来たのか、と感慨深くはなるが、まだまだ未熟な部分があって研鑽したい、もっともっと伸ばしたい気持ちはある。
そして、今はシルキーと二人三脚で頑張って生きたい、という想いが止まらない。]
[脚に触れた瞬間びくりと振るわせる様が可愛くて、肉食獣の様な瞳はキュッと細め眺めていた。]
さて、どうしたもんだか。
さっきからずっと可愛いのを見せ付けられていたのだから、いっぱい可愛がりたくなってな。
[まだ分からない事が多いであろうシルキーも、一度体験した事はしっかり覚え理解しているのだから、此方からハッキリ言わなくても、言いたい事は理解していると察すれば、背中のファスナーをゆっくりと下ろしていく。]
脱がせる楽しみがあるんで大丈夫。
いっぱい恥ずかしがる姿が見たいんだよ、俺は。
[一旦ファスナーを下ろすだけに留めれば、軽々とシルキーを抱き上げてベットへ運んでいくつもりだ。
まだまだ夜になっていないのだろうが、今、シルキーを恥ずかしがらせながらも、いっぱいいっぱい愛を注いで二人で一緒に愛情を育みたい――もう、そんな気持ちを止める事は難しかった*]
見せ付けてなんて……!?
[全く身に覚えがないのに、なんだかお嬢のせいにされて。
反射的に反論の言葉が飛び出しかけるけれど、フェリクスの手が背中のファスナーにかかれば、真っ赤になって口をつぐむ。
フェリクスの顔が見られない。肉食獣の視線を避けるように、見つめるのはテーブルに飾られた薔薇の花]
も、もう、十分恥ずかしいですわ……!
[小さな小さな抗議の声を上げながら。それでもフェリクスに抱き上げられれば、その首に両腕を回して、しがみつくようにぎゅうっと抱きつく。
離れたくない気持ちは、お嬢だって一緒なのだから**]
―翌日:部屋―
――……んっ。
[何か眩しい、と思って目を開いて見れば、そこにはシルキーの姿が。
隣に寄り添う彼女を抱き寄せてながら、昨晩の事を思い出し、微笑みながら愛おしむ様に優しく触り心地が良い髪をそっと撫でてみて。]
おはよう、シルキー。
[シルキーは起きていたのか眠っていたのか。
どちらにしても、朝の挨拶と共におでこにちゅーをしてから、腕の中に居る可愛い嫁を抱き締めて。]
今日は、シルキーの父親と、俺の母親に挨拶するか。
俺のお袋は、どうせ見合いの話知ってるだろうし、ヴェルナーが報告してるだろうから大丈夫なんだが、シルキーの方は「俺の所に駆け込んだ」って事になってるから心配してるだろ。
先ずは、シルキーが無事だって知らせるのが先だな。
3日間も家を空けてるんだから、すっごく心配してると思うぞ。
[本当はいつまでもシルキーと抱き合いたいのだが、このままシルキーの父親に何も挨拶をしないのも礼儀に反する、と思い、シルキーを説得し、ベットから降りて身支度しようと。]
[頬にキスをされたことと、今のこの状態に今になって羞恥心が襲ってくる。
けれど暗闇に慣れた目が捉えるウェルシュの笑みに、次第にそんなものはどこかに消えていって]
…ふふ。
[つられるように、またふわりと笑った。]
愛してる。
…ずっと一緒よ、ウェルシュ。
[そういうとそっと首に腕を回して、自身からも彼の頬に軽いキスを一つ。
いっそこのまま時間が止まってしまえばいいと、らしくないことを思ってしまうくらい幸せだった*]
―翌朝―
んにゅ……?
[温かな何かに包まれていた。おはよう、という声と一緒に頭が撫でられる。
そんな風にして目を覚ますのは久しぶりのことだった。幼い頃は、よく父親に添い寝してもらったものだけれど]
……って、え?
[ぱっちりお嬢は目を開けた。目の前にいるフェリクスとばっちり目があった。瞬きをひとつ、ふたつ、みっつ]
――――――!!!
[そこでようやくお嬢の意識ははっきりと覚醒する。昨夜のことを思い出して、あわあわ。
反射的に逃げ出しそうになるけれど、もちろんそんなことはかなわずに。抱きしめられておでこにちゅー]
おはっ、おはようございます!
[きっと声は裏返っていた。恥ずかしくていたたまれなくて、顔を見るのが恥ずかしい。
けれど頭を撫でてもらえば、やがていたたまれなさはくすぐったいような甘酸っぱい気持ちに摩り替わる]
えっ、お父様に?
[そういえば、探そうとしたら死ぬなんていう書置きを残して失踪したことになっているのだった。きっと心配しているだろうと思う。
けれど、フェリクスを連れて行って、どんな反応をされるか心配でもある]
そう、ですわよね……。
そう、ですけれど。
[フェリクスの言葉はいちいちもっともで。でもやっぱり少しどうなるか不安で。
ベッドから降りようと身じろぎしたフェリクスに、ぎゅうと抱きついた]
[少々寝惚けた様な声を出して起きたみたいだ。
此方と目が合って3回瞬きしていたら、それは良い笑顔でおはようと挨拶をし、でこちゅーをした。]
よく寝れたみたいで良かった。
[昨晩の事を思い出して逃げようとしても、布団の下ではしっかりとホールドしているので、逃がすつもりは無かった。
裏返った声で返答してくれたら、くすくすと意地悪に喉を鳴らすが、やっぱり頭を撫でてしまう。愛でたい気持ちが溢れた。
そして、挨拶の話をしたなら、心配なのか声のトーンが落ちたと思ったら、抱き締めてられて。
宥める様に背中を擦ってあげれば、どこかしら自信に満ちた様な笑みを浮かべる。]
俺は叱られるのは慣れてるから平気だ。
それに、シルキーが味方だから、俺は頑張れる。
だから、俺は大丈夫なんだ。
心配してくれて、ありがとうな。
[自分の事を案じてくれるシルキーがまた愛おしく感じ、キスの雨を降らせたら、彼女を挨拶に向かう準備する様に促すつもりだ。]
わ、わたくし、よく寝てましたのね……。
[こんな状況でぐっすり眠ってしまったこともなんだか恥ずかしい。
布団に隠れたかったけれど、がっちりホールドされているのでそれもかなわず。
余裕綽々なフェリクスを恨めしげに見つめた]
叱られるのに、慣れてるって。
それ、全然安心できませんわ。
[慣れていたって、感じる痛みは同じだとお嬢は思う。
それなのに、傷つくはずのフェリクスの方が、お嬢を宥めるようにキスの雨を降らせるのだ。
そんなことをされては、お嬢はもう何も言えない]
わかりましたの。
支度、いたしますわ。
[内心、お父様からの鉄壁のガードになってみせる! なんてめらめらしながら、お嬢も支度をするのだった]
―いつかの話―
[帰宅を告げるチャイムの音が聞こえたら、玄関先まで駆けつけて、出迎えるのがいつもの日課]
おかえりなさいませですの!
[飛びつくように出迎えて、ただいまのキスをおねだりしてから、上着を脱ぐのを手伝って。
受け取った上着を腕にかけたら、引っ張るようにして家の奥へ]
今日はお母様と一緒に、スコーンを焼きましたのよ!
フェリクスさまの分も、ちゃんと残してありますの! 夕食の後に召し上がってくださいな。
あとね、あと……これは、まだ秘密ですの。
[今日の報告をしながらくすくす笑う。何の話だと問い詰められても、今はまだ秘密。
義母も交えての夕食。まだまだ料理の腕は、手際も味も義母の足元にも及ばないけれど、じわじわとレパートリーは増えている。
一品はお嬢の担当だけれど、全部作れるようになる日はいつのことになるやら]
はい、コーヒーが入りましたわ。
[夕食後は二人の時間。温めたスコーンとコーヒーを差し出して、お嬢はやっぱり隣りに座る。
ほんのりメープルシロップの香るスコーンは、フェリクスのお気に召すだろうか? わくわくと食べる様子を見守って。
昼間食べた時は美味しかったから、大丈夫だと思うのだけど]
……あの。あの、それで。
もう一つ、ご報告がありますの。
[スコーンの感想を言ってもらっても、今日のお嬢はどこかそわそわと落ち着かない。視線はうろうろ宙をさまよって、あちこちしたあとフェリクスへと戻る]
さっきの、秘密のお話なのですけど。
[他に誰もいないのに、もう一度きょろきょろ、誰もいないことを確認するようにお嬢はあたりを確認して。それからそっとフェリクスの方に身を乗り出す。
耳元にひそりと落とす内緒話は]
[そう幸せそうに微笑んだお嬢の顔は、きっと耳元まで赤い。
さて、フェリクスの反応は。
とりあえず、そんな体で、走ってお出迎えしたことは、怒られてしまうかもしれない**]
―少し後・自宅―
[シュテルンから、手紙が届いた。]
[お気に入りのハーブティを淹れて、テーブルにつく。]
ふふっ、シュテルンさん、頑張ってるみたい。
[手紙のシュテルンの字からもその様子が伝わってきて、思わず笑みがこぼれる。]
[ふと、カップの中の、青色の水面を眺める。きれいな色だけれど、寒色なのはやはり少し寂しい。]
[なので、そこへレモンを絞る。1滴、2滴としずくが落ちて。]
[カップの中は、きれいな桃色へ。]
[集会場に行く前の自分。]
[集会場での様々な出会い。]
[そして、今の自分。]
[まだ「恋愛」までは時間がかかるかもしれないけれど、
― きっと、すこしだけ先のそんな時間。 ―
[まどろみのなかにいる。]
[ふかいふかい、まどろみのなかにたゆたっている。]
[あの病院では、あのくすんだ白い壁の世界では、一度も。]
[一度も味わうことのなかった、ふかい、深い。]
[そんな、深い眠りの、夢の国の海の中に。
沈んで、浮かんで、うねって、たゆたい、
いつしか、うみからうかんで、そらへ。]
……ん。
[ぼんやりと、目をあけて。霞んで見える景色は、見慣れたいつもの家のなか。
どうやら、すこし転寝をしてしまっていたらしい。]
―そう遠くない未来の話―
[正式にシルキーと結婚してからは、仕事が終ると遊ぶ事は無く真っ直ぐ家に返っていた。
仲間内では、夜の帝王と持て囃されたらしいが、そんなのは知った事では無い。
愛する嫁の為に早く我が家に着けば、いつものお出迎え。
ただいまのキスを何度やっても飽きず、せがまれたらごく自然にキスをしてあげた。]
あぁ、今日はお袋とスコーン作ったのか。
二人が仲良くやってくれてるのは嬉しいね。
実の息子には毒吐くくせによ……まったく。
でもまぁ、二人が楽しそうなら、それで良いや。
……秘密? 何だよ、それ。
隠してねぇで教えろよ。
[母親が自分と嫁への態度の違いにぼやいたりするものの、二人が実の親子の様に仲良くしているので、特には此方から何も言わなかった。
そして、「秘密」と言った事に強い興味を示し問い詰めるが、中々教えては貰えず、少し膨れてしまうが我慢した。]
あ、っふ……
[ギシリ、と音をきしませて、ソファから起き上がる。
背筋を一度伸ばして、両手を上に。
首を軽く回して、いつものように目が覚める。]
おはよ。恋人さん。
[だから、いつものように。
みずともわかる、と体を捻り、後ろに手をのばす。
きっときみは、そこで難しい顔をしていて、だから"僕"は。]
仕事、大変なのはわかってるけどさ。
根詰め過ぎたら、体壊すからね。
食事、なにか軽く作ろうか?
[指先に触れたぬくもりに、こころが暖かく、なって。
ふさがっていたものが、消え去っていくようで。]
[家族との食事を終えて二人きりの時間を堪能している。
シルキーは、徐々に料理の腕を伸ばしていき、一品を作れる様になっていた。
その内、全部の料理を任されてくれる事を期待している。]
やっぱり、シルキーが淹れてくれたコーヒーは違う。美味い。
[すっかり自分の好みのコーヒーを淹れて貰える様になってご満悦。
仕事の疲れが一気に吹き飛んだ、と言っても過言ではなかった。]
うん、これぐらいの甘さは丁度良い。
冷えても美味いもんだし、これはいける。
[スコーンの感想を伝えても、どこか落ち着かない様子。
先の「秘密」の話の事も含めて、一体何なんだ、と問い詰めたいところだったが、身を乗り出しそっと耳打ちする内容に、一瞬だけだが呆気に取られた。]
――……本当か? 本当、なのか?
[本当に幸せそうに微笑むシルキーが嘘を付いているとは思えなくて。だけど、あまりにも唐突過ぎて。]
あー、俺も父親になるのか……そうか。
[待ちに待った子供が出来て嬉しいのだが、どうやって喜んで良いのか分からない。
だけども、走ってしまった事を咎める事は出来ず、シルキーを抱き締めたら、何度も何度も彼女の背中をトントンと叩くだろう。]
シルキー、でかした。ありがとう。
[一度彼女を離し、子供が居るお腹を擦ってあげたら、一言ポツリと呟いて。]
――……本気で煙草止めねぇとな。
[まず父親になるなら、生まれてくる子供の為に煙草を止める事から始まるみたいだ**]
[煙草で心を落ち着かせる必要は、もうない。
悪い遊びに、逃げこむ必要もない。]
[大事な恋人は、なんと答えただろう。どう答えたとしても、その躰をゆるくやさしく、抱きしめて。]
おはよう。大丈夫、今日も一緒にいれる。
大好きだよ、アイリ。
[消えて、戻っても。
消えないものはある。
うでのなかにいる、だいじなひとをすきでいるきもちのように。]
だから。
ずっと、愛しててね。アイリ。
たとえもう一度記憶をなくしても、僕は必ずアイリに惚れるから。
[――孤独にもどることは、もう、ないから。**]
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