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[無意識で気遣いの出来る、物腰柔らかな伯爵家の青年――
男から彼へ狩猟を教えようと声を掛けたのは
何度目の同行時であったか。
風の止まった、静まり返った森の中へ
彼の放った銃弾が獲物を捕らえる*]
― 狩人たち・リエヴル ―
[「苦手だ」「余り経験がないから」と腰引け気味の同期を
半ば強引に、狩りへと連れて行く。
引金を絞る瞬間の高揚も、反動を堪える際の重圧も、
獲物を撃ち落とした際の快感も…
身を持って彼に体験して欲しかった。]
もっと、こう……脇を締めて。
傾けては駄目だ。真っ直ぐに捧げ持つ。
[幾度か、横について直接教えていたものの
結局巧く獲物を捕らえ切れず、彼は諦めてしまった。
背後から視線を感じつつ、樹に留まる鳥ではなく
大空を優雅に舞う鳥へ照準を絞り、撃ち落とした。
「似合うね」と、告げられた言葉に緩く振り返る。]
これしか、やりたいことが無いからな…、今の所。
そうか? ――…ならばもっと良いところを見せよう。
[そう言って、鳥の群れを待った。
連弾で、数匹の鳥を撃ち落とすという技を披露しようとし。
待つ合間に紡がれた言葉へは「勿論、歓迎するよ」と、
二つ返事を返す。
横で見ているだけでも
充分にコツを掴んでくれるだろうと、そう思っていたし
――…人望厚く、有能な彼から賞賛を受ける事に
優越感を覚えていた。
この時は、二度と共に狩りに行けなくなるなどとは
思わなかった、から*]
……俺も一緒に ?
[多分、今きょとんとしている。
鏡が無いので定かではないが。
――― 数拍の間、意味を解そうと頭を働かせて
働かせて、嗚。]
フェリクス、
………ずっと、傍においてくれる ?
[彼の瞳から涙がこぼれたが先か、
男の目から堰を切ったように雫がこぼれたが先か、
絞り出した一句は、震えと緊張で*掠れていて*]
―未来へ(カレルとジェフロイと)―
[カレルとジェフロイの会話を微笑ましそうに聞く。
途中、ジェフロイの素直さに戸惑う彼に、見守る形で返した。>>430
と、自分の手をジェフロイに預けられ、目を見張る。
続けられた言葉に、微かに目を伏せた。]
……そうか。一緒に連れて行ってはくれないんだな。
[あまりに少なかった時間に落胆を覚えるが、永遠の別れとは、信じない。信じたくない。
カレルに向き直る。]
行っておいで。お前が望むように。
そして、俺の言葉を忘れないでくれ。>>287
――ずっと待っている。
[哀しみは隠せなかっただろうが、それでも自分が出来る精一杯の笑顔で、送り出そうと、決めた。*]
………おはよう、
[リビングに到着したフェリクスを迎えたのは、
「いつもの」フリル付きのエプロンを身につけた――
そう、彼にダンスを誘った少年の姿。]
あは。ごめん、
いや、ちょっとびっくりさせようと思って、
[そのエプロンの下には、何も身につけてない。
寝起きの彼の目を覚まさせるにはぴったりのサプライズ。
ちょこん、とエプロンの裾を摘んで気恥ずかしげに笑う。
さて、驚かせることはできたかどうか
脱いだ衣類を身軽に超えて、フェリクスの腕の内へと身を入らせ]
[背伸びしても届かない彼の顔。
下げてくれ、と、琥珀色の視線で願って。
ややあって、下げられた顔に、唇に、柔らかなキスを。
―――… …―――
まあ、スープが冷めても、また*温め直せばいい*]
― 旅立つ以前、永遠の途中 ―
[古の吸血種は何故かベリアンだけに良く懐き
吸血種とは思えぬ従順さで、ベリアンの言う言葉だけを理解した。
ベリアンを「アステリオス」と、そう呼び
まるで、ベリアンしかこの世に存在しないかのように、
それ以外は何も欲しくない、とでも言うかのように。]
――あのだな、ベリアン…、
[幾度か、王子が"消失した"事実をベリアンへ告げた。
この、古の吸血種が王子と入れ替わったのだということも。
けれど、ベリアンはそれを受け入れなかった。
王子を待つと、その姿勢を変えることはなかった。
けれど、そんなベリアンの横顔は、以前よりも嬉しそうに見えた。
還らぬ人を待つ――
意識はそれよりも、目前の男に注がれているようだった。]
[これで、良かったのかもしれない。
ベリアンは指名手配中で、城から出ればその身を拘束されるだろう。
それならば、此処で古の吸血種の番をさせた方が良い――
そう判断し、5丁の長銃の中から最新型の銃を箱へと詰めて
城を後にした。最後に、ジェフロイが見繕ってくれた銃だ。
そして、オズワルドの口腔を撃ち抜けなかった銃だった。
些か大荷物ではあったが、レトに何を言われようとも
処分する事無く持ち歩いた。
いつでも
撃ち抜けるようにと*]
[解答した相手とは別方向からの予想外の申し出に、きょとり、目を見張り]
…い、や、違う、…みんなしらないひとだ。
赦して貰えないけど、謝りに行かないと、いけないと思って。
ただの自己満足、…けど、今までできなかったから…。
[驚きの余り思わず正直に答えて、…ふと、一つの可能性に辿り着く
…――否、ジェフロイはあえて曲解したのではないか?
クレステッドを連れて、共に行く、と…。
もし、そうだとしたら、相当の]
[ジェフロイは、カレルは何か言っただろうか。
二人の顔を少し見比べる。
今まで、人を追いかけた事がなかった。
それほどまで自分の心を捉えた人がいなかったから。
カレルが墓参りに行くと言った時、一緒に生きたいと心が叫んだ。
ただ、それに従っていいのかが分からず、惑った。
心のまま行動して、……多分自分が傷つくのが一番怖かった。
そのまま二人を呆然とみていれば、横合いから声を掛けられる。>>445
渇いた舌の根を動かして、ようやく自分の本当の望みを口にする。]
……いき、たい……。
カレル、共に歩けるなら、歩きたいんだ。 *
…――お節介、…いや、お人好し、か?
[>>435憂い顔の親友の為に、ひと肌脱ごうと言うのだろうか。
自分が得たのは友では無く、手強い敵なのかもしれない。ひくり、頬を引き攣らせ。頭を抱えて重い溜息を零す。
ジェフロイに、口で勝てる気はしない。如何せん、状況的に非常に不利だった。
自身の思い過ごしであってほしいと、祈る様に天を仰ぐ。
…けれど、今日は色々祈り過ぎて、なんだか叶う気が…――敵う気がしなかった。
>>445あぁ、ほら、見た事か。
クレステッドを誘うジェフロイの声に、「カレル」のときはした事のない舌打ちを]
[団欒室の外のテラス。
そこで男は願った]
おいくそ王子、てめェの呪術の失敗は聞いている
ざまァねェな
良い気味だ
てめェ自身の有様以外にも
今回の呪術、歪みや反動があるんじゃねェのか?
……俺は、貴様を信じない
「全ての呪術による歪み、反作用を正す力をこの牙に」――!
― エンドロール ―
[入隊した時は晴れがましい気持ちでこの門をくぐったな…
そんな事を思い出しながら、6年間を過ごした城門を再びくぐる。
あの頃と、今と…なんと大きく隔たった事だろう…と。
感慨にふけりながら。
王子の呪術は失敗し、王子は姿を消した。代わりに現れた吸血種は…碌に言葉も交わせない状態で。王子に忠実だったベリアンが側についている。彼も吸血種なら…やがてどこかで会う事もあるだろうか。
そして私達は解放された。呪術の代償にそれぞれ願いを叶えてもらい。
フェリクスは自治領を得た。ソマーリュと過ごすらしい。
ギィは吸血種としての完全な姿を得て、レトと旅に出た。
ディークとリエヴルは共に生きる道を選び
オズワルドは「ソマリ」を連れて「嫁」を探すらしい。
そして今、私の隣にはカレルと…クレステッドがいる。
これから無限に続く時間を…同じだけ共に居られる仲間。
それぞれに歩く場所は異なるけれど、自分の歩く道ははっきりと見えていた。
ふと、リエヴルに「君の望みは何か」と問われた時に口をついた言葉を思い出す。
「……私の望みなんて、ささやかなモノですよ。
普通に生きていたいだけですから。
人の間で、誰かの役に立っていたい…
そんなものです」
ああ…。本当に。そんな平凡な事が…
自分にとっての幸せなのだな…と。
地面を歩く土の感触と…側にいる友の存在を感じながら 道を歩いた]
もしも将来……
今回の呪術の反作用で苦しんでる奴が出たら、
俺が噛んで直してやる
――呪術対策の専門家となりゃ、
食いぶちにも困らなさそうだしな
安心しなくそ王子
てめェのケツは俺が拭いてやる
[牙を煌めかせ、笑った。
この力で弟とそのパートナーを救うのは、
これからかなり後の出来事――…]
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