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諦めないって、最後まで足掻くって、一回決めたんだもん。
……生きてる限りは、ちゃんと、通さないと。
[その選択がどれだけ困難かなんて、取る由もないけれど。
ただ、流されるだけの在り方を選ぶつもりは、翡翠の中にはないから。
にこり、笑ってそう言い切った。*]
― 都市中心部 ―
[オズワルドの意志を示すように、負傷した右腕が力を取り戻す>>57。
そして大上段から降る攻撃へ、空中で掴んだ鎖鎌を手に向かい合う。
回復せぬままの両腕では、力ある一撃は到底受け止められはしまい。
それでもカードの力を信じ、敢えて真正面から突っ込んでいく]
[前髪を散らし、眼前を通り抜けていく三日月斧の刃を、見開いた両目で眺めていた。
体すれすれを通り抜ける一撃に、心臓が痛いほどに早鐘を打つ。
しかし――当たらなかった。
両腕を振り上げつつ、急制動により半身となって、振り下ろされる一撃を回避する。
不可能とも思えたそれを、
[緊張の余り引き伸ばされた一瞬から、現実へ意識を戻す。
オズワルドの渾身の一撃を潜り抜け、鎌は未だ手元にある。
両手で握ったそれを、今は目線より下にあるオズワルドの肩目掛け、ただ、振り下ろす*]
――これで、終わりだ!
[ 男は娘達の会話には口を差し挟む事なく、ただ、とりかごの内の決着を見据えているように見える ]
[ 未来をその「力」で掴もうとする者と「運命の環」をその手で回し、未来へと向かおうとする者...どちらが、その望みを叶えるのか ]
うん。
頑張るのなら頑張らないとね。
[同じくにこにこ笑ってローレルへ応えて]
こんな女の子が頑張るって言ってるのに、
ひねて自棄になるなんて格好悪い事する人なんて
ここにはいないよね?
曲がりなりにもカードに選ばれた人たちだもん。
[次の一言は、耳傾けていた外野へ、ちらと顔向けて更に微笑んだ]
[それから、少しだけいいかな、とローレルの肩を叩き。
振り向けば、額に手を当てた]
責は責で非ず――
儘、我欲に従え――
……あなたが、どんな時も望みを忘れないように。
おまじない。
[能力を拓くというよりは祈る様に、紡いだ。
それから、さあさあと背中押して笑って]
さ、戦い見届けよう。*
っ 、 くぁ……!!
[鎌が振り下ろされたのは左肩。
硬質化も施していないそこに、刃が深く突き刺さった。
耐え切れず、手から三日月斧が零れ落ちて行く]
……っ……
[カードの力の影響を離れたために右腕も垂れ下がり、羽ばたく力も弱まっていく。
ずるりと鎌から抜けるように身体が落下し始めた。
それでも尚、意地を通すように翼だけは広げ、緩やかに旋回しながら地面へと落ちて行く]
……ふにぇ?
[肩を叩かれ、振り返る。
額に触れる手に上がるのは、とぼけた声]
……おまじない?
[紡がれる言葉は、ゆるりと、水の如く翡翠の奥へと染み透る。
その感触に、言葉で表せない何かを感じつつ]
― 都市上空 ―
……ふむ。
[言葉を発する事も、『檻』へ言葉を落とす事もなく。
交差を見続けていた『紡ぎ手』は、小さく息を吐く]
……制したのは、『運命の輪』か。
[地に落ち、倒れ込む『力』の主の姿に>>62に小さく呟いて]
……さて。
選ばれしは、如何なる道か。
[薄く笑みを浮かべて小さく紡ぐ。
緩く動いた霞色の翼から、光が零れて風に散った。*]
― 都市中心部 ―
[左肩に鎌の刃が落ちる。
硬質化されていないその場所に、刃は予想外に深く突き刺さり。
オズワルドの手から、三日月斧が滑り落ちるのが見えた>>61]
オズワルド!
[鎌から抜け落下を始めたオズワルドを、加速を止め翅の動きだけで速度を制御しながら追い掛ける。
意地を示すよう広げられた翼に、こちらも無闇に手を貸すことは出来ず。
やや高い場所から見守るかのように降りていく形となる]
ちょっと、大丈夫……?
[地に足を着いた途端、倒れ込むオズワルド>>62。
揺さ振りかけた手を止めて、せめて深い傷だけは止血をと、服を裂いて脇下を通すような形で左肩に縛り付ける。
それ以上は専門家ではない自分に出来ることもなく。
おろおろと助け求めるように周囲を見た*]
[『山翡翠』の主張に対するゾフィヤの内心知らぬまま。
くすくすと笑う彼女にどしたのかな、と思いつつ。
翡翠が見つめるのは、それぞれの
………これ以上は動けねぇ。
[観念したように言って、緩やかな動きでこれまで集めたカードを取り出す。
『力』のカードだけは少し離れた場所に落ちていて、取りに行けそうに無かった]
ほらよ。
後一枚は、あっちな。
[カードを差し出しながら、残りの一枚を顎で示す*]
[目を向けた時、二人の最後の一合が交わされた瞬間だったか]
……本当、無茶するね。
見てるこっちが、肝が冷えるよ……
[間一髪、斧をすり抜けていった碧髪を、半目で苦々しげに見て。
安堵込めた溜息吐いた。
それから、深くに鎌が突き刺さった梟の肩に薄ら血の気が引きつつ]
……うっわあ。
[何か一瞬白い物見えた気がする!と引き攣り笑いした。
早くカード渡してこっちに来い、と念じつつ]
― 都市中心部 ―
う、……うん。
[薄目を開けたオズワルドに窘められ、大人しく頷く。
両腕で起き上がり座り直そうとするのを見れば、手を貸そうとはするが、不要ならば手を引っ込めてただ心配げに見守った]
そ、……っか。
[差し出されたカードの枚数は多く、纏めて受け取れば重みすら感じる気がした。
そして顎で示されたのは、残りの一枚――『力』のカード>>68。
飛ぶ程の距離ではないから、歩いて取りに行き]
確かに受け取ったよ、オズワルド。
……他の人たちの分も一緒に。
[振り返り、先に受け取った分に重ねて示す。
パメラに、ロヴィンに――他、多くの者の願いの籠められたカードが、今、手元にある]
オズワルド。
――あんたはどうして、空を目指したの?
[ふと思い立って訊ねたのはそんなこと。
カードを奪う引き換えには、到底ならないだろうけれど。
せめて、彼の願いの一端でも背負っていきたいと*]
……俺の未来はここには無ぇと思ったからさ。
ここで無為に過ごすだけの未来じゃなく、もっと、色んな可能性を秘めた未来が外にあると、そう思った。
未来や可能性は自ら掴み取るもんだって言った奴が居やがったんでな。
[その切欠になり得るから、カードを手に取り空を目指したのだと。
その意図は恐らく伝わることだろう]
…言っとくが、俺はまだ諦めてねぇぜ。
俺の願いは俺のもんだ。
お前ぇが背負ってく必要は無ぇ。
[己の願いは己のものだ、と。
そう言わんばかりの表情で笑った*]
[ 戦いの勝敗は、刹那の交差が分ける。
地に降りた梟の羽の主から、蟲鳥と呼ばれる娘がカードを受け取り... ]
諦めぬ者が、また一人、か。
[ 真剣な面持ちで呟いて、ゆるり、と鉤爪の無い右手を握った ]
― 都市中心部 ―
[こちらの問いに、口端持ち上げるオズワルドの表情>>71が見えた]
そう。
[彼の話>>72に耳を傾けた後、ぽつりと呟く]
未来や、可能性……。
あたし、この戦いが始まった時は、そんなこと考えていなかったわ。
[未来に背を向け可能性を閉ざしたことで手にした
導かれた結果が現在だった]
良かった。そう言ってくれて。
[諦めない。
幾度か交わしたその言葉をオズワルドも口にしたことに、自然、笑みが零れ]
――きっと、その分は高く飛べる気がするの。
[見上げるのは、籠に閉ざされた空の向こう*]
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