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[旅の道すがら、人との出会いはある。けれど、鞄ごと棺桶に入ったこの心と体は、動かされることなく歩き続けてきたように思う。
何故あのとき、その足を止めたのか――立ち去るその後ろ姿に、その夢が叶えば良いと願ったのか、自分でも正直、よく分からない。
ただ、あのときの他愛ないも心楽しい会話に差し挟まれた時折の笑みや>>0:69、コッペリアにまるで人のように話しかけてくれたこと。
いつか見た人形劇の話を聞かせてくれたこと、深く遠いどこかを懐かしむような、傷ある目が――
ただ、忘れられずに焼き付いていたのだと、思う]
そういえば、あのときは手だけだったか。
思えばわたしたちは、随分と不躾な挨拶をしたものだ。
[ありがとうの言葉には頷きを。美人、と言われて、照れたように肩をすくめてみせるコッペリア。彼女の年恰好は、十代も半ばほど。そうしていると、幾分子供めいて見えただろうか。]
>>108
[叶った後でかまわない”もしよかったら”――その言葉に、何らかの依頼ごとの響きを感じ取り、ぱっと顔を綻ばせる。
何かできることがあるなら嬉しい。
けれども、続いて投げかけられたその問いに、言葉を失う。
そうだ。
彼は、そうだった。
この『議論』の中にあって、ひとりひとりに視線を投げかけ、そのことばを、奥にある心を読み取る目があった。]
……
[抑制が、完全に、外れる。誰かと話すときに、僅かに意識して被る、舞台的な喋り口調の面。既に緩みかけていたそれが、かたりと落ち、白く凍りついた素顔を覗かせる。]
会える、よ。
[嘘はついていない。これだけで言葉を切っても、騙したことにはならないだろう。
けれど、ほんとうのこと全ても言っていない。
それは、嫌だった。
嘘を吐くのも、隠し事をするのも、どうしてか――彼らには、したくなかった]
そのときには、いまのわたしとは……わたしじゃ、なくて、変わってしまってるけれど。
だから、そういう意味では……
もう二度と、会えない。
でも大丈夫! いまのわたしにできることは、そのときも、もっと上手くできるはずだから。
もし何かできることがあるなら、言ってほしいんだ。**
[ 噴水の湿っぽい空気を感じながら、...はなすすべもなく、その場に立ちすくんでいた。
誰かに声をかけられても、まともな応答はできなかっただろう。*]
――試験終了後・夜――
[夜道を駆ける。
常に肌身離さなかったあの鞄は、いまここにはない。躊躇いは深かったが、あの集会場に置いてある。
矢のように、全力で。
破裂しそうな心臓は、走り続けているから、それだけではない。
議論が終わったあと、彼が姿を消したことは気づいていた。
そうして、先程言葉を交わした――
不安が黒雲のように湧き上がる。
夜気を切り裂く悲鳴と、こだまする二発の銃声>>#19を耳にすれば]
……!
― 回想/試練終了直後・集会所 ―
[シルキーは「試練は終了」と言い放ち、集会場を後にした。
余裕めいた優雅な微笑を浮かべる彼女の態度。
察するにその言葉は真実なのだろう、と解する。]
終った…のか。
[誰に聞かせるでもなく呟いたそれは安堵だった。
恐らくは今頃、「組織」の連中も一息ついているのだろうか。
お互い顔を見合わせていた夢追い人たちを置いて
シルキーを追うように自らも集会所をそっと抜け出す。]
[既にシルキーは何処かへ移動しているようだ
集会所から宿へと続くメインストリートに人影は無い。]
[――己の背後に浮かぶ満月が コンクリートに影を造る。
それは毎夜宿へと戻る際に見ていた自身の影だった。
唯一それまでの夜と違ったのは、『腕』
人間の体躯とは明らかに異なる―――歪な形の凶器。
月夜に映る今の自分なら―――『人狼』の己ならば
シルキーと、もう一人が交わす密談の声を頼りに
組織達の秘密の合流場所を掴むことは、容易いだろう。
集会所から人が出てくる前にその身を素早く闇夜に翻し
不気味なまでに静かに黙する夢現の村の中を駆け出した。]
ー夜・集会場前ー
[闇を切り裂くような銃声と悲鳴が聞こえた。>>#19
モニターに最後に移っていた穏やかな光景から何が起こったのか。
誰が、だれが、無事なのか。
(一体、何が起こっているの?)
試練終了後直ぐに行動しなかった自分を呪いながら、ただひたすらに、集会場を目指して走る。]
どうか皆、無事でいて…!
― 回想/試練終了直後・集会所→噴水広場 ―
[夜の静寂を駆ける一匹の狼。
村の中央、無音の環境も合わさり神秘的に映る噴水広場に彼女たちはいた。
月光に照らされ浮かぶシルキーとローレルのシルエット。
それを見た瞬間、脳裏で『死神』が囁く声が聴こえる。]
「夢なんてくだらない。あゝくだらない。」
[気づいた時には既に『台詞』が口から零れていた。
現れた『
「俺は貴様らのくだらん『夢』を破壊する。
ああ、貴様らに合わせ『夢』を語るのも、
―――騙るのも寒気がする。」
[脳髄の中の『死神』がくつくつと嗤う。]
「―――潰してやる、貴様らを。
『人狼』を騙る、クソみたいな組織は俺が潰してやる。」
[だらりと垂らしていた腕を持ち上げ、二人を指差す。
明らかに人のものとは異なる――鋭い鎌のような爪が生えた指。
その指は、手は、腕は朽葉色の毛並みに覆われている。
胸ポケットには真紅に昏く光るブローチ。
同じ色の瞳を歪ませて、オズワルド―――人狼は嗤った。
その次の瞬間、闇夜の静寂を悲鳴が切り裂いただろうか。]
[悲鳴を聞きつけてやってきたのは赤毛の男と白い犬。
どんな厳しい時も穏やかな雰囲気を忘れなかった男が銃を取り出す。
何故彼だけが、この場所を知っているのか――聞くまでもないだろう。
彼はこちらの状況を確認すると、銃を構えて、無言で二発。
それは精確に己の左肩と右の手のひらを貫いていく。
肩を、手を――細工師としての生命線と言うべき身体を撃ちぬく銃弾
死んでしまった。
『人間』としての、『細工師』としての己は死んだも同然だ。
なんてあっさりとした最期なのだろう。誰にも気づかれず死んでしまう。
『人間』の己が死にゆくのを、どこか他人ごとのように感じる
焼けるような痛みも絶望感も、己のものではないかのようだった。
己を死に至らしめた男は試練の間、聞いた事のない声色で
「――…オズ、お前は何者だ?」>>#22とだけ簡潔に己に問いかけてきた。]
/*市民その3
オズさんファイト〜[モフモフ]/*
この村での出来事を振り返っていると
[突然静寂を切り裂くような2発の銃声>>#19]
何が起こったの!?
[急いでそちらへ向かうと、銃を構えるディーターと
走り去る男の影>>120]
(あの人、腕が…)
― 現在/試練終了直後・噴水広場 ―
「何者だ?」……やだなあ。
ずっと一緒に集会所で「試練」を受けていただろう?
[「俺の顔を忘れたのか?」とおどけた風に肩を竦めてみせた。
自身の冗談を聞くディーターはどんな表情をしただろうか。
表情を伺うために視線を向けると、彼の纏う雰囲気に思わず苦笑が零れた。
どうやら冗句を続けるつもりは無いらしい。]
見てのとおりさ。俺は"今は"『人間』じゃあない。
本物の『人狼』を見るのは、初めてか?
[手をひらり、と彼に見せるようにして上げる。
髪色と同じ朽葉の毛並み、鋭い爪――月光に照らされたそれは
己と襲った男、二人分の真紅の血を反射して、てらてらと光っていた。]
[人ならざる己の姿を見た者は何を思うだろうか。
ディーターの表情が不快感や、警戒の色を帯びるならば
いつか彼に向けたような>>2:173、笑顔を向けるだろう。]
そんな顔をするなよ。取って食おうって訳じゃあない。
ディーは……人間が人狼になることがある、って言ったら
信じてくれるか?俺も元は『人間』だったんだ。
後天的に、人狼になった。
『元同族』を好んで食べる悪趣味は持ち合わせていないよ。
[銃をこちらに向けたまま動かないディーターに首を傾げる。]
……食べないのなら襲うな、とでも言いたそうだな。
じゃあディーも俺に向けているその物騒なものを退かしてくれよ。
[視線を銃口に向ける。
『人狼』になってから幾度も向けられた。
最初こそは理不尽と恐怖を感じたが、もう慣れきってしまった。]
「人狼」なんてふざけた名を名乗る方が悪い。
――俺は人間に戻る為に、ここへ来た。
「人狼」の名を冠する組織ならその術を知っているかもしれない。
細工師として、人間としての人生を、取り戻せる。
この『悪夢』のような現実を変えられる……そう信じていたんだ。
けれど実際はどうだ?そんなこと、できっこない。
試練が始まった日の次の夜、『死神』の声が聴こえたんだ。
頭の中に、まるで同族の囁きのように、な。
ソイツは俺に教えてくれた。
「人狼」には後天的人狼を治療する技術や知識はないことを。
それならこの村に、用はない……が
折角だから、『死神』の望みを叶えてやることにしたのさ。
[「こういう風に、さ」と視線を地に伏せた男へ寄越す。
心の底から湧き上がる、昏い『殺戮』への悦び。
『死神』によってもたらされたそれはすっかりと己の一部となっていた。
『死』と『殺戮』の欲望の混じった視線を彼が感じ取れば
己に向けられた銃の引き金をディーターは再度引くのだろうか。]
[ディーターに、にんまりと微笑みかけた。
人には見せない種類の――酷薄めいた笑みで彼を煽る。]
そんなもので撃っても俺は死なないよ。
それでも良いなら、どうぞ何発でも。
こいつの「復讐」をすればいい。
[そしてお前も、理不尽と怒りに身を任せ
こちら側の人間―――狂気をその身に宿す者だと自覚すればいい。]
[彼はその後も引き金を引いただろうか。しばらくして
ディーターが引き金から手を離したのを目で確認すると
思わず笑いがこぼれた。
滑稽で、絶望的な『悪夢』が終わる。
やっと『夢』から覚める事ができた。]
あはは……ははははは……!!!
いや、ごめん。
つい、嬉しくてさあ……あー………もう思い残すことはない。
[撃ちぬかれた両腕をだらりと、垂れ下げる。もうこれに用はない。]
はは…『夢』なんてくだらないなあ。
いつまでも『夢』に囚われちゃってさ……
そうして現実を見ないまま、生きることは「くだらない。」
[夢が終わる瞬間、自分に言い聞かせるように呟いた。]
[後からやってきた人たちにようやく気付いたように辺りを見回す。
血塗れになった顔でへらりと笑ってみせた。
集会所で、相手の緊張や不安を和らげる時にしたものと同じ笑み
……ただ不気味なだけなのは自覚している]
ああ……君たちには悪いことをしたな。
でも『夢』はいつか覚めるだろう?
俺にそれを教えてくれた『死神』はそのお手伝いをしただけだ。
『夢』を見続けるお手伝いをした「組織」のようにね。
「おはよう、そしてさようなら。」
[挨拶と共に緩慢に、猫背がちの背を傾けて皆へ一礼をすれば
あとは興味を失くしたように、村の入り口へとのろりと歩み始める
……酷く無気力に、まるで操り人形のように。
その姿に声をかけた者など、かけられた者など――いなかっただろう。
死神の鎌に自我を断たれた男は血に塗れた己を引きずって
満月の夜の中、夢現の村を去っていった―――**]
[突然の銃声。聞きなれたものだが、この村には相応しくないそれに、ユーリエは他の者の後を追うように広場に走りついた。]
これは一体…?!
[銃を構えるディーターと、ローレル、シルキー。そしてオズワルド。彼の言葉とその姿は、とても信じられないものだった。]
オズ、ディー……!!
[斃れ伏す人影>>#21、向かい合う二人の姿。夜目が効く彼女には、そのひとりの人影が血を流していることは、はっきりと見えた。
悪夢のようなその光景に、立ちすくむ。]
>>122
[静寂の中、月が――高い。
夜に見る夢と、叶えたいと願うそれとは、どうしてこんなにも……
幾度となく自身に問い続けた、その言葉。
たとえば――それは、夜眠れば水に映る月に触れようと、目覚めれば空高くある月に指を伸ばそうと、日毎繰り返される終わりのない輪舞のようなものかもしれないと、いまふと、このような状況だというのに、そのようなことを思う。]
(……信じてたんだろう、って、君は言った。>>0:281)
(夢物語の中でくらいは、すべてが都合よく働いたって、誰も罰なんて当てないって。)
[『誰の夢も、組織によっては叶わない』――>>#23
そのことは、察した。
けれども、わたしは。わたしたちは、夢そのものが消えたわけでも、壊れたわけでもなく。また目が覚めれば――月を見る。
けれども]
(君は……?)
[向けてくれた笑顔は、薔薇は王子を待ち続けていると信じたその声は、決して嘘を言っていたものではないはずで。
あのときの彼の想いは、分からずにいる。けれども、その心の中に、いつか夢が帰ってきたとき待ち続ける一輪の花の姿を見たと、確かにそう思えたのだ]
(君は、どこに――)
[もう、どこにもいないの? いなくなってしまうの?
そう言いかけて、その瞳の奥深くを――遠く離れたこの場所から、必死に見据えようと。
呪詛のような、高らかな嘲笑が、耳に残る。>>131
その言葉に、違う、と叫びたかった。
たとえ夢から醒めたとしても、その夢を待つ誰かが、待っていてくれるとしたら、いつかは戻ってくるのだと――そんな、どうしようもない、きっと彼にはもう届かない……綺麗ごとを。
けれども、声をかけることなど、彼女には出来ず。
ただ、その後ろ姿を――見送った。]
オズさん、恰好いいエピロルを、ありがとうございました!
村建ての不注意で、エピ延長回数ミス、すみません。
延長はちょっと難しいようですので、
バタバタになって申し訳ないですが、24時でエピ終了となります。
みなさん、落とされたいロールはどうぞ。
[一人の男が去った後、私は笑いを抑えることができなかった]
ふふっ…あはは!
面白い!これだからこの仕事はやめられない!
今まで色々見てきたけど、流石に本物のワーウルフを見たことはなかった!
まあ一人ウチの職員がやられてしまったけど…まあ安く済むね。
さぁて…次のげぇむはどうしようかな…
[私は手に持っていた企画書…今回の合格者の今後の方針をまとめた書類を噴水になげこむ]
じゃあね…
皆さま、最後があわただしくなってしまい、
大変申し訳ありません。
ご参加くださり、ありがとうございました。
今回はRP多めの村でしたが、いかがでしたでしょうか。
世界観と設定を担当してくださった、中町さんの
ローレルさんは、ありがとうございました!
次回は6月終わりか7月に、再戦村予定しております。
ご都合の合う方は、またぜひ。
それでは、ありがとうございました!
また、次の村で。
[噴水広場]
[本性を露わにしたオズワルドに、彼女は震え上がった。『夢』なんてくだらない…? 私はその言葉を聞き、怒りの感情を覚える。
人狼ジャッジメントが汚いやり方で稼ぎをしているのはしっている。しかし、彼女はそれでも『夢』を叶えることに誇りを持っていた。彼女自身が『夢』を持っているように。
これから、彼女は自分自身で『夢』に向かって歩んでいくこととなる。変わり果てたエルフの姿を見て、彼女は涙を流した。ここからが彼女のしれん。]
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