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[……だけど……
氷の眦を溶かすほどに。
暖かい春の心を迎え入れた聖霊様の身体は次第にほろほろと淡く融けていく。
それでも、息を吹き返した男の子が聖霊様をみた時。
にこ、と優しく笑いかけながら――――ついに春は訪れて。
......雪の聖霊様は、融けて消えてしまったのだ]
……ディーター、君も―――なんだね?
[まったく違う口調。
きっと、これが人狼である彼の本来の口調なんだろうとぼんやり思いながら。
命を奪うにはやけに軽い音だ、と。
知らぬ間にシモンの手の中に収まっているフリーデルの銃を見つめた。]
[今思えば――『吹雪踊る雪の聖霊の物語』とは……
過去に雪の洗礼を受けた…洗礼者その物がルーツなのかも知れない]
[銀嵐は、冷え冷えと凍える吹雪を伴い、自分の体を取り巻く。
そうだ…そのまま自分を"ひとり"の場所へと連れて逝ってしまえ。
"ひとり"でいる場所にこのまま辿り着けば。
リーザを――またこの場所に連れ戻す事が出来るんだ]
俺は…本物の雪の聖霊になるんだな…
[それはあの時、少女を安心させる為に吐いた――嘘だ。
彼女に嘘を吐いたまま。
騙したまま、自分はリーザをひとり行かせてしまった。
だけど、これで、彼女を安心させる為の嘘は…
自分自身を代償に、本当になる]
これで……良いのかな……
俺は本当に、リーザの為に成る事を。
して、あげれてるのかな……
[ゲルトの言葉>>550を聞けば、微かに笑みを向ける。
自分が人狼だと名乗り出た時の、粗野な雰囲気は微塵も感じさせぬ。
落ち着いた空気を纏ったままで。]
仲間に、罪はありません。
ローゼンハイムさんのことも、そしてパメラのことも――…
元を正せば、
私が腹をすかせた仲間がいると知って、起こした行動。
[それまでは、ずっと、一人だったから。
初めて、何かを伝えたい相手が出来た。
大事な 絆 が、生まれた――…。]
[理解している。エゴを押し通した結果が今のこの自分だという事を。
それでも押し通した。
もう、こんな命なんか投げ出して死にたがってる自分がいるから
なのに……
どこかで生きたいと願っていた自分は……]
[ずっと傍にいてくれた大事な存在。
全身で守ると呼んでくれた、血を分けた大切な人。
今こうして 全力で傷つけようとしているのが
どうして、他でもない自分なんだろう]
…っ!?
[乾いた音は耳に入ったかどうか。
背中に熱い鉄の塊がぶつかったような衝撃を受けて、体が大きく跳ねる。]
…。
[ゆらり。
スローモーションのように青年の体が揺れて。
やがて大きな音を立てて床に倒れる。
そのあとに続くように、いつの間にか持っていたスケッチブックがぱたりと音を立てる。
中には村人全員、一人ずつ笑顔で描かれた木炭デッサンがあった。]
[そして、彼女は思い出す。
大切な聖霊さまのこと。]
わたしが雪になっても、
また遊べると思っていたけれど。
聖霊さまは何処にいるのかな?
まだ会えない――、のかな。
[ペーターが少女を見つけるまで時間が掛かるなら待っていようと思った。
10年でも20年でも、雪の中で歌っていようって。]
[銀嵐が 歌声をあげて 少年の姿をした青年を。
雪の聖霊を 遠い場所へと誘い行く
ふるは 銀花
まうは 白風
ふわふわと
さらさらと
こうこうと
ちらちらと
宵闇の暗がりが包む中で、昏く仄かな幻想が舞い踊り。
10年分の少年自身の生命と同時に…
神か、何かが定めた生命の禁忌をこうしてやぶる自身を、"向こう側"へ引き摺る――]
――リーザ。
[少女の名前をもう一度呼ぶ。
何にも代えがたい、大切なその名前を。
見送る元審判者の背中には、少女のものと同じ、だけど光を集めたような白い翼が生えていることに、自身は最後まで気づくことはなかった。**]
[乾いた音が響く。>>552
撃たれたのは、自分ではないのに。
目を閉じたまま、その光景も目に入っていないのに。
ズキリ――…痛みが走る。]
あぁ……。
[ドサリ、倒れる音を聞けば。
一筋、頬を伝った。]
― 翌朝の日 ―
[ …… その日 消えた筈の少女の姿が。
奇跡そのものの様に、その場所には存在した。
そしてその近く。
ベランダの欄干に背を預け、眠る様に凍えているのは]
[悲しい笑い声が聞こえる中、
女は無言でこの滑稽な自白劇を見つめ続けている。
ただ、シモンの手から。
乾いた音が聞こえた時だけは、瞳を伏せて]
…………すまない。
[汚れ役を押し付けてしまった彼へ。謝罪の言葉をこぼした]
……ヨアヒム!
ディーター……!
[彼らの命を奪うための、乾いたおとが響いたとき]
[宿で共に過ごした日々が脳裏に浮かぶ]
[そう、彼らは確かに、自分にとって――……]
[肩を抱く手に、力が篭った**]
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