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[さて、常連の男性の言葉で思い出したことがひとつ。
恥ずかしがっているばかりでないと、
女性の方に振り返る。先程の大雑把な説明で果たして状況をどのくらい理解できていたのかと。
そうして様子をうかがった後、ある程度は説明が要りそうと判断し話し始める]
『獣神』という集団が……わたし達みたいな獣人を狙ってることは知ってる?
[確認するべく間を置いた後、続ける]
狙っているというのは文字通りの意味。
捕まえて、研究して。
……かれらに都合のいい『神』の素体にしようとしている。
それも、より力のある獣を。
……わたしの主、……この街に来る前に共に過ごしていた者も、狙われてる。
彼女自身に力があるから、だけじゃない。
父親がやっぱり強い『始祖』だから、縁者を通じてその尻尾を掴むために。
馬鹿な奴ら。
捕まったところで主があのひとの居場所を易々と吐くはずがないのに。
[かつて主は親の顔を知らず、ただ出自ゆえにどうしようもなく苦労をする最中、
どうして自分を産み落としたのかと、親に怒りすら抱いていた。
行き場のない怒りはやがて世界への復讐心へと変わったが、
色々あってそれらは既に収まっているというのはまた別の話]
だから、あなた、勝ったから、
この先“やつら”に目をつけられるかもしれない……それを覚えておいてほしい。
そして、どうにか逃げ延びてほしい
ひどい話かもしれないけど……、
あなたにはあなたの幸せを守っていてほしいから。
[女性の身に何かあったらわたしも悲しい――という思いはうまく言葉にならず。
再び何かを思い出したかのように女性を見る]
…、そうだ、あなた、名前は?
わたしは……アイリ。
それが、名前……。
[名乗り終えると再びあるかなきかの微笑みを浮かべるのだった*]
ん、ああ、そだな。
怪我人いつまでもほっぽっとけねーし。
[その点は自分も変わらないのだが、ともあれ、タイガの促し>>82に応じて元の場所へと戻って行く。
他者を気遣うような物言いには、あれ、こういうとこもあるんだー、と呑気な認識。
珍事を珍事として認識するほど、相手を深く知らないから、というのもあるのだが]
よっと、おまちどー。
取りあえず、色々は片付いてたぜ。
『聖都市』の騎士連中が、『獣神』片づけてたらしい。
だからま、よっぽどの事がない限り、目ぇつけられる心配はないんじゃないかな。
[戻った所で、なすのは大雑把な状況説明]
ま、何にしても休まねーとどーにもなんないし。
まずは、どっかに落ち着かねーとなー。
[今のままでは、傷の手当てもままならない。
手当てに使える手段が色々と限られているため、落ちついていないとできない、という現実的な問題もあったりする。*]
ディークー!
[ヤコブの後ろからディークへと突進する獣が一匹。
長らくうろついていた小カラカルのでっかい版。
押し倒そうとはしないものの、駆け寄って頭をスリスリしようとしているのは感じ取れたかもしれない]
勝った?勝った?
[結果を知りたいらしい*]
……おま、ホント元気だなあ……。
[押し倒そうとする勢いはなかったのもあり、一先ず、すりすりしようとするのは止めない。
それはそれで珍しい事なのだが、そこらは師との邂逅で少しだけ気が緩んでいたから。
なお、自覚はさっぱりない]
あー、うん。
勝ったよ。
[投げられた問いには、短く返す。
自分の課題や未熟さも多く見えたから、それだけで喜ぶわけにはいかない、と。
そんな思いも、あるけれど。*]
[ 腹の虫を鳴かせたヤコブに、男は、笑みを向ける ]
正直な腹の虫だな。俺も腹は減ってる、とりあえずは飯、と、休息ってとこか?
[ 実のところ、男にも休息は必要だった。大方傷は治癒済とはいえ、消耗は激しい...という証拠に、普段は見せる事の無い、艶やかな毛並みの黒い尻尾がゆらゆらと揺れていた ]
……なにやってんだおめぇ。
[ディークと呼ばれた男へ突進するカラカル>>90に半眼を向ける。
完全に動物っつーか飼い猫かよ、と思いはしたが口には出さずにおいた]
[それから、怪訝そうな男>>93の方へも視線を向け]
ああ、おれっちもさっきのに巻き込まれてなぁ、ちょっとそこの猫と喧嘩してきた訳よ。
他にも巻き込まれた奴がいるってぇのも、そいつから聞いた。
[と、疑問に答えるように言った後]
随分懐かれてんなぁ。
こいつ、さっきまではなんつーか、訳知り顔で煽ってきてたぞ。
[相手によって随分態度が違うらしいカラカルに、小さく溜息をつく]
[気がつけばまだ顔を合わせたことのない者も集まってきた。
どこか口調に訛りのある男性と、
時折見かけた小さいネコ科の獣が、そのまま大きくなったかのような出で立ちの男性。
店の喧騒には及ばないがだいぶ賑やかになってはきていた。
その中に唐突にコール音が混じる。
発信元は―――傍に落ちていた少女の携帯端末]
……!
[拾って繋げば案の定店主からだった]
あ、それでかぁ……。
[疑問に対する答え>>96に、一先ずは納得して。
懐かれてんな、という評に、すりすりしてくるカラカルをじい、と見て]
……まあ……なんかこう、成り行きで?
[視線を戻した後、評に返したのはこんな言葉。
つき合いの始まりは、成り行きとしか言えないから、他に言い様もなく。
訳知り顔で煽ってきた、という言葉に飴色を瞬いた]
ま……そゆとこあれだよな。
まんま、ねこ。
[ため息つく様子に、相当ペース崩されたのかなー、なんて思いつつ。
知り合った直後の自分を重ねて、お疲れさん、と呟いてから、改めてすりすりしてくるカラカルを見て]
[私の言葉が>>*43彼女に何を抱かせたのかは分からない。
ただ、微かな笑みで私も話をしたいと言ってくれた事に嬉しく思ってはいたけれど。
>>66身体を起こした彼女から、手加減しなさすぎだと指摘を受けると申し訳なさに眉を下げた。
もっとも、私が動くよりも先に男性二人がこちらを探しに来てくれた訳だが]
あぁ、そうだったの。
[>>37ディークからの返答と、彼からの問いかけに返す>>67少女の言葉に納得がいって頷く。
>>40黒髪の男性からは視線を向けられただけだったが、少女へ向ける言葉は知り合いらしいと分かるものだったから問は重ねなかった。
もっとも、主という言葉からディークと同じく食堂の常連か店主の知り合いだろうと勘違いしている訳だがそれを訂正される暇も無く]
[ やがて行き先が食堂と定まれば、アイリを抱き上げて運んでいく。
ちなみに、彼女に拒否権行使の隙は与えられなかった事は言うまでもない ]
なんでもいいから肉を頼む。
[ 食堂の店主に、そんなざっくりした注文を投げたら、1ポンド程の生肉に塩こしょうをかけたものを出されたが、無論、ぺろりと平らげた ]
塩加減はいいが、胡椒は少し効き過ぎてたな。
......おかわりあるか?
[ この男の注文を、まともにきいていたら、店中の食材が食い尽くされる、と、店主が気付いたのはさて、いつ頃だったか ]
…ありがとう。
やっぱり優しいのね、貴女。
[そう言って微笑むこちらに彼女は何を思っただろうか。
次いで名前を聞かれると、そういえばまだ名前すら名乗っていなかった、と今更に気付いた後]
…ウルズよ。
ウルズ・ハッラ。
こんな形で話すことになるなんて思っていなかったけれど…
今後ともよろしくね、アイリさん。
[名前を名乗り返した後、これからも縁が続いて欲しいと願いを込めて微笑んだ]
[それから程無く、>>89ディーク達がこちらに戻ってきて]
おかえりなさい。
って…片付けてたって、どういう…ううん、良いわ。
とりあえずは、もう大丈夫ってことなのよね。
[離れていった時と同じく大まかな説明に分からない所は多々あれ、この場で聞くよりも早く手当や休息に行った方が良い。
移動しようと申し出ようとするも、>>83新たにこの場に来た彼らに気付いて、また目を丸くした]
お客さんも、ここに居たの。
[ディークに突撃するカラカルについては、ずっと付いてきていた子の主だろうと推測出来ていたから驚かなかったけれど。
こちらに声をかけてきた彼も巻き込まれていたかという驚きに、呆けた声を零す]
[だが、買い物した荷物を失くしたらしいと聞けば、我に返って]
それなら、お店に行ってくれればある程度は補填できますよ。
その、おまけについても在庫があればまたお渡しできるはずですし。
…でもその前に、ご飯に行った方が良い、ですね。
[いつも多めの買い物をしていると知っている相手だから、買い直しは大変だろうと伝えるも。
お腹の音が耳に届いて、くすりと微笑んだ後。
そういえば、アイリの食堂はまだ開いている時間だろうか、と彼女に視線を向けた*]
そのうち、主を捜しに聖都市へ出掛ける気なら付き合うぞ?
[ 帰り際、アイリにそんな風に告げたのは、気紛れ半分、恐らくは退屈しのぎ半分...の筈、だ ]
お前は面白いからな。
[ 申し出の理由を聞かれれば、笑ってそう答えるだけだったが、その後、全く姿を見せることのなかった食堂に、時折男が訪れるようになったのは、確かな事実だった** ]
― それから ―
[皆で集まっての食事や休息、他愛無い会話から情報交換まで。
それらをこなす内に、いつの間にか陽は高く昇っていることだろう]
おれっちはそろそろ行くよ。
連れが探してるかもしれねぇしな。
[その場の皆に告げ席を立つ。
傷は完全にではないが痛みを無視できる程度には回復し、変化をいつも通りに戻すことも問題なく出来た]
正直面倒に巻き込まれたとは思ってるけど、無意味だったとは思いたくねぇし。
これもなんかの縁だと思ってよろしく頼むわ。
[幾人かはこれっきり、どこか遠い所へ行ってしまう予感がしなくもないが。
一方的に約束するくらいなら問題ないだろうと、言葉に出しておく]
じゃーな。
[羽根の生えた腕を振って、向かう先は羽を休める場所。
帰るべき場所のために、今日も飛べない鳥は地を翔ける**]
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