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["お前の所為だ"と言われて心地良いなんて、本当にどうかしていると思う。彼の言葉へ頷きながら、その身を抱き締め甘噛みを甘受した。
"嫉妬深い"のだと告げる彼の、投票先。
想いも依らぬ告白に刹那、双眸を瞠らせる]
……俺は、彼女に票を委託してたんだ。
気持ちを返せない俺が唯一彼女に出来るのは
狼獣人を護る為の1票を彼女に差し出す事かなって思って。
……そうしたらその票は行く先を喪った、つまり…
[彼女は、己に投票したのだろう。
その真意は定かではないけれど、ある意味彼女にも
己は"護られていたのかもしれない"と過ぎらせた。
けれど、それ以上は口にはしなかった。
彼女に対して"申し訳ない"と思う心こそ失礼だと感じたから。
唇上を柔らかになぞる指先を、そっと捕える。
"ありがとう"の言葉へ緩く左右へ首を振ったのは
己もまた、彼と同じ気持ちを抱いていたからで。
緩く睫毛の先を伏せ、爪先へくちづけを落とし、解放した]
食料あったのか、それは良かった。
水……、そういえば喉、渇いたかも。
[余り良く見えない倉庫内を、手探りに触れながら歩む。
開きそうな木箱を見つけて、中を漁ってみた。
薔薇の甘い香りの空気――
新たに届いた気配が、魔法によって送られたのだろう事を知り]
ん、…気をつけて。
[其方は彼へと任せ、男は木箱内をがさごそと。
マグカップ 、*ハンバーガー*、 時計 、 工具箱 、 缶詰 ……
使えるものはあるだろうか?
目を凝らして*見つめる*]
[ぼんやりと薔薇を愛でて歩く最中、届いた通知に目を通す]
……今日は1人、か。
[知らぬ名前の相手とはまだ話も出来ていない。
故に勿体無いと思いつつも投票した、その名前が其処に在った。
知らぬ名前は二つあった、ローレルと、シュナウザー。
名前から恐らく男であるほうを選んだのは、今まさに温室で恐らく「ローレル」と思わしき相手を見掛けたからだ。
どうせなら、話せそうな方と、そう思ったから。
男の方は一目は見た、多分着ぐるみを着て向うの角を曲がったあの一瞬。
けれどそれ以降見掛けて居ないのなら、これからも見掛ける事はないだろうと、諦めてしまったことを……――こうして実際に選ばれたと名前を見て、少しだけ後悔している自分に気付いた]
ま、後ですぐ逢えるでしょ。
[自分に言い聞かせる様呟けば、それ以上は気にせず、観賞の続きを**]
[温室でローレルと過ごしている最中に、スマホが震えるのを感じ取った。
ちょっとゴメンとローレルに断り、電源を入れて新着のメールを確認してみれば、見知らぬ名の・・・恐らく男性だろう。シュナウザーという人物が船倉へ強制送還されたという旨が書かれていた。
そのメールを見て、ある事に気づく。]
(投票結果・・・シュナイザー、3票。 ノトカー、3票・・・
優先順位はわかんねーけど、船倉に送られた奴と同票だ・・・
オレ、そんな票集めるような事したか?いや、そもそもオレがここで知り合ったのはまだ3人だけ・・・
イェンスのにいちゃんはもうリタイアしてるし、オレと一緒に行動してるローレルのおねーさんが、素知らぬ顔でオレに投票したとは考えたくねーし・・・あるとしたらアイリのねーちゃんくらいか?
それでも残り2票は知らねー奴から入れられてんのか・・・
・・・んや、違うな。多分、知らないから入れられたんだ。
顔見知りに投票するのは罪悪感があるから、全然知らない人に投票した・・・それなら納得出来る。
完っ全に出遅れちまったなぁ・・・次辺り、オレの番かな、こりゃ。)
[あまり後ろ向きな事は声に出して言いたくはないから、胸中でそんな事を考えながら頭をガシガシと掻く。
とりあえず、この様子なら知り合いのアイリやローレルが暗く冷たく狭い(多分だけど)船倉にすぐに閉じ込められる事はないだろうと考えれば、少し気が楽になれた。
気持ちを切り替えようとスマホから顔を上げてひとつ大きく伸びをする。
と、>>4知った顔が温室内を歩いている姿が目に入った。]
・・・お、アイリのねーちゃんじゃん!ねーちゃんも散歩に来たのか?
[大きく手を振って、アイリに呼びかける。
もしも彼女とローレルが初対面なら、ついでに紹介でもしてやろうか。]
[頭の中で響いていた声が、唐突に途切れた。]
……シュナウザーさん?
[何度か呼びかけては見たものの返答はない。
もしかして、とスマホを確認すると新着表示がついていた。]
……。
[今日選ばれたのは、彼らしい。]
[――残り六人、被害者はいまだなし。]
[投票画面に並んだ名前を見やる。……本当に、この中に狼獣人はいるのだろうか? ローゼンハイムの壮大な悪ふざけじゃないか――そんな、願望も含めた思考が過る。]
……考えてもしゃーなし、ですね。
[スマホをしまい、船内をぶらぶらと歩き出す。
まずは、まだ会ったことのない彼に会いに行こう。]
[そういえば、とアイリから貰ったクッキーを取り出し、ぱくぱくと口に放り込む。んまい。]
[――こんなうまいものをくれる人はやっぱり狼じゃない気がする。
そんな馬鹿げたことを考えながら、まだ行ったことのない方向へと足を向けた。その途中、誰かと会っただろうか*]
……むぐ。もぐ――は、はい、もしもし。
[ポケットの中で震えるスマホを取り出し、慌てて口の中のクッキーを咀嚼しきって飲み込んでから、かけられた電話>>9に出た。]
[耳を澄まして気配を探りながら近付くと、形がぼんやりと見えてきて。少し距離を離したまま、目を凝らして見るとそこには知った姿が横たわっていた]
シュナウザー…?
[確認するように名前を呼んでも、返事も動く気配も無く。
まさかと思って近付いて、首にそっと手を当てた。
脈があることにホッと息を吐いて、ジークと同じように送られて来たのだろうと予測した。
このままだと寒いから、急いで毛布を持って来ようと、引き返す]
[目的の物を手に入れて、ついでに3つ隣の木箱から、携帯食糧とミネラルウォーターを3つ取り出した。
近くに居るだろうジークに、先に渡しておこうと考えて、辺りを見回す。
視界に入った銀色に、この暗い場所でもあの色ならすぐに見つかるな、なんて感心した。
木箱を探るジークの元に近付いて肩に手を乗せ、ジーク、と声をかける]
向こうに居たの、このクルージングとゲームの参加者だ。シュナウザーっていう、危なっかしい軍医なんだが…多分、ジークと同じように送られて来たんだと思う。
気を失ってたから、冷えないように毛布を取りに来た。
あと、ついでに。
[ペットボトルと、ビスケットのような携帯食糧が入った袋を差し出した]
[ふと気付けば知らない場所で、目を瞬かせる。
自分の名を呼ぶ声>>+5にそちらを向いて]
…、イェンス?
あー…ここもしかして、船倉、かな?
[連れてこられちゃったかぁ、とポリポリと後ろ頭を掻いて。
ふと気付けば先ほどまで思考のみで会話をしていた相手>>7の声が響く。
どうやらこちらには彼女の声が聞こえても、自分の声を届かせることはできないらしい]
あー耳は囓られてない、みたい…っと。
イェンスがいると言うことは…ジーク?とやらも一緒かな。
[二人の方に行ってみようかどうか、若干迷って]
[スマホが震え、取り出す。
そこにはシュナウザーが船倉に送還されたと表示されていた。]
あらら、シュナウザーが船倉行きかぁ。
ノトカー君にならなかったか。
[はぁ〜と嘆息し、先ほどと同様にノトカーに投票を入れる。
もしかしたらドロシーも引き続き入れてる可能性も考慮していた。]
[マグカップに入れる水は無い。
ハンバーガーは冷めて硬かった。
時計は何故か停止していたし、…けれど缶詰は工具箱で開けられるか。
物色の途中で、イェンスが戻って来た]
シュナウザー…、軍医さんなのか。
あ、…飲み物と携帯食料。
ありがたいね、三人で分けようか。
[何処に居るの、とシュナウザーの場所を尋ね、イェンスと二人で向かい]
……無事?ええと、シュナウザー。
[視認出来る位置まで近づき、膝を折った]
ああ、ドロシーちゃん。
……人探し、ですか?
[なんだか昔聞いた怪談みたいな挨拶だな、と笑うが、
続く人物の特徴を聞いて眉をひそめた。]
……ジークさんとイェンスさん?
その二人なら、船倉――船の後ろの方にある、物置っぽいところにいるらしいです。
でも、多分会いに行っても、その二人にはきっと会えないんじゃないかなぁと思いますよ。
[この子はどこまでこのゲームを把握しているのだろう、
そう考えながら簡潔に述べる。]
[聞こえた声に、暗闇で見えないだろうというのをすっかり忘れて、片手を上げて応える]
シュナウザー、起きたか。身体は大丈夫か?
察しの通り、此処は船倉だ。
[耳は齧られてないという言葉に、良かったと息をついた]
あぁ、うん。この男がジークだ。
…あのときはありがとう、シュナウザー。心配をかけてすまなかった。お陰で謝ることができたよ。
[本当ならきちんと原因も説明をするべきなんだろう、けれど、言える事が余りにも少なかったから。
詳細を伏せて照れ臭そうに笑ってお礼を言った]
今、木箱に何か役に立つものは入ってないかと探しているんだ、もし良かったら手伝ってくれ。
毛布と簡単な食糧は見つけたから、後は取り敢えず灯りと、あと他に暖の取れそうな物辺りが欲しい。
[ガラクタばかりで、作業は難航しているんだ、とため息を吐きながら伝えた]
[如何やら新たな来訪者も耳は無事らしい。
触れて確かめようとした指先が、彼の眼鏡にぶつかってしまい
ああ、そういえば以前、ローレルに眼鏡の男性もいる>>1:78と聞いたような気がし、それが彼かと納得を。
イェンスとシュナウザーのやり取りに耳を馳せ、きょとんと双眸を瞬かせた]
謝る……?
[イェンスが敢えて伏せた事実も知らず、不思議そうに呟いたけれど
それ以上深く追求するでもなく
思考はこの、ゲームの奥底へと凪いでいく]
…シュナウザーも、耳は齧られていない。
投票によって此処に来たんだろうね、俺もそうみたいで。
イェンスは何で此処に来たんだろう?
……というか、狼獣人に齧られた人は誰もいないのに
"追放"だけは着々と進んでいる…、のかな。
[違和感を覚えて呟いた。
"人狼ゲーム"では狼を探し当て追放する、そんな内容の本も
図書室にあった為…、犠牲者が無い事が、逆に不気味で]
はい。一番投票を集めてしまった方が――えっと、投票結果っていうのがありますよね?――船倉へ送られるらしいです。
[少女の問い>>15に答えながら、ドロシーに投票してしまったことを思い出して苦く感じる。]
――ドロシーちゃん、いいですか?
投票は「狼獣人だと思う人」にお願いします。……多分ですが、狼獣人さんを投票によって送ることが出来れば、きっとジークさんたちは船倉から帰ってきます。
[恐らく今やっとルールを把握した少女へお願いをする。
可愛らしく甲板を駆けまわっていた少女が狼獣人とも思えない。]
ふむ……そうですね、ドロシーちゃんは怪しい人は見ませんでしたか?
[ついでに、船内を歩き回っていたこの子なら何か怪しい影を見ているかもしれない。そう思って質問した。]
って、きゃ……あ、アイリさん!?
もう、違いますよ!
[話していた内容が内容だけに唐突に声をかけられて驚く。
ぴったりと寄り添うアイリからぱっと距離を取った。]
しかも……彼氏なら小指じゃないんですか?
ドロシーちゃんと話していたんですよー。
[じっとりとした目でアイリを見やり、
スマホを指しながら誰と話していたのかを教える。]
[逃げる彼女に拗ねたように唇を尖らせちょっぴりしょんぼり。
けれどそれ以上追詰める事はせず]
なぁんだ、違うのか。
…あ、小指は彼女だよ、親指が彼。
恋人って意味じゃなくて、手話の話ね。
ドロシーちゃんやっほー、アイリのおねーさんでぇっす。
お話し邪魔してごめんねー。
[スマホの向こうにも聞こえるように少し大きめの声で言えば、シュテラにも、ごめんね、と手を合わせながら小声で、通話の邪魔と驚かせたことへの謝罪を改めて。
呼び止められる事が無ければぶんぶん手を振りそのままぶらぶら何処かへ散策の続きを始めるだろう]
へぇ……なるほど、そうなんですか。
[手話の話にはじめて知った、と感心顔になる。]
あ、ドロシーちゃんごめんね。今アイリさんと会って――
[放置してしまっていたドロシーに気づき、現状を説明しようとしたところにアイリの挨拶がかぶさる。これで、ドロシーにもアイリと出会ったことが伝わっただろうか。]
いえいえー……あ、お菓子美味しかったです。ありがとうございました。
[謝罪を残して去ろうとするアイリにお菓子の感想を伝えて目礼。
去っていくアイリを、ぶんぶんと手を振り返しながら見送った。]
「狼獣人だと思う人」……?
[投票の結果どうなるか、追放と言うのがどういう意味かようやく理解できた。そしてこのゲームに兎が勝つ方法も]
わかったよ、シュテラお姉さん
その人に投票すればお姉さんは助かるのね?
[狼獣人が誰かなんて簡単じゃないか。
お姉さんは見当がついていないのだろうか。
もう残っている兎は少ないんだ。
きっとあの人に投票すればみんな元に戻るだろう]
怪しい人……?いなかったよ?
皆優しい人ばかりだったもの
ね、うーちゃん
[そうだ、優しい人ばかり。
アイリお姉さんをいじめた(と少女が思っている)あの銀髪の人ももしかしたら優しい人なのかもしれない。
早くその人たちを元のところに戻してあげたいな、少女はそう思った]
……アイリお姉さんの声?
アイリお姉さんもそこにいるのね?
うふふ、シュテラお姉さん、ありがとう
[聞くことは聞けた。後は通話を切るだけだ]
ねぇ……今日は誰が噛まれるかな?
また後でね?
[そう言って通話ボタンを少女は切っただろうか]**
[通話を切った少女はすぐさま身支度を整えて部屋を出る]
アイリお姉さんに このロングコート見せに行かなきゃ、ね?
うーちゃん
[もう残り時間も少ないだろう。早めに行かないと間に合わないかもしれない。手元のスマートホンの投票画面を操作しノトカーのところに入れなおす。多分たばこ臭いお兄さんも彼に入れているだろうと見当をつけながら]
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