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[誰が人狼だと思うかと問われえば、何をいまさらと顔に浮かべて瞬きする]
だって…アルビンさんが、神父様が狼だって……。
[なんでそんなこと聞くのだろう? と不思議そうに彼を見上げる]
オットーは、アルビンさんや私が狼かもって思ってるの?
[オットーの信頼を利用して神父を狼に仕立てあげる事が一番無難で安全な方法だったのだろう。
けれど、アルビンは此処で自分が死んでも構わないと思っていた。
村に残る人間はあと二人、オットーにパメラを殺せるとはアルビンは思っていない。
刺し違えようと、此処でジムゾンを為留められるなら。
……あの子の願いを叶える事はできなくなるけれど。
「オットー。パメラを頼んだぞ、
俺に何か会った時は護ってくれ。」
そう、親友であるオットーに最期に言い残した言葉もあれも本心であったのだ。
矛盾していると思う、大切な親友を殺す。けれどオットーを好きだと思う気持ちも嘘ではない。
アルビンは大振りのナイフを取り出した。*]
[「アルビンを助けに行こう」とは言わなかった。
アルビンの言うように、余所者のジムゾンが人狼だとしても。
僕の考えている通り、アルビンが人狼だとしても。
ジムゾンの示唆したように、パメラが人狼だとしても。
――僕は、]
[ ――僕は。
真実を、知りたい。
…それがどんな結末であろうとも。
知ってどうするのか?
覚悟はできているのか?
…わからない。わからない、けれど。
この事件の真相を。その理由を。この現実を。
その全てを受けとめて、僕は向き合わなければならないんだ。]
[村の中を歩きながら。
ふと思いついて、パメラに尋ねる。]
…ねぇ、パメラ。
例えばさ。
僕が人狼だと言ったら、君はどうする…?
[ぎゅっと、握った手に力を込めて。
――君はこの手を振り払うだろうか?
僕を殺そうとするだろうか?
それとも。
全く予想もしない反応を、返してくるのだろうか…?]
[だから、アルビンを避け、パン屋へ向かおうとしていた身体は転換し]
――…おおぉっ!!
[大振りのナイフを手にする、アルビンへ、素手にも関わらず猛然と飛び掛る。
狙いは…アルビンが持つナイフを奪う為]
[私の問に彼は微笑んで、答えの代わりに私の手を取った。>>106
私は、それ以上問いかけることはせず、ただ黙って彼の手を握りしめる]
え? オットーが狼だったら?
[歩く傍ら聞かれた言葉に少し驚いた顔をして立ち止まってしまう。
それからじっと彼を見つめる]
うーん。どうもしないかな?
だって、狼でもオットーはオットーなんでしょ?
私は、オットーが狼だなんて思ってない。
もちろん、アルビンさんもね。
けど、誰が狼でだれが狼じゃないかはわからないよね。
自分は違うよって自分だけがわかっててもさ。
他の人は自分じゃないんだもの。だから本当のことはわからない。
でも、ほら昨日私言ったもの。
神父様やフリーデルさんに。
『後悔のしない選択をする』って。
そりゃ、人生だもの後悔がないなんて絶対にないよ。
でも私は、オットーもアルビンさんも大好きだよ。
大好きな人を疑って、違うかもって悩みながらそんなことしたくないもの。
そっちの方がずっとずっと後悔する。
信じた人が狼で、私を食べに来ちゃったら…そりゃ悲しいけど
けど、疑わなかったことなんか後悔しないわ。
ずっとずっと一緒にいたんだもん。
過ごした日々も、思い出も忘れてしまうことはあってもね、なくなったりはしない。
食べたくなっちゃったなら、なんか理由がきっとあるんだなって。思うかな?
だから後悔はしない。恨んだりもしないよ。
そうね……
[幾ら特殊な能力を持つ異端審問官とは言え。
己には、人狼を、妨害する狂人共々殺せる程の力はない。
だからアルビンのナイフを奪い、任せようと考えた。
誰の真実を信じて、誰の神を殺すのか。
真相と現実から瞳を背けるか、正面に向き合うのか。
先に殺されたらそこで終わり、己の信じる正答を導けなくても終わり。
最期の決断を託す為、その為に今必要な刃を奪おうとアルビンのナイフへ両腕を伸ばす]
[にぃっと口元を曲げて、彼の手を手繰り寄せて]
じゃあ質問の答え。
オットーが狼で、私を食べたくなったならどうぞ食べてください。
でも、急に襲いかかるのはやめてね。私だって心の準備があるしさ、
少しくらいお話も聞きたいし…そうお願いする…かな?
[茶目っ気混じりに『あんまり痛くしちゃだめだよー』とか言ったりしながら…けれどその眼は笑っていなかった。
彼はアルビンを助けに行くとは言わなかった。
誰が狼かという問いにも答えなかった。おそらくは私を狼だとも片隅では思っているのだろう。
だから私はその眸でこう答える。
『 貴方が私を狼だって思って
殺さなきゃって思うんだったら、いいよ?
私を殺しても。
後悔はしない』…と]*
[ジムゾンが差し出した生け贄はフリーデルの事だろうか。>>109
その生け贄を差し出して彼が得たものは何だったろうか。それは知る由もない。
ずっと狼に憧れて居た。人狼になりたいと子供の自分は何度そう願っただろう。人にも人狼でない中途半端な身であろうと、気高き狼の子供という誇りは喪っていないつもりだ。
人狼であったその人に森や山の恐ろしさや美しさを教えて貰った。同時に、獣を狩る事も学んだ。無駄な動作は必要ない、獲物の首の動脈か弱点である心臓を狙えばいい。
牙は無くとも代わりの大振りのナイフで、飛びかかって来た男の中心を狙って。>>111
…自身がどうなろうと構いはしなかった。]
[アルビンのナイフはジムゾンの肌を傷付けはしただろう、だが心臓に届いたかは定かではない。
ジムゾンはアルビンのナイフを奪おうとしていた。けれど、アルビンも易々と渡そうとはしないだろう。
ジムゾンがナイフを奪おうとする傍ら、そのナイフの柄に力を入れてぐっと押し返し、そのまま心臓を貫こうとしたか。
アルビンがジムゾンを殺そうとしている。
その光景を見て、オットーとパメラはどうしただろうか。
果たして、オットーはどちらを選ぶのだろうか。]
[神はその意思で生贄を求めた事は一度たりとも存在しない。何時の時代とて、神への奉納と生贄を差し出すことを決めたのは人自身。
ならば、そんな傲慢な贈り物を前に、神は人へ対価を恵むのだろうか?]
――ぐア、この。
観念して、そいつを……!
[真正面から心臓を狙われそうと悟り、咄嗟に庇う左腕に深い傷跡が切り刻まれた。
ぼたぼたと腕と地面を赤色が汚し、痛みに表情が蒼白とするが、断と抵抗する。
微かに気を抜けば心臓を貫くナイフを奪い取ろうと、ぐいぐいと横へ横へ奪い取る力を籠め続けている。
その危うい均衡は、外からの手が入ればすぐに崩れるだろう]
やめろーーーーーっ!!
[握っていたパメラの手を離し、二人へ向かって駆ける。
――ダメだ、殺しちゃダメだ!
二人のどちらかが人狼かもしれない。
でも、二人とも人狼でないかもしれない。
これ以上、被害者を増やしたくない。
人狼が、人狼が全ての原因だと言うのならば。
彼を、或いは彼女を。
…僕が、殺せば、全ては終わりに――?]
[ふたりの力は拮抗している。選択は第三者に委ねられたのだろう。
アルビンの注意は目の前の男に注がれている。]
離すか、この野郎。
テメェが神に何を願ったのか知らねえが、
俺は誓ったんだ、
――俺は、彼女を。
[その背中はがら空きだ。
薄らとではあるが、オットーが自分を人狼だと疑っているのではないかという不安もあった。昨夜の会話でオットーには秘密を打ち明けている事を思い出したのだから。
もしも、彼が自分を人狼だと疑い、自分を刺す事があっても構わなかった。
けれど、もしも、彼が彼女を――。彼女を殺す事があれば・・・?
思い出すのは、この村に帰って来て目にした光景を。
その時、オットーはパメラを殺せはしまいと考えたけれども。
人の心は儚い。それは自分自身もよる知る事で、]
アル! 死んじゃだめー!
[駆けるオットーの背が遠ざかる。
起き上がりかけて届かないとわかっていても手を伸ばし…叫ぶ。
その手は虚空を掴むことしかできなかったけれど]*
[駆けた先、
力が拮抗し、揉み合う二人を押し倒すようにして。
反動でナイフはアルビンの手を離れただろうか。
そのナイフを、誰よりも早く掴み取って。
ばっと後退り、構える。
その、ナイフの切っ先を向けた相手は──]
……神?
生憎だけど、俺はそんなのに願った覚えはねえよ。
[この拮抗を崩しはしない。花も嵐の中散り過ぎた、閉ざされた村で、最期の。
唇を歪める。最期の決断を待つ、均衡の狭間に置かされているのに、唇は小さく笑みを浮かべた]
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