565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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旅人 ニコラス
― 宿屋⑦の部屋 ―
[占いの道具を整えてろうそくに火を灯そうとしたところで、あいつが話しかけてきた。
”今日の占い、俺がサポートしてやってもいいぜ。”
僕が反射的に動きを止めて、”なんで？！”と驚くと。
”いいからとっととろうそくつけろ。あと、俺はこう見えてせっかちだから、一度しか助けてやれねぇぜ。今回で完璧に覚えろ！ この俺様みてぇにな！”と返ってくる。
呆然となったあとで急におかしくなってきた。一度って……狼占の眼として名乗り出たからには、今回しか占いできない可能性は高いのに。
そうだったな、お前はいつだって自己中だったけど、人狼騒動でどんな辛い目に遭っても歯を食いしばって立ち上がってきたな。
”頼む。”と告げて、そのありがたい提案を受ける。]
～～～。
[部屋に響く声は一人分。だけど自分としては二人で揃えてまじないを唱えている気持ちだった。
最初はぎこちなかったそれが、だんだんと揃ってくる。そして無事終了させることができた。]
旅人 ニコラス
大切な人に生きていて欲しい。例え自分が犠牲になっても。
それは良く聞く話だよね。……でも僕、今日起きたことを思い返して、それって本当に大切な人が救いだと感じるのかな？ って疑問に感じたんだ。
相手にとって自分がとても大切な存在だったら、そりゃもらった命を存分に生かすって頑張れる人もいるかもしれない。でも、一番傍にいて欲しい人が己のために命を落としたら――もう死んでしまいたいって絶望する人も、中にはいる気がする。
そういう人たちにとって、”死”はむしろ”救済”だと思う。
僕だってもし今すぐゲルトの傍へ連れて行ってやろうって言われたら、喜んで従うよ。
[ただしゲルトの予言とか、狼占いの眼としての役割とかを放棄するつもりならね、と口の中で呟いた。
何故ならそれだけは駄目だろとの思いがあるからだ。]
旅人 ニコラス
[目を閉じた途端、急速に訪れる眠気の中で、明日クララに会えたら尋ねたいことを頭の中で繰り返していた。]
”もしかしたらこの村で命を落とさなければ、あなたはまた人狼騒動に巻き込まれるかもしれない。それでもたった一人残されてでも生き延びたいと、本気でそう思う？”**
パン屋 オットー
[爪先を濡らす赤。挟まる肉。
その芳醇な匂いに、クラリとする。
本能が、囁く。
もう既に死んでいるのだ。
一口ぐらい、食べても問題ないだろう？
それだけ美味しそうなんだもの。]
パン屋 オットー
[一口。
口の中に甘い血の味が広がる。
チーズを渡したときの、自慢げな顔が>>0:822
二口。
背徳感が脳を刺激する。
旅から戻ってきたときの、気を許してくれていたことが>>0:977
三口。
恍惚感が心を満たしていく。
宿屋のみんなへふわふわのケーキを焼いてほしいと。
そう願った彼女の優しさが>>0:978
食べだしたら止まらない。
6年前から続く飢餓。それを満たすものがあるのだから。
一口進むごとに、あったはずの思い出が消えていく。
彼女のストールを取り、服を剥ぎ、いつ獣化したかもわからないほど。
途中でストールが落ちたことにも気付かずに、夢中になって食べ尽くす。]
パン屋 オットー
[露わになった
最後に何を口にしたのかわからないけど、本能的に食べてはいけないものだと感じたから。
その頃には、残っていたのは顔と両手両足ぐらいだった。
その辺は骨が多いから、食べようと思えなくて。]
…………。
[だからまだ、全然満たされていないけれど。
何となく彼女の服を元に戻して、整えて、その場を後にした。
ともかく、食べるのに夢中で汚くなってしまった顔を洗いたくて。
どうせだから、一回温泉にでも入ろうかな、と思いながら。
僅かでも満たされたことに、上機嫌になりながら。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
─回想/（妹の）へレウスさん─
[自分が妹の方を姉と勘違いし、
駆け寄った時のこと。>>2:+25
姉だと思った人物は、姉ではなかった。]
え、“姉”……？
まだ起きたくない……？
……噫、へレウスさんのご家族でしたか。
これは大変失礼いたしました。
[彼女の言葉に一瞬戸惑うも、
即座に状況を理解すると
間違えたことを丁重に詫び、自らの名を名乗る。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
初めまして、産業医の
レト・シュトラウスと申します。
社員の健康管理及び相談・指導。
健康診断にストレスチェック等の
保健衛生と医療業務を担当しております。
[この自己紹介で>>2:+26自分がグラープマールの
冷凍睡眠症例専門病院>>1:+113>>1:+114での
検査・入院を勧めた医師だと気付かれたようだ。
>>2:+26]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
[母星がどのような星かを尋ねるその声は>>2:+26
どこか翳りを帯びたようで、思わず苦笑してしまう。
グラープマールは現在医療が発達してるとはいえ、
台頭したのは100年程前、連邦加盟星を中心に
医療技術力が広まり始めたのは30年前。>>2:+75
ロム・レム＝ル・ウルタール戦争勃発からだ。
>>2:#5>>2:#6
冷凍睡眠装置無しの入星は
命の危険が伴う特殊な星だった為
流刑の地、墓標の星とも嘗ては言われていた。
>>0:65>>0:66>>0:67
冷凍睡眠技術が発達してからは
終生の地、ホスピスの星、人生終焉の楽園等
人生最期の地というイメージはまだまだ強い。
>>0:66
見れば彼女は若き年頃のようだし、>>2:+26>>2:+27
出身星によって知名度が大きく異なる星だから
無理もないと思った、それは不安にもなるだろうと。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
そうですね……ここは人目がありますし、
よろしければ医務室でお話ししませんか？
他にも色々、積もる話がお有りでしょうから。
勿論他の場所をご希望であれば
そちらでお話ししましょうか。
[暗に人の耳が立たぬ場所で話をしないかと提案し、
医務室もしくは相手の望む場所にて
人気が無いのを確認し、話を切り出す。]
母星グラープマールがどのような星か、でしたね。
嘗ては、終末医療患者や穏やかな最期を望む方が
安らかな最期の為に訪れる星と
多くの方々に呼ばれておりました。
その印象は強く、現在もそのような方々を
多くお迎えしておりますが
実は宇宙連邦基準でも
最先端の医療が整えられた
医療の星でもあるんですよ。>>0:67
[問いに対し先ずは1つ、母星の特徴を答える。
>>2:+26>>0:65>>0:66>>0:67
ホスピス等終末を過ごす一面ばかりでは
決して無いのだと伝われば良い、そう思いながら。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
……不安、ですよね。
最期を過ごす人々が望み訪れると言われた星での
検査・入院を勧められるなんて。
“そういう意味”なのかと思われても無理はない、
仕方ないことだったかと思います。
[翳りを帯びたような声を思い出す。>>+26
“穏やかな最期を迎えたい者が訪れる印象が多い星”で
“検査・入院”を勧められたら、普通どう思うか。
もし最期の地という印象のみであれば？
母星の医療技術認知の機は約30年前。
ロム・レム＝ル・ウルタール戦争で軍一派に請われ
ル・ウルタール、宇宙連邦軍一派への
医療面援助から印象は変化し始めた。>>2:+75
だが、遠方の星や>>2:+26未加盟星含め
認知に至らない人々も数多くいるのだと
理解はしてるから、そういうことだろうと思い
懇々と、じっくり粘り強く向き合う気で話を進める。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
まずは、申し訳ございませんでした。
母星の対外評価違なる可能性を考慮せず
検査・入院を勧めてしまったこと。
そして、お姉様がお倒れになってから
さぞや不安なことも心配なことも……
ご家族だからこそのご負担やお悩みが
沢山あったかと思います。
結果、ご家族の皆様の御心に寄り添えてない
医師としての失態、心よりお詫び申し上げます。
[姿勢を正し、深々と頭を下げる。
長い、長い沈黙……疲れたかのような様子に
取るべき道を誤ったと、心から悔やんだ。>>2:+27
生まれ育ちもグラープマールで
医療の変遷を見て来た自分の当たり前は、
他者にとって当たり前でないと分かっている筈なのに、
ただ此処なら何か分かるのでは？と言う思いで
他から見た母星の印象を考えぬまま、
今は母星の説明をするべきだったと後悔したのだ。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
[他に母星に関する質問はあっただろうか。
「グラープマールについて、
他にお尋ねしたいことはございますか？」と聞き、
あれば答えたことだろう。
無ければ分かりましたと頷いて。]
続いて、『そこへ行った方が良いか』に
ついてのご質問でしたね。
先に私個人の意見として、結論を申し上げますと
「どちらともいえない」でしょうか。
これに関しては話が長くなりますので、
一からゆっくりお話ししましょうか。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
よろしければ、何かお飲み物など如何ですか？
紅茶や珈琲、ハーブティーにジュース各種。
炭酸水等各種ホログラム化しておりますので
お好きなものを何でもどうぞ。
[そう言って産業医用ホログラムデータを起動し、
ホログラム化された銀製のトレーに
希望通りの飲料を出現させ、差し出そうとするだろう。
不要であれば畏まりましたと頷き、
自身用のノン・カフェイン紅茶を出して
ホログラムトレーを消すことになるが。
軽食としてホログラム化された
ナッツやドライフルーツ、魚型クッキーに
ピンを刺した一口大のチーズ各種。
一口サイズのフルーツタルトやモンブラン、ティラミス
スフレチーズケーキにタルト・タタン。
その他彼女の希望があればそれに応じたものを
ホログラムで出したことだろう。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
グラープマールは基本、冷凍睡眠装置無しには
入星が不可能な星であるのはご存知でしょうか？
その為母星では冷凍睡眠装置技術と開発に
力を注ぎ、主に医療方面を中心に
多くの連邦加盟星へ技術を提供しております。
[そう言って、一度言葉を切る。]
また、星内や他星間での
迅速で低負担な患者搬送にも
冷凍睡眠装置技術は欠かせません。
冷凍睡眠装置技術と関わりが密接な分、
冷凍睡眠技術関連で発生した症例等にも
多く携わってきた経緯などから、
冷凍睡眠装置やコクーンによる事故、災害、
症例専門の研究、治療専門の
医療機関が存在するのです。>>1:+144
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
私が検査・入院をお勧めしたのは
此方であれば何か分かることがあるのではという
一縷の希望による経緯でのことでした。
[此処でも、他に質問は無いか尋ねてみる。
あれば１つ１つ応じたことだろう。]
ですが、検査・入院をすることにより
お姉様が回復される保証は何処にもありません。
成果も無く、徒労に終わる可能性もあるでしょう。
ですので私から「するべきだ」と
断言することは出来ません。
[あれから現在を思えば、ご家族の方々が
何もしていなかったとは態度からどうしても思えず。
>>2:+23>>2:+24
少し疲れも伺えるような様子、>>2:+27
ご家族にとって負担や疲弊、糠喜びの結果の
可能性を思えば強く言う気は微塵も無くて。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
そうですね……今現在の状況を考えて。
これ以上の負担が掛かると仮定した場合、
しんどさが先に来てしまうか
これ以上頑張るのは辛いと云うのであれば
検査・入院はしないというのも
1つの道だと敢えて申し上げます。
ご家族の心身を損なってまで
無理に手段を増やすのは、何れの結果にせよ
ご家族全員の幸せではないと私は思いますから。
[検査・入院をしない選択肢もあるのだと暗に告げ]
経過観察を経て、ご家族の生活等も整い
余裕が出来てからまたお考えになるのも
1つの選択肢として存在します。
今すぐに、どうするかを決めなくて良いんですよ。
ご自身で、ご家族で話し合って。
十分に納得されてから
結論を出してみてはいかがでしょうか？
その間不安なことがあればお話を伺いますし、
私でよろしければ何でも相談に乗りますので。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
必要であれば、ご家族の方に
私の方から直接お話をいたしましょう。
[ご家族全員が納得し、決断をするまで
とことん付き合うつもりだという意思を込めて、
ふわり、微笑みかける。]
きっと、大変なことや辛いことも
沢山あったかともいます。
もしかしたら、人に言いたくても
中々言い出せなかったことも。
ご家族の皆様も、へレウスさんも、お姉さまも。
今まで本当によく頑張りましたね。
[これは心からの賞賛だ、ホスピスでは
患者や家族達のドラマとでも言えるような経緯を
様々に見て来た、喜怒哀楽も後悔も感謝も。
どのような決断や結果となるにせよ、
願わくば彼らにとって「これで良かったのだ」と
思えるように。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
目覚めるまでのこともそうですが、
お目覚めの後も考えましょうか。
[産業医用ホログラムから表示したのは
一種の金属製細工類。]
こちら、グラープマールの特殊金属でして
一定以下の温度に触れますと元に戻る修正の
形状記憶合金亜種のアクセサリーです。
ロケットペンダントや指輪等に加工し
冷凍睡眠装置に入れると
彫ったメッセージや絵が浮かんだり、
立体細工ですと蕾が花開いたり
蛹が蝶へと変化したりと
元の仕掛けに戻るよう細工されているんです。
[「もしお姉さまがお目覚めになった時、
見知らぬ場所で目覚めたらきっと驚くでしょうし、
ご家族からの品が側にあれば経緯を理解し、
皆様の愛情を伝えるきっかけにもなるかと。」
他にも色々話したりもしただろうか。
会社にも原因があると考えていた、>>2:+25
奇しくも自分と同じ考えを抱いていたとは
気付けないまま。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
─回想/船/1つのキャンディ─
はーい！分かってますよ！
飴ありがとうございます！
[放り投げられたキャンディを受け取り、>>2:+29
軽く手を振って他スタッフの異常を確認する。
>>+140>>+141
やがて何人かと話し、一時滞在した
医療スタッフルームで飴玉を取り出し>>2:+73
ビー玉を光へ翳すかのように摘み上げた。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
（へレウスさん……
いや、スザンナ・へレウスさん。
“裏切り者”の私が言うのも何ですがね……
貴方の妹は貴方に似ず、
それでいて貴方に良く似てますよ）
[要！生活改善！！な姉のへレウスさんと>>2:+24二徹三徹ならそうだろうなむしろ目覚めた後でいいから改善してほしいとか思ってない、思ってないからな
滅多に体調など崩さず、定期検診ぐらいでしか
医務室に来なかった妹さん。>>1:+87自分はこの泊まり込みを知れたかな？>>0:407>>0:408知れてたら「頼むから寝なさい！」ぐらいは言ったかもしれないな！]
【見】 【墓】 開発部主任 ジル
― 船内/サロン（ビュッフェ） ―
[ゲルトさんを見送った後、ビュッフェスペースへ向かったものの、俺は既に別の考えに囚われていて、あまり気持ちが向かなかった。
とはいえ、せっかく来たので、シルキーさんのダメ出しアドバイス>>+102に従って、いくつか選び取る]
プランナーともなるとお菓子雑学にも長けてないとダメなのかな
すげーよなぁ
[むしろ己の知識が偏りすぎだが知る由もなく]
つまりフルーツ系って事だよな
あ、これはゲルト、じゃなかったタルト
[ネタに使ってすみません]
あと、これはイチゴ、おっ、これもイチゴ……あ、これは……イチゴだな
[結局プレートの上に所せましと選び取ったのは、無意識の内に集めたベリー系デザートばかり。
この男、無類のイチゴ好きでした]**
天のお告げ（村建て人）
■シルバー・メリー号へのご乗船、誠にありがとうございます。
本艦は本日11：00に４ｄ突入予定です。
開始直後に天声を投下しますので、暫くお待ちください。**
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